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THE ALFEE@八王子《本編編》 [┣ '18 LIVE (THE ALFEE)]

『45th Anniversary Best Hit Alfee 2018 春ノ巻』
オリンパスホール八王子 本編の巻

4/19 21:40 UPDATE。
ネタバレ指数18

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怒濤のライブ月間3本目・八王子。
王子のバースデーライブ。

もう去年の今頃あたりから
「来年の王子の誕生日は火曜日かー。仕事だなー。
 もし関東以外の公演だったら行かれないなー」
と半ば参加を諦めていたのだけど、
ツアースケジュールが発表になり開催場所が八王子であると判明。
うーむ、行こうと思えば行けるじゃないか。
火曜日はシフト上非常に休みづらい曜日ではあるのだけど
どうにか午後半休を取り付けて、
そして幸運なことにチケットも入手して、晴れて参加と相成った。

午前の仕事を終えて、一旦帰宅。
どこかで時間を潰して職場から行ってもいいのだけど
いろいろ不要な荷物を置いていきたいこともあり、帰宅した。

職場から八王子に直行して、
グッズの開場前販売に並ぶことも考えないではなかったが、
手ぬぐいはあとはヨコケンの分だけ!と決めていたし
ここのところ仕事が忙しく、疲労気味だったこともあり
やっぱし一旦家に帰ろ、と(^^;ゞ。

とは言うものの、一旦帰宅しても
実はそんなにのんびり出来る余裕はなく、
小一時間の間に遅めの昼食を摂って、身支度整えて慌ただしく再出発。
桜木町から横浜線に乗車して約1時間。
例えば桜木町から川口まで行くのと比べても10分くらい短いはずなのに
八王子への道程は、川口よりも物凄く長く感じる…。
単に行き慣れていないせいかも知れないが。

八王子到着は17時30分頃。
雨が降っていたが、駅直結なのでオリンパスホールへは
傘を差さずに行くことが出来る。
オリンパスホール八王子で最後にやったのはいつだろう?と
調べてみたところ、2014年の秋以来。
エスカレーターを上がりながら
「あ〜、そうそうこんな感じだった!」と記憶が甦ってきた。

入場列の最後尾に着き、開場を待つ。
ほどなく列が動き出し、ホールの中へ。
開場前販売で早々に《ご当地手ぬぐい》が売り切れてしまったせいか
グッズ売場はビックリするほどガラガラ(・o・)。

今日は、昨年の王子ソロのDVD&Blu-rayの発売日でもあり
通販で申し込んでいたけれど、こちらの売場もさほど混雑していなかったので
あ〜ここで買っても良かったかな…などと思ったり。
でも通販だとカード決済ができるからやっぱり通販の方が良かったか。


本日の座席:1階9列一桁番。
もぉ〜チケットが取れただけでも万々歳なのに
一桁列とはアタシにしては上出来すぎる。

友達と少し話した後、自分の席に戻り
荷物を整理して、しばしぼんやり…。
疲れ気味なのと花粉症の薬で眠いのとで、思わずウトウト。
なんとなーく場内に流れるBGMに耳を傾けていたところ
トランペットのイントロが聴こえてきた。
これってもしかして『音叉』の中で
雅彦が平戸の教会の前で聴いたスコット・エンゲルの“最後の封印”?。
『音叉』第四話を読んだ後に、ネット動画でこの曲を探して
一度だけ聴いたけど、なんかこんな雰囲気の曲だった気がする。
いや、でもやっぱりそれとは別の曲かな。よくわからない。

18時30分に「間もなく開演」のアナウンス。
どこからともなくオーディエンスの手拍子が始まり、
数分後、BGMがスッとフェイドアウトして
ビートの効いたオープニングのSEが流れ始める。

やがてステージ後方のセットが開くと、そこには3人の姿が。
数歩前に出てきて、一旦立ち止まり
オープニングSEが一旦途切れた後、
再び前に歩き始めてそれぞれの立ち位置に。

3人の衣装は基本初日および市川と同じ。
王子の髪は、バースデーだから気合いの巻き髪か?と予想したが
いつものワッフルウェーブだ。
最初のギターは、こちらもいつものESP Metal Stained Glass。

