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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル [Music,Movie&Musical]

以下、映画の内容に関するネタバレ大いにあり。
これから『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を
観に行く予定の方はご注意下さい。

久々の映画鑑賞はシリーズ最新作にして最後という
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』。
主演はもちろんハリソン・フォード。
CMでこの映画を知った時は
「えっ?!もう相当おじいちゃんなのに大丈夫?!
 本当にハリソン・フォード本人が出るの?!」と半信半疑。
しかし御年81歳のハリソン・フォードは相変わらずシブくて格好良かった。

レビューなどは全く観ずに、新作に関する予備知識ゼロの状態。
実は一抹の不安もあった。
2008年に観た前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が
「え?(^^;」というくらい荒唐無稽B級特撮映画だったから。
いやそもそも『インディ・ジョーンズ』シリーズは
どれも荒唐無稽なのだけど、それ以前の3作は
筋の通った説得力のある荒唐無稽さでありB級感はなかった。
でも『クリスタル・スカル〜』は…(-_-;。

だから最新作ももしかしたら…?という不安があったのだけど
全くそんなことはなく、最終作品に相応しい出来映えだった。
(もちろん多少のツッコミどころはないではない)。

出だしから若いインディが登場して驚かされる。
えっ?これは…誰?。今のハリソン・フォードの顔をCGで加工したもの?。
今のご時世、そんなことも可能なのか?。
後で調べてみたところ、79歳のハリソン・フォードを撮影した映像を元に、
80年代のフォードの映像から似たショットを探して
AIプログラムで作り出した姿なのだとか。
…心なしか80年代の本物のインディと比べると
幾分シャープさに欠けるような気がするのは、
元になってる映像がお爺ちゃんだからなのか?(^^;。

そのデジタルで若返ったインディが、猛スピードで走る列車で
敵役と激しい追跡劇を繰り広げ、のっけからハラハラドキドキ。

その後場面は25年後の1969年に移り
70歳になったインディが、パレードでごった返すニューヨークの街を
馬に跨がりまたまたバイクや車と激しい追跡劇。

更に舞台がモロッコに移ると、そこでもオンボロ三輪自動車でカーチェイス。
昔取った杵柄か、年齢を感じさせないインディが凄い(笑)。

それにしても…
なんかやたらと〈追っかけっこ〉の場面が多い上に長い(^^;。
ハラハラさせて面白いは面白いのだけど、これだけ続くと
ちょっとだけ「もういいよ…(^^;」という気分になってくる。
簡単に人が撃たれてどんどん死んじゃうのも「もういいから(T^T)」という感じ。
(でも主要登場人物には絶対に銃弾は当たらない)。

そんな長すぎる〈追っかけっこ〉のシーンをもうちょっと短くして
謎解きにもう少し時間をかけてくれてもよかったのにな〜と思う。
(暗号解読とかがあまりにも簡単に解決しすぎて…^^;)。

今回、インディと冒険を共にするヘレナという女性は
インディの、今は亡き旧友の娘。
この娘が、夢半ばで亡くなった父の思いを果たすために
〈運命のダイヤル〉を取り戻そうとしてるのかと思いきや
全くもってそうではなく、全ては金のためというのもブッ飛んでる。
盗みや詐欺を平気で働くかなりヤバい女。ワルである。
でもそこが痛快。

最後はなにやら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』状態に。
約2000年前のシチリアにタイムスリップしてしまったインディが
「(元の世界には)もう帰らない」と話す場面は
何故だか涙が止まらなかった(ノ_<。)。
インディは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクみたいに
自分が大好きな時代に残ってそこで余生を送るのか…。
それはそれで学者として本望なのかも知れないけど
息子を亡くし妻とも疎遠になり、もう現代には思い残すことはない…
そんな気持ちもあるのだろう…
あ〜、わかる。なんかわかるよその気持ち。
でもそれはあまりにも悲しいよインディ〜(泣)

…とウルウルしてたら・・・ボコッ(笑)。

最後の最後は穏やかなハッピーエンドでめでだしめでたし。
伏線回収も良く出来ていて、とっても面白かった。
ま、欲を言えばインディの鞭捌きをもっと見たかったけど…
相手が拳銃じゃとても太刀打ちできないもんね(^^;。


どんな人間も歳をとる。
その中でどのような老い方を選んでいけばいいのか。
そんなことも少し考えさせられる
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』だった。



まだ観ていない(そして近々観に行こうと思っている)映画の
パンフレットも一緒に買ってきちゃったりなんかして。
indianajones.jpg




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《オマケ》
明日から3日間仕事を休むので、同僚のみなさんへ賄賂。
日本橋髙島屋で買った〈Pista & Tokyo〉の
ピスタチオサンドとガトーピスタチオ。
味見しとかなくちゃね、と自分ち用も購入(^m^)。
pistaandtokyo.jpg
うむ、うまい!。ピスタチオの味がちゃんとする。
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コメント 4

きゅう

インディジョーンズに行かなきゃと思っているうちに、ミッションインポッシブルが始まって、いつの間に近所の映画館ではインディジョーンズ字幕が1日2回になっていたので、先日慌てて行きました。そして同じように2冊のパンフを買って(笑)

確かに謎解きは少なかった気がしますが、あの帽子はなぜ脱げないのかと関係ないところで考えてしまいます(顎のゴムでもついているのか?)
しかしクリスタルスカル…15年前だったんだ。
多分次に行く映画もカーチェイスが多いと思うので、時代は違えど混乱してしまうかもです。

明日も暑そうですね。お身体に注意して楽しんできてください。

by きゅう (2023-07-29 01:32) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
>>あの帽子はなぜ脱げないのか
あっ!アタシもそう思いました(おそらく同じ場面でしょう笑)。
なんでこの状況でこの帽子はインディの頭にくっついたままのだ?
カウボーイハットみたいに紐でも付いていたっけ?いやいやそんな筈は。
他にも「んなアホな!」という場面がいっぱいありましたが
いいんです、インディ・ジョーンズなので。

明日の新横浜周辺は他にもイベントがあり、
なにやら恐ろしいことになっていそうです(◎_◎)。
(先日のファイナルの時の名古屋駅どころではないかも???)。
暑さに混雑…心配事もありますが、とにかく楽しんできます。

by 梅屋千年堂 (2023-07-29 01:51) 

YAYOI

帽子!みなさん同じ事考えてますね(笑)
きっと頭皮に着脱スイッチが付いているんでしょう。
謎解きよりもカーチェイスや銃撃戦が多かったですね。
途中で、私はMIを観てるのかって思っちゃいました。

いよいよ今日から夏イベですね。
駅とか混んでて大変そうですが、楽しみましょう。
by YAYOI (2023-07-29 06:26) 

梅屋千年堂

>YAYOIさん
ちょっとインディジョーンズについて検索していたら
「インディ・ジョーンズ・ハット」という項目がWikiにあって
思わず笑ってしまいました。
カーチェイスはともかく、撃ち合いが多いのがちょっとキツかったです。
悪者がやられるならともかく、なんの関係もない一般市民が
いとも簡単に殺されちゃうのは…(T^T)。
時代劇の(血が出ない)切られ役と思って観れば良いのでしょうか。

夏イベ、恐れていたほどの混雑に見舞われず良かったです〜〜〜。

by 梅屋千年堂 (2023-07-30 22:15) 

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