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リカちゃん幸ちゃん [EXHIBITION]

『誕生50周年記念 リカちゃん展』@松屋銀座

そして

『坂崎幸之助写真展 ライカはローリングストーン』@大丸東京店

まずは、松屋銀座のイベントスペースで開催中の
『誕生50周年記念 リカちゃん展』。
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そう、永遠の11歳・リカちゃんは1967年生まれで
本当はアタシと同い年なのだ(^^;ゞ。

子供の頃、ご多分に漏れずアタシもリカちゃん人形(のようなもの)で遊んでいた。
先週の『池田理代子展』同様、懐かしさを求めて観に行ってしまった。

1967年の初代から、現在の4代目まで
様々なファッションに身を包んだ約580体のリカちゃんと仲間達が
ズラーーーーーーーーっと展示されている。

うわ〜…リカちゃんて、こんなにたくさんのバリエーションがあったんだ(‥;)。
そしてもちろんリカちゃんのみならず、リカちゃんのママやパパ、
お友達にボーイフレンド、双子の妹、飼い犬…
そういったリカちゃん周辺も、時代と共に移り変わる。
それぞれが身に付けている「お洋服」も、
いちいちクオリティが高くてビックリ。う〜む、スゴイ!。

リカちゃんハウスもいろいろ展示されている。
アタシが子供の頃に買ってもらったやつもあるかな〜…
と眺めていたところ…うわ!あった!。

それは《パットちゃん へんしんハウス》というもので
リカちゃんちではなく、お友達のパットちゃんという子のおうちらしい。
食器棚を手前に倒すとベッドになったり、
ステンドグラスの窓が付いていたり、
そうそう!間違いなくアタシが持ってたのはこれ!。
極めつけは「へんしんテーブル」というダイニングテーブルで
テーブルの横に付いているダイヤルを回すと
テーブルの上のお料理がクルッと回転して変わる仕掛け。
もう、懐かしさに「うわーうわーうわー!」である。

そして個人的に「この展覧会を観に来てよかった」と思えたのは
長年にわたる謎が解けたことだ。
冒頭で「リカちゃん人形(のようなもの)」と書いたけれども
アタシが子供の頃持っていたものは、
実はいわゆる定番のリカちゃんではなかったのだ。

アタシが子供の頃のリカちゃん=香山リカは
髪の色は茶色で、毛先がくるんとカールしているものだった。
しかしアタシが持っていたのは、金髪ストレートの人形だった。
金髪…?バービーだったんじゃないのか?。
いや違う。あんな顔じゃなかった。
でもいわゆるリカちゃんともちょっと違っていた。

あの娘(こ)は一体誰だったんだ?。
リカちゃんのお友達だったのか?、それともバチモン?!(^o^;。
ある程度大人になってから、リカちゃんを見掛ける度に疑問に思っていた。
「あの娘はダレ!! Tell me who's that girl!!」。

ところが、なんと!この展覧会で「あの娘」に再会できたのだ!。

それは「レディリカ」という、「香山リカ」とは全く別の位置づけ・別設定の
「北原リカ」という16歳のリカちゃんだったのだ。
作られていたのも’70年〜’73年というから、
当時幼稚園児だったアタシの年齢とも合致する。
そうか〜…こっちのリカちゃんだったのか〜。

だけども、なんでアタシはこっちのリカちゃんを買ってもらったんだろう?。
さっぱり憶えていないが、もしかしたら「リカちゃんが欲しい」という
娘の要望に応えて、父がテキトーに(自分の好みで?笑)選んで買ってきたのが
レディリカだったのかも知れない。
「これじゃない」とか「こんなのヤダ!」とかダダをこねた記憶はないから
小さかったアタシにとっては、それっぽいお人形だったら
なんでも良かったのかも知れない(^^;。

いや〜、しかしスッキリした〜。


展覧会に話を戻すと、展示の最後には
《50周年お祝いコラボリカちゃん》と題して
著名人や、ブランドショップとのコラボリカちゃんが並んでいて
ここに限って撮影OK。
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これはスゴイ!。スワロフスキーリカちゃん。
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グッズもヤバイくらいに充実している。
リカちゃん展限定リカちゃん人形が¥12,000で販売されているのだけど
これがなかなかにかわいくて、危うく買ってしまいそうだった(^o^;。

が、家に帰って「なんでこんなものを買ってしまったんだろう…(-_-;」
と自己嫌悪に陥るのが目に見えていたので、ここはクリアファイル2点で我慢(笑)。
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サイケなデザインに惹かれてしまった〜(*^^*)。




『リカちゃん展』を観た後は、徒歩で東京駅まで移動して
大丸東京展10階の美術画廊で開催中の
『坂崎幸之助写真展 ライカはローリングストーン』へ。

こちらは、去年の秋から冬にかけて、
幸ちゃんがライカM-Pで撮影した写真、約30点が展示されている。

これまで、幸ちゃんの作品と言えば
書と写真が一体となった《書写真》がメインだったが
今回は《写真》のみ。
しかもサイズがA2サイズと大きいため、かなりの迫力。
こんなに大きく引き延ばしても、ピシーッ!とフォーカスがキマっていて
観ていて気持ちがイイ。

