インターメディアテク [EXHIBITION]
例の剥製を観てみようと…
東京駅前のJPタワー/KITTEの2・3階にある
JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテクに行ってみた。
この博物館の存在は以前から気になっていたけれど
なかなか訪れるチャンスがなかった。
入館無料!。
館内は撮影禁止だけれども、入口のこのエリアは撮影可。
例の剥製=幸ちゃんが以前飼っていたコビトカイマンが
どのあたりに展示されているのか全然調べないまま来てしまったけど
入ってすぐの展示室に、なにやら様々な動物の骨格標本が並んでいるので
ここなのか…な?と思いながら進んでいった。
ちなみに、客…アタシだけ(笑)。
どうやら最初に入ったここは
常設展示『Made in UMUT −東京大学コレクション』らしい。
クジラ、マサイキリン、ウマ、ダチョウ、絶滅鳥エピオルニスなど
かなり大きな生き物から、ネズミ、リス、モモンガ、ツバメなどの
小さな生き物まで実にいろんな骨格標本が
ダーッと展示されていてかなり興味深い。
小さな動物の肋骨の華奢さに驚いたり
キリンって骨になると以外と首が短く見えるな…とか
ウマってこんなにデカいか?!とか
こんなでっかい鳥がいたんだ!とか、いちいち見入ってしまう。
中にはカピバラの骨格標本もあったのだけどどういうわけか頭部はなく、
カピバラの頭蓋骨見てみたかったなーなんて思ったり。
なんかいいな〜(*^^*)と思ったのは、この展示室の雰囲気。
いかにも昔の博物館という感じのクラシックなキャビネットに納められていて
なんだか歴史物の映画やドラマやミュージックビデオの撮影に使えそう。
窓の外には煉瓦造りの東京駅。
まるでタイムスリップしたかのような錯覚さえ覚える。
…ここ、真夜中にきたらおそらくかなり怖い(笑)。
へぇ〜!ほぉ〜!などと感嘆しながら進んでいくと
展示は骨格標本から剥製へ。…でも、ここにはコビトカイマンはいない。
そういえば確か幸ちゃん、ラジオで「奥の方にある」とか言ってたっけ。
しかしそうこうするうちに、展示物が動物ではなく
昆虫や鉱石・植物の標本に移行していくのでだんだん不安が…(^^;。
あれ…?。見逃して通り過ぎてしまったのか?。
それとも既に展示期間を終えて片付けられてしまったのか?。
えええええ〜〜〜…せっかく来たのにーーーー…
と、思っていたら…いた!コビトカイマン!!!。
多分これだ!と近づいてみると、
前脚に付けられたタグに「坂崎幸二」の文字を発見。
往々にして「剥製」って、特に哺乳類のものなんかは
いかにも剥製って感じで肉感がなくショボイ感じのものが多いけど
このコビトカイマンの剥製は凄くしっかりしていて状態がいい。
背中のゴツゴツした感じなんて、すごくリアル。
(そりゃリアルだろ、ホンモノのワニなんだから笑)。
キャプションを見ると
「2000年頃」
「体長1mほどだがこれでも成体」
「成長しても1.7mほどにしかならない」
「20年間飼育された個体が寄贈された」
などといったことが書かれていた。
もう一度、前脚のタグを見ると
「坂崎幸二」の他、
コビトカイマンの学名「Paleosuchus palpebrosus」や
なんの識別番号かはわからないけど「13962」という数字が読み取れた。
もちろん撮影禁止なので画像はないけれど
帰宅してちょっと探してみたら、インターメディアテクの公式ツイッターに
10月23日付で画像付きの投稿があったので
興味のある方はそちらを参照されたし。
(寄贈者についての記載はまったくないけれど)。
それにしても…いくら体長1mとはいえ家庭で飼うにはデカい。
幸ちゃん、こんなの飼ってたのか(^^;。ちょっとビックリ。
ちなみに、このコビトカイマンの剥製があるのは
「ギメ・ルーム」という展示コーナー。ホントに奥の奥だった。
コビトカイマンの剥製をしっかり目に焼き付けて
GREY CUBEと呼ばれる展示室に入っていくと、
ここはまたまったく趣の異なる、しかしとても興味の湧く展示が。
『遠見の書割――ポラックコレクションの泥絵に見る「江戸」の景観』
