奈良美智:君や僕にちょっと似ている [EXHIBITION]
横浜美術館で開催中の、奈良美智の展覧会。
(行ったのは昨日)。
「ヨコビ」に来るのは、5月のマックス・エルンスト展以来。
…おや、珍しく噴水が稼働している。
噴水の向こうに展覧会の看板。
カフェの前にはこんな展示物も。
記憶は定かではないが、2001年の横浜美術館での展覧会
『I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME』も観に行ったような気がする。
2005年の横浜トリエンナーレにも、奈良美智の作品があった。
一度観たら忘れられない。
そして初めて観る作品でも「あ、これ奈良美智」と分かる。
それが奈良美智の作品の特徴である気がする。
手放しで「かわいーっ!」という感じではないにもかかわらず
何故か好きなんだなぁ、奈良美智。
描かれている子供たちのその皮肉っぽさが
ちょっと憎たってらしいけど憎めない。
そんなところが琴線に触れていた。
今回の展覧会に出展されている作品の殆どが
2010年から今年にかけて製作されたもの。
グランドギャラリーに鎮座するこの大きな作品は撮影OK。
タイトルは《White Ghost》。
ウワサには聞いていたけど、
今回の展覧会の作品はこれまでの奈良作品とは一味違っていて
かつての皮肉っぽさはちょっと影を潜めて
色合いもメッセージもやわらかい雰囲気の作品が多かった。
大きな頭部ばかりのブロンズ像や
大きなカンヴァスに描かれた絵画作品なんかが新鮮。
ブロンズ像では《真夜中の巡礼者》、
絵画作品では《Cosmic Eyes(未完)》が個人的にお気に入り。
だけども一番印象に残ったのは
段ボールや使用済みの封筒に描かれたドローイング作品だった。
そこにはいろんなテキスト(メッセージ)も書かれていて、それがまたイイのだ。
(中にはドイツ語で書かれていてよく解らないのもあったけど^^;)。
中にはなんかこう、自分を励ましてくれそうなものもあり、
ポストカードがあったら絶対買おう!と思っていたのだけど
残念ながらこの段ボールのドローイングのカードはなかった_| ̄|◯。
インスタレーション作品の
《2011年7月の僕のスタジオから
/水戸での展示を経由して2012年7月の横浜へ》
も、かなり楽しくて「ずっとここにいたい」と思える
おもちゃ箱のような作品だった。
もーっと空いていたら良かったんだけどな(^^;ゞ。
空いていると思われる夕方の時間帯を狙って出掛けていったのだけど
やはり奈良美智は人気があるらしく、意外に混んでいた。
父に頼まれて図録を購入してきたので
またあらためて作品ひとつひとつをじっくりと眺めようと思う。
(でもホンモノの質感と迫力にはかなわないけどね)。
美術館の外に出て、まだ稼働している噴水をしばし鑑賞。
カメラのシャッタースピードを最大(1/2000秒)にして、水滴を撮ってみる。
おぉ〜、結構おもろい。
それと、今までちっとも気付かなかった
向かいのビルの窓ガラスに映る、モザイクみたいなランドマークタワー。
最後は、地元デパートの奈良美智。
《World is Yours》という作品。
ブランコに乗っている女の子はルーシーという名で
強く生きる人間の姿を現しているそうだ。
そしてその隣には、希望を表す星を釣っている男の子。
あまり目につかないかも知れないけれど
この二人以外にも、小さな子たちが隅っこに…。
1997年から、ずっと買い物客を見守っている。
こんな身近に奈良作品があって、ちょっとウレシイ。
でもお掃除がちょっと大変そう…(^^;。
(行ったのは昨日)。
「ヨコビ」に来るのは、5月のマックス・エルンスト展以来。
…おや、珍しく噴水が稼働している。
噴水の向こうに展覧会の看板。
カフェの前にはこんな展示物も。
記憶は定かではないが、2001年の横浜美術館での展覧会
『I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME』も観に行ったような気がする。