写真は主に風景や街角スナップ。
アタシが個人的に「いいな〜」「素敵〜」と思ったのは
『吉祥寺』
『青山』
『大阪-2』
『日本武道館』
『新宿-2』
このあたり。

特に、空と雲の色がドラマチックな『新宿-2』と
誰もいない土砂降りの横断歩道を撮影した『青山』。
作品の前で、しばし立ち尽くしてしまった。

来場者の殆どは、アルフィーファンと思われる女性客だが
アタシが観ていた時、年の頃は60代後半〜70代と思われる年配の男性が

「どうすればこんなに綺麗に撮れるんだろうなぁ〜。
 僕も(おそらくライカを?)持ってるけど、こんな風には撮れない。
 やっぱり腕がいいんだろうなぁ〜」

と、スタッフの方相手にお話していて、
なんだか意味もなくアタシが嬉しくなってしまった(^o^;。

ライカの写真展だったり、サントリー美術館のプレミアムトークだったり…
最近の幸ちゃん、スゴイ(◎_◎)。
好きなことに情熱を懸けて続けていると、いつかこうして実を結ぶんだね〜。





最後は展覧会とはまったく関係のないオマケのお買い物。

Kitteの中をウロウロしていて、とある雑貨屋さんで目に留まったポチ袋。
まぁ…ここじゃなくても買えるんだけれども…
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賞与袋と月謝袋のポチ袋。それとyuruliku製の「HON-NO-KIMOCHI」ポチ袋。
子供の頃、こういう月謝袋にお月謝入れて、習い事行ってたなぁ〜(*^^*)。
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コメント 9

おのきち

トップの写真をみて
「幸ちゃんが、リカちゃんにカンレキーズの衣装を!?」と
思ってしまいました。

ライカ展、行きたいですぅ〜〜。
でも会期短いんですよね…(T_T)
by おのきち (2017-03-22 23:14) 

梅屋千年堂

>おのきちさん
このリカちゃんのミリタリー、’67年当時のリバイバルですがカワイイですよね。
そういえば「リカちゃんトリオ」なんつって、バンド組んでるリカちゃんもいました。

「ライカは〜」確かに会期は1週間と短いですが、
大丸は木・金などは21時まで営業しているようなので
そのあたりでお仕事帰りなどににサクッといかがでしょうか。

by 梅屋千年堂 (2017-03-23 00:11) 

ちあき

わ~、梅屋さん、すれ違っていたかもっていうくらい
私のテリトリーを歩いていたのですね(笑)
とはいえ、ベルバラもリカちゃんも興味がなく、
こんなに近くにいるのに足を運ぶこともなく(笑)

小さいとき、リカちゃん人形って、お金持ちの人しか持っていないものだと思っておりました。
実際、お金持ちの人しかもっていませんでしたが(笑)
私、お人形といえば、紙の着せ替え人形(?)で遊んでた記憶が・・・
肩のとこ折って着せ替えるの覚えておりませんか?(笑)

by ちあき (2017-03-23 07:48) 

梅屋千年堂

>ちあきさん
あのあたりはちあきさんのテリトリーでしたか!。
すれ違っていたかもですか?。そう思うとなんとなくドキドキします(笑)。

>>リカちゃん人形ってお金持ちの人しか持っていないもの
うちはお金持ちではなかったので、
リカちゃん(亜種ですが^o^;)とリカちゃんハウスは買ってもらえたものの
着せかえのお洋服は殆ど買ってもらえなかった気がします。
…着せかえ人形なのに(笑)。

>>肩のとこ折って着せ替えるの覚えておりませんか?(笑)
もちろん憶えてますよ!。このテのも大好きでした。
あとはノートの1ページを3つに切って
ページをめくると洋服の組み合わせが変わる塗り絵とか…
そういうのが大好きな子供でした。

by 梅屋千年堂 (2017-03-24 00:54) 

おかん

リカちゃん人形・・・。1967年(1月)生まれですが持ってないんです。弟が二人いてほとんど外で遊んでいたオテンバ娘(恥ずかしい)。でも近所の家(一つ下)にリカちゃん人形があったので遊ばせてもらったのを覚えてます~。ん~羨ましかったかな、やっぱり買って欲しかったのかな(笑)
今買う?イヤイヤイヤ・・無いですわ!(^^)!