という特別展示で、幕末に描かれた「泥絵」と呼ばれる風景画が並んでいる。
描かれているのは東海道五十三次の風景だが、
浮世絵と異なりちょっと洋風で、なんだかとてもさっぱりしている。
人物の描写もかなり簡素で単純。作者も未詳だ。
これら泥絵は土産物程度の扱いで
これまで殆ど注目されることはなかったそうなのだけど
近年欧米を中心に評価が変わりつつあるとのこと。
江戸後期にはかなりの完成度に達していた浮世絵なんかに比べると
ちょっと稚拙な感じのする泥絵だけれども、
それがまた「いい味」になっていて観ていて楽しかった。
入口の画像でわかるように、一つ上のフロアにも展示室があるのだけど
大相撲を観るために早く帰宅したかったので、今回そちらの展示は諦めた。
しかし、帰宅して改めてインターメディアテクのサイトを見てみたら
上のフロアにはオリジナルグッズを扱うショップもあったそうで
あ〜、覗いてみればよかったと少し後悔。
でも冷静に考えて、もし覗いていたら散財は必至…。
またいらんもんを買ってしまっていたに違いない。
行かないで正解だった、と思うことにした(^^;ゞ。
(でも次の機会があったら覗いてみよう笑)。
インターメディアテク、予想以上に面白かった。
東京駅!。
天気良すぎ!。
東京駅前のJPタワー/KITTEの2・3階にある
JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテクに行ってみた。
この博物館の存在は以前から気になっていたけれど
なかなか訪れるチャンスがなかった。
入館無料!。
館内は撮影禁止だけれども、入口のこのエリアは撮影可。
例の剥製=幸ちゃんが以前飼っていたコビトカイマンが
どのあたりに展示されているのか全然調べないまま来てしまったけど
入ってすぐの展示室に、なにやら様々な動物の骨格標本が並んでいるので
ここなのか…な?と思いながら進んでいった。
ちなみに、客…アタシだけ(笑)。
どうやら最初に入ったここは
常設展示『Made in UMUT −東京大学コレクション』らしい。
クジラ、マサイキリン、ウマ、ダチョウ、絶滅鳥エピオルニスなど
かなり大きな生き物から、ネズミ、リス、モモンガ、ツバメなどの
小さな生き物まで実にいろんな骨格標本が
ダーッと展示されていてかなり興味深い。
小さな動物の肋骨の華奢さに驚いたり
キリンって骨になると以外と首が短く見えるな…とか
ウマってこんなにデカいか?!とか
こんなでっかい鳥がいたんだ!とか、いちいち見入ってしまう。
中にはカピバラの骨格標本もあったのだけどどういうわけか頭部はなく、
カピバラの頭蓋骨見てみたかったなーなんて思ったり。
なんかいいな〜(*^^*)と思ったのは、この展示室の雰囲気。
いかにも昔の博物館という感じのクラシックなキャビネットに納められていて
なんだか歴史物の映画やドラマやミュージックビデオの撮影に使えそう。
窓の外には煉瓦造りの東京駅。
まるでタイムスリップしたかのような錯覚さえ覚える。
…ここ、真夜中にきたらおそらくかなり怖い(笑)。
へぇ〜!ほぉ〜!などと感嘆しながら進んでいくと
展示は骨格標本から剥製へ。…でも、ここにはコビトカイマンはいない。
そういえば確か幸ちゃん、ラジオで「奥の方にある」とか言ってたっけ。
しかしそうこうするうちに、展示物が動物ではなく
昆虫や鉱石・植物の標本に移行していくのでだんだん不安が…(^^;。
あれ…?。見逃して通り過ぎてしまったのか?。
それとも既に展示期間を終えて片付けられてしまったのか?。
えええええ〜〜〜…せっかく来たのにーーーー…
と、思っていたら…いた!コビトカイマン!!!。
多分これだ!と近づいてみると、
前脚に付けられたタグに「坂崎幸二」の文字を発見。
往々にして「剥製」って、特に哺乳類のものなんかは
いかにも剥製って感じで肉感がなくショボイ感じのものが多いけど
このコビトカイマンの剥製は凄くしっかりしていて状態がいい。
背中のゴツゴツした感じなんて、すごくリアル。
(そりゃリアルだろ、ホンモノのワニなんだから笑)。
キャプションを見ると
「2000年頃」
「体長1mほどだがこれでも成体」
