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書の流儀 [EXHIBITION]

箱根から戻ってきて、ハシゴした展覧会。

箱根の岡田美術館からバスで小田原に戻り
そこから東海道線の普通車グリーンで至福の時間を過ごしながら
戸塚・横浜はスルーして東京駅で下車。
そして東京駅から10分程度あるいて出光美術館へ。

今ここで開催されているのが
『文字の力・書のチカラIII 書の流儀』という展覧会。
日本における書の美意識はどのように生み出され発展したのか、
「書」をめぐる多彩な魅力を探る…というのが主旨らしい。

いくら最近ちょっとくずし字を囓り始めたとは言え
大半の作品は、おそらく何が書いてあるのかわからないだろう。
でもきっと本阿弥光悦の書や、◯◯和歌巻みたいな作品があると期待して
更に果たして自分はそれらをどれほど読めるようになっているかという
学習の意味も込めて、ちょっと気楽な気持ちで眺めてみようと思った。


思った通り、漢詩で書かれたものはまっっったくわからない(^^;。
でも、それを書いた(「伝」も含む)とされるビッグネームな人々…
明恵、徳川家康、頼山陽、山内容堂、木戸孝允、池大雅、浦上玉堂、
富岡鉄斎、夢窓疎石、白隠、小野道風、藤原行成、西行、紀貫之、
藤原定家、尾形乾山、松花堂昭乗などなど、
とにかくアタシでも知ってるようなそうそうたる顔ぶれ。
この人達が書いた「書」を、時を超えて現代人が眺めている不思議。
絵画作品でももちろんそうしたロマンはあるけれど
具体的な意志が感じられるせいか、
「文字」を書いた「書」の方が、絵画よりも何倍も
《その人が確かに存在していた感》が感じられるのだ(読めなくても!笑)。


本命の本阿弥光悦の作品は「伝 本阿弥光悦」も含めて、4点が展示。
やっぱり好きだな〜この字体と文字の配置。
これまでいろんなところで光悦の書を目にしてきたせいか、
他の人が書いたものよりも読みやすい…ような気がする(^^;。

あとは、光悦と同じ「寛永の三筆」の一人である松花堂昭乗の書も
カッコ良かった。こういうのがこの時代の流行だったのかな?。

あとは、特にこの展覧会でそこは取り上げられてはいなかったのだけど
書が書かれている「料紙」、個人的にはここにも着目。
透かし(?)の入ったものや、下絵が描かれたものなど
素敵だなぁ〜と思いながら眺めていた。


最後にミュージアムショップで買ってきたのはやはり「光悦もの」。
shonoryugi.jpg
左側は展覧会チラシ。
上から「月に萩・蔦下絵古今和歌巻」「花月帖(春)」
「蓮下絵百人一首若断巻」。
どれもやっぱり下絵がとっても素敵なのである(*^^*)。




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《オマケ》
どこをどのように聴けばよいのかよくわからないが
とにかく両方ひたすら聴いて予習中(^^;ゞ。


pictures at an exhibition

pictures at an exhibition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: colum
  • 発売日: 2011/02/25
  • メディア: CD




ムソルグスキー:展覧会の絵/ボレロ、他

ムソルグスキー:展覧会の絵/ボレロ、他

  • アーティスト: ムソルグスキー,ラヴェル,ラヴェル,ドビュッシー,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD

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