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奈良・寺・ぶらぶら【1】 [JOURNEY]

早いものでびわ湖遠征から1週間。
ようやく写真の整理も完了したので、奈良および琵琶湖の旅話。

まずは奈良・法隆寺の巻。

朝8時に京都に到着し、ホテルに荷物だけ預け
JR奈良線区間快速に乗り、奈良駅へ。
そこから更にJR大和路快速に乗り換え、法隆寺駅へ。

法隆寺駅から法隆寺までは1時間に3本ペースで路線バスが出ているのだが
電車が法隆寺駅に到着するのが9時57分。
法隆寺門前へ行くバスの発車時刻が9時58分。
…1分じゃ間に合うわけないっての。
電車を降りた後、一応急いでバスターミナルに向かったけれど
「あぁ、バスは行ってしまった…ワタシは一人残され…(以下略)」状態。

次のバスは20分後。
歩くか待つか迷っていると、後からやってきた年配のグループが
「あー、バス行きよった〜。歩こ歩こ〜」
と、徒歩で行こうとしていたので、その方々よりも若いアタシが
歩かずにバスを待つのもなんだかなぁ…という気がしたので
アタシも歩くことにした。
歩いても20分なので、まぁその方が少しだけ早く到着出来るのだ。

テクテク歩いて法隆寺・南大門に到着〜。
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当たり前に予測できたことだけど、
修学旅行生を始め、団体客がゾロゾロゾロゾロ…。
ま、静かな気持ちで飛鳥時代に思いを馳せる…
なんてことは無理だぁね(^^;。

中門。
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手前には《日本最初の世界文化遺産》を示す石碑。
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中門をくぐって西院伽藍の中に入ると、五重塔と金堂。
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日本最古の五重塔。
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水煙はわりと地味。
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この写真には写ってないけど、九輪の下の方に鎌が4本刺さっていて
雷除けの呪い(まじない)の意味があるのだとか。

金堂。
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金堂の柱に絡みつく木彫りの龍。
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金堂の中には、お馴染みの《釈迦三尊像》が奉られている。
教科書に必ず出てくるアレである。
ちなみに今年の美術検定2級の試験にも登場した。

多分中学の修学旅行で来た時にも見ているハズなのだけど
お腹の調子が悪く最悪の状態だったので、実は奈良の記憶が殆どない。
小学生の時にも家族旅行で来ているのだけど、子供過ぎて記憶にない。

だから、今回この釈迦三尊像を観たときは
「ホ…ホンモノだぁ〜」と、まるで初めて観たかのように感激した。

金堂内部の壁面は美しい壁画で彩られている。
が、創建当時のものは昭和24年の火災で焼損。
今はパネルに描かれた再現壁画が填め込まれている。
法隆寺創建当時はさぞかし華やかだったことだろう。

大講堂。
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大講堂の前にある燈籠には不思議な生き物たち。
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聖霊院。時代を感じさせる屋根。
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そして聖霊院の横の細い通路を通っていくと大宝蔵院がある。
ここは言ってみれば法隆寺ミュージアムのようなところ。
かの玉虫厨子や、百済観音像が安置されている。
(安置というより展示、という感じなのだけど)。

おぉ〜…これがあの玉虫厨子かぁ…
そしてこれがあの(美術検定にもよく出てくる)捨身飼虎図かぁ…
と、ホレボレしながら観ていると、
その薄暗いガラスケースの中の玉虫厨子を
LEDライトで照らしながら鑑賞する強者集団登場。
ケースの向こう側から照らされて、めっちゃ眩しいんだけど(-_-;。
係員が注意しないところを見ると、反則技ではないのかも知れないが
この新手の鑑賞法は、正直言って他人にとって迷惑だと思うのだが…。

百済観音は、随分と明るい場所で
ガラスケースに囲まれて安置(展示)されていた。
スラッとしてひょろっとした感じが、なんというか…加藤和彦さん的(^^;。

しかし、この安置(展示)のされ方は
もはや祈りや信仰の対象というよりも、美術品の扱い。
文化財保護という意味ではこれがベストなのだろうけど
仏像はやっぱり薄暗いお堂の中にあってこそ、という気がしないではない。


そんな大宝蔵院を出て、東門を抜けて東院伽藍へ。
紅葉はまだまだだけど、こんな風に部分的にはないではない。
14_toudaimon.jpg

15_kouyou.jpg

ずーっと向こうに見えているのが東院伽藍の夢殿。
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屋根の上の宝珠のカタチが美しかった。
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次はお隣の中宮寺へ…。


《TO BE CONTINUED...続く》
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