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新世界〜Neo Universe〜 [THE ALFEE]

THE ALFEE 3年4ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム

『新世界〜Neo Universe〜』

今日こそ正座して聴くつもりだったが、
上野の国立博物館(激混みの長谷川等伯展)に行ってしまったため出来なかった。
が、往復の電車内と入場までの60分待ちの間に計3回
じっくり(…でもないけど)聴いてみた感想文。

まだ『新世界〜Neo Universe〜』を一度も聴いていない方は
この先読まない方がいいかも知れません。

“Neo Universe PART I”
ギターの音のせいなのか、大仰なコーラスのせいなのか、
なんとなく“Vampire”を連想させるイントロ(もちろんスピードは全く違うけど)。

イントロ・Aメロ・Bメロは良いのだけどサビだけが
なんだかちょっと在り来たりな印象。
歌詞も「♪GO!」以外に何か言いようはなかったんだろうかなぁ(^^;。
♪Never Say Good-bye My Love〜も若干意味不明(-"-?。
でも改めて音は聴かずに歌詞だけを読んでみて思ったことがある。
これってもしかして元々は『宇宙戦艦ヤマト復活篇』のために
ちょろっと書いてみた曲(歌詞)なんじゃ?とか。
なんとなく、そこはかとなく、詞の世界に
“この愛を捧げて”との共通点があるような、ないような(どっちなんだよ)。
いや勝手極まりない妄想なんだけど。
違うか・・・違うね(^^;ゞ。コリャ失礼。


“LAST OF EDEN 〜Neo Universe PART II”
なにやら哀愁と異国情緒を感じさせるアコギと笛の音のイントロ…。
アコースティックギターの運指の練習になりそうな。
と、思ったらやっぱりこのままのワケがないTHE ALFEE。
いきなりハードなギターのフレーズ!。おっ、いいねぇ〜。

この曲、ちょっと王子のソロの匂いがする。
一瞬“Endless Dream 2007”のようであり、
サビは“月姫”のようであり(思わずヘドバンしたくなる笑)
詞の世界は“Kaléidoscope”の続編のようであり。
でもこれも最後の↓これがなぁー…(^^;。
「♪ラストブエデーンー」の「♪ンー」がなんだか苦しそう。
確かに「♪ンー」って伸ばすのって歌いにくそうだ。
これも1曲目の「♪GO!」同様もうちょっとやりようがあったんではないかと。

でもなんだかんだ言っても、
このアルバム用に新しく作られた曲のなかでは一番好きかも。


“新世界を越えて 〜Neo Universe PART III”
THE ALFEEにしては珍しくメロディの上下幅が狭い歌だなーと思った。
個人的には、これでもかってくらいに上に行ったり下に行ったりが忙くて
「カラオケで歌えるもんなら歌ってみろ」ってくらい
メロディアスなのが好きなので、若干退屈な感じ(^^;。

やはりこの冒頭3曲はライブでも1セットなんだろうな。
春ツアー本編ラスト3曲を飾るのではないかと勝手に予測。
曲の終盤でのサビの繰り返しは、やっぱ拳を上げるのだろうか。
(でも初日あたりは多くのオーディエンスが
 これらの新曲では呆然と立ち尽くしているのではないかと予想^^;)。



“Zipangu”
なんとなく'70年代のハードロックの香りがするイントロのギターがカッコイイ。
(なんかちょっとディープ・パープルにありそうな感じ)。
あら?、これもサビで同じ音が続くんだねぇ。

出た!!!「♪Woo〜!」。
もう日本において、♪アー!アー!っていうクイーン風のコーラスと
ビートルズ風の♪Woo〜は、アルフィーの特許である(笑)。



“この愛を捧げて”
今年に入ってから、iPodで殆どアルフィーの楽曲を聴いていなかったので
久々に聴いたわけだけど、いやー改めていい曲だ。
やはりこの曲はなんと言ってもピアノが泣かせる。

アタシ的にはここでA面終了。
CDなんだからA面も何もないんだけど
明らかにこの曲で一段落してるように思えてならない。
脳内でディスクを裏返して次の曲へ(笑)。



“GET YOUR CHANCE”
マラソンイメージソングがこんなに早くCD音源として手に入るのは嬉しい。
早くライブで「♪HEY!…HEYHEY!」とシャウトしたい!。

