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メトロポリタン美術館展 [EXHIBITION]

いい加減書いとかないと忘れてしまいそうなので…。

とはいえ、副木で固定された手で
Macのキーボードを打つのが思いの外ラクじゃなかったので、
iPod touchで(2日かけて^o^;)チマチマ打ってみた。

met_01.jpg
ニューヨークのメトロポリタン美術館から
130展あまりの作品が来日しているのだけれども、
この美術展のテーマは「自然」。
森や海を描いた風景画や、動植物の絵画や彫刻、
あるいはそれらをモチーフにした工芸品…
ジャンルも多岐に渡っているが、
古代エジプトから近現代の作品まで、時代・国を問わず
ホントに様々な集められている。

あまりに幅広いので、悪く言えば「まとまりがない」。
良く言えば「一度にいろいろ観られて楽しい」。

いろ〜んな作品をいっぺんに観た割には印象に残る作品が多く、
帰宅後に目録を見ただけでどんな作品だったかを思い出せるものが多かった。
しかも場内激混みで、
一つ一つの作品をじっくり鑑賞する余裕などなかったのにもかかわらず、だ。

そんな作品を羅列していくと…

●レンブラント・ファン・レイン『フローラ』
●ヤン・ブリューゲル(子)『冥界のアエネアスとシビュラ』
 大勢の人々に混じって、主人公の2人がやや目立つ程度に描かれている
 ブリューゲルらしい作品。
●ウジェーヌ・ドラクロワ『嵐の中で眠るキリスト』
●ポール・ゴーガン『水浴するタヒチの女たち』
●フィンセント・ファン・ゴッホ『歩き始め、ミレーに拠る』
●『リラのための牛頭の装飾』(メソポタミア前2500年頃)
 これが紀元前2000年よりも古いということが驚異。
●『馬型の取っ手』(エジプト新王国時代)
●『馬の小像』(ギリシャ鉄器時代)
 現代アートのようにモダン
●アントワーヌ=ルイ・バリ『アンテロープを襲うトラ』
 一瞬、北海道土産の「鮭をくわえた木彫りの熊」かと思った(笑)。
●フランソワ・ポンポン『シロクマ』
 ミニチュアがあったら欲しい!と思わせるような作品
●『ワシミミズク』(マイセン磁器製作所)
●『ハイビスカスとオウムの窓』(ティファニー・スタジオ)
●ニコラース・ファン・フェーレンダール『ガラス花瓶の花束』
●『桜の花の容器』(ルックウッド製陶社)
●『花形の花器』(ティファニー・ファーニス)
●スタンリー・スペンサー『クッカム・ライズのキング氏の庭』
 このお庭を訪ねてみたくなった。
●ビル・ブラント『キュー・ガーデンの夕暮れ』
 写真に写るきょとんとした表情の鳥が愛らしい
●杉本博司『ボーデン湖、ウットヴィル』
●フィンセント・ファン・ゴッホ『糸杉』
 今回の目玉だけあって、物凄い黒山の人集り。
 しかし、こういう人気作品のド真ん前でずーーーっと立ち止まって
 梃子でも動かない人というのが必ずいる。
 こういう人を見ると後ろからスリッパでひっぱたきたくなる(苦笑)。
 あ、作品はもちろんスバラシイのだ。
●アンリ・ルソー『ビエーヴル川の堤、ビセートル付近』
●アルバート・ビアスタット『マーセド川、ヨセミテ渓谷』
  写真のような、いや、写真以上のリアリティ。
●ジョン・フレデリック・ケンセット『海上の日没』
  この絵の場所に佇んでみたい。
●エドワード・ホッパー『トゥーライツの灯台』
●ジョージア・オキーフ『骨盤 II』
●『カエルの分銅』(メソポタミア前2000ー前1600頃)
●『カエルのモチーフの盆』(ティファニー社)
●『魚のモチーフの大皿』(ウィリアム・モーガン)
 大皿の上に、気持ち悪いくらい水生生物がうじゃうじゃ(^^;。
●マーズデン・ハートリー『カターディン山、メイン州、2番』
 直観的に「この絵、好きだ」と感じた自分が予想外で、
 そのことが新しい発見だった。
●ウィンスロー・ホーマー『月光、ウッドアイランド灯台』
 この絵も、この場所に行ってみたいと思わせる、幻想的な風景。

