薬師寺 [JOURNEY]
今年のネタは今年のうちに《其の三》
興福寺を後にして、再び近鉄奈良駅から電車に乗る。
大和西大寺で近鉄橿原線に乗り換える。
賢島(かしこじま)が「まさるじま」に見えてしまうアタシは
そうとうヤバいかも知れない…。
乗り換えて2めの駅・西ノ京下車。
ここに、薬師寺がある。
訪れたのは、やはり中学の修学旅行以来だと思う。
あの時は確か天気が悪かったんだよな〜。
一応カメラは持っていってたけど、ろくな写真が撮れなかった。
そして薬師寺のお坊さんが話してくれた説法が
めちゃめちゃ面白かったのも記憶に残っている。
アタシの中学の時の修学旅行は、お腹をこわして終始最悪だったのだが
この薬師寺のお坊さんの説法と、南禅寺の精進料理だけが
修学旅行の数少ない良い思い出だ。
しかし、元やかましい修学旅行生が言うのもなんだが、
いいね〜この時期は。修学旅行生がいないから静か静か(笑)。
伽藍に入って行くときに、なにやら長椅子が整然と並べられている
待合室のようなところがあって、
あー、もしかしてお坊さんのお話を聞いたのは
この場所だったかも知れないなぁ…などとちょっとシミジミ。
中門。
アタシはここの東塔が大好きだったのだ。
もちろん、このシブい佇まいが今も好き。
この東塔は、薬師寺の中で唯一創建当時から
現存している建造物なのである。
1300年前のものだと思うと、なんだか思わず溜息が出る。
一方、こちらは西塔。
1981年に復興されたものなので、キンピカである(笑)。
そっか…アタシが修学旅行で見たときは
まだ出来て数年しか経っていない頃だったんだね。
話がまた東塔に戻るが、
東塔のてっぺん、相輪のそのまた上にある水煙。
これがまた良いのである。
修学旅行へ行く前に、いろいろ予習させられるわけだが、
「地上にいる人間には見えないだろコレ(^^;」というような
高い場所に、こんな細工が施されていることに驚いたものである。
いやー、ここまで水煙に近づけるなんて
今のコンデジは大したもんだねぇ〜!!!。
とはいえ、細かいとこまではよく見えないけど(^^;
ここに24人の飛天が笛を吹いている様が透かし彫りにされているのだ。
塔が火災に遭わないようにという願いがこめられているそうで
この水煙が1300年もこの東塔を守ってきたのかと思うと感慨深い。
金堂の前に立つ八角燈籠。
先日、東京国立博物館で観てきた『東大寺大仏展』で
このような燈籠にも目を向けることを学習したので一応…(^^;ゞ。
今日はなにやら金堂でイベント(笑)をやっているらしく
さっきから結構な人集りだ。
なにやってんの?と、しばし傍観していると
耳慣れたお経が聞こえてきた…
「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄
舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色…」
おっ、これって般若心経じゃん。
すると、次の瞬間数人の僧侶が脚立のようなものの上に立ち
薬師如来・日光・月光菩薩をゴシゴシと磨き始めたではないか!。
何にも知らないで来ちゃったけど、
今日は仏様の埃を掃う《お身拭い》の日だったらしい(・o・)。
繰り返し繰り返し般若心経が唱えられる中、
薬師如来と日光・月光菩薩がピカピカになっていく。
わー、なんか期せずして有り難いものを観られちゃったよ(嬉)。
せっかくなので、一緒になって般若心経を唱えてみる。
ちょっと記憶がアヤシイ部分もあったので
携帯電話に保存してあった般若心経を取り出して読経。
(↑携帯にお経が入ってるヤツなんてあんまりいないよね…^^;)。
そんなことをしていたら、なんだか心が洗われたような
ちょっとスッキリした気分になった。
やっぱ日本人なんだね〜自分。
お身拭いが終わった後、堂内に入って日光・月光菩薩と再会。
いつからの再会かというと、'08年の『国宝 薬師寺展』。
博物館で観た時もとても神々しかったけれど
やっぱりこうしているべきところにいる方が良いね。
薬師寺
お身拭いを観ていたら、知らない間に随分時間が経ってしまった。
実はこの辺りに来たついでに、確かめたいことがあった。
そのためには、薬師寺から10分程のところにある
唐招提寺へ行かなければならない。
時間もあまりなかったので迷ったが、
せっかく来たので行ってみることにした。
《TO BE CONTINUED...続く》
興福寺を後にして、再び近鉄奈良駅から電車に乗る。
大和西大寺で近鉄橿原線に乗り換える。
賢島(かしこじま)が「まさるじま」に見えてしまうアタシは
そうとうヤバいかも知れない…。
乗り換えて2めの駅・西ノ京下車。
ここに、薬師寺がある。
訪れたのは、やはり中学の修学旅行以来だと思う。
あの時は確か天気が悪かったんだよな〜。
一応カメラは持っていってたけど、ろくな写真が撮れなかった。
そして薬師寺のお坊さんが話してくれた説法が
めちゃめちゃ面白かったのも記憶に残っている。
アタシの中学の時の修学旅行は、お腹をこわして終始最悪だったのだが
この薬師寺のお坊さんの説法と、南禅寺の精進料理だけが
修学旅行の数少ない良い思い出だ。
しかし、元やかましい修学旅行生が言うのもなんだが、
いいね〜この時期は。修学旅行生がいないから静か静か(笑)。
伽藍に入って行くときに、なにやら長椅子が整然と並べられている
待合室のようなところがあって、
あー、もしかしてお坊さんのお話を聞いたのは
この場所だったかも知れないなぁ…などとちょっとシミジミ。
中門。
アタシはここの東塔が大好きだったのだ。
もちろん、このシブい佇まいが今も好き。
この東塔は、薬師寺の中で唯一創建当時から
現存している建造物なのである。
1300年前のものだと思うと、なんだか思わず溜息が出る。
一方、こちらは西塔。
