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ぐりとぐら展 [EXHIBITION]

小学生の頃、学級図書の中に必ずあった『ぐりとぐら』。
あの不朽の名作が誕生してから50周年になるそうで。

それを記念して開催されている展覧会@松屋銀座。
gurigura_1.jpg

『ぐりとぐら』の原点となった『いやいやえん』『そらいろのたね』から始まり、
原画と複製画で追う『ぐりとぐら』の世界、
そして外国語版やカレンダーやかるたなど、更に広がる『ぐりとぐら』の世界…。
そんな構成で展開される展覧会。

もう、なんというか、「懐かし過ぎる〜〜〜」なのである。
驚かされるのは、その原画の美しさ。50年経っているとは思えない鮮やかさ。
動物も植物も食べ物もおうちも、
単純な線と単純な色で描かれているのに丁寧で、
心が込められていることがヒシヒシと伝わってくる。

洋服を着た動物たちは、ピーターラビットとも通ずるものがあるけれど
ピーターラビットほどの写実性はない。でも巧い。
巧いけど、ほのぼのとしている。

いやぁ〜…いいなぁ(*^^*)。

原画1枚1枚をじっくり観ていきたいところなのだけど
いかんせん(当たり前だけど)場内はチビッコがたくさん( ̄口 ̄;)。
もう、そこらじゅうの床にチビッコが転がってて(注:本当に転がっている)
うっかりすると踏んづけてしまいそうになるのだ。
転がってたり、泣きわめいていたり、走り回ってたり
「触らないでね」って書いてあるものに触りまくったり(^^;(^^;(^^;。

そんなわけで、ゆっくり鑑賞する…なんてことはままならず、
あっと言う間に出口に出てきてしまった(^o^;。


『ぐりとぐら』シリーズの原画・複製画を観ながら思い出すのは
やっぱり小学校低学年の頃のこと。
読書の時間に、『ぐりとぐら』を読みたくてしかたなかったのだけど
鈍臭いアタシはいつも出遅れて、
他の子に先を越されてなかなか手にすることが出来なかった。
「次あたしに読ませて」と言い出すことも出来なかった。
ひょっとしたら一度も見てなかったのかも知れない。
だってストーリーを全く思い出せないないんだもの…(・o・)。


あまりにも綺麗な原画を目の当たりにして
「こりゃグッズ売り場はヤバいぞぉ〜(^^;」と思いながら物販コーナーへ。

そこには54種類のポストカードや、ハンカチや、トートバッグ、
思い出の箱という入れ子になった小箱のセットや、おりがみセット、
小さいノート、かるた、カレンダー、書籍などが勢揃い。

図録(¥2,000)は、パラパラッと見たところ
印刷の発色が今ひとつだったのでパス。

そのかわりポストカードの方は色鮮やか!。
思わず54種全部欲しくなってしまったが、¥150×54=¥8,100。
これはいくらなんでも無茶なので、厳選した5枚を購入。
gurigura_2.jpg
この中でも特に気に入っているのが、『ぐりとぐらのかいすいよく』の挿絵で
ぐりとぐらが砂浜で遊んでいるもの。
何がいいって、このぐりとぐらが佇む海岸には松の木が生えていて
いかにも《ニッポンの海水浴場》ってところが良いのだ。
他の物語の挿絵は、あんまり《ニッポン》を感じさせないのだけど
この砂浜だけは、どういうわけかまったくもって《ニッポン》なのだ。


願わくば、もぉ〜ちょっとゆっくり観たかったなぁ。
この展覧会、この後鹿児島・広島・愛知・兵庫・福島を巡回するのだけど
愛知以外は普通に美術館でやるみたいなんだけど…
あのチビッコ軍団の大騒ぎ、ダイジョブなのかね???(^^;。
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なおち

『ぐりとぐら』懐かしいです・・・と言っても私は自分が子供の頃は
興味がなく、子供が生まれてから義母から絶賛推奨で送られて
来たのを読んではまったクチなので、ちょっと(だいぶ?)遅いん
ですが(^^;)