ざっと挙げてもこんなにたくさん(^^;。

毎度お馴染みミュージアム・ショップは、
もう閉幕前日だからなのか、意外と種類が少なかったように思う。
けれども、印象に残った作品のポストカードが結構あったので、
いつになく大量買い(…ってほどでもないか^o^;)してしまった。
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それと何故かここで売られていたWWFのパンダのバンダナも(^^;ゞ。


満足して出てきたら、入場口の前に長蛇の列が出来ていて吃驚仰天。
どうやら入場制限までしている模様。
自分は午前中から昼過ぎにかけてが一番混むだろうと踏んで
13時過ぎから観始めたんだけど、むしろ夕方の方が混んでいたとは!。
今(15時過ぎ)に並んでいる人は、
果たして閉館時間までに全部観きれるのだろうか?
…などと余計な心配をしたりなんかして。
いやはや、混んではいたけど並ばずに入場出来たのはラッキーだったかも。
(運良くコインロッカーも空いてたし)。




という感じで、今年初の展覧会鑑賞は、
なかなかイイ感じでスタートを切ることが出来た。

年末年始に行った美術館で配られていたチラシや主要美術館サイトを観る限り
今年も魅力的な展覧会が早くも目白押し。
■『エル・グレコ展』
 1/19(土)〜 東京都美術館
■『ラファエロ』
 3/2(土)〜 国立西洋美術館
■『ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』
 3/9(土)〜 Bunkamura ザ・ミュージアム
■『貴婦人と一角獣点』
 4/24(水)〜 国立新美術館
■『システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ 最後の審判展 (仮称)』
 9/6(金)〜 国立西洋美術館
■『ターナー展』
 秋〜 東京都美術館

…早めに前売り券買っとこ。


それと、今年は

■箱根ガラスの森美術館
■ホキ美術館
■DIC川村記念美術館

このあたりの美術館に大人の遠足がてら行ってみたいと思っている。




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《オマケ》
今年の年賀状…
いつも大概元旦に届くように出してくださる方々のものが
自分のも家族のも含めて、いつまで経っても届かないという事態が発生(-_-;。
近くの本局に問い合わせしたところ
「なんせ数が多いもんで…もうちょっと待ってみて下さい」と…。
なんじゃそりゃーっ(怒)。
まさか捨てられた?!あるいは盗まれた?!とかじゃないだろーね?!。

届かない年賀状の中には、中学時代の美術部の恩師や、大事な友人、
いつも凝った素敵なデザインのものをくれる方々などが含まれていそうな感じ。
もしも届かないとなるとショックが大きすぎるもの多数…。
そんなのヤダーーーッ!と思っていたら、昨日やっと届いた。

せっかく元旦に届くように早めに投函してくれているのに
今更届くってどーなのよ…と思った年始めであった。
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きゅう

やはり東京はいろいろ楽しそうな展覧会が予定されていますね。

私は先日友人に誘われてクリムト展に行ってきました。正方形を意識した作品が多いのですがいろいろ見ているとレコードジャケットを見ているようでした。絵の人物もロックミュージシャンみたいだったり。

年賀状の件はたまにニュースで聞くことがありますが、本当に遅配ってのもあるのですね。
自分の所にも毎年くる友人から今年は来なかったが…もしや?
by きゅう (2013-01-13 01:15) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
クリムト、いいですね。結構好きです。
確かに70年代ロックのレコードジャケットにありそうな
ちょっとシュールな雰囲気ですよね。
観てみたいけれども、関東では宇都宮なんですよね。
(でもアルフィーの宇都宮公演とかぶっているなぁ…
 いえ、休み取れないから行かれませんけどね^^;)。

年賀状の遅配…まさか自分がそんな目に遭うなんて。
でも無事に届いて本当にヨカッタです。
もしかしたら自分のも相手にちゃんと届いていないのでは?
なんて逆のパターンも心配になりますね。

by 梅屋千年堂 (2013-01-14 01:06) 

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