第8回 横浜トリエンナーレ【2】 [EXHIBITION]
(前記事のつづき)
隣の展示室のテーマは《鏡との対話》。
ここもご多分に漏れずカオスだけれども、少し気持ちが浮上する。
オーギュルス・カー『クラリネットを吹く死人(『夜明け』より)』
展示室の壁の1/2を占める、
アネタ・グシェコフスカの作品の一部。
右:『スキンフォーマー #2』 左:『飼いならされた動物 no.11』
おやっ、あそこらへんはなにやらアタシの好きそうな匂いがする…。
このコーナーでは《縄文と新たな日本の夢》として
1950年代の縄文ブームを取り上げている。
とくれば…
岡本太郎『笑い』
太郎が撮影した縄文土器の写真(題不詳)も。
勅使河原蒼風が描いた富士山の絵。
これも好き。展示の仕方がカッコイイ!。
長谷川潔『風(イェーツの詩に寄す)』
長谷川潔 左:『コップに挿した野花(春)』 右:『コップに挿した野草』
長谷川は大正〜昭和にかけての版画家。
横浜出身ということで、横浜美術館には結構いろんな作品がある。
緻密かつ不思議な作風が好き。
佃弘樹 左:『On the Beach』 右:『Equinox』
これは写真なのか…?と近づいてみたら…
アクリルインクや色鉛筆、木炭を使って描かれた絵画だった。
こちらは展示室と展示室を繋ぐ空間に展示されていた
丹羽良徳のインスタレーション。
大きめのモニタに映っているのは
「水たまりAを水たまりBに移しかえる」
…口移しで?!。
「官邸前までゴミを掻き集める」
地下鉄の改札やエレベーター、エスカレーターも乗り越えて
1本の箒でゴミを掻き集め、官邸前まで運ぶ…という映像らしいのだけど
なかなか終わらず、最後まで見ずに立ち去ってしまったことにちょっと後悔。
今になって結末が凄く気になる(^^;。
この丹羽良徳というアーティストの作品n、アタシは今回妙にハマってしまった。
展示は再び《密林の火》というテーマの部屋へ。
最初に見た展示室ほどのヘビーさはないか…な(^^;。
右側の彫刻は勅使河原蒼風『不滅』
こちらのカオスな空間は、マーガレット・サーモン『蜘蛛』。
家庭内で拾い集めた生活の品や、横浜で見つけたもの、
横浜の暗室で現像した写真などを並べ、
それらを関わらせることで個人の日常にひそむ、文化的、政治的な背景や
社会の亀裂を浮彫にする…ということだけれども、
この説明がないとちょっと伝わりにくいかも。
展示室を出て、これは階段状になってるところに展示されている作品。
スーザン・チャンチオロ『RUN カフェ』
ここはどんなものを提供するカフェなんだろうか。
テーブルの上に置かれたものがままごと的な想像力を掻き立てる(^m^)。
オープン・グループ(ユリー・ビーリー、パヴロ・コヴァチ、アントン・ヴァルが)
『繰り返してください』
オープン・グループは、ウクライナのアーティスト6人によって
2012年に結成された集団。
この映像作品は、ロシアのウクライナ侵攻によりリヴィウの難民キャンプに
逃れた人々に取材したもので、映像に映っている人は
爆弾などの兵器の音を声帯模写している。
こういう音がしたら、これこれこういう兵器だから
このように行動すべきという手引きが、
戦時下のウクライナの行動マニュアルにあるそうで、
そこに着想を得た作品であるとのこと。
映像に映っている人が兵器の音マネをした後、語学学習ビデオのように
「繰り返してください」とこちらに語りかけてくる。
とりあえず、ここまでで横浜美術館での展示は一段落。
みなとみらい線に乗って、次なる会場へ移動。
《TO BE CONTINUED...まだつづく》
------------------------------------
《オマケ》
『心はロンリー、気持ちは「…」FINAL』
久しぶりで面白かったけど、長くて後半ちょっと飽きたかも(小声^^;)。
でも主題歌が最初と最後にかかったし、
劇中の大事な場面(?)でもピアノバージョンが流れたりしてヨカッタ。
隣の展示室のテーマは《鏡との対話》。
