ウルトラマン創世記展

少し前に「何か面白い展覧会はないだろうか」と探していたら
横須賀美術館でこんな展覧会をやっていた。

『ウルトラマン創世記展 -ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ-』。

でも、このテの展覧会は過去に何度か観てきているし
同じような展示内容なんじゃないかな〜と思いながらも
久しぶりに横須賀美術館に行ってみたいということもあり出掛けていった。


入ってみると…

いきなり出た！撮影コーナー！（笑）。


全員入りきらなかったので、アングルを変えて…

左から、80、レオ、タロウ、エース、ジャック、セブン、初代マン。
やっぱり初代マンとセブンが一番カッコイイ…と思う。

別コーナーにはこんな方も。



展示の内容は、大方の予想通り
撮影で使用された小道具やミニチュアなど
以前他の展覧会でも観たようなものが多かったが
それでもそれぞれに付けられたキャプションを真剣に読んでしまい、
かなりじっくり観てしまった。

アタシがウルトラマン関係の展覧会で特に好きなのは
怪獣や、科学特捜隊やウルトラ警備隊の武器や乗り物のデザイン画の展示だ。
今回も【光の国を創った人々】というセクションで
非常にたくさんのデザイン画が展示されていた。

「できるだけ中に人が入っていることを感じさせないように」と
考え出されたウルトラマン、ウルトラセブンあたりの怪獣のデザインは
なんというか、ホントにブッ飛んでいて創造性が豊か。
いい大人が一生懸命こんなことを考えていたのかと思うと
ちょっと「クスッ」と笑ってしまいたくなるけれど
子供顔負けのイマジネーションには驚いてしまうし、
丁寧に彩色されたデザイン画は、アートとして立派に成立する。

マットアローやマットジャイロなどの戦闘機のデザイン画には
「この情報って必要？」と思われるような（^^;
エンジンなどの内部構造なんかも細かく描かれていて
なんだか実機が存在するんじゃないかという錯覚に襲われる。


それと、今回の展覧会で「これはスゴイ」と思ったのは
【ぼくらのヒーローウルトラマン】という
最終セクションに展示されていた絵画作品の数々。

ウルトラマン達が怪獣と戦っている様子や、
丁寧な背景と共に、戦闘機が描かれたりしているのだけど
これらの作品が描かれた目的は
少年雑誌の記事のためだたったり、プラモデルの外箱のためだったり。
当時の印刷技術の未熟さから、実際に雑誌や外箱になってしまうと
絵そのもののクオリティは下がってしまって
「なんてことない絵」になってしまうのだけど
それらの原画は、実は物凄く緻密に丁寧に描かれたものばかりで
なんだかちょっと感動してしまった（・o・）。


ホントのところ、かなり真剣に展示を鑑賞したのは
初代マン、セブン、ジャックまでで、
ウルトラマンタロウ以降の展示はほとんど流し見(^^;ゞ。
だがしかし、思った以上に見応えのある展覧会で面白かった。



展示を観終わって、帰りのバスの時間をチェックしたところ
次のバスまで30分近く余裕があったので、
美術館内のレストラン《ACQUAMARE（アクアマーレ）》で
軽くお茶して帰ることにした。

「リコッタチーズケーキ」と迷ったけれど、「イチジクとくるみのケーキ」にした。

ポクポクしたくるみの香ばしい食感と、
ぷちぷちしたイチジクの食感の組み合わせがなんとも言えない。
しっとりしていて、甘過ぎず、見た目地味だけど（笑）美味であった〜♪。


美術館の併設レストランで、海を眺めながら一息入れる…
う〜ん、これぞアタシの至福の時（*￣▽￣*）。

横須賀美術館、居心地が良くて大好き。
もう少し行きやすい場所にあったらいいのに〜と思うけれども
ちょっと不便なところにあるからいいんだよね、きっと。



自分土産は、今回の展示とは関係のない
「おとなりの怪獣」シリーズのポストカードと、ウルトラ怪獣のマスキングテープ。

《ポスカホリック》のページをマスキングテープで飾ってみた。
結構カワイイかも、このテープ。



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今後観たい展覧会は、このあたりかな。

『ペコちゃん展』＠平塚市美術館
『アール・ヌーヴォーのガラス展』＠パナソニック汐留ミュージアム
『フィラデルフィア美術館浮世絵名品展』＠三井記念美術館
『旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行』＠損保ジャパン日本興亜美術館