そして思いっきりファンタジックで大仰な《A面=前半》と打って変わって
《B面=後半》では地上に降りてくるTHE ALFEEなのである。


“初恋の嵐”
しかし、地上に降りてきた途端にこれかい、みたいな(^^;。
50半ばのおじさんが一生懸命若者の気持ちを描いてみたけど
若干の無理は否めない・・・(超小声^^;)
だって今どき「花びらをちぎって…花占い」って・・・
アグネス・チャンじゃないんだから(^o^;。
(そう言うアタシも喩えが古過ぎである)。

ま…まぁ詞の内容はともかく、曲そのものは結構好き。
THE ALFEEというよりBEAT BOYSにありそうな曲。
(♪I Wanna Hold Tigh〜〜t…って???笑)


“風の詩 (Acoustic Version)”
出た!まーちゃんB-54!・・・じゃなくてマーチンD-45!。
オリジナルバージョン以上に♪ピ〜ンというハーモニクスが鮮やかに聴こえてきて、
ハーモニクス・フェチ(笑)のアタシとしては非常にウレシイ。

THE ALFEEにしては有り得ないくらい音と音の間に余白が…(笑)。
そのためコーラスもとってもよく聞こえるし、
小さな息継ぎまでも感じ取れるところがヨイ。

間奏の、叩くようなギターもイイ。
♪信じて生きて行きたいーーー
の後の、一瞬の静寂も最高!。
こういう曲が1曲あると、なんだかホッとする。
(しかも前の曲がアレだし^^;)。

ライブでもそうだったけど、ラスト付近の♪AHーーーで
桜井さんの声が、「アー」と「オー」の間になっている(^^;。
そんな桜井さんの歌ってる顔が、容易に想像できる(笑)。



“リバプールから遠く離れて”
ビートルズをリスペクトした曲。
でもこの曲に限らず、アルバム用に作られたうちのいくつかは
結構ビートルズ風だなと思うのはアタシだけだろうか。
2年前の《王子におけるビートルズ・マイブーム》だった時に作って
ストックしておいたものだろうかなどと、またまた勝手に推察。

なんだかあまりにもハッピーな雰囲気が漂っていて
何かのCMに使えそうな曲である。

「普通に生きるのがちょっと難しい」のはアナタが王子だからでは?
ということには敢えて触れないでおこう(^^;。


“夜明けを求めて (Album Mix)”
あぁそうだ、この曲も入ってたんだ(爆)。存在をすっかり忘れてた。
決して嫌いなわけではないのだが、
なんとなく飛ばして次の曲に行きたくなってしまう。
それでも飛ばさずに我慢して(我慢かよ?)聴いていてサビまで来ると
「あぁやっぱりこのアルバムに必要な曲だな」と思えてくる。

Album Mixということで、 後奏〜エンディングが去年の秋ツアー仕様。



“桜の実の熟する時 (Album Mix)”
“この愛を捧げて”同様、改めて久々に聴くと実に心に沁みる。

当初、アルバムの曲順だけを見たときに、
この曲よりも“この愛を捧げて”の方がラストに相応しいんでは?と思っていたけど
実際通して聴いてみるとこれがラストで正解。
去年の春ツアー初日オーラスでこの曲を聴いてから
もうすぐ1年経つんだなぁなんてことを思い出し、
巡る季節をしみじみと感じちゃったりなんかして、ジーンとしてしまった。
こういう仕掛けだったとは・・・ヤラレタ・・・(・_・、)なんてね。

ちなみに、どこがどうAlbum Mixなのか今ひとつよくワカラナイ(^^;。
そう思って、シングルバージョンを聴き直してみたら
これもエンディングの違いであった。
個人的にはAlbum Mixの、この終わり方が好きだ。




全体を通してみると
前半と後半で、世界観がまったく違うのも面白いし、
難解でマニアックなアルバム曲と、親しみやすいシングル曲の対比も面白い。
昨日の記事でも書いたけど、ホント振り幅が縦横無尽(笑)。

今のところ、アルバム用に新しく作られた曲の中で
「これ、もう手放しでめっちゃ好き!」という
ストライク・ゾーンな曲はないけれど、これから繰り返し聴いていけば
あるいはツアーが始まって生演奏を聴いたら
また印象がガラッと変わっていくんだろうなと思う。

