桂離宮【2】 [JOURNEY]
京都旅シリーズ 【第七弾:桂離宮-2】
おっといけない、忘れてた。
園林堂の手前に、賞花亭(しょうかてい)という
峠の茶屋風の茶室があったのだ。
実際、この離宮の中で一番高い位置にあるが
修学院離宮ほど起伏に富んではいないので、
そんなに高いところにある感じはしない。
なのだけど、やはり工夫がこらしてあって、
南側の竹の連子窓から見える景色は
深山幽邃(奥深い谷)に見えるように工夫されている。
実際この窓の向こう側は全然谷なんかじゃないんだけど、
ホントに谷のように下に落ち込んでいるように感じられるからスゴイ。
(アタシの写真だと下手っぴすぎて全然わかんないけどね^^;)。
次に向かうのが、あれ。笑意軒(しょういけん)。
丸い下地窓が洒落ている。
それよりももっと洒落てるのがこれ↓。中の間の腰壁貼付。
近づくとこんな感じ。
市松模様のビロードを金箔が切り裂くという、斬新なデザインなのだ。
さっきの松琴亭の市松模様もとても粋だと思ったけど
これもまた・・・なんというか・・・カッコイイ!。
なんでこんな風にしようと思ったんだろね?。
それと、これ。
案内係、いきなりの出題!(笑)。
「窓の左半分はなんで横にしか竹が編まれていないのでしょう?」
・・・なんでも編み忘れたんだとか(ホンマかいな?^^;)。
そんなことでこの窓は《忘れ窓》と呼ばれている。
さぁ、お待ちかね!。いよいよ書院のお出ましだ。
古書院、中書院、楽器の間、新御殿が雁行型に並んでいる・・・
・・・んだけどさ、近すぎて全景が撮れないっての(^^;。
もうちょっと離れて撮影したいな〜と思うのだけど、そこは立入禁止区域。
アタシのコンパクトデジカメでは、もうこれが目一杯だ。
古書院二の間から突き出した大きな縁側は《月見台》と言うそうだ。
この書院群の中には、
修学院離宮の霞棚、醍醐寺三宝院の醍醐棚と並んで《天下の三棚》と呼ばれる
桂棚という棚があって、実はそれを見るのを楽しみにしてたんだけどー・・・
書院の中は見させてもらえなかった・・・_| ̄|◯。
なんだー・・・そーなのかぁー・・・。
桂離宮の施設案内ビデオでは、書院の中の襖絵なんかも紹介してたから
てっきり遠巻きにでも中も見させてもらえるのかと思ってた・・・。
ひぃ〜ん・・・(T^T)。
気を取り直して、参観を続ける。
古書院のすぐそばにあるのが月波楼(げっぱろう)。
土間の奥の窓からの景色は山を表している。
そこから90度向き直ると、今後は海を表した景色。
一つの茶室から、全く異なる二つの景色が楽しめる趣向になっている。
先程の古書院の月見台同様、この月波楼からもお月様がよーく見えるらしい。
・・・どんな風に見えるのか、一度見てみたいものである。
それはそれは美しい眺めなんだろうなぁ・・・。
そしてここが書院の玄関にあたる御輿寄(おこしよせ)。
カクカクした延段の敷石が特徴的。
石段の最上部にある一枚石は《六つの沓脱》(むつのくつぬぎ)と呼ばれ
6人分の靴を並べられることからこの名が付いたとのこと。
これで離宮を1周したことになる。
最後に説明されたのがこの《住吉の松》なんだけど
ホントは参観コースに入ってすぐに目に留まるのがこの松なのだ。
この松の木の役割がまた粋なのだ。
離宮に入ってきて、いきなり庭園の全景が見えないように
“目隠し”の役割を果たしているのである。
「綺麗な庭は後のお楽しみ〜( ̄ー ̄)ニヤリ」というわけだ。
(いや、「ニヤリ」が必要かどうかはわからないけど笑)。
どーでもいいけど、これ最初に目に入るんだから
先にそういう風に説明してくれればいいのに(笑)。
「わざと庭が見えないようにしてある」とか言われると、
なんだか益々ワクワク度が増すような気がするんだけど・・・。
以上で、桂離宮の参観終了。
来たときには降っていた雨も、参観が終わる頃にはすっかり上がっていた。
