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キャッツ [Music,Movie&Musical]

劇団四季の舞台ではなく、映画の方。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『キャッツ』を観に行く予定の方はご注意下さい。

劇団四季のミュージカル『キャッツ』が大好きで
過去に15回ほど観に行っているのだけど
あの『キャッツ』の世界が映画になったらどうなるんだろう?という
純粋な好奇心から観にいってみることにした。

本国では酷評ばかりで、あまり評判もよろしくないらしいが
そういうことは気にしない。自分がどう思うか、これが大事。

ストーリーがないようであるような『キャッツ』が
果たして映画として成り立つのだろうか?。
雑誌などのレビューを見ると「主役」は白ネコのヴィクトリアらしい。
へぇ〜そうなんだ。
ミュージカルではしなやかなダンスを魅せる
(でもソロで歌ったり喋ったりは殆どない)あのヴィクトリアが。

予告編が終わり、いよいよ本編が始まる…

あのミュージカルの時のような
シーンとした静けさの中、大音響で流れ始めるOVERTURE…
…を期待したのだけど、あれ?なんか音が小さいな(-"-?。
このオープニングだけでなく、全体的に音量が小さめで
なんだかちょっと迫力不足で物足りない感じだった。

物語は、袋に入れられた仔猫のヴィクトリアが
ロンドンの裏町のゴミ捨て場に捨てられるところから始まる。
袋から這い出たヴィクトリアが、
そこで暮らす個性的なジェリクルキャッツたちと出会い、
再生を許される特別なジェリクルキャッツを選ぶ
年に一度の舞踏会を通してその世界に溶け込んでいく、
そんなお話になっている。

アタシが最後に劇団四季の『キャッツ』を観たのも
もう10年も前の話で、現在大井町のキャッツシアターでやっているものは
かなり内容がリニューアルされているそうなので
今の四季の『キャッツ』と比べてどうなのかはわからないけど
10年前に観たものとは異なる部分も多く、それを気にし始めてしまうと
この映画が受け入れがたいものになりそうだと感じたので
途中から「舞台の『キャッツ』と映画の『キャッツ』は別モノ」と
割り切って観るようにしたところ、違和感なく楽しめるようになった。
(それでもオールドデュトロノミーがおじいちゃんじゃなくて
 おばあちゃんだったことだけはどうしても違和感大だったけど)。

『キャッツ』の最大の魅力は楽曲の良さだとアタシは思っている。
もちろん歌とダンスも良いのだけれど、
アンドリュー・ロイド・ウェバーが作った曲が素晴らしいのだ。
個人的に大好きなのが“ジェリクルソング”。
(映画では“ジェリクルソング・フォー・ジェリクルソング”)
特に四季版での
「♪ジェリクル〜の歌声は〜…そーらのかなたにひーびくー
  天使に届くーメサイアー…」
のところなんて、もう何度聴いても感涙もの。
今回の映画でもご多分に漏れず初っ端からウルウル(・_・、)。

あとは後半に出てくる“スキンブルシャンクス〜鉄道猫〜”。
「♪スキ〜ンブ〜ルシャンクス ア レ〜ルウェ〜イキャット…」
という変拍子のところや、Aメロなんかは聴いてるだけでワクワクしてくる。

…あれ?
なんか映画の感想じゃなくなってるけど(^^;ゞ
もちろんこれらの楽曲は映画版でもとっても良いし
“メモリー”や“マキャヴィティ〜犯罪王〜”もいい。
アンドリュー・ロイド・ウェバーは天才!とアタシは思う。

今回の映画のために、アンドリュー・ロイド・ウェバーと
テイラー・スウィフトが共作した“ビューティフル・ゴースト”がまたよい。
これは曲だけじゃなく歌詞もよい(訳詞がパンフレットに載ってたもんで^^;ゞ)。

そういえば、映画版『キャッツ』に出てくる猫たちの
メイクやコスチューム(と言っていいのかわからないが)はCGだそうで
どうりで背中にファスナーがないわけだ(笑)。
で、猫っぽくしようと一生懸命加工しているのはわかるんだけど
俳優がみんな面長なので、あんまり猫に見えない(やや小声^o^;)。
どうせCGでやるんだったら、もう少し(特に顔は)モフモフにしたほうが
猫っぽくなったんじゃ?と思ったりもする。

しかし、そんなCG加工を施されても
ジュディ・デンチとイアン・マッケランは元の顔が個性的すぎて
どう見ても猫ではなく、本人でしかないのがなんだかちょっと笑えた(^m^)。

総じて、「世間の評判ほど悪くはないじゃん」というのが感想。
でもやっぱり劇団四季のがいいな〜と思ったのは事実。
久しぶりにミュージカルのチケット取ってみようかな、
などという思いがフツフツと湧き上がってきている。

チケット代、映画のレディースデーの10倍だけど(^^;ゞ。



cats.jpg
豪栄道が載るの、最後だな…と思って
本場所で買わなかった一月場所のパンフレット、通販で買っちゃった。
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