狩野元信展 [EXHIBITION]
三越前から六本木に移動して、
サントリー美術館の『天下を治めた絵師 狩野元信』展へ。
と、その前に…
三井記念美術館の『驚異の超絶技巧!』を一生懸命観すぎてちょっと疲れた。
カフェインを摂取したい=コーヒー飲みたい。
そんな時は…
そうだ、サントリーミュージアムのカフェへ行こう。
コーヒーだけでも良かったんだけど…
期間限定《生麩芋ぜんざい》が美味しそうだったものでつい…(^^;ゞ。
また食うんかいっっっ!!!。
アイスコーヒーと芋ぜんざいが合うかどうかは置いといて…
加賀野菜の五郎島金時を裏ごししたおぜんざい。
中にはよもぎの生麩と五郎島金時をサイコロ状にカットして揚げたのが入っている。
(「本日、生麩がよもぎのみになりますがよろしいですか?」と訊かれたので
普段はよもぎ以外の生麩も入っているのかも)。
あんまり美味しそうだったので、
出てきた途端、自分が猫舌であることをすっかり忘れて
バクッといってしまい、ハフハフハフハフ大慌て(^o^;。
普通のあずきのおぜんざいだと、
途中で飽きてしまって残してしまうことが多いのだけど
この芋ぜんざいは、最後の一滴まで美味しくいただいた(*^^*)。
カフェインも摂取して頭がスッキリしてきたところで、美術館展示室へ。
実を言うと…
アタシは狩野派の作品が好きかというと、そこまでではない。
大好きな長谷川等伯に執拗な嫌がらせをした狩野永徳の一派だという
ちょっと子供みたいな理由もあるが、
なんというか、作風が豪快すぎて今ひとつ馴染めない。
幕府御用達の絵師として、そういう作風を求められたのだろうから
当然といえば当然なのだろうけど、
個人的にはもうちょっと情緒の感じられる作品の方が好き。
じゃぁなんでこの展覧会を観にきたんだ?!って話なんだけど
それはもうひとえにサントリー美術館メンバーズクラブの
年会費5000円の元を取るためである(笑)。
狩野元信(1477-1559)は、狩野派の始祖・狩野正信の嫡男。
(そして永徳のおじいちゃんであり、探幽の高祖父)。
画業に優れているのはもちろんのこと、
注文の増加と多様化に対応するために、工房の運営にも才覚を示し
絵師集団「狩野派」の礎を築いた人物。
当時の絵師は、中国画人の作風で描くことを求められたが
元信は、その中国絵画(漢画)を整理・統合して
「真」「行」「草」の3種類の画体を確立した。
書道における楷書、行書、草書にあたるものであると
解釈すると分かり易いかも。
カチッとした「真」、ちょっと崩した「行」、
筆の勢いを生かして更に崩した「草」…そんな感じ。
そんな「画体」を踏まえて、
キャプションを観る前に「これは《真》だな」とか
「この絵は《行》だな」などと自分の中で問答しながら鑑賞するのも楽しい。
(《行》だと思ったら《真》だった、なんてハズレも結構あったりして^o^;)。
当初から、音声ガイドを聴きながらサラッと観るつもりでいたのだけど
そんな鑑賞法でも「これは好き」と思った作品は以下の通り。
●『四季花鳥図(旧大仙院方丈障壁画)』
●元々は縦に繋がっていたという『真山水図』と『池辺小禽図』
●「元信」印『月次風俗図扇面流し屏風』
●「元信」印『白鷺図扇面』
●下絵ならではのラフさがイイ味出してる『花鳥図下絵』
…こんなところか。
自分土産は『四季花鳥図』のポストカード1枚のみ(^o^;。
外に出ると、すっかり夕暮れ。
外ではなにやらイルミネーションのようなものがキラキラと。
誘われるように外に出てみる。
遠くにキャンドルみたいな東京タワー。
謎のイルミネーション。
なんだろう?と思って、帰宅後に調べてみたら
「デジベジ」というビニールハウス。
中にも入れたんだ…。もっと近寄ってみれば良かったな。
並木のライトアップもイイ感じ。
なんだかフッと去年のビルボードライブ東京を思い出した。
サントリー美術館のメンバーズクラブ、来年の2月いっぱいで期限が切れるんだけど
来年予定されている展覧会が微妙なので、その後も継続するか悩み中。
来年は出光美術館の「水曜講演会会員」にしようかな。
8回行かないと元取れないけど…そんなに行くのか?!。
サントリー美術館の『天下を治めた絵師 狩野元信』展へ。
