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ボストン美術館 日本美術の至宝展【後期】 [EXHIBITION]

THE ALFEEの、ちょっとイレギュラーなツアースケジュールのお陰で
ライブ遠征と絡めて行かれることになった
『ボストン美術館 日本美術の至宝展』@名古屋ボストン美術館の後期展示。

既に1週間以上経過してしまったので、大分記憶も薄れてしまっているが(^^;
それでもまだ印象に残っている作品というのは
おそらく本当にグッと来た作品であるということだろう。

そんなわけで、今でも心の中に残っている作品は
・吉備大臣入唐絵巻 第三巻/第四巻
・海棠に尾長図(狩野探幽)
・鸚鵡図(伊藤若冲)
・松島図屏風(尾形光琳)
・鷹図(曽我蕭白)
・商山四皓図屏風(曽我蕭白)

まず「吉備大臣入唐絵巻」は試験の内容を探るために
幽鬼(阿倍仲麻呂の霊)と一緒に超能力で空を飛んで
学問所へ向かう場面がおもろい。
超能力で空を飛ぶという発想が、平安時代に存在することが面白いし
なにしろその飛び方がユニーク。
普通人間が空を飛ぶっていうと、鳥みたいに羽ばたくとか
スーパーマンやウルトラマンみたいな格好を想像すると思うんだけど
吉備真備と幽鬼は正座の状態で空を飛ぶ。
しかも真備の手にはきちんと笏が(笑)。

更にそうやって学問所に到着した二人が
壁に耳を当てて試験内容を盗み聞きしてる時の顔、これがまたイイ( ̄m ̄)。
盗み聞きしてる人の顔とポーズって、今も昔も変わらずこんななんだなぁ(笑)。

光琳の「松島図屏風」は、
最初「もーちょっと屏風を伸ばした状態で展示すればいいのに」と思うのだけど
ジッと観ていると、そうやって屏風が折れ曲がっていることで
より3つの島の遠近感が立体的に感じられることに気が付いた。

「海棠に尾長図」「鸚鵡図」「鷹図」は
いずれも異なる絵師が鳥類を描いた作品なのだけど、
その緻密さ・細密さが素晴らしい。
特に若冲の「鸚鵡図」のオウムの、向こうが透けて見えそうな白い羽根。
そして羽根の描写もスゴイのだけど、目玉の描写がまた細かくて吃驚。

蕭白の「鷹図」は2種類あるのだけど、アタシが好きなのは軸じゃなくて襖の方。
そのダイナミックはまさに鳥肌モノ(笑)。

そして同じく蕭白の「商山四皓図屏風」は
ザッ!ザッ!と勢いよく書かれた大胆なタッチがカッコイイ。
「風仙図屏風」や「龐居士・霊昭女図屏風」とはまったく違うタッチ。
(どっちかって言うと「雲龍図」に近いタッチかな)。
右隻と左隻、両方展示されているのだけど、左隻が特に好きだなぁ。

再会した「雲龍図」はもちろん素晴らしかったけど
やっぱり全体像を観てみたいなぁという思いがより強くなった。
誰か(想像でいいから)全体像を再現してくれないものだろうか。




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《お知らせ》
てなわけで、今年は結構いろんな展覧会を精力的に観ているけれど
美術検定の試験勉強…
全然してなーーーい!!!(T^T)。
こんなに何にもしないうちに1ヶ月切っちゃったの、初めてだよ〜。
ヤバイよヤバイよヤバすぎる!!!(焦)。

もはや合格なんてとっくに諦めているけれど
このままじゃ白紙で出すことになっちゃうので
しばし(といっても来週のTHE ALFEE@市川までの4日間)休刊します。
毎度のことながら、コメントは毎日チェックしてます。

それではみなさん、ごきげんよう!。



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《オマケ写真》

白川公園
16_shirakawapark.jpg


名古屋市科学館
17_kagakukan.jpg


科学館の前の噴水
18_fountain.jpg


大須観音
19_oosukannon.jpg
…なんか、観光ガイドみたいなつまんない写真になっちゃった…(・o・;)。
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