ここもご多分に漏れずカオスだけれども、少し気持ちが浮上する。
オーギュルス・カー『クラリネットを吹く死人(『夜明け』より)』
展示室の壁の1/2を占める、
アネタ・グシェコフスカの作品の一部。
右:『スキンフォーマー #2』 左:『飼いならされた動物 no.11』
おやっ、あそこらへんはなにやらアタシの好きそうな匂いがする…。
このコーナーでは《縄文と新たな日本の夢》として
1950年代の縄文ブームを取り上げている。
とくれば…
岡本太郎『笑い』
太郎が撮影した縄文土器の写真(題不詳)も。
勅使河原蒼風が描いた富士山の絵。
これも好き。展示の仕方がカッコイイ!。
長谷川潔『風(イェーツの詩に寄す)』
長谷川潔 左:『コップに挿した野花(春)』 右:『コップに挿した野草』
長谷川は大正〜昭和にかけての版画家。
横浜出身ということで、横浜美術館には結構いろんな作品がある。
緻密かつ不思議な作風が好き。
佃弘樹 左:『On the Beach』 右:『Equinox』
これは写真なのか…?と近づいてみたら…
アクリルインクや色鉛筆、木炭を使って描かれた絵画だった。
こちらは展示室と展示室を繋ぐ空間に展示されていた
丹羽良徳のインスタレーション。
大きめのモニタに映っているのは
「水たまりAを水たまりBに移しかえる」
…口移しで?!。
「官邸前までゴミを掻き集める」
地下鉄の改札やエレベーター、エスカレーターも乗り越えて
1本の箒でゴミを掻き集め、官邸前まで運ぶ…という映像らしいのだけど
なかなか終わらず、最後まで見ずに立ち去ってしまったことにちょっと後悔。
今になって結末が凄く気になる(^^;。
この丹羽良徳というアーティストの作品n、アタシは今回妙にハマってしまった。
展示は再び《密林の火》というテーマの部屋へ。
最初に見た展示室ほどのヘビーさはないか…な(^^;。
右側の彫刻は勅使河原蒼風『不滅』
こちらのカオスな空間は、マーガレット・サーモン『蜘蛛』。
家庭内で拾い集めた生活の品や、横浜で見つけたもの、
横浜の暗室で現像した写真などを並べ、
それらを関わらせることで個人の日常にひそむ、文化的、政治的な背景や
社会の亀裂を浮彫にする…ということだけれども、
この説明がないとちょっと伝わりにくいかも。
展示室を出て、これは階段状になってるところに展示されている作品。
スーザン・チャンチオロ『RUN カフェ』
ここはどんなものを提供するカフェなんだろうか。
テーブルの上に置かれたものがままごと的な想像力を掻き立てる(^m^)。
オープン・グループ(ユリー・ビーリー、パヴロ・コヴァチ、アントン・ヴァルが)
『繰り返してください』
オープン・グループは、ウクライナのアーティスト6人によって
2012年に結成された集団。
この映像作品は、ロシアのウクライナ侵攻によりリヴィウの難民キャンプに
逃れた人々に取材したもので、映像に映っている人は
爆弾などの兵器の音を声帯模写している。
こういう音がしたら、これこれこういう兵器だから
このように行動すべきという手引きが、
戦時下のウクライナの行動マニュアルにあるそうで、
そこに着想を得た作品であるとのこと。
映像に映っている人が兵器の音マネをした後、語学学習ビデオのように
「繰り返してください」とこちらに語りかけてくる。
とりあえず、ここまでで横浜美術館での展示は一段落。
みなとみらい線に乗って、次なる会場へ移動。
《TO BE CONTINUED...まだつづく》
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《オマケ》
『心はロンリー、気持ちは「…」FINAL』
久しぶりで面白かったけど、長くて後半ちょっと飽きたかも(小声^^;)。
でも主題歌が最初と最後にかかったし、
劇中の大事な場面(?)でもピアノバージョンが流れたりしてヨカッタ。
2024-04-28 00:01
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