1曲目!。
“Shadow of Kingdom”
おぉ〜…なんかこのホールって音が響く!。
床が板張りだから?。
なんだか久々の大音響にテンション急上昇。

2曲目は♪タリラリタリラリタリラリラ!から
“STARSHIP -光を求めて-”
王子のギターは引き続きMetal Stained Glass。
Aメロ前の「♪ジャララ・ジャラララ!」で
3人揃ってギターのネックを立てる場面はいつ見てもワクワクする。

そして“THE AGES”
王子のギターはESP Snapper TAKAMIY Custom。
ふと思う。“THE AGES”のような曲を
セットリストの1曲目とか後半ではなく、
3曲目にサラッと入れてきてしまうあたり
もう組曲慣れしちゃってるというかなんというか…
やる方も、聴く方も(笑)。


ここで幸ちゃんの短いMC。

幸「こんばんはーっ!。
  さぁ、始まりました2018年春ノ巻!。
  今日は、何かが起こりそうな予感がいたします!。
  1階のみなさん!、2階のみなさん!、
  そしてちょっと高いけど3階のみんな!、
  日頃のヤなことは忘れて楽しんでってください。
  最後までよろしくーーーっ!」

一瞬の静寂の後「♪さぁ〜全力出せ!」と桜井さんが歌い始める4曲目。
“勇気凛々”
幸ちゃんのMCの間にチェンジした王子のギターは…
あっ、今までと違う!。Flying A-IV(Red/Black)。
このギターがデビューした当初、いくつか色違いも作られたけど
この赤黒を頻繁に使うってことは、見た目的にも音的にも
一番気に入っている、ということなのだろうか。

この歌の歌詞の中で、ちょっと好きなフレーズがある(ちょっとかぃ笑)。
2コーラス目のBメロ部分
「♪やろうとしないから〜ここで終わりじゃないさ」までの一節。
ライブでノリノリで聴いていてもなんだか妙に心に沁みる。

そして5曲目。
宇都宮では“Bad Girl”をやったというではないか!。
聴きたい聴きたい“Bad Girl”聴きたーーーい!!!。

と、思っていたんだけど“勇気凛々”が終わると
幸ちゃんのローディーがギターを持ってきた。
あ、やんないわ“Bad Girl”。

というわけで、いつもの“不良少年”
でも良いのだ。この曲も大好きだし。
しかも、後奏の前に王子がFA-IVから’58年製のレスポールカスタムに
ギターチェンジして自分の立ち位置に戻ってきた時に
ヘッドセットマイクに手をやった…と思ったら

「♪ヒュヒュ〜」

と口笛。ヤッタ〜ヽ(^。^)丿。
やはりこの曲はこれがないと!。
更にそのあと「ROCK’N ROLL!!!」とシャウトしてから
レスポールカスタムを掻き鳴らし「♪I’ll be baーck!」。
いやー、カッコイイ。
やっぱり“不良少年”でヨカッタ(結局どっちでもいいらしい)。

そして!!!“A.D.1999”
1コーラス目の途中で、ダダダッ!と走って前に出てくる王子。
その後も、ステージ前方で右に左に行ったり来たりしながら歌い、弾く。

このツアーでの“A.D.1999”は、
徹頭徹尾オリジナルアレンジにこだわっている気がする。
2コーラス目の「♪愛の〜」の後の
幸ちゃんの「♪ウーウー↑ウー↓ウーウー…」ってコーラスも
なんだか懐かしくて嬉しい。

このツアー、まだ大宮と名古屋ファイナルのチケットが来ていないが
おそらく今日が一番ステージに近い席だろうと思う。
(大宮・名古屋でこれ以上前が来るとは思えない…^^;)。
なので、王子の連続開脚ジャンプをしかとこの目に焼き付けた。
う〜ん、眼福眼福(*^^*)。



ここで幸ちゃんのMC。

幸「ハイ、ありがとうございます。ありがとうございます。
  この、スペシャルな日にようこそおいでくださいました。
  今日は何が起こるんでしょうか。…まだですよ。
  みんなも分かってると思いますけど。大体いつもそんな感じですよね。
  …それじゃここはみなさん、どうぞお座りいただいて…」

恒例の場内アンケートでは
「この春初日の人」「ここまで全部観た人」「今日が生まれて初めての人」を調査。
ところが「生まれて初めての人」を聞いたところ…

(シーン…)

幸「初めてだって方、いらっしゃいません?。
  いないってことはないと思いますが、どっかにいらっしゃるとは思いますけど
  初めての方は、このアルフィーとの出会いという記念すべき日を
  よき思い出にしていただければと思います」

