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ナルニア国物語/第3章 アスラン王と魔法の島 [Music,Movie&Musical]

今回もまぁー随分とドラマチックに脚色されちゃったこと!。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『ナルニア国物語/第3章』を観にいく予定の方は要注意!。

何年か前に原作を読んではいたが、
内容をすっかり忘れてしまっていたので
映画館へ行く前日、久しぶりに原作を引っ張り出して
大体のあらすじ、登場キャラクターなどをチェックしておいた。

そうそう…
その時も読みながら思ったけど、
なんだか淡々と船旅が続けられる印象が残っていた。
とはいえ、読み終わった当初の感想文を読んでみたら
それまで読んだ3巻中、一番面白かった!と書いていた。

物語は、お馴染みのエドマンドとルーシーが
性悪従兄弟のユースチスと共にナルニアの海へ赴き、
あさびらき丸に乗って、カスピアン王と共に様々な冒険を繰り広げる…
というもの。

旅の目的は、カスピアン王の叔父にあたるミラースが国を支配していた時に
ナルニアを離れたカスピアン王の父の友人達、
即ち7人の貴族(七卿)を探しにいくこと。

ここまでは原作と一緒。
映画ではこの目的の他に、その七卿がカスピアンの父王から与えられたという
ナルニアの剣を探し出し、東の海に現れる不気味な霧とそこに潜む悪を
退治する、というRPG風の大義名分が加えられる。

東の海の島々を渡る順番も、映画をより面白くするために
原作とは微妙に違っている。
それゆえ、ユースチスがドラゴンの姿でいる時間も長いし
その活躍ぶりも原作にはないものだったり、
巨大なうみへびと戦う下りも、映画ではクライマックスに使われている。

このうみへびが気色悪いのなんのって!!!(^o^;。
体が裂かれた後も、うみへびの「ひらき」となって襲いかかり
グロいったらありゃしない。
こんなダークな怪物が出てくるのも、
配給がディズニーじゃなくなったからかな…(考えすぎ?)。

そして第3章にも出てきて、またしてもエドマンドを惑わす冬の女王。
…しつこすぎである。よっぽどエドマンドがお気に入りなのだろう(笑)。

物語の終盤、アスランの国を目指して手漕ぎボートで
スイレンの海を渡っていく場面はホントに綺麗で
これは原作のイメージ通り。
(但し、原作ではこの小舟に乗ってなかった人が同乗してるけど)。

エドマンドとルーシーが、もうナルニアには戻れないことを悟りながら
現実の世界へ戻っていくシーンは、やっぱりちょっとウルッときてしまった。

原作の挿絵を使ったエンドロールも◎だった。


ペベンシー家の兄妹が主役のシリーズはこのシリーズでオシマイ。
ラストシーンで、ジル・ポールの名前だけが出てきて
更なる続編を予感させないではない終わり方ではあったけど
果たして続編はあるのか???。
(個人的にはユースチスがあんまりかわいくないし
 もうカスピアン(ベン・バーンズ)も出てこないとなると
 続きを観たいかどうかはビミョーなところだが…^^;)。


それはそうと、なんで日本版のサブタイトルが
「アスラン王と魔法の島」かなー(-"-?。
原作ファンだって多いのだから
「朝びらき丸 東の海へ」のままでいーじゃん、と思うんだけど。

その原作はコチラ。
朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)

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  • 作者: C.S. ルイス
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
  • メディア: 単行本



映画版第1章はこちら。
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [Blu-ray]

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映画版第2章はこちら。
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《オマケ》
これは観たい!!!。

『ガリバー旅行記』

ジャック・ブラック万歳!(笑)。
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