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ダ・ヴィンチ 〜モナ・リザ25の秘密〜 [EXHIBITION]

日比谷公園内に特設されていてる
《日比谷公園ダ・ヴィンチミュージアム》で開催中の展覧会。

こんなイベントをやっているということを知ってから
行こうかどうしようかと考えていたのだけど
やっぱり行っておくことにした。

日比谷公園に来たのなんて、いったい何年ぶりだろう???。
その昔(大昔)チューリップが野音でコンサートをやったのを
観に来て以来だったりして(^o^;。

都営三田線の日比谷駅で降りて、最寄りのA14出口を目指して歩く。
A14出口から徒歩2分と書いてあったので、
電車降りたらすぐだな、なんて思っていたらどんでもなかった。
地下道を歩いて歩いて歩きまくって(笑)やっと到着。
A14出口は三田線の改札からは遠かった_| ̄|◯。
なんか…有楽町から歩いてきても大差なかったような気が…(^^;。
(その方が交通費も安く済んだのに。調査不足だったなぁ-_-;)。

もとい、日比谷公園に到着。
01_davinci.jpg

ダ・ヴィンチ・ミュージアムは公園内に入ってすぐのところにある。
特設なので当たり前だが、ちょっとショボいプレハブ小屋。
02_davinci.jpg

あらかじめコンビニでチケットを買っていっていたので
チケット売り場をスルーし、音声ガイドを借りて
コインロッカー(有料)に荷物を預け、いざ中へ。

最初の部屋には、ダ・ヴィンチの代表作である絵画作品のいくつかを
モノクロでプリントしたものが展示されている。
そして一番奥の壁には、顔の部分が黒柳(徹子)さんになってる
モナ・リザが(^^;。
しかもその黒柳モナ・リザの目元と口元が突然動きだし
「あら、こんにちわ」などと喋り始める仕掛け(笑)。

展示室は、大きく分けて3つのカテゴリーに分かれている。
中の様子はここを見れば大体わかるけど
●ダ・ヴィンチが発明した道具(を、彼が残した図面を元に
 実際に再現したものを展示するコーナー
●ダ・ヴィンチが残した、緻密な人体解剖図の拡大パネル
●ダ・ヴィンチの絵画作品を超高画質カメラで撮影し、プリントしたもの
●実物大で再現された『最後の晩餐』
●最新科学を駆使して明らかになった『モナ・リザ』の新事実とやら。
 (これがこの展覧会の目玉…だと思う)。

発明品の展示は、今見ると「これってそんなにスゴイ?」
と思うようなものだけど、当時にしたら
「おぉ〜!これはスゴイ!」って感じだったのだろうな
などと、15世紀イタリアルネサンスの庶民の気持ちになって観た。
つまり現代の小学生でも理解出来るような仕組みではあっても
それを思いつくってとこがスゴイ。

展覧会の目玉は《モナ・リザの新事実》だと思うけど
展示品の数ではこの発明品がダントツ。
展示物のいくつかは、実際に触って動かしてみることができるのが
なかなか楽しい。

超高画質で撮影したという、絵画作品の複製は
ものによって(例えば『白貂を抱く貴婦人』)はとても綺麗だったけど
2007年に東博で実物を観た『受胎告知』などは
本来色鮮やかであるはずの天使の翼の部分が
なんだかくすんで黒っぽくなってしまっていて
ちょっと残念な感じだった。

そして目玉の《モナ・リザの新事実》。
最新鋭の科学技術を駆使して、
これだけのことが分かりました!!!、スゴイでしょ!!!
ということなんだけど、そんな前置きが大仰すぎて
実際は「そ…そうかなぁ(^^;」と若干拍子抜け(小声)。

例えば、眉毛のないモナ・リザだけど、
コンピューターで解析したところ、ダ・ヴィンチ自身が描いた
眉毛と睫毛の痕跡が浮かび上がってきた、というのだけど
じゃぁどんな眉毛だったのかというと、それについては触れていない。

黄ばんだニスを、バーチャルで取り除いて
ダ・ヴィンチが描いた当時のままの色彩はこんなに鮮やかでした!
と紹介されている《モナ・リザ》は
確かに今よりも色彩が豊かでパッと見は綺麗なんだけど
ニスと一緒になんだか神秘的な雰囲気まで取り除かれちゃった感じだ(^^;。

いわゆる《モナ・リザ》の神秘性ってのは
なんだかちょっと皮肉ではあるけれど、何百年っていう年月の中での
作品の劣化が生み出したものなんじゃないかなぁという気がした。


アタシは、《モナ・リザ》がスゴイ名画だと褒め称えられていることに
実は昔からちょっと「そうかなぁ…(^^;」と思っている。
いや、本物を観たことがないから偉そうなことは言えないんだけどさ(^o^;。

ダ・ヴィンチの発明品に関しても、それが実現していればスゴイ!と思うけど
結局アイデアだけで終わってるものが殆どだし
絵画作品にしても、未完成のものが多い。
「アイデアはスゴイんだけどね〜…」そんな感じ(笑)。

ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院内の『最後の晩餐』も、
フィレンツェのヴェッキオ宮殿内の500人広場の壁画『アンギアーリの戦い』も
結局新しい手法を試すものの失敗に終わっちゃったりして
確かにダ・ヴィンチは天才だったかも知れないけど、
それより何よりも、実は飽くなきチャレンジャーで、
さぞかし理想と現実の狭間で苦悩してたんじゃないかね〜なんて思ったり。

あとはきっと「もっと時間が欲しい」とか
「自分がもう一人欲しい」とか思ってたんじゃないかなぁとか
そんな気がする。いや、妄想だけど。


今回の展覧会は、まぁそこそこ面白かったけど
この内容で1,800円てのは、ちょ〜っと高すぎかな〜(^o^;(^o^;(^o^;。
カフェもなんだか見た目イマイチだったし
寒かったので結局寄ってこなかったよ(^^;ゞ。


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『特別展 ダ・ヴィンチ 〜モナ・リザ25の秘密〜』
2/20(日)まで、日比谷公園ダ・ヴィンチミュージアムにて開催中。





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さ、次の展覧会はコレだな。
『シュルレアリスム展』@国立新美術館
前売り買っちゃったし、早いとこ行っとこ。
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