と、その前に…
三井記念美術館の『驚異の超絶技巧!』を一生懸命観すぎてちょっと疲れた。
カフェインを摂取したい=コーヒー飲みたい。
そんな時は…
そうだ、サントリーミュージアムのカフェへ行こう。
コーヒーだけでも良かったんだけど…
期間限定《生麩芋ぜんざい》が美味しそうだったものでつい…(^^;ゞ。
また食うんかいっっっ!!!。
アイスコーヒーと芋ぜんざいが合うかどうかは置いといて…
加賀野菜の五郎島金時を裏ごししたおぜんざい。
中にはよもぎの生麩と五郎島金時をサイコロ状にカットして揚げたのが入っている。
(「本日、生麩がよもぎのみになりますがよろしいですか?」と訊かれたので
普段はよもぎ以外の生麩も入っているのかも)。
あんまり美味しそうだったので、
出てきた途端、自分が猫舌であることをすっかり忘れて
バクッといってしまい、ハフハフハフハフ大慌て(^o^;。
普通のあずきのおぜんざいだと、
途中で飽きてしまって残してしまうことが多いのだけど
この芋ぜんざいは、最後の一滴まで美味しくいただいた(*^^*)。
カフェインも摂取して頭がスッキリしてきたところで、美術館展示室へ。
実を言うと…
アタシは狩野派の作品が好きかというと、そこまでではない。
大好きな長谷川等伯に執拗な嫌がらせをした狩野永徳の一派だという
ちょっと子供みたいな理由もあるが、
なんというか、作風が豪快すぎて今ひとつ馴染めない。
幕府御用達の絵師として、そういう作風を求められたのだろうから
当然といえば当然なのだろうけど、
個人的にはもうちょっと情緒の感じられる作品の方が好き。
じゃぁなんでこの展覧会を観にきたんだ?!って話なんだけど
それはもうひとえにサントリー美術館メンバーズクラブの
年会費5000円の元を取るためである(笑)。
狩野元信(1477-1559)は、狩野派の始祖・狩野正信の嫡男。
(そして永徳のおじいちゃんであり、探幽の高祖父)。
画業に優れているのはもちろんのこと、
注文の増加と多様化に対応するために、工房の運営にも才覚を示し
絵師集団「狩野派」の礎を築いた人物。
当時の絵師は、中国画人の作風で描くことを求められたが
元信は、その中国絵画(漢画)を整理・統合して
「真」「行」「草」の3種類の画体を確立した。
書道における楷書、行書、草書にあたるものであると
解釈すると分かり易いかも。
カチッとした「真」、ちょっと崩した「行」、
筆の勢いを生かして更に崩した「草」…そんな感じ。
そんな「画体」を踏まえて、
キャプションを観る前に「これは《真》だな」とか
「この絵は《行》だな」などと自分の中で問答しながら鑑賞するのも楽しい。
(《行》だと思ったら《真》だった、なんてハズレも結構あったりして^o^;)。
当初から、音声ガイドを聴きながらサラッと観るつもりでいたのだけど
そんな鑑賞法でも「これは好き」と思った作品は以下の通り。
●『四季花鳥図(旧大仙院方丈障壁画)』
●元々は縦に繋がっていたという『真山水図』と『池辺小禽図』
●「元信」印『月次風俗図扇面流し屏風』
●「元信」印『白鷺図扇面』
●下絵ならではのラフさがイイ味出してる『花鳥図下絵』
…こんなところか。
自分土産は『四季花鳥図』のポストカード1枚のみ(^o^;。
外に出ると、すっかり夕暮れ。
外ではなにやらイルミネーションのようなものがキラキラと。
誘われるように外に出てみる。
遠くにキャンドルみたいな東京タワー。
謎のイルミネーション。
なんだろう?と思って、帰宅後に調べてみたら
「デジベジ」というビニールハウス。
中にも入れたんだ…。もっと近寄ってみれば良かったな。
並木のライトアップもイイ感じ。
なんだかフッと去年のビルボードライブ東京を思い出した。
サントリー美術館のメンバーズクラブ、来年の2月いっぱいで期限が切れるんだけど
来年予定されている展覧会が微妙なので、その後も継続するか悩み中。
来年は出光美術館の「水曜講演会会員」にしようかな。
8回行かないと元取れないけど…そんなに行くのか?!。
2017-10-27 22:47
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