ベルサイユのばら展 [EXHIBITION]
期待以上に素晴らしかった〜!。
松屋銀座で開催中の『40周年記念 ベルサイユのばら展』。
自分よりもだいぶ年下(30代前半)の同僚が
あまりにも「行きたい行きたい」と言っているので
「そんなに良いのだろうか?」と半信半疑で行ってみた。
いつ行ってもきっと混んでいるだろうなぁと思って、松屋開店と同時に入館。
エレベーターで一気に8階まで昇ったが、チケット売り場には既に10人以上の列。
とは言っても比較的スムーズにチケットを買うことができ、早速中へ。
これは全部観終わってから撮った写真だけど
もう朝からこんな感じで大盛況の会場なのだ。
どんな展覧会もそうだけど、何故か入ってすぐの展示は必ず混んでいる。
(最初の方はまだみんな疲れていないので、じっくり観る傾向にあるらしい?)。
が、少し中に入っていくと、
細かい原画もじっくり眺められるくらいの余裕がある。
展示は主に5部構成。
第1章はコミック、第2章が宝塚、第3章がテレビアニメ、
第4章が「ベルばらの今」的な内容、
そして最後には特別展示として40人のアーティストによる
オスカルの肖像画を集めたコーナー。
最も素晴らしいのは、やっぱりコミックの原画。
40年前のものとは思えないクオリティ。
作者の池田理代子さんも、超多忙だっただろうに
その作画の丁寧さには舌を巻く。
もちろんアシスタントもいたのだろうけど、
その線の1本1本が、すごく生き生きしていて雑なところが微塵もない。
彩色された原画などは、もはやアート!。
「うわぁ〜、目の中の星や、周りでキラキラ光ってる星は
こーやってホワイトで描いてたんだぁ〜…」とか
「髪の毛をグリーンとか紫やブルーで描いちゃうって発想が凄いな」とか
「コスチュームも恐ろしく細かく描き込んでるなぁ」とか
もうタメイキが出るばかり。
いやー、すごいすごい。
第2章の宝塚のコーナーに関しては、正直ほとんど興味がないのでスルー(^^;。
まぁ「フェルゼンの衣装がカッコイイな」ってくらい。
アニメもそれほどちゃんと観ていなかったので、
コミックの原画ほどの思い入れはないが
これはこれで作り手の気合いが感じられるものだった。
第4章で展示されていた「ベルばらKids」の原画がこれまた秀逸。
あまりにも面白すぎて、思わずコミックを買って帰ろうかと思ったが
これも集め出すと大変なことになりそうなのでやめといた(^o^;。
最後の特別展示「我が心のオスカル・フランソワ」も好企画。
さっきも書いたように、40人のアーティスト(主に漫画家)が
それぞれ自分のテイストを生かしつつ、
オスカルの肖像を描いたものが展示されている。
あくまでもオリジナルのタッチを重視したものもあれば、
まるっきりそのアーティストの作画になっていて
「誰やねん!」って感じになってしまってるオスカルもあるが
どれもこれもステキで、これまたタメイキ。
いろんな人のオスカル像を観ていて思ったのは
やっぱり池田理代子って、ハンパなく絵が巧い!ということだった。
確かに、今となってはちょっと古臭さを感じさせる絵だけれども
原画を見てると「う…うまいわぁ〜…(・o・)」と思うのだった。
やはり《ホンモノ》は時代や世代、国境をも超えて、残っていくのだなぁ…。
会場を出たところには、ご多分に漏れずよりどりみどりのグッズ売り場。
絶対何も買わないぞ!と心に固く誓って来たのだけれど
この展覧会の図録とも言える、ビジュアルガイドブックを買ってしまった。
でもさ、集英社から出てるんだなと思って調べてみたら
フツーにAmazonとかでも買えることが判明(^^;。
そして、このガイドブックの中に出てくるこの本も
ちょっと読んでみたくなった。
ベルばら、懐かしいよね〜。
連載は1972年からだそうだけど、アタシが「ベルばら」と出会ったのは
確か小学2年か3年の時だったと思う。
きっかけは忘れたけど(クラスで流行っていたのかな???)