そんなことで、早く来い来い春ツアー♪。
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お豆

9日の日。みぞれ降る中 買いました、CD+DVD テレビスポットは
見たことなかったので、自分としては、楽しめてます、
あちらこちらで不評の声が、反感かうかな??でも いろんなバンドの
イベントのおまけに同様なもん。頂きますが みんなあんな感じですよ
自分としては これが普通だと思ってます。

アルバムは はじめの曲から、走るなぁ。春・秋ツアーの構成が見えた
感じ、で、初恋の嵐ね。かわいいわぁ いまどき花占いで、花びらでは
ないようなぁそこは、50代半ばの人だななんて思ってしまうのは?
いけないかしら? 歌詞カードには、絵文字 何考えているのかしら?
なんて、思ってしまいました。
感想は、まだ早いです、これから1年ぐらいは、時間をかけて聞いてから
でも、いいなと、思ってますよぉ。 自分的にはいいアルバムと
思ってます。
by お豆 (2010-03-13 14:26) 

梅屋千年堂

>お豆さん
他の記事のコメントにも書きましたが
アタシもテレビスポットはあんまり観たことがなかったので
「そうか〜こんなのだったんだ」と思いながら、それなりに(笑)楽しみました。
今回のDVDが物足りなく感じるのは
今までのアルフィーのオマケDVDが充実し過ぎていたから?
なのかも知れませんね(いや、他所のはどんなのか良く知りませんが)。
まぁしかしこの内容ならDVD付き限定盤の値段は
¥3,300いや¥3,200で良かったかも知れませんね(超小声^^;)。

アタシもこの記事を書いてから更に何度か聴きましたが
早くも第一印象にはなかった《味わい》が出てきました。
不思議な話ですが、金曜日にKトラで聴いた
雑音だらけのNeo Universe I〜IIIが思いのほか味があって
「おっ?、なんかいいなぁ」と思ってしまいました。

by 梅屋千年堂 (2010-03-14 01:26) 

汐琉

新しいアルバムを一発目流すときには
何とも言えない”違和感”があるんですが、
2度3度と繰り返すうちに順応している自分がいますね(笑

あの一曲目の女声に聞こえるタカミィコーラス。
よくまあ出たものだと思いながら聴いています。
娘はあの曲がイチオシのようです。

by 汐琉 (2010-03-14 20:07) 

梅屋千年堂

>汐琉さん
アタシも三度四度…九度十度…と繰り返し聴いているうちに
最初は「えぇ〜?(-_-;」と思っていたような部分も
何故かだんだん気持ちが良くなってきました。
これぞアルフィーマジック、という、えー、気がします。

お嬢さんは1曲目がイチオシですか。
アタシのイチオシはいまだ2曲目です。
先だってのKトラで、イントロのアコギのフレーズを
幸ちゃんが去年の秋からずっと練習しているという話を聞いて
なんだかますますこの曲への注目(注耳?)度が増しました。

by 梅屋千年堂 (2010-03-14 22:02) 

k-子

CDをパソコンに読み込ませてる間に
ざっ~と歌詞を読んでみたのですが 

>50半ばのおじさんが一生懸命若者の気持ちを描いてみたけど
若干の無理は否めない・・・(超小声^^;)

あははは~(笑)ほんと!送信ボタンが中々押せない
気持も何となく分かるような気がします(汗) 

実際 曲を聴いてみると 意外に良かったし
ライブ栄えする曲と言うんですか~
会場で大勢で聴くと楽しいのかもしれませんね~

ラストの桜の実の熟する時 ほっとしたような
ジーンとくるような
去年は、この曲から動き出したような気もしますし
クリスマスにも聴きましたよね~しみじみ
アルバムを通して聴いてみると また想いが深くなってきました
by k-子 (2010-03-14 22:19) 

梅屋千年堂

>k-子さん
小田さんが“Re”を書いた時すらちょっとした驚きを隠せなかったのに
デコメでハートキラキラ…ビュン!ビュン!ビュン!ですからね(^^;。
王子が顔文字絵文字大好きなのは知ってはいても
それがこうやって《作品》になるとはビックリしました。
でも、今の若者はもっとドライじゃないかな〜という気もしますが
どうなんでしょうか。