1981年に復興されたものなので、キンピカである(笑)。
そっか…アタシが修学旅行で見たときは
まだ出来て数年しか経っていない頃だったんだね。
話がまた東塔に戻るが、
東塔のてっぺん、相輪のそのまた上にある水煙。
これがまた良いのである。
修学旅行へ行く前に、いろいろ予習させられるわけだが、
「地上にいる人間には見えないだろコレ(^^;」というような
高い場所に、こんな細工が施されていることに驚いたものである。
いやー、ここまで水煙に近づけるなんて
今のコンデジは大したもんだねぇ〜!!!。
とはいえ、細かいとこまではよく見えないけど(^^;
ここに24人の飛天が笛を吹いている様が透かし彫りにされているのだ。
塔が火災に遭わないようにという願いがこめられているそうで
この水煙が1300年もこの東塔を守ってきたのかと思うと感慨深い。
金堂の前に立つ八角燈籠。
先日、東京国立博物館で観てきた『東大寺大仏展』で
このような燈籠にも目を向けることを学習したので一応…(^^;ゞ。
今日はなにやら金堂でイベント(笑)をやっているらしく
さっきから結構な人集りだ。
なにやってんの?と、しばし傍観していると
耳慣れたお経が聞こえてきた…
「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄
舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色…」
おっ、これって般若心経じゃん。
すると、次の瞬間数人の僧侶が脚立のようなものの上に立ち
薬師如来・日光・月光菩薩をゴシゴシと磨き始めたではないか!。
何にも知らないで来ちゃったけど、
今日は仏様の埃を掃う《お身拭い》の日だったらしい(・o・)。
繰り返し繰り返し般若心経が唱えられる中、
薬師如来と日光・月光菩薩がピカピカになっていく。
わー、なんか期せずして有り難いものを観られちゃったよ(嬉)。
せっかくなので、一緒になって般若心経を唱えてみる。
ちょっと記憶がアヤシイ部分もあったので
携帯電話に保存してあった般若心経を取り出して読経。
(↑携帯にお経が入ってるヤツなんてあんまりいないよね…^^;)。
そんなことをしていたら、なんだか心が洗われたような
ちょっとスッキリした気分になった。
やっぱ日本人なんだね〜自分。
お身拭いが終わった後、堂内に入って日光・月光菩薩と再会。
いつからの再会かというと、'08年の『国宝 薬師寺展』。
博物館で観た時もとても神々しかったけれど
やっぱりこうしているべきところにいる方が良いね。
薬師寺
お身拭いを観ていたら、知らない間に随分時間が経ってしまった。
実はこの辺りに来たついでに、確かめたいことがあった。
そのためには、薬師寺から10分程のところにある
唐招提寺へ行かなければならない。
時間もあまりなかったので迷ったが、
せっかく来たので行ってみることにした。
《TO BE CONTINUED...続く》
2010-12-31 19:18
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コメント(4)
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私は小学校の修学旅行が京都奈良だったのですが、清水寺以外はどこに行ったのか全く覚えていないです。
中学は東京だったのですが(修学旅行が東京てのも…まぁ約30年前だし)これもろくな思い出は無いです。
写真きれいですね。
私も11月に行った際に東塔や西塔の写真を撮ったのですが自分の写真と比べると…とても同じものを撮ったと思えないです。
復興した二天王像や同じく復興した西塔もカラフルなのでいずれは東塔もカラフルになってしまうのでしょうか?
平城宮の再建もですが1300年前はきっとみんなカラフルだったのでしょうね。
by きゅう (2011-01-02 01:47)
>きゅうさん
小中学生に京都・奈良は間違ってますよね。
あーいうものは大人にならないと良さが分からないと思います。
写真、きれいですか?。ありがとうございます。
でも、それは決してアタシの腕ではなく
天気の良さとカメラの良さでしょう(笑)。
ホント、CX-2は大したヤツです。
そうそう、東塔は間もなく解体修復工事に入るのですよね。
そうなると、もう何年も見られなくなるのだとか。
やっぱり今回行っておいて良かったです。
(解体修復ですから、多分色はそのままですよね^^;。
カラフルになったら怒りますよアタシは)。
by 梅屋千年堂 (2011-01-02 02:23)
仏さまの埃を掃う様子は、
年末のニュースとかで何度か目にすることは、ありましたが
なかなか出くわせるものでは、ないと思ってました
お餅の方を一度食べてみたいなあと言う気もしますが(笑)
お餅つきの湯で拭かれるらしいです
ライブ前に厳粛で貴重な時間を過ごされましたね
有難い埃を受けて 今年一年「健康第一」で頑張って下さい
by k-子 (2011-01-04 17:56)
>k-子さん
まったく何も知らずに薬師寺に行って
たまたたお身拭いに出くわしたワケですが
大阪に着いた時点で「興福寺と薬師寺…どちらを先に行くか」で
ちょっと悩んだんです。
薬師寺に先に行っていたら、お身拭いに出くわすことはなかったので
いや〜、ホントにラッキーだったなと思いました。
ただあまりに人が多すぎて、薬師三尊像をじっくりと拝めなかったので
また別の機会にゆっくり観に行きたいなぁと思っています。
(唐招提寺の中にも入りたいし^^;ゞ)。
興福寺行って、薬師寺行って、アルフィーを観たら
なんだかかなーり健康が回復した気がしました。
明らかに気のせいだとは思いますが(爆)。
by 梅屋千年堂 (2011-01-05 00:31)