どーしてもきちんと読んでみたくて
父にねだって全巻買ってもらったのだった。
(小学生が読むには刺激的なシーンもあったのだけど
多分親は知らなかったんだろうなぁ…^o^;)。
自分でマリー・アントワネットのドレスをデザインしてみたり、
誰が実在の人物で、誰が架空の人物なのかを知りたくて
父親の「世界歴史辞典」みたいな本を開いて、
子供ながらに調べてみたりと、まぁいろいろな記憶が甦ってくる。
未だに当時のコミックスは手元にあるけれど
あまりにも何度も何度も読み返しすぎて、手垢とシミで
ちょっと大変なことになっている。
今一度、最初から読んでみたいと思うのだけど
この、古文書状態のコミックスを開くには、少しばかり勇気が…(爆)。
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『ベルサイユのばら展』は、松屋銀座にて9月24日(月)まで開催中。
公式サイトはコチラ。
ココにも結構詳しく出てます。
松屋銀座で開催中の『40周年記念 ベルサイユのばら展』。
自分よりもだいぶ年下(30代前半)の同僚が
あまりにも「行きたい行きたい」と言っているので
「そんなに良いのだろうか?」と半信半疑で行ってみた。
いつ行ってもきっと混んでいるだろうなぁと思って、松屋開店と同時に入館。
エレベーターで一気に8階まで昇ったが、チケット売り場には既に10人以上の列。
とは言っても比較的スムーズにチケットを買うことができ、早速中へ。
これは全部観終わってから撮った写真だけど
もう朝からこんな感じで大盛況の会場なのだ。
どんな展覧会もそうだけど、何故か入ってすぐの展示は必ず混んでいる。
(最初の方はまだみんな疲れていないので、じっくり観る傾向にあるらしい?)。
が、少し中に入っていくと、
細かい原画もじっくり眺められるくらいの余裕がある。
展示は主に5部構成。
第1章はコミック、第2章が宝塚、第3章がテレビアニメ、
第4章が「ベルばらの今」的な内容、
そして最後には特別展示として40人のアーティストによる
オスカルの肖像画を集めたコーナー。
最も素晴らしいのは、やっぱりコミックの原画。
40年前のものとは思えないクオリティ。
作者の池田理代子さんも、超多忙だっただろうに
その作画の丁寧さには舌を巻く。
もちろんアシスタントもいたのだろうけど、
その線の1本1本が、すごく生き生きしていて雑なところが微塵もない。
彩色された原画などは、もはやアート!。
「うわぁ〜、目の中の星や、周りでキラキラ光ってる星は
こーやってホワイトで描いてたんだぁ〜…」とか
「髪の毛をグリーンとか紫やブルーで描いちゃうって発想が凄いな」とか
「コスチュームも恐ろしく細かく描き込んでるなぁ」とか
もうタメイキが出るばかり。
いやー、すごいすごい。
第2章の宝塚のコーナーに関しては、正直ほとんど興味がないのでスルー(^^;。
まぁ「フェルゼンの衣装がカッコイイな」ってくらい。
アニメもそれほどちゃんと観ていなかったので、
コミックの原画ほどの思い入れはないが
これはこれで作り手の気合いが感じられるものだった。
第4章で展示されていた「ベルばらKids」の原画がこれまた秀逸。
あまりにも面白すぎて、思わずコミックを買って帰ろうかと思ったが
これも集め出すと大変なことになりそうなのでやめといた(^o^;。
最後の特別展示「我が心のオスカル・フランソワ」も好企画。
さっきも書いたように、40人のアーティスト(主に漫画家)が
それぞれ自分のテイストを生かしつつ、
オスカルの肖像を描いたものが展示されている。
あくまでもオリジナルのタッチを重視したものもあれば、
まるっきりそのアーティストの作画になっていて
「誰やねん!」って感じになってしまってるオスカルもあるが
どれもこれもステキで、これまたタメイキ。
いろんな人のオスカル像を観ていて思ったのは
やっぱり池田理代子って、ハンパなく絵が巧い!ということだった。
確かに、今となってはちょっと古臭さを感じさせる絵だけれども
原画を見てると「う…うまいわぁ〜…(・o・)」と思うのだった。
やはり《ホンモノ》は時代や世代、国境をも超えて、残っていくのだなぁ…。
会場を出たところには、ご多分に漏れずよりどりみどりのグッズ売り場。
絶対何も買わないぞ!と心に固く誓って来たのだけれど
この展覧会の図録とも言える、ビジュアルガイドブックを買ってしまった。
でもさ、集英社から出てるんだなと思って調べてみたら
フツーにAmazonとかでも買えることが判明(^^;。
ベルばらミュージアム 40周年記念 ベルサイユのばら展 ビジュアルガイドブック
- 作者: 池田 理代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そして、このガイドブックの中に出てくるこの本も
ちょっと読んでみたくなった。
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡
- 作者: 中野京子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 単行本
ベルばら、懐かしいよね〜。
連載は1972年からだそうだけど、アタシが「ベルばら」と出会ったのは
確か小学2年か3年の時だったと思う。
きっかけは忘れたけど(クラスで流行っていたのかな???)