ラストの“桜の実〜”はいいですよね。
なんとなく幸せな気分でアルバムを聴き終えられます。
いろんなところで、メンバーが
「まずはシャッフルせずに、曲順どおり聴いてください」
と言っていた理由がよくわかりますね。
アルバム、というものは、アーティストにとって(少なくともTHE ALFEEにとっては)
ジャケットも、曲順も、すべてひっくるめて《作品》なんだなぁと
このアルバムを聴きながら改めて実感しました。

春ツアーが始まるまで、シャッフルなし、スキップなしで
ひたすら“新世界”をヘヴィロテし続けようと思います。

by 梅屋千年堂 (2010-03-15 00:23) 

K-子

シャッフルなし スキップなしですか~?
私は、すでに LAST OF EDEN ヘヴィロテ中なんですけど・・
はまった訳は・・・
こんな時に BOSEのイヤフォンの調子が悪くなってしまって
代替に何かの付属品だったかな~安っぽいので聴いてみたら
な~なんとすごくイイ!
渇いた感じが またロックなんですよ~
今回のアルバム ちょっと見直してしまいました!! 
ALFEEってバンドは、ホント>「振り幅が縦横無尽」(笑)。
これだから いつまで経っても辞めれないのかな~私たち(^^)v
by K-子 (2010-03-15 21:57) 

梅屋千年堂

>K-子さん
もちろんですよ〜シャッフルなし・スキップなし!。
今日も“夜明けを求めて”をスキップしたい衝動を堪えつつ
通しで聴きながら帰ってきました(通勤時間にほぼピッタリなもので…)。

>>安っぽいので聴いてみたらな~なんとすごくイイ!
それはアタシが雑音だらけのNack5で聴いて「イイじゃないか!」と
思ったのと近いものがありますね。
もちろん高音質で聴いても良いのですが
低音質で聴いても、どういうわけかまた違った味わいが・・・。
不思議なアルバムですね〜。

なんだか…繰り返し聴くうちに
“初恋の嵐”がかなーり好きになってきてしまいました。
“新世界〜Neo Universe〜”の「♪GO!」も気持ち良くなってきました。
まんまと敵?の術中にハマりつつあります。
ヤバイです(爆)。

by 梅屋千年堂 (2010-03-15 23:01) 

きゅう

通勤時間ヘビロテです。往復で4回りほど聴けるのですが(どんな通勤時間やねん)、聴いているうちにライブを想像するようになりました。
勝手に「曲→短いMC→曲→MC→曲→MC→曲→(EC)曲→ネタ→曲→(EC2)曲→MC→曲」などとセットリストを作って「おぉ!この曲はここのブロックだな」「この曲は今回のツアーでは無いかな?」「この曲はここで王子が両手をひろげて歌うだろうな」などなど想像をふくらませています。

以下プチ感想です
「新世界〜Neo Universe〜」の「GO!」で拳があがると思うのですが「GO!(GO!)」のどちらであがるのであろうか?

「Zipangu」の坂崎さんのボーカルの後ろのギターがいいですね。

「初恋の嵐」の曲ができたときに詞を見て坂崎さんは「えっ?これを俺がうたうの?」と思わなかったのでしょうか?(桜井さんは言いそう)いつも最初に仮で王子が歌うと言っていたのでそのバージョンを聴いてみたい…。

「桜の実の熟する時」は最後を聴いていると昨年のツアーの「上からヒラヒラ」がフラッシュバックされます。

by きゅう (2010-03-16 01:30) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
アタシもいろいろと春ツアーへの想像(妄想?)を膨らませながら
毎日ヘヴィロテしております。
1曲目は多分、このアルバムの中のこの曲だな、とか
中盤の3人でのMCのあとの曲は多分これだろ、とか
王子のMCの後にこれってのもアリか、などなど。

ちなみに、“Neo Universe Part I”のサビでは
アタシは全拍拳上げを予定しておりますので
桜井さんの「GO!」でも、その後の追っ掛けコーラス(掛け声?)の「GO!」
どちらにも上げる予定でございます…(周りの空気を読みつつウルトラタブン)。
その他の曲についても、
いろいろとライブでのノリを勝手にシミュレーションしております。

“桜の実〜”はアタシも同様に、去年の春ツアーのオーラスが思い出されて
なんだかちょっとウルッ&ジーンときてしまいます。
去年の今頃は、この曲をこんなに好きになるとは思ってもみませんでした。
(あっ、今頃はまだ“桜の実〜”は出てなかったか^o^;)。
by 梅屋千年堂 (2010-03-17 00:14) 

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