珍しく「初めての人」での客席の反応がなかった。
しかし、関東での王子BDライブという激戦公演であるからして
「初めての人」がゼロでも不思議ではない気はした。
(まぁでもどこかに一人くらい内気な「初めての人」は
 いたんじゃないかと思うけれども)。

幸「さぁ、二人(桜井&高見沢)は気合いが入っております!。
  二人は、っていうか、二人も!(笑)。
  この春は、どんな衣装で登場するんでしょうか。
  まずはこの方をご紹介いたしましょう」

ということで、ファッションショー風に二人を紹介。
まずは桜井さん。

幸「音楽界きっての辛党・桜井賢、
  この春の装いは春らしい色合いのスリーピース…」

下手側から出てきた桜井さん。
ステージの前方に出てきて、気取って歩きながらポージング。
立ち止まってポージングするたびに、オーディエンスが「キャー!」(笑)。

幸「ジャケットだけを別の生地を使って、
  ちょいワルおやじの一歩先を行く、ちょいワルじじいを演出しています。
  …(中略)…
  要するに、いつもと同じでございます」

「いつもと同じ」と幸ちゃんが言ったところで
階段を上がりながらズルッと軽くコケてみせる桜井さん。

続いて、王子の紹介。

幸「続きまして、音楽界きっての派手派手ムキムキマン、
  高見沢俊彦、この春の装いは、
  …(中略)…
  ジャケットにはレースをあしらって、王子の休日を演出します。
  王子と言うよりも、大きいジジイ、大爺という感じ。
  こちらもいつもと同じでございます」

王子もステージ前方を気取って歩きながらポージング。
そのたびにやっぱりオーディエンスが「キャー!」。
こっち側に来たときに、客席に向かって手を振るもんで
思わずつられて振り返してしまった(^o^;。

そして最後は幸ちゃん。
MCは王子にバトンタッチ。

高「そして坂崎幸之助、この春の装いは…
  …ご覧の通りいつもと同じです」

階段を降りたところで、派手にひっくり返る幸ちゃん。
(今日はメガネが飛んでいくこともなく)
倒れたまま脚を高く挙げて背倒立、更に開脚。
すくっと起き上がって、ささっと定位置に戻る素早さは
とても64歳とは思えない。

高「骨折れるから!(笑)。
  …要するに3人ともいつもの感じってことですね」
幸「そだね」
高「そだねー」

幸「ハイ、結局いつもと同じ、頭のネジの緩んだ3人が
  全国を回って行きますんで、よろしくお願いしたいと思います。
  それではお待ちかねのこのコーナー、
  桜井営業部長による、春ツアーパンフ紹介コーナー!」

♪パッパカパーン!パ・パ・パ・パッパカパーン!

…いつも思うんだけど、この古典的なファンファーレ、いいなぁ(笑)。

桜「この春のツアーパンフでは、ついに3人が忍者に挑戦いたしました!」

ということで高見沢俊彦原作『風雲!龍神ニンジャ伝説』の中で使われた
写真の拡大パネルを幸ちゃんが運んでくる。

高「あれっ?!…坂崎が(パネルを)持ってきた!」
桜「えっ?!。あの、箸より重いものは持たない男が?!。
  最近やる気になってますねー!」
高「最近やる気なんだよ!」

まず3人の忍者姿のパネルを紹介したあと、
次に紹介したのは幸ちゃんの「蛇使い」。

桜「…これは何でしょうか」
高「これは蛇使いです」
桜「坂崎が蛇を飼ったらアルフィーは解散で〜す」
幸「…黙っとこ」

そして王子はポルトガルのカステラ売り。
(あの帽子はポルトガルの帽子らしい)。

幸「高見沢、カステラの下に付いてる紙、食っちゃうだろ」
高「食っちゃう。あそこが一番美味しいからね」
桜「紙ごと食っちゃうんだろ」
幸「紙は出せよ。高見沢、肉まんに付いてる紙も食っちゃうだろ」
高「あそこが一番うまいからな。
  紙だけ食って、あとは捨てちゃう…なわけないだろ!」