どーしてもきちんと読んでみたくて
父にねだって全巻買ってもらったのだった。
(小学生が読むには刺激的なシーンもあったのだけど
多分親は知らなかったんだろうなぁ…^o^;)。
自分でマリー・アントワネットのドレスをデザインしてみたり、
誰が実在の人物で、誰が架空の人物なのかを知りたくて
父親の「世界歴史辞典」みたいな本を開いて、
子供ながらに調べてみたりと、まぁいろいろな記憶が甦ってくる。
未だに当時のコミックスは手元にあるけれど
あまりにも何度も何度も読み返しすぎて、手垢とシミで
ちょっと大変なことになっている。
今一度、最初から読んでみたいと思うのだけど
この、古文書状態のコミックスを開くには、少しばかり勇気が…(爆)。
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『ベルサイユのばら展』は、松屋銀座にて9月24日(月)まで開催中。
公式サイトはコチラ。
ココにも結構詳しく出てます。
2012-09-20 22:12
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レポを読んだらますます行きたくなってしまいました…
アタシはコミックから始まって、宝塚もアニメも全部見ました。(笑)
さすがに初期の宝塚は観ていませんが…(^^ゞ
家にもコミックありますよ~時々読んでます。
by Elizabeth (2012-09-22 08:58)
>Elizabethさん
年下の後輩も、今日行ってきたようです。
「グッズ買いまくりました!」と興奮気味のメールがきました。
Elizabethさんにとっても
グッズ売り場は危険地帯かも知れません…。
行っておいた方がいいかも知れませんよ〜(悪魔のササヤキ)。
by 梅屋千年堂 (2012-09-23 00:15)
♪薔薇は 薔薇はっ♪と頭の中でグルグル回っています…
大人になってから、文庫コミックで買い揃えたのですが、久しぶりに読みたくなりました。
名古屋でも開催されるといいな、と思うばかりです。
漫画つながりで!?
金・土曜の1泊2日旅行で、水木しげるロードへ行ってきました!
今回は旅行会社のツアーを利用して行ったので、『鳥取砂丘・足立美術館・玉造温泉泊・出雲大社・水木しげるロード』と、行ってみたかったところ満載でかなり楽しめました♪
行く前に、梅屋さんの2月にお出かけになった記事を拝見していったので、水木しげるロードでは、
《ぬりかべ》とか「あ、ほんとはんぺんくらいの大きさなんだ~」なんて思ったり、一つ一つ楽しく見て回りました。
土曜日だったこともあり、ねずみ男と鬼太郎の着ぐるみも出ていたりして、ちょっとした人だかりになっていました。
来月からツアーが始まるので、遠征プチ観光をあれこれ考えているのですが、それも楽しい時間です♪
by ゆき (2012-09-23 23:21)
>ゆきさん
アタシもよっぽど文庫版を買ってしまおうかと迷ったのですが
もう!ホントに!マジで!本棚がいっぱいいっぱいで
とにかく何かを片付けないと新しい本が入らない状態なので
ここがグッとガマンしました。
どーしても読みたくなったら、その時は《古文書》を開きます(笑)。
中身の濃い山陰旅をしていらしたのですね。
パッケージツアーは、時間の制約はあるものの
効率よくあちこち廻れるのが嬉しいですよね。
実はアタシが水木ロードに行ったときも
ネコ娘となんか(忘れましたが)の着ぐるみが記念館の前に出ていたのです。
ただ、彼らにカメラを向けたが最後、絶対に
「一緒に御写真いかがですか〜」と声を掛けられると思って
カメラどころか目も合わさないようにして(笑)、歩いてました。
ようやく涼しくなって、旅や散歩にもいい季節になりましたね。
アタシもあちこちほっつき歩きたいと思います。
by 梅屋千年堂 (2012-09-24 01:15)
先週火曜日に行ってきました。
原画の一枚一枚を見るたびに、
ああ、来てよかった!この絵を見ることができてよかった!
とひしひしと感じつつじっくり鑑賞しました(涙)
私も初ベルばらが小学校三年生の時だったので
ちょうどその頃なにか盛り上がりがあったのかな、と思います。
文房具屋さんに、下敷きやノートが売っていたのを覚えているので。
私はアニメも大好きで、特にエンディングの姫野美智さんのイラストが大好きでした。
放送当時から「この絵、原画で見ることができたらなぁ」と思っていたので
アニメブースで原画を見たときは感動で生きててよかったとさえ思いました(^_^;)
ガイドブック、私も買いました。読み応え十分で、
上記の姫野さんのインタビューも載っていたので読んでまたウルウル(/_;)
あ!そうそう!
入口にたくさんの花がありましたが、その中に
高見沢さんからのお花がありましたね(*^_^*)
つい名前を中心にカメラを向けて撮ってしまいました(^_^;)
by まあち (2012-09-25 22:07)
>まあちさん
素晴らしい展覧会でしたよねー(*^^*)。
原画で観た
「人間はその指先一本、髪の毛一本にいたるまで、
すべて神の下に平等であり、自由であるべきなのだ」
に、鳥肌が立ってしまいました〜。
まあちさんの初ベルばらも小3でしたか。
確かまあちさんとアタシは限りなく同世代だったような気が…。
うーん、これはやはり「何かが盛り上がった」としか思えませんね。
というわけで「ベルサイユのばら ブーム」でググってみたところ
どうやら、マンガ連載終了後に始まった宝塚の舞台がその火付け役となったようで
そのブームの全盛期がどうも1976年あたりだったようです。
きっと日本中の少女達が、夢中になってベルばらを読んでいたのかも。
王子からのお花、ウワサには聞いていたのですが
アタシが行ったときにはもう殆どのお花が撤収されていて、
ご覧の通り、胡蝶蘭がちょっと残っているだけでした。
そういえば、ベルばら展に行ったら
横浜そごうのそごう美術館でやっている「マリー・アントワネット物語展」が
気になってしかたなくなってきました…。
by 梅屋千年堂 (2012-09-25 23:01)