SSブログ

ジョセフ・クーデルカ プラハ1968 [EXHIBITION]

14日に行ってきた展覧会の話。

東京都写真美術館で開催中…
と言っても18日で終了してしまうのだけど
『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968』という写真展。
01_invation68.jpg

もう何週間も前のNHK教育テレビ『日曜美術館』で紹介されたのを観たら
なんだか観てみたくてしかたなくなった。

ジョセフ・クーデルカは、
1938年チェコスロバキア(現在のチェコ)生まれの写真家。
この展覧会は、クーデルカ氏が撮影した
1968年の「チェコ事件」の様子をリアルに伝える写真展。

「チェコ事件」とは…というのを説明しようにも
アタシにはきちんと説明できる自信がないので
まぁちょっと検索してみて欲しいのだけど(^^;、
1968年に、チェコスロバキアの自由化・民主化運動を警戒した
ソ連率いるワルシャワ条約機構加盟軍を動員して
チェコスロバキアを占領下に置いたという事件。


自分達の暮らす街に、
ある日突然、戦車を連ねた他国の軍隊がやってきたら?。


呆然と立ち尽くして、不安げな表情を浮かべる市民。
やがて戦車の上の兵隊に、何かを語りかけている市民。
(これが普通のおばちゃんだったりする)。
戦車を取り囲んで何かを抗議する市民集団。
火を放つ人々。
国旗を掲げて何かを叫んでいるらしい市民。
戦車の上の兵士達の中には
冷静に市民の言葉に耳を傾けている風の人もいるようにも見える。

ほんの40数年前、
自分が1歳の時に、こんなことが起きていたとは…。

作品数は多くはないが、写真の向こう側の人々の感情が
十分伝わってくるような写真展だった。




図録が欲しいなと思ったのだけど、
かなり分厚かったのと、値段が¥4,000近かったので断念。
仕方ないから展覧会の概要が出ている
無料のパンフレットをもらって帰ってきた(^o^;。
06_Prague68.jpg


8月13日からは、同館でジョン・レノンの
『ジョン・レノン・ニューヨーク』という映画を上映するらしい。
なんとか時間を作って観に行きたいと思っている。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0