「成長しても1.7mほどにしかならない」
「20年間飼育された個体が寄贈された」
などといったことが書かれていた。
もう一度、前脚のタグを見ると
「坂崎幸二」の他、
コビトカイマンの学名「Paleosuchus palpebrosus」や
なんの識別番号かはわからないけど「13962」という数字が読み取れた。
もちろん撮影禁止なので画像はないけれど
帰宅してちょっと探してみたら、インターメディアテクの公式ツイッターに
10月23日付で画像付きの投稿があったので
興味のある方はそちらを参照されたし。
(寄贈者についての記載はまったくないけれど)。
それにしても…いくら体長1mとはいえ家庭で飼うにはデカい。
幸ちゃん、こんなの飼ってたのか(^^;。ちょっとビックリ。
ちなみに、このコビトカイマンの剥製があるのは
「ギメ・ルーム」という展示コーナー。ホントに奥の奥だった。
コビトカイマンの剥製をしっかり目に焼き付けて
GREY CUBEと呼ばれる展示室に入っていくと、
ここはまたまったく趣の異なる、しかしとても興味の湧く展示が。
『遠見の書割――ポラックコレクションの泥絵に見る「江戸」の景観』
という特別展示で、幕末に描かれた「泥絵」と呼ばれる風景画が並んでいる。
描かれているのは東海道五十三次の風景だが、
浮世絵と異なりちょっと洋風で、なんだかとてもさっぱりしている。
人物の描写もかなり簡素で単純。作者も未詳だ。
これら泥絵は土産物程度の扱いで
これまで殆ど注目されることはなかったそうなのだけど
近年欧米を中心に評価が変わりつつあるとのこと。
江戸後期にはかなりの完成度に達していた浮世絵なんかに比べると
ちょっと稚拙な感じのする泥絵だけれども、
それがまた「いい味」になっていて観ていて楽しかった。
入口の画像でわかるように、一つ上のフロアにも展示室があるのだけど
大相撲を観るために早く帰宅したかったので、今回そちらの展示は諦めた。
しかし、帰宅して改めてインターメディアテクのサイトを見てみたら
上のフロアにはオリジナルグッズを扱うショップもあったそうで
あ〜、覗いてみればよかったと少し後悔。
でも冷静に考えて、もし覗いていたら散財は必至…。
またいらんもんを買ってしまっていたに違いない。
行かないで正解だった、と思うことにした(^^;ゞ。
(でも次の機会があったら覗いてみよう笑)。
インターメディアテク、予想以上に面白かった。
東京駅!。
天気良すぎ!。
2020-11-11 23:59
コメント(3)
入館無料なんですね!それにつられて癒やされに行ってみたいなぁ〜…
それにしても駅の写真!凄く良いですね!…でも人がいない!何時頃ですか?(^^)
by 宮p (2020-11-12 06:17)
インターメディアテク、いらしたんですね、私も先日の放送を聴いて「行きたいなぁ」と思いつつ今になってしまっています。三年前に初めて行ったときも超空いており、ヒールの音を響かせないよう抜き足差し足、でした。
ゆっくり観て帰るころには自分まで賢くなったような気がしてました。
けっこう無造作に展示されてますよね、ん、これ?観たきゃどうぞ、みたいに。年季の入ったものばかりで、東京のど真ん中でありながら外の喧噪を忘れさせてくれる「ゆったりスポット」ですよね。
by マベパール (2020-11-12 15:25)
>宮pさん
あれで入館無料はすごくお得感があります。
300円くらいは取ってもいいんじゃ?と思います。
骨格標本や剥製は好き嫌いの分かれるところかと思いますが
ああいうのが好きな人にはたまらないと思います。
東京駅の写真は正午頃です。
駅の外も中も、やっぱりなんとなく人が少ないですね。
>マベパールさん
>>ヒールの音を響かせないよう
アタシも自分のブーツのヒールの音を館内に鳴り響かせて歩いてました。
でも自分しかいないし、まぁいっかと(笑)。
>>無造作に展示
そうなんですよ。
博物館というよりも個人コレクターのお宅の棚のように
結構ギュウギュウに押し込まれてるところもあったりして(^^;。
しかし不思議と「また来たい」と思わせる場所です。
by 梅屋千年堂 (2020-11-12 20:57)