SSブログ

アーティスト [Music,Movie&Musical]

こっちの映画もとっても良かった!。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『アーティスト』を観に行く予定の方はご注意下さい。

実は昨日(既に日付的には一昨日だけど)、
『タイタニック 3D』を観る前に、『アーティスト』も観ていた。

通常、好んで映画館で観るタイプの作品ではないのだけど、
アカデミー賞作品賞を受賞した作品だし、
今どきモノクロでサイレントというところにも興味を惹かれ
ちょっと観てみようかな、という気持ちになった。

モノクロ、サイレント…多分途中で寝るねアタシ…(^^;
と思っていたのだけど、大きな間違いだった。
画面から目が離せず、最後まで集中力も途切れなかった。
むしろサイレントということで、
常に画面に集中していなければならないということもあったのかも。

色も台詞もないので、想像力がかきたてられる。
モノクロ映画なのに、衣装デザイン賞を取ったのも頷ける。
主演男優賞を取ったジョージ役のジャン・デュジャルダン
(なんだか舌を噛みそうな名前だ笑)の演技も、過剰なのにシブい。

ぺピー役のベレニス・ベジョもキュートだし
主人公の飼い犬のアギーも芸達者でカワイイ。
運転手役のジェームズ・クロムウェルがまたイイ味出してる。
『バットマン』の執事とか、『プリティ・ウーマン』のホテル支配人とか、
主人公を陰で支えるこういった人達というのはカッコイイ。


サイレント映画では大スターだった主人公が
トーキーの出現により落ちぶれていく様が、観ていてせつない。
でもそんな主人公を、陰ながら見守り支えている人(と犬)がいる。
でもスターだった主人公のプライドが、
そのことによって傷つけられるのも、またせつない。
『タイタニック』ほどではないけれど、
こちらの映画でも結構泣いてしまった(^^;ゞ。

一度世間の脚光を浴びた人物が
時代の変化とともに一旦は忘れ去れるが、
周囲の人々の支えによって復活する、という点で
ちょっと前に観た『ヒューゴの不思議な発明』に似ているな、と思った。

そんなわけで最後はめでたしめでたし。
(一瞬悲しい最後になるのかと思ったけど…^o^;)。
小洒落てて、ハッピーな気分になれる良い映画だった。


まったくの余談だが、
ジョージが、まだ売り出し前のペピーに
「女優を目指すなら目立つ特徴がないと」と
アイライナーで唇の上にホクロを描くのだけど、そのホクロの位置が
アタシの顔に子供の頃からあるホクロと同じ場所(左右は逆だけど)。
アタシはこのホクロがあんまり好きじゃなかったのだけど
この映画を観たら、ちょっとこのホクロが好きになった(単純なヤツ)。


--------------------------------------------------
『アーティスト』の公式サイトはコチラ
なんだか公式サイトまで小洒落ている(笑)。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0