最後は桜井さん。

王子が桜井さんの頭巾&ちゃんちゃんこ姿のパネルを
くるっと客席に向ける。

高「いやー、スゴイですねー。もう大爆笑」
桜「(客席の反応を見て)…そうでもないみたいですよ」

ここで突然「二人ともパンフ読んでないだろ!」と
桜井さんと幸ちゃんに詰め寄る王子。
「読んだ」と言い張る二人。

高「じゃぁこれはどんなお話ですか?」
桜「あれでしょ?…巻物を探しに…」
高「せっかく書いたんだからちゃんと読んで下さいよ〜」
桜「読んだよ。読んだけど記憶がないだけ」
幸「記憶がないとか、どっかの政治家みたいなこと言わないでよ」

高「坂崎だって読んでないだろ!」
幸「読んだよ」
高「どんな話?」
幸「天竺へ行くんだろ」
高「天竺は関係ない!」
幸「西遊記じゃないの?」
高「(蛇使いのパネルを指して)坂崎さん!これは何なんですか!。
  あなた、知ってるんでしょう!」
幸「それは…刑事訴追の恐れがあるので申し上げられません」
高「あなたはこれを見たことがあるんですか?!」
幸「え、それは刑事訴追の恐れがあるので申し上げられません」

おもろい(^m^)。

最後は付録の《忍者ステッカー》の紹介。

桜「…いまどき忍者シールってどうなんでしょう(^^;」
高「いいじゃないですかー」
桜「会社とかで『君、なんだねこれは』って聞かれて
  『ハイ、これは忍者シールです』って?」

今日もシートから1枚シールを引っぺがして
桜井さんの額のど真ん中に《忍》というシールを貼り付ける王子。

桜「おまえがそうやってどんどん剥がしちゃうから
  だんだんシールが少なくなってきちゃうじゃないか」
高「あるよ、ほら」
桜「そうやって毎回新しいの出してくるのもったいないだろ」
高「じゃぁこうやって戻す。あれ?くっつかないな…」

シールを戻したシートを手のひらに乗せて、
もう一方の手のひらで「パン!」と思いっ切り叩く。

桜「いいでしょー?(笑)。
  あともう2年もすると、我々も操縦不能になりますから」

桜「さ、この春ツアーパンフ、一家に一冊と言わず
  これからは一部屋に一冊でお願いいたします。
  それでは、またっ、ぐらっ」

幸「ハイ、ありがとうございました。
  去年の秋に『それでは、またっ』ってやってたんですけど
  今回は『またっ・ぐらっ』。『ぐらっ』って分かりにくいですけど。
  さぁ、それでは音楽の方に戻らせて頂きますが
  今日は、この春初めての、この曲をやってみたいと思います。
  この曲も、今の季節にぴったりなんじゃないでしょうか」

王子のギターはSnapper TAKAMIY Custom。
なんだろう…ドキドキワクワク。

始まったイントロは…
“君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-”
そのイントロが始まったと同時に、
客席から「おぉっ…」のような「わぁっ」のようなドヨメキ。

これかぁーーー。
5月以降、“桜の実〜”にとって変わるのもこの曲なのだろうか。

そして、王子の歌い方が
なんというか、最近の傾向でもあるが、ビブラートが凄かった(^^;。
最近の王子の歌い方は嫌いではない(むしろ好きかも)だが
時々、もう少し普通でいいのにな、と思う。

座りコーナー2曲目は、いつもの“碧空の記憶”
本日のこの曲での王子のギターはESP GK-081 AMOROUS CTM-FR。
ボディのトラ目とネックのインレイが美しいあのギター。

いつものように、座りコーナーでは
3人の背後に蛇腹状の帯が垂れ下がっているのだけど
この曲では、その帯の更に後ろから強烈な白いスポットライトが
何本かステージから客席に向かってピーン!と伸びている。
このライティングがすっごくカッコ良くて、
個人的にかなりお気に入り。

なのだが…この春にこのコーナーで聴くこの曲…
どうしても眠くなる(やや小声)。

座りコーナー3曲目“ONE”が終わると
ここで王子のMC。
(“ONE”での王子のギターは、ESP Stream-GT Custom(Red/Natural))
                (↑今回も暫定的にこう呼んでおく)

高「ハイどーもありがとー。
  なんだか妙な緊張感が漂っていますけどねー(笑)。
  …ここでみなさんにお知らせがあります。
  オール讀物で不定期連載してきた『音叉』が
  7月13日に発売になります!」
客「(拍手)」
高「子供の頃から憧れていた小説の世界に
  まさか自分が加わるとは思ってもみませんでした。
  子供の頃の夢が、還暦を過ぎて叶うというね…」

