ルネ・ラリックの香水瓶 -アール・デコ、香りと装いの美- [EXHIBITION]
1週間前『ルドルフ2世〜』の後にハシゴした展覧会。
渋谷に向かう電車の中で、
「そういえば、Bunkamuraの近くにある松濤美術館で
ラリックの展覧会をやっていたような気がする…」
そんなことを思い出し、ついでに行ってみることにした。
初めての松濤美術館。
今まで気にはなっていたけれど、なかなか訪れる機会がなかった。
洒落た作りの建物は白井晟一氏による設計。
入館料は500円と、超・良心的。
チケットを買って、まずお手洗いを借りたのだけど
つい最近作ったのか?と思えるほどものすごく綺麗でビックリ。
松濤美術館って結構昔からあるよなぁ、出来たの最近じゃないよなぁと
調べてみたところ、開館は1981年10月。
その後、2013年に半年かけて改修工事を行い、
2014年1月にリニューアルオープンしていた。…なるほど納得。
ジュエリー、花器、テーブルウエア、ランプシェード、カーマスコット…
様々なガラス工芸品を作ってきたラリックだが
今回の展覧会は、長野の北澤美術館所蔵の香水瓶に特化したもの。
これまでラリック美術館や、2009年の国立新美術館での展覧会でも
ラリック作品はいろいろ観てきているので
だいたいどんな感じかはイメージできていたはずなのだけど
久しぶりにラリックの作品を目の当たりにしたせいか
なんだかどれもこれもとっても素敵に見えて、思っていた以上に感動してしまった。
宝飾デザイナーとしてパリにアトリエを構えていたラリックだが
1908年に香水商フランソワ・コティの依頼を受けて
香水瓶を手掛け始めたのが始まり。
目に見えない《香り》のイメージを、
目に見える形で表現したラリックの香水瓶は大評判となり
他の香水メーカーからも注文が寄せられるようになる。
花、鳥、昆虫、裸婦などのモチーフが
様々な技法で小さな香水瓶やパウダーケースを飾り、
なんだか持っているだけで幸せな気分になれそうなものばかり。
●パウダーケース《シュバリエ・ドルセー》あるいは《二人のシレーヌ》
●香水瓶《バラ》ドルセー社
●香水瓶《ユーカリ》
●指輪《羚羊(れいよう)と葉》
●伸縮式ブレスレット《さくらんぼの木》
●印象《ニース》
●円形パウダーケース《日本のりんごの木》アリス社
●香水瓶《青い目》カナリナ社 共箱付
●香水瓶《バラ》ウォルト社
●円形蓋物《ドガ》あるいは《バレリーナ》
●香水瓶《二つのアネモネと花瓶》
●香水瓶《真夜中》ウォルト社
覚え書き的に書き連ねてみたけど
個人的に、このあたりの作品はホンットに素敵だった。
展覧会では、ラリックが活躍した時代に流行した
アール・デコのファッションも紹介。
ポール・ポワレ、マドレーヌ・ヴィオネ、
ジャンヌ・ランヴァンのイブニングドレスや
ジョルジュ・バルビエのファッション・プレート
(流行ファッション情報を伝える図版)なども展示されていて
これがもう以前NHKで放送していた
海外ドラマ『ダウントン・アビー』の世界そのもの。
素敵だった〜(*^^*)。
「ついで」のつもりで観に行った展覧会だったけど、
本日のメインイベントだったはずの『ルドルフ2世〜』よりも
良かった気がする(^^;ゞ。
ロビーに展示されていた「香水瓶《シダ》あるいは《女性の胸像》」。
これは箱根のラリック美術館でも観たなぁ。
中央の女性は、この頃すでに亡くなっていたラリックの妻・アリス。
展示されていた香水瓶の数々があんまり素敵だったので
(そしてそんなに分厚く&重くなかったので)思わず図録も購入。
なのでポストカードは1枚だけ。
松濤美術館、居心地のいい素敵な美術館だったなぁ〜。
また行こう。
