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没後150年 歌川国芳展 [EXHIBITION]

上野から六本木へ移動して、森アーツセンターギャラリーへ。

ここで開催されているのが『没後150年 歌川国芳展』。

数日前のBS日テレ『ぶらぶら美術博物館』で
この展覧会の特集をやっているのを観て「行かねば!」と思った。
(最近この番組に影響されることが多いなぁ^^;)。

ただし、12月17日から始まっていたこの展覧会、
実は前日の18日に展示替えがあって、19日が後期展示。
なんでも前期・後期でほぼすべての作品が入れ替わってしまうとのこと。
従って、番組で紹介していた作品のいくつかは既に観ることは叶わない。
あー、もっと早くこの展覧会に気付くべきだった!。
(とはいえ、2回行くと3000円もかかってしまうのだが)。

いやー、もうスゴイ!。美しい!。豪快!。面白い!。
歌川国芳は幕末に活躍した浮世絵師なんだけど
なんというか、作風がが斬新でモダン。ユーモアたっぷり。
天保の改革で、役者絵や美人画の出版が禁止されても
それを逆手に取って、更におもろい作品を
次から次へと生み出していく反骨精神もカッコイイ。

ひとつの版画で一体全体何枚の版木が使われているんだろう?。
実際版木もいくつか展示されていたけれど、
あまりにも色鮮やかなので、想像も付かない。
1本1本の線ももんのすごーーーく細いし!。

染物屋の倅として生まれたことが影響しているのか、
人物の着ている着物の柄がとっても洒落ている。
国芳が描いた『通俗水滸伝豪傑百八人之一個』が大ヒットすると、
そこに描かれた入れ墨も大流行したそうなのだけど、
きっと着物の方だって「これと同じ柄の着物が欲しい!」なんていう
娘さん達がたくさんいたんじゃなかろうか。

まぁーどれもこれも素晴らしくて
個人的にコレが一番!なんてものはとてもじゃないが絞れない。
だけども
『国芳もやう正札附現金男 野晒悟助』(元祖スカル好き?!笑)
『四条縄手の戦い』(矢がスゴイ)
『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』(魚がスゴイ)
『美人子ども十二ヶ月シリーズ「文月の七夕」』(着物が素敵!)
『きん魚づくし ぼんぼん』(かわいい!)
『荷宝蔵壁のむだ書』(版画らしからぬ版画)
と、このあたりが特に印象に残った。

で、観られなかった前期展示の作品が気になってしかたなく
むちゃむちゃ分厚い図録まで買ってしまった(^o^;。
kuniyoshi.jpg
すんごいボリュームで、持ってるだけで手が疲れる図録(笑)。

更に、ポストカード、ポチ袋、チケットファイルまでも…。
チケットファイルに至っては、
2種類のうちのどちらかを選ぶことが出来ず
両方とも買っちゃったりなんかして…(^^;ゞ。

でもさ、やっと出会えたんだよ、このサイズのチケットファイルに!。
昨今の大きな展覧会のチケットは、インターネットで購入可能で
画面に出てきたチケット画面をプリントアウトして持参するんだけど
この印刷したA4用紙を三つ折にしたものが
ぴったり入るファイルってのがなくて、いつも不便を感じていたのだ。
これも、このファイルにジャストサイズな《妙に横長》の
三枚綴りの浮世絵を描いてくれた国芳さんのお陰である(笑)。

他にも魅力的な国芳グッズが盛り沢山で
(iPhoneケースもオシャレだったな〜…って持ってないけどiPhone)。
物欲を抑えるのが大変だった(^o^;。


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『没後150年 歌川国芳展』は
森アーツセンターギャラリーにて2月12日(日)まで開催中。
公式サイトはコチラ


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《オマケ》
家族に「東京行ってくる」と言ったら
「なんかお土産買ってきて」と言われたので(笑)
国芳展を観終わった後、ミッドタウンをウロウロ…。

なんだかすっかり「和な気分」になっていたので、
《京はやしや》の抹茶わらび餅を買って帰った。
warabimochi.jpg
大人の味で、おいしゅうござった〜(* ̄▽ ̄*)。

茶洛の「京わらびもち」とやらも食べてみたいもんだねぇ…。
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