王子も幸ちゃんも、子供の頃や10代の頃の夢が
いろいろいろいろ叶っていて本当に素晴らしいと思う。
桜井さんは…表立ってはよくわからないけども
やっぱりきっといろいろ叶っているハズ。

「これは自伝でもなければ私小説でもない」と念を押す王子。
「あくまでも’70年代を生きた若者たちの群像劇」であるとのこと。
王子曰く「’70年代は何かが変わろうとしていた時代だった」と。

なんだかわかる気がする。
当時まだ子供だった自分の中でも、’70年代と’80年代はまったく違う世界だ。
まぁ70年代=小学生、80年代=中学生だったからかも知れないけど。

高「あの時代を生きた人にも
  そしてあの時代をまったく知らない人にも
  楽しんでいただけると思います。
  7月13日、発売になりますので、宣伝活動を宜しくお願いします!」

この後も本に関する話が続く。
教育者だったお父さんの本棚には本がたくさんあって、
それを出しては入れて出しては入れてを繰り返していた。
難しい本ばかりだったけれども、
その本棚の中で『蒲団』というタイトルを見たときに
なぜかツボにはまってしまい、笑い転げた…という話。

高「小学生のツボにはまってしまったんでしょうね。
  田山花袋って人の本なんですが
  《蒲団》っていうのがおかしくておかしくて
  『《蒲団》だって!』って笑い転げてお袋に叱られましたけどねー。
  『だって『蒲団』だよ?じゃぁ《枕》』はないの?』?って言ったら
  《枕草子》持ってきましたけどね。そうきたか!と(笑)」

ところで田山花袋の『蒲団』ってどんな話だ?と
あらすじを調べてみたら…とても小学生が喜ぶような話じゃなかった。
むしろ「読んじゃいけません」などと言われて取り上げられそうな…(^^;。

高校生になると、海外の小説や哲学書を読むようになった王子。
読んでも理解出来ないのに、理解できたような気持ちになる。
わかってないのにわかったような感想文を書いて提出すると…

高「案外いい点数がもらえるんだよね。
  大人って簡単だなーと思いましたね(笑)」

高「坂崎は?。感想文とかどうだった?」
幸「ん?。あとがき」
高「あとがき?!」
幸「そう、だいたいあとがきだけ読んで書いちゃう」
高「でもあとがきだけで大体のことがわかっちゃうってスゴイよな」

高「桜井も凄かったですよ。
  一番うっすい本を選んで読んだんですけど
  難しくてさっぱりわからなかったんですから!。
  『ソクラテスの弁明』だっけ?」
桜「『資本論』」
幸「マルクスの?!」
高「マルクスの『資本論』?!」
桜「これなら薄くていいやと思って読み始めたんだけど
  最初の1ページから何が書いてあるのかさっぱりわかんねぇの」

アタシは小中学生の頃、読書感想文って大の苦手だった。
夏休みの課題なんかで本を読むのはいいんだけど、
その後に待っている感想文がすっごく憂鬱だった。
感想文が得意だった王子…尊敬してしまう。

高「僕らの曲の中にも、小説のタイトルを元にして
  作った曲というものがあります。
  これもそのうちの一つです。“春の嵐”

とりあえずイントロでの幸ちゃんのアコギの間は座っている。
そして王子のギターは始まるあたりでおもむろに立ち上がる。
これがアタシのパターンだが、タイミングとしては結構早い方のようだ(・_・)。
でも、さっさと立ち上がって
♪ジャジャジャジャー! アー! アーアーアー!」
のところで拳を挙げたいんだもの(笑)。

ところで、MCの時から王子が抱えていたギターが気になっていた。
初めて見るギターである。
が、カタチは以前も見たことがある。
同じモデルを昨年の王子ソロで使っていた
ESPのFRXのシリーズだ。
ピンクやブルーなどがのパステルカラーが複雑に入り交じったボディ。
EXHIBITION LIMITEDのニオイがする…と
ライブの帰り道、電車の中でESPのサイトを見てみたら…あった(*^^*)。
今年のEXHIBITION LIMITEDモデルのEX18-12 FRX-CTM NT。
カラーの名前はColorful Gradationというらしい(まんまだ)。
今の王子の衣装に、意外なほど合っている。