展覧会行きたいなあ。近いのは兵庫位かなあ・・・。
チビッ子軍団は遠慮したいですけど(><)
by なおち (2014-03-08 10:06) 

梅屋千年堂

>なおちさん
なおちさんの懐かしさは大人になってからのものなんですね(^_^)。
義母絶賛推奨…お義母さんは、もしかしたらなおちさんのご主人に
『ぐりとぐら』を読ませていたのでしょうかね。

正直、チビッコは家で自分の絵本でも見てろ〜〜〜!!!
…と思ったアタシです(小声^^;)。

by 梅屋千年堂 (2014-03-08 22:07) 

汐琉

順繰りにでいいから岡山も来てほしいなー。
兵庫と広島って近いようでけっこう遠いから(笑)

その前にミュシャ展ですな。
これは岡山だし。駅すぐだし。

ちなみに、ぐりとぐらの絵本は私が読んだものがまだ存命中w
娘用にも一冊買いましたから、我が家には2冊。
そういう絵本がけっこうあります。
捨てられないんですよねえ。
by 汐琉 (2014-03-09 08:26) 

えの

実は読んだことがない私。
みんなが通っている絵本を通ってないことが多いです。
レコードを聞きながら読む40巻セットには入ってなかったのかなぁ。『アリババ』が入っていたことだけは覚えているのですが…。
by えの (2014-03-09 10:28) 

梅屋千年堂

>汐琉さん
アタシも子供の頃に読んだ本やマンガを捨てられないタチです。
引っ張り出して読むことはないだろうとわかっていても捨てられません。
絵本ではないけれど『大草原の小さな家』シリーズとか…。
教科書なんかも結構捨てずに取ってあります(^^;ゞ。

『ぐりとぐら展』、好評を博して巡回展が増えるといいですね。




>えのさん
学級図書にありませんでしたか?。
あるいは、あってもお読みにならなかったのかも知れませんね。
「みんなが通ってきてる」と言えば…
小学生当時、みんなが観ていた「キャンディキャンディ」を
まっっったく観ていなかったアタシです。
…「ガラスの仮面」もしかり(^^;。

by 梅屋千年堂 (2014-03-09 22:41) 

RAY

うわー土曜日たまたま銀座にいたのに気がついてなかった!
子供の頃物凄い読みましたけど内容はあんまり覚えてないんですよね(^^;
行きたかったなー( ノ∀;)
by RAY (2014-03-09 23:38) 

梅屋千年堂

>RAYさん
銀座にいらしていたのですねー。
でも平日ですらこんな感じですから、
土曜日なんて「えらいこっちゃ∫(TOT)∫」だったかも。

『ぐりとぐら』って、あまりにも平和すぎて
ストーリーはあまり印象に残らないんでしょうかね(^^;。
ぐり・ぐらって名前と、絵はものすごーーーく残りますけどね。

by 梅屋千年堂 (2014-03-10 22:58) 

えの

子供名作選っぽいのをどさっと買い与えられていたのもあって、
図書室ってあまり行かなかったんです。
ルパンと江戸川乱歩は読みたくて、小5の時意を決して踏み込みましたが、
あの色々な人が触った本の感じが苦手だったりもして・・・。
by えの (2014-03-11 09:39) 

梅屋千年堂

>えのさん
>>色々な人が触った本の感じが苦手
あー、すごく分かります、それ。
アタシもダメでレンタルDVDやCDは殆ど借りません。
本なんかも、髪の毛とかお菓子の屑なんかが挟まってると萎えます_| ̄|◯。

うちにもありました子供名作選的なもの。
と言ってもアタシにではなく、兄に親が買い与えたものですが。
それに入っていた「山椒大夫」が
何故か未だに妙に記憶に残っているのでした(^^;。

by 梅屋千年堂 (2014-03-11 22:23) 

saru

ぐりとぐらに誘われて来ちゃいました!
by saru (2014-04-02 20:50) 

梅屋千年堂

>saruさん
saruさんのブログのぐりとぐらのケーキ、かわいいです(*^^*)。

by 梅屋千年堂 (2014-04-03 00:05) 

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