ポチ袋可愛いですね~月謝袋が懐かしい~!!
習字とそろばん。とエレクトーン1年間だけ。アハハ


by おかん (2017-03-24 04:23) 

梅屋千年堂

>おかんさん
子供の頃なにをして遊んでいたかというのは、兄弟の影響が大きいですよね。
うちには4つ上の兄がおりまして、
この兄は男の子向け着せかえ人形「変身サイボーグ」と
ウルトラ怪獣のソフビをしこたま買ってもらっておりました。
(ここが第一子と第二子の違いかな〜笑)。
なので、アタシのリカちゃん人形の主なお友達は
実を言うと「変身サイボーグ」と「ウルトラ怪獣」だったのでした。
…かわいそうなリカちゃん(笑)。

アタシも習字とエレクトーン習ってました〜。これも世代ですかね(笑)。

by 梅屋千年堂 (2017-03-24 23:14) 

おーちゃん

私が持っていたリカちゃんは、赤か濃いピンクのお姫様ドレスを着ていたような記憶があります。
弟が持っていた野球盤は、数年前に甥っ子たちが遊んでいるのを見かけたんですけど、リカちゃんはどこ行っちゃったのかな~。

写真展は金曜日に行ってきました。
大丸は私の行きつけではありますが、あのフロアには全く縁がないので(^^;)、恐る恐る足を踏み入れまして・・・。

画廊ですね!
どの写真も色が鮮やかでびっくりしました。
坂崎さんて、光のとらえ方が素敵ですよね。私も梅屋さんと同じ写真をじーーーっと見てました。どうすれば夕方の雲の色を、思ったように撮れるんですか?
夜景好きの私は、大阪の写真もじーーーっと。あそこから撮ってるのかなとか。
好きなことを続けて極めていくと、どんどん扉が開いていくんですね。ああ、この人ホントにすごいな~とあらためて思います。

余談ですが、帰り際、うっかり覗いたショーケース内で光るダイヤの輝きとお値段に、これまたクラクラした金曜の夜でした(^^;)
by おーちゃん (2017-03-26 17:59) 

ポチヒコ

『坂崎幸之助写真展 ライカはローリングストーン』行って来ました。

梅屋さんのレポを参考にしようと思って作品をメモって
『吉祥寺』 『青山』『大阪-2』『日本武道館』 『新宿-2』
チェックしつつ会場へ。
ぱっとフロアに行って探しましたらまずは「どこ?」って。
フロア地図で探してようやく見つけて行ったらライカの店。
ここじゃないとキョロキョロして画廊を見つけて鑑賞。

会場に入ってまず今回の作品の販売サイズが多岐に。
A2、A3、A4、2Lと。
全てを見比べると全くもって迫力が違うんですよね。
それを踏まえて作品を一つずつ見ていくと案の定
Island Galleryの店長さんが寄って来ました。
「当然お買い求めでしょう」空気を出していたので
適当にあしらってしまいました。(^^;?
さすがに作品は絶品ですよ。
梅屋さんが推奨したのも引き込まれましたよ。
しか~し、懐がいかんせんにも寂しい。
そう毎回は購入できませんよね。

いつも思うのが坂崎さんって本当にいい写真撮りますよね。
今回のも気持ちが悪い位クッキリ鮮明な仕上がりでした。
(決して悪い意味ではないですよ)
何ていうか二次元ってより三次元的な完成度というか。
物凄く感心させられて、ただただ溜息しかでませんから。

皆さんの購入記録を見ましたがA2の購入者はさすがに
多くはなかったですね。
「武道館」も一番売れていましたがちっちゃいサイズが多いかと。
うちも懐と飾れる環境があれば手は出していたかなぁ~。


by ポチヒコ (2017-03-26 20:05) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
松屋銀座のリカちゃん展は、もしかしたら
「私が持っていたリカちゃん」に出会えるかも知れませんよ。
それくらい内容が充実しています。

>>画廊ですね!
アタシも美術画廊なんて、敷居が高そう〜と思っていましたが
オープンな空間で、とても入りやすい雰囲気でしたね。
ファン以外の方も、フラッと気軽に覗くことができるのではないでしょうか。
…とはいえ、明日でもう終わりだなんて勿体ないですね。

>>うっかり覗いたショーケース
うっかり他の売り場を見てしまわないように
行きも帰りもエレベーターで10階まで行ったアタシです(笑)。
危険すぎます…特に地下食品売り場(^o^;。




>ポチヒコさん
本当にサイズが変わると雰囲気も変わりますよね。
でも、「吉祥寺」とか「日本武道館」「新宿-2」「大阪-2」などは
たとえポストカードサイズになったとしても素敵に違いないと
確信しているアタシです(「青山」はでっかい方がいいな)。

>>いつも思うのが坂崎さんって本当にいい写真撮りますよね。
そう思います。
ファンの欲目も入ってるんだろうな〜と思っていましたが
今回ファンではない年配の男性が褒めていたのを小耳に挟み
あぁ、ファンの欲目がなくても幸ちゃんの写真ってやっぱりいいんだ!と
確信しました。

by 梅屋千年堂 (2017-03-27 22:06) 

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