2005年の横浜トリエンナーレにも、奈良美智の作品があった。
一度観たら忘れられない。
そして初めて観る作品でも「あ、これ奈良美智」と分かる。
それが奈良美智の作品の特徴である気がする。
手放しで「かわいーっ!」という感じではないにもかかわらず
何故か好きなんだなぁ、奈良美智。
描かれている子供たちのその皮肉っぽさが
ちょっと憎たってらしいけど憎めない。
そんなところが琴線に触れていた。
今回の展覧会に出展されている作品の殆どが
2010年から今年にかけて製作されたもの。
グランドギャラリーに鎮座するこの大きな作品は撮影OK。
タイトルは《White Ghost》。
ウワサには聞いていたけど、
今回の展覧会の作品はこれまでの奈良作品とは一味違っていて
かつての皮肉っぽさはちょっと影を潜めて
色合いもメッセージもやわらかい雰囲気の作品が多かった。
大きな頭部ばかりのブロンズ像や
大きなカンヴァスに描かれた絵画作品なんかが新鮮。
ブロンズ像では《真夜中の巡礼者》、
絵画作品では《Cosmic Eyes(未完)》が個人的にお気に入り。
だけども一番印象に残ったのは
段ボールや使用済みの封筒に描かれたドローイング作品だった。
そこにはいろんなテキスト(メッセージ)も書かれていて、それがまたイイのだ。
(中にはドイツ語で書かれていてよく解らないのもあったけど^^;)。
中にはなんかこう、自分を励ましてくれそうなものもあり、
ポストカードがあったら絶対買おう!と思っていたのだけど
残念ながらこの段ボールのドローイングのカードはなかった_| ̄|◯。
インスタレーション作品の
《2011年7月の僕のスタジオから
/水戸での展示を経由して2012年7月の横浜へ》
も、かなり楽しくて「ずっとここにいたい」と思える
おもちゃ箱のような作品だった。
もーっと空いていたら良かったんだけどな(^^;ゞ。
空いていると思われる夕方の時間帯を狙って出掛けていったのだけど
やはり奈良美智は人気があるらしく、意外に混んでいた。
父に頼まれて図録を購入してきたので
またあらためて作品ひとつひとつをじっくりと眺めようと思う。
(でもホンモノの質感と迫力にはかなわないけどね)。
美術館の外に出て、まだ稼働している噴水をしばし鑑賞。
カメラのシャッタースピードを最大(1/2000秒)にして、水滴を撮ってみる。
おぉ〜、結構おもろい。
それと、今までちっとも気付かなかった
向かいのビルの窓ガラスに映る、モザイクみたいなランドマークタワー。
最後は、地元デパートの奈良美智。
《World is Yours》という作品。
ブランコに乗っている女の子はルーシーという名で
強く生きる人間の姿を現しているそうだ。
そしてその隣には、希望を表す星を釣っている男の子。
あまり目につかないかも知れないけれど
この二人以外にも、小さな子たちが隅っこに…。
1997年から、ずっと買い物客を見守っている。
こんな身近に奈良作品があって、ちょっとウレシイ。
でもお掃除がちょっと大変そう…(^^;。
2012-09-13 22:29
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梅屋さんの地元デパート、月イチでほぼ必ず行くのですが
あのオブジェ、すごく印象的ですよね(^_^)
(子どもは「ちょっとコワい」と言っております(汗))
ブランコの女の子の名前を初めて知りました(^_^)
確かにお掃除大変そう…特にルーシー…(^_^;)
by まあち (2012-09-14 18:28)
>まあちさん
こんなにガッツリと西日の当たる場所に設置されていても
さほど色褪せていないのは、人知れず定期的にメンテナンスが
行われているからなのでしょうか…。
掃除しているところ、一度も見たことありませんが…。
(閉店後とかにやってるんでしょうかね)。
高所恐怖症の人には無理ですな(^^;。
by 梅屋千年堂 (2012-09-14 21:12)