雨の離宮もそれなりに情緒があって良かった、ということにしておこう(笑)。
修学院離宮の時は、そんなことこれっぽちも思わなかったんだけど
桂離宮には「ここに住んでみたい!」なんて、とんでもないことを思ってしまった(^^;。
桂離宮はそれくらい素敵なところだった。
《TO BE CONTINUED...お土産編に続く》←多分倉敷から帰ってきてから。
おっといけない、忘れてた。
園林堂の手前に、賞花亭(しょうかてい)という
峠の茶屋風の茶室があったのだ。
実際、この離宮の中で一番高い位置にあるが
修学院離宮ほど起伏に富んではいないので、
そんなに高いところにある感じはしない。
なのだけど、やはり工夫がこらしてあって、
南側の竹の連子窓から見える景色は
深山幽邃(奥深い谷)に見えるように工夫されている。
実際この窓の向こう側は全然谷なんかじゃないんだけど、
ホントに谷のように下に落ち込んでいるように感じられるからスゴイ。
(アタシの写真だと下手っぴすぎて全然わかんないけどね^^;)。
次に向かうのが、あれ。笑意軒(しょういけん)。
丸い下地窓が洒落ている。
それよりももっと洒落てるのがこれ↓。中の間の腰壁貼付。
近づくとこんな感じ。
市松模様のビロードを金箔が切り裂くという、斬新なデザインなのだ。
さっきの松琴亭の市松模様もとても粋だと思ったけど
これもまた・・・なんというか・・・カッコイイ!。
なんでこんな風にしようと思ったんだろね?。
それと、これ。
案内係、いきなりの出題!(笑)。
「窓の左半分はなんで横にしか竹が編まれていないのでしょう?」
・・・なんでも編み忘れたんだとか(ホンマかいな?^^;)。
そんなことでこの窓は《忘れ窓》と呼ばれている。
さぁ、お待ちかね!。いよいよ書院のお出ましだ。
古書院、中書院、楽器の間、新御殿が雁行型に並んでいる・・・
・・・んだけどさ、近すぎて全景が撮れないっての(^^;。
もうちょっと離れて撮影したいな〜と思うのだけど、そこは立入禁止区域。
アタシのコンパクトデジカメでは、もうこれが目一杯だ。
古書院二の間から突き出した大きな縁側は《月見台》と言うそうだ。
この書院群の中には、
修学院離宮の霞棚、醍醐寺三宝院の醍醐棚と並んで《天下の三棚》と呼ばれる
桂棚という棚があって、実はそれを見るのを楽しみにしてたんだけどー・・・
書院の中は見させてもらえなかった・・・_| ̄|◯。
なんだー・・・そーなのかぁー・・・。
桂離宮の施設案内ビデオでは、書院の中の襖絵なんかも紹介してたから
てっきり遠巻きにでも中も見させてもらえるのかと思ってた・・・。
ひぃ〜ん・・・(T^T)。
気を取り直して、参観を続ける。
古書院のすぐそばにあるのが月波楼(げっぱろう)。
土間の奥の窓からの景色は山を表している。
そこから90度向き直ると、今後は海を表した景色。
一つの茶室から、全く異なる二つの景色が楽しめる趣向になっている。
先程の古書院の月見台同様、この月波楼からもお月様がよーく見えるらしい。
・・・どんな風に見えるのか、一度見てみたいものである。
それはそれは美しい眺めなんだろうなぁ・・・。
そしてここが書院の玄関にあたる御輿寄(おこしよせ)。
カクカクした延段の敷石が特徴的。
石段の最上部にある一枚石は《六つの沓脱》(むつのくつぬぎ)と呼ばれ
6人分の靴を並べられることからこの名が付いたとのこと。
これで離宮を1周したことになる。
最後に説明されたのがこの《住吉の松》なんだけど
ホントは参観コースに入ってすぐに目に留まるのがこの松なのだ。
この松の木の役割がまた粋なのだ。
離宮に入ってきて、いきなり庭園の全景が見えないように
“目隠し”の役割を果たしているのである。
「綺麗な庭は後のお楽しみ〜( ̄ー ̄)ニヤリ」というわけだ。
(いや、「ニヤリ」が必要かどうかはわからないけど笑)。
どーでもいいけど、これ最初に目に入るんだから