渋谷に向かう電車の中で、
「そういえば、Bunkamuraの近くにある松濤美術館で
ラリックの展覧会をやっていたような気がする…」
そんなことを思い出し、ついでに行ってみることにした。
初めての松濤美術館。
今まで気にはなっていたけれど、なかなか訪れる機会がなかった。
洒落た作りの建物は白井晟一氏による設計。
入館料は500円と、超・良心的。
チケットを買って、まずお手洗いを借りたのだけど
つい最近作ったのか?と思えるほどものすごく綺麗でビックリ。
松濤美術館って結構昔からあるよなぁ、出来たの最近じゃないよなぁと
調べてみたところ、開館は1981年10月。
その後、2013年に半年かけて改修工事を行い、
2014年1月にリニューアルオープンしていた。…なるほど納得。
ジュエリー、花器、テーブルウエア、ランプシェード、カーマスコット…
様々なガラス工芸品を作ってきたラリックだが
今回の展覧会は、長野の北澤美術館所蔵の香水瓶に特化したもの。
これまでラリック美術館や、2009年の国立新美術館での展覧会でも
ラリック作品はいろいろ観てきているので
だいたいどんな感じかはイメージできていたはずなのだけど
久しぶりにラリックの作品を目の当たりにしたせいか
なんだかどれもこれもとっても素敵に見えて、思っていた以上に感動してしまった。
宝飾デザイナーとしてパリにアトリエを構えていたラリックだが
1908年に香水商フランソワ・コティの依頼を受けて
香水瓶を手掛け始めたのが始まり。
目に見えない《香り》のイメージを、
目に見える形で表現したラリックの香水瓶は大評判となり
他の香水メーカーからも注文が寄せられるようになる。
花、鳥、昆虫、裸婦などのモチーフが
様々な技法で小さな香水瓶やパウダーケースを飾り、
なんだか持っているだけで幸せな気分になれそうなものばかり。
●パウダーケース《シュバリエ・ドルセー》あるいは《二人のシレーヌ》
●香水瓶《バラ》ドルセー社
●香水瓶《ユーカリ》
●指輪《羚羊(れいよう)と葉》
●伸縮式ブレスレット《さくらんぼの木》
●印象《ニース》
●円形パウダーケース《日本のりんごの木》アリス社
●香水瓶《青い目》カナリナ社 共箱付
●香水瓶《バラ》ウォルト社
●円形蓋物《ドガ》あるいは《バレリーナ》
●香水瓶《二つのアネモネと花瓶》
●香水瓶《真夜中》ウォルト社
覚え書き的に書き連ねてみたけど
個人的に、このあたりの作品はホンットに素敵だった。
展覧会では、ラリックが活躍した時代に流行した
アール・デコのファッションも紹介。
ポール・ポワレ、マドレーヌ・ヴィオネ、
ジャンヌ・ランヴァンのイブニングドレスや
ジョルジュ・バルビエのファッション・プレート
(流行ファッション情報を伝える図版)なども展示されていて
これがもう以前NHKで放送していた
海外ドラマ『ダウントン・アビー』の世界そのもの。
素敵だった〜(*^^*)。
「ついで」のつもりで観に行った展覧会だったけど、
本日のメインイベントだったはずの『ルドルフ2世〜』よりも
良かった気がする(^^;ゞ。
ロビーに展示されていた「香水瓶《シダ》あるいは《女性の胸像》」。
これは箱根のラリック美術館でも観たなぁ。
中央の女性は、この頃すでに亡くなっていたラリックの妻・アリス。
展示されていた香水瓶の数々があんまり素敵だったので
(そしてそんなに分厚く&重くなかったので)思わず図録も購入。
なのでポストカードは1枚だけ。
松濤美術館、居心地のいい素敵な美術館だったなぁ〜。
また行こう。
2018-01-18 20:01
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