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ウルビーノのヴィーナス [EXHIBITION]

久々の三連休の最終日だった3月14日。
映画の前に、実は美術館にも寄っていた。

観に行ったのは、国立西洋美術館で3月4日から開催中の

ウフィツィ美術館の至宝
『ウルビーノのヴィーナス』
古代からルネサンス、美の女神の系譜
La“Venere di Urbino”.
Mito e immagine di una Dea dall'antichità al Rinascimento

という、展示である。

かなり混んでいるのではなかろうかと思ったが
予想していたよりは遥かに空いていた。
天気のせいもあったのかも知れない。

今はホントに便利な世の中だ。
先日『星の王子さまミュージアム』のチケットを買うときもそうだったのだけど
美術館のチケットがインターネットで買えるのだ。
むろん割引券などを持っている場合は窓口で買わなければならばいが
定価で買う場合は、このオンラインチケットを買っておけば
現地で並んでチケットを買う必要がなく、とってもスムーズだ。
ちなみに支払いはカード決済。

というワケで、前日にこのオンラインチケットを購入し
チケットをプリントアウトして持参。
企画展の入り口でバーコードを読み取ってもらえば入場OK。

『ウルビーノのヴィーナス』という展示名にはなっているけど
早い話が古代〜ルネサンス〜バロック初期の
ヴィーナスを主題とした絵画・彫刻を集めた《ヴィーナス展》なのである。
ヴィーナス大集合(笑)の展示なので、どの展示室もなんとなく華やか。
(というか、肉感的な女性の裸体がわんさか・・・^o^;)。

海の泡から生まれたとか、ホタテ貝の貝殻に乗ってるとか
旦那は鍛冶屋のウルカヌスだけど軍神マルスと浮気してたとか、
ウルカヌスとの間に生まれた息子はキューピッドだとか
他にもアイネイアスって息子もいるとか
更にメルクリウスとの間にもヘルマフロディトスって息子もいるとか
パリスの審判とか、アドニスとの恋物語とか
ヴィーナスを巡るエピソードは数知れず。

しかもそれらのエピソードは結構有名なものが多いし
それらを主題にした作品ばかりなので、とっても理解しやすい。
音声ガイドを聴きながら進んでいくと尚のこと分かりやすい。

今回の展示の目玉、ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』は
さすがに目を見張るほどの美しさで、
絵のことなんか大してよくわからないアタシでも
やっぱり明らかに他よりも抜きん出ているような気がした。

ウルビーノのヴィーナスの眼差しがたまらない。
色っぽいカメラ目線(?)に吸い込まれてしまいそうだ(笑)。
このヴィーナスがいる場所は、なにやら普通のお金持ちの家の中っぽいし
周りにキューピッドがいるわけでもなく、神話っぽい要素は皆無。

手に持っているバラの花や、窓辺の鉢植えや、足元の犬が
ヴィーナスのアトリビュート(小道具)だと知らなければ
単なる綺麗な女の人の裸の絵、としか思えないかも(^o^;。

実際のところ描かれた目的も、モデルが誰かも
今のところハッキリとしたことは判っていないらしい。
こういう絵画って、謎が多い方が観る者の想像力が働いて楽しいと思う。
(モナリザのモデルも謎のままの方が面白かったのにね〜笑)。

ティツィアーノのヴィーナスも良かったけれど
『ドイダルサスのアフロディテ』という大理石の彫刻も
展示室に入った瞬間にハッとした作品だった。


一通り展示を観終わって出てくると、
待ちかまえているのがミュージアムショップ(笑)。
どうかどうか購買意欲をそそられるようなグッズがありませんように(^人^;)。
今月はもう結構散財(?)しちゃったからね〜・・・。

幸い「これ欲しい!」と思うようなグッズはなかったのだが
出入り口付近に、
なにやらどこかでみたようなテイストのバッグが売っているではないか。
近くに寄ってみると、なんとキタムラと今回の展示のコラボ商品だった。

去年の秋に『フィラデルフィア美術館展』とのコラボバッグを
販売したのは知ってたけど、今回の展示でもコラボレーションしていたとは。
いやぁ〜、キタムラさんもいろんなところに手を伸ばしますなぁ〜(笑)。
危うく、¥2,500のエナメルコーティングのトートバッグに手が行きそうになったが
いかんいかん、と自制した。

ふぅ〜、実に危なかった(笑)。


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ウルビーノのヴィーナス
『ウルビーノのヴィーナス』
国立西洋美術館にて5/18(日)まで開催。
【お花見シーズンが到来する前までのご来場がオススメです!】だそうだ。
こんなバナーまで作ってるとはなかなかニクイことするね〜。

国立西洋美術館




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《オマケ》
シュタイフ公式サイト タルガにて、2008年世界限定品情報がUP。
またまたどれもカワイイのだけど、
今回特にアタシの目を惹いたのがコレ。

シュタイフ世界限定テディベア2008Lumpiアルパカマスターピースゴールデンレトリバーパピー
なんなんだ?!このリアルさはっ?!。
しかも手足・首がちゃんと動くらしいのだよ・・・(@o@)。


シュタイフ世界限定テディベア2008アルパカテディ レオパード
以前自分が作った豹柄テディを思い出してしまったが
こちらはクマではなく、れっきとしたヒョウ。
凛々しい目元と眉毛(?)がとっても素敵。

最後はかなりの変わり種。

シュタイフ世界限定テディベア2008モヘアブッダベア
なんと、仏像をイメージしたテディベア。
みうらじゅんさん、如何でしょう?(笑)。


シュタイフ公式サイト タルガのサイトはコチラ

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コメント 2

くろべえ

私も大学の同級生に誘われて、何度か美術展に行きました(^^)。
懐かしいです。

上野は、どの改札口を出るかでがらっと印象の変わる珍しい駅だと
思いますが、
花見前がおすすめ…確かにあの時期の上野は、とにかく酒臭い(><)です。
過去に一度「優雅に花見を」ともくろんで玉砕しました。
そんな私のおすすめ花見スポットは、JR王子~東十条間の線路沿いの
「飛鳥山公演」の桜でしょうか。本当にこの一角、この時期は桜色です★

←あ!うめちゃん!可愛いですね!


by くろべえ (2008-03-18 00:29) 

梅屋千年堂

>くろべえさん
アタシも以前、何を血迷ったのか花見シーズン真っ盛りの時期に
何かの展覧会を観るために上野公園にやってきて
余りの人混みに、ものすごーーーく後悔した記憶があります(^^;。
地面という地面に敷き詰められた青いシート・・・
「これが世に言う“場所取り”ってやつなのか(・o・)」と驚きました。
桜は確かに見事でしたが・・・。

今年も近場でお花見散歩をしたいな〜と思ってはいますが
果たしてタイミング良く仕事の休みと桜の開花が重なるかどうか???。

←名刺(と呼ばれているブログパーツです)、
今までの雪の結晶ではいかんせん季節外れになってきたので
デザイン変えました。
気付いてくださって嬉しいです(^_^)。
by 梅屋千年堂 (2008-03-18 00:46) 

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