先にそういう風に説明してくれればいいのに(笑)。
「わざと庭が見えないようにしてある」とか言われると、
なんだか益々ワクワク度が増すような気がするんだけど・・・。
以上で、桂離宮の参観終了。
来たときには降っていた雨も、参観が終わる頃にはすっかり上がっていた。
雨の離宮もそれなりに情緒があって良かった、ということにしておこう(笑)。
修学院離宮の時は、そんなことこれっぽちも思わなかったんだけど
桂離宮には「ここに住んでみたい!」なんて、とんでもないことを思ってしまった(^^;。
桂離宮はそれくらい素敵なところだった。
《TO BE CONTINUED...お土産編に続く》←多分倉敷から帰ってきてから。
2008-05-03 00:40
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コメント(4)
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今週もただいまぁ~!。
あっ、梅ちゃんはもう倉敷に向っちゃってるのかな?。
だぁ~っと京都の旅レポを、見せてもらったんだけど京都って
スゴイねぇ(@_@。
実はアタシ、京都に降り立ったことが無いんだよ。
前に勤めてた会社は本社が京都だったけど・・・もちろん行った事はないし
(^_^;)。
一度は行ってみたいと思ってんだけど、なかなか・・・ねぇ。
しかし、毎度ながら梅ちゃんの早起き&行動力、素晴しい!!!。
たくさんの写真とレポで、ちょっと自分も行けちゃった気分になるんだよね。
お土産レポもまた期待してるよ(^_-)-☆。
んじゃ明日の倉敷も盛り上がって来ちゃって!。
アタシは黄金週間最終日にハジケるよ\(^o^)/。
てなワケでまた来週(^^)/~~~。
by ともちゃん (2008-05-03 22:36)
昨日待望の愛媛が終わって、やっと今こちらのレポートも
拝見できました(^^)
セットリストもトークも大体同じでした(^^;)が、愛媛では
『夢よいそげ』でした。私はあれでうるっと来ました(TT)
後はたかみーがご当地トークのつもりか、『東京で飲む
ポンジュースと愛媛で飲むポンジュースは違う』なんて
言ってました(^^;)
個人的には『D!D!D!』が初めてだったので、怪しい
ながらも一緒に踊れてうれしかったです(^^)v
後、たかみーがストレートヘアーだったのも(^^)b
・・・ってあんまりここにライブの感想を書いちゃったらいけ
なかったでしょうか(^^;)ごめんなさいm(__)m
愛媛に行ったらやっぱり倉敷も行きたくなっちゃいました(><)
またレポート、楽しみにお待ちしてます(^^)/~~
by なおち (2008-05-04 15:39)
>なおちさん
愛媛お疲れさまでした〜。
楽しかったようで何よりです(^_^)。
そうそう、王子のヘアスタイル、
愛媛ではストレートだったんですよね〜。
アタシがこの春ストレート王子にお目にかかれるのはいつのことやら。
ライブの感想、桂離宮の記事でもオッケーですよ(笑)。
京都のライブレポ、後ろの方に行っちゃいましたしね(^^;ゞ。
倉敷レポも、なんとか本編をUPしましたので
またお時間がある時にご覧いただいて
愛媛との違いなど、教えていただけるとウレシイです。
by 梅屋千年堂 (2008-05-05 19:13)
>ともちゃん
今週もおかえり〜♪。
えっ?!ともちゃんって京都に降り立ったことないの?。
それは意外ーーー!!!。
修学旅行は京都・奈良じゃなかったんだね?。
(九州の中学生って修学旅行はどこへ行くんだろ?)。
倉敷はスンバラしかったよ〜。
あの調子なら明日の福岡も大いに盛り上がるはず!。
思いっ切り切れて壊れて燃え尽きちゃってください!。
で、また来週にでも感想聞かせてね〜(^o^)/。
by 梅屋千年堂 (2008-05-05 19:17)