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Immersive Museum [EXHIBITION]

8/30に、ギター展とトークショーの合間に観てきた
没入体験型ミュージアムについての感想(テンション低め)。

高見沢俊彦 ART GUITAR COLLECTION展を
朝一番の入場枠で観てしまい、16時からのトークショーまで5時間余り。
早めにトークショーの場所取りするにしても随分時間が空いてしまった。

しかしこれは想定内。
日本橋周辺ならいくらでも時間を潰す場所はある。
前日、三越周辺で良さげな展覧会がないかどうか
リサーチはしておいた。

一番近所は三井記念美術館。
ここでやっていたのは
「越後屋開業350年記念特別展
 三井高利と越後屋 −三井家創業期の事業と文化」
…う〜ん、あんまり興味ナイ(^^;。
三越350年の歴史を勉強するには相応しい展示かも知れないけれど
ちょっとなぁ…(小声)。
(ちなみに9/12から始まる「超絶技巧、未来へ!」は観に行く予定)。

お次の候補はアーティゾン美術館。
…あら残念、展示替えで休館中。
(こちらも9/9からの「ジャム・セッション 石橋財団コレクション × 山口晃」
 も観に行く予定…というか既にチケット手配済み)。

次はー…おっ?これはなんだ?。
Immersive Museun…場所はCOREDO室町の日本橋三井ホール。
没入体験型ミュージアムだって?。
壁面や床にポスト印象派の名画を投影し
その作品の中に入り込めるような空間を演出するものらしい。
へ〜…なんか面白そうだし、座って眺めてるだけならラクで良い。
時間的にもちょうどいいかも知れない。
しかし…2500円とは結構高い。まぁそれだけの価値があると期待しよう。

11時30分からの日時指定券をWEBで購入し、時間になるのを待って入場。
場内はこんな感じで、クッションに座ったり寝そべったりとかなり寛いだ環境。
01_pissarro.jpg
後方には「優先席」という名のイス席もあるが
後方かつ端っこのクッションが空いていたのでそこに着席。

4方向全ての壁面と床面に、ポスト印象派の画家たちの作品が
様々な形にアレンジされて映し出される。
さっきの画像はピサロ。
こちらはセザンヌの『サント・ヴィクトワール山』。
02_cezanne.jpg


ゴーガンとゴッホ。
03_gauguin_gogh.jpg

画像を見て分かるように、天井にスクリーンはなく機材が剥き出しの状態。
そのせいか、期待していたような没入感はあまり感じられない(-_-;。
ゴーガンの作品が映し出されるセクションでは
奥行き感を感じられるようにアレンジした映像が面白いけれども
没入…というほどの感動はない。

ただ、クライマックスのゴッホの場面に関しては
なにやら物凄く気合いが感じられて
「おおお〜!(◎_◎)」という感じではあった。

例えば、ゴッホの筆致が鳥の羽毛のように飛んできて
↓こんな風に徐々に画面を埋め尽くして…
04_gogh.jpg

05_gogh.jpg
最終的に『種まく人』が完成するところは
吸い込まれていくような感覚があった。


360度、大好きな『ローヌ川の星月夜』に囲まれるところなどは
うわぁぁぁ〜!とテンションが上がった。
07_hoshitsukiyo.jpg
もしも天井にもこの星空が広がっていたら、更に100倍は感動しただろう。
物理的に難しいのかも知れないけど、
やっぱり天井にもスクリーンを設置して、
上下前後左右、全方向に映し出して欲しかった。


悪くはなかったけれど
正直、2500円の価値があったかどうかというと…(以下自粛)。
制作費や設備費にお金がかかっているのかも知れないけど
これで2500円は高いなぁと思う(1500円くらいなら納得)。
最初の数分を見逃してしまっていたのだけど、
もはや最初から見直そうという気にはならなかった。
更なる進化を期待したい(←なにやらすごい上から目線でスンマセン)。

…アート好きカップルのデートなんかにはいいかもね(笑)。
コメント(2) 

コメント 2

YAYOI

没入体験型ミュージアムですか。
寝転んで鑑賞…私は途中で寝てしまいそうです。
見た物が代金に釣り合ってないと感じてしまうと悔しいですね。
THE ALFEEのトークショーがなかったらとても残念な日になるところだったのではないでしょうか。
by YAYOI (2023-09-06 12:44) 

梅屋千年堂

>YAYOIさん
アタシはクッションに体育座りで観ていましたが
席によっては画像のように寝転びながら観られるのに
天井に何もないのはやっぱり少し残念な感じがしました。
寝転んで壁を観るのは逆に疲れそうな気がします(^^;。

2500円で高い!と感じる没入型ミュージアムもあれば
タダで観られてお得感満載のトークショーもあり
モノの価値というのは本当に様々ですね。

by 梅屋千年堂 (2023-09-06 15:46) 

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