このギターの持つパワーのせいなのかどうかはわからないが、
“Nervous Breakdown”では
いままでそこまで強烈な印象がなかったイントロのギターのフレーズ…
♪ターラリラララー ターリララーリラリー
これが今日は物凄く強烈に耳に残って、とってもシビレた。

あとは冒頭にも書いたけど、やっぱり音のデカさ。
単に自分の座席の位置からそんな風に感じるだけなのかも知れないけれど
とにかく今日はなぜだか重低音が内臓に響く。
この感じ、すっごく久しぶりだ。
久々に体感する「デカい音」で、かなり気持ちが良かった。
(が、帰りの電車で十数秒耳鳴りに襲われていたことはナイショだ^o^;)。

“誓いの明日”でも、引き続きこのギター。
なぜか今日は間奏で、ワウペダルを踏み踏みワウワウ。
うーん、普通の音で聴きたかった気がする。

それはさておき、この曲での個人的ツボは
曲の後半、アカペラで「♪Somewhere いつか星が…」と歌っている時の照明。
いくつかのグリーンのライトがステージから客席に向かって
放射状に広がりながらゆっくりと回転する。
これがすっごく妖しげで綺麗。
「♪落ちーてくる夜ー」のあとの「♪ジャジャジャジャジャ!」の間だけ
一瞬白っぽいライトが明滅し、その後またグリーンの照明に戻る。
この、曲と連動している感じがすっごく好きだ。

で、その後の太郎さんの
♪ドコドコドコドコドコドコドコドコ…
というドラムもめちゃめちゃカッコイイ。

“Mind Revolution”
ここで王子、ギターチェンジ。
この曲では(多分)初日からずっとESP Stream-GT Custom(Red/Natural)。
ギターの細かいことはよくわからないが、
さっきのギターもこのギターも、去年から使ってるAMOROUSも
音が良いということは素人のアタシにもなんとなくわかる。
…ESPのEXHIBITION LIMITEDって凄いんだなぁ(◎_◎)。

“GATE OF HEAVEN”
このあたりになってくると
「あぁ今日のライブも終わりが近づいているんだなぁ」と少し寂しくなる。

王子のギターは前曲から引き続き、Stream-GT。
幸ちゃんが「♪う〜なされ〜た〜よ〜る…」と歌っている間に
Ultumate Archangelにチェンジ。
ギターに仕込まれたLEDも点灯させて、暗闇の中に浮かび上がる。

そして本編ラストはお馴染み過ぎる“星空のディスタンス”
八王子のステージは花道がないが、
桜井さんがこちら側のステージの端の方まで来てくれた。
ファッションショー(笑)の時も思ったけど
桜井さんはスタイルがいい。腰〜足が細くてカッコイイ。
そして右肘を引いて、ベースの弦を力強く弾く(はじく)時なんざぁ
もうホントにカッコイイ。


というわけで、本編終了。
このあとは、いよいよ(多分)スペシャルなアンコール!。




《TO BE CONTINUED…アンコールへつづく》 

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コメント 3

ゆき

ほんとですねぇ、まさかあの曲が今夜聴けるとは…
ウルウルしてしまいました。

今夜は随所でウルウルして、いっぱい笑って、ステキなお誕生日会に参加できて、よかったです。

明日の朝、会社に直行も、ほんとに来て、いや、来れてよかったです。

と、ご無沙汰しておりました。
またレポ、楽しみにしております♪
by ゆき (2018-04-17 22:04) 

YAYOI

お疲れ様でした!
私もただいま帰宅中です。今日は23列の左端にいました。
あの曲で口笛聞けて良かったですね♪
レポ楽しみにしてます!
by YAYOI (2018-04-17 22:18) 

梅屋千年堂

>ゆきさん
もう、“Without You”のピアノのイントロを聴いた瞬間に
「ハァーーーッ!こここれはっ!」と思いました。
ソロでは何度か聴いてきたけど、まさか本家で聴けるとは。
幸ちゃんとの“Baby’s In Black”も良かったですし、
いろいろいろいろ感激モノのバースデーライブでした。




>YAYOIさん
左側…ということは、きっと同じようなアングルで観ていたかもですね。
真正面から見た最後の投げキッスにはヤラレました(^^;ゞ。

「“Bad Girl”が聴きたーい!」と思っていましたが
口笛が聴けたので、“不良少年”でヨカッタです(我ながら調子のいいヤツだ^o^;)。

by 梅屋千年堂 (2018-04-21 22:34) 

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