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回転!横浜CATS [Music,Movie&Musical]

CATS@横浜、2回目。

去年の11月に横浜での『CATS』を観た後、
すぐに今日のチケットをぴあのプレリザーブで申し込んだ。
ダメ元でS回転席でエントリーしたところ、なんと取れてしまったのだ!。
しかも真ん中ブロックの通路側!。
四季の《ON-LINE TICKET》じゃなくても
こんな良席が取れることがあるんだね〜、いやビックリ。

3月なんてまだまだ先だな〜と思っていたけど
飛ぶように時は過ぎ、今日がその当日。

待ちに待った《S回転》〜♪ヽ(^。^)丿。
これはもう無駄に早く行って、少しでも長くその座席に座っていようと思い
開場時間ちょうどくらいに現地到着。
cats1034.jpg

入り口付近に、制服姿の高校生がたむろしており、ゲッ…ちょっとヤな予感(-_-;。
学校の芸術鑑賞か何かと重なったか?。
ド平日の昼公演はこれがあるんだった…_| ̄|◯。

クロークにコートを預け、売店で飲み物を買ってちょいとノドを潤し
トイレを済ませていざ座席へ。
どんどん前に進んでいって、まだ後ろ向きの状態のステージの上を歩いて行く。
この、ステージ上を歩いていいってのがちょっとした優越感( ̄ー ̄)。

久々の回転席ということもあり、席についてもなんだか落ち着かず
やたらキョロキョロしてしまい、我ながらちょっと挙動不審(^^;。

開演時間がいよいよ近づいてきたところで
セットの隙間からネコ(を演じる役者)が出てきてステージ上をウロウロ。
あー、なんだ。
前回自分の席からは、この開演前の短いパフォーマンスが
まったく見えなかったので、今回の横浜CATSではこれがないのかと思ってた。

そうこうしているうちに「間もなく開演」のアナウンスがあり、場内暗転。
お馴染みのovertureが流れ始めて、回転開始!!!
客席の方を向いていた1〜4列目の座席がガーッと時計方向に回転し始める。
自分が回っているというよりも、劇場内の天井が回っているような感覚に陥る。
『CATS』の世界に一気に引き込まれていく。
うわーっ、S回転席ってこんなに凄かったんだっけ???(@o@)。
ほんの短い時間ではあるのだけど、やっぱ回転席はイイ!。
(などと喜んでいるうちはまだまだヒヨッコで、
 真のCATS通はもはや回転席などではしゃいだりはしないのだが^o^;)。

180度回転して、座席は定位置に。いよいよショウの始まり。
ステージの近さもさることながら、ステージと地続きの回転席は
ステージ上で役者がステップを踏む度に
その振動が客席の床に伝わってきて物凄い臨場感なのだ。
声も、マイクを通した声ではなく生声が聞こえてくる。
うぉ〜・・・近すぎてどこに注目したら良いのかワカラナイ!!!。

通路側なので、当然ネコ(役者)たちが、自分の真横を頻繁に行き来する。
時にはそこに立ち止まったり寝転んだり。
そんな時は、衣装やメイクのディテールをじっっっくりと観察。
お〜、爪まで綺麗に塗ってある!とか
レッグウォーマー(のようなもの)は激しくダンスしても下がらないように
どうやら膝のあたりで何かで留めてあるようだ…とか
あ〜、こんな靴を履いてるんだ!とか
あのヒト、踊りながら自分の尻尾踏んづけてるよ(^^;とか
ピタッとした衣装だけど、ワイヤレスマイクの送信機が
なるべく目立たないようにみんな工夫してつけてるんだなとか・・・

しかし、いっくら観察してもよくわからなかったのが衣装のファスナー。
あれだけピタっと体に密着する衣装なのだから
きっと背中にファスナーがあるんだろうと思っていたのだけど
いくら目を皿のようにしても、それらしいものが見つからない。
役者の背中はいたってなめらか。
どーなってんの?この衣装。どっから着るんだ?。うーむ、謎だ。


さっきも書いたが、今日はド平日の昼公演なので
正直キャストにはあまり期待はしていなかった。
が・・・なんと、ラム・ラム・タガーが荒川務ではないか!!!。
好きなんだよ、荒川務のラム・タム・タガー!。
(おや?と思った方もいると思うが、そう、あの元アイドルの荒川務である)。
最後にステージで観た時よりも
若干肉付きが良くなった気がしないではないが(^o^;
今年50歳になるとは思えない弾けっぷりであった。

そのタガーの曲中、タガーが客席の女性客をさらって
ステージに引っ張り上げる場面があるのだが
今日連れ去られたのが、ちょうどアタシの真後ろの席の女の子。
タガー(荒川務)が一言、小声で「いい?」とその子に告げるのが聞こえて
へ〜、こんな風にして連れ去るのか!なんて新たな発見もあり面白かった。

一幕と二幕の間の休憩時間は、
前回来たときには出来なかった、セットに埋もれた《御当地ゴミ》探し。
客席内をぐるっと一回りして、
横浜ならではの《御当地ゴミ》を探してみた。

とりあえず見つかったのは
・Y150開国博のキャラクター、たねまるのぬぐるみ
・崎陽軒のシウマイのパッケージ
・YOKOHAMA Walker
・横浜Fマリノスの応援用メガホンと、マスコットのぬいぐるみ
・「ヨコハマはG30」と書かれたチラシ(注:G30とは横浜のゴミ削減計画のこと)

横浜ベイスターズ関係のゴミが見つからなかったのだが
これは元々ない、ということなのだろうか(^^;。

御当地と言えば、一幕の“ジェリクルソング”の途中で
ステージの天井から落ちてくる大きな靴。
これまでは薄汚れたスニーカーだったのだけど
横浜公演では赤い靴がドカッ!と落ちてくる。
その赤い靴が、今日は何故か裏返って床に着地。
こんなこともあるんだね(笑)。



今回も、全体を通して期待を裏切らない素晴らしさだった。
グリザベラ(早水小夜子)の歌う“メモリー”には、
今日も思わず泣いてしまった(T^T)。
昔(『CATS』に出逢った頃)はこんなことなかったんだけど。
年取った証拠???。

今よりも若い頃にはなんとも思わなかった曲が
歳を重ねたらなんだかとても心に響くようになる。

なんというか・・・
『CATS』にしろ、THE ALFEEのライブにしろ
同じものを長年にわたって見続けていくことの面白さはココにある。
自分自身でもなかなか気付かないような微妙な心の変化を
何年も変わらないものを通して気付かされるという面白さ。

未だにアタシは、第二幕の冒頭でオールデュトロノミーの歌う
“幸福の姿”は退屈で仕方がないのだが
いつかこの曲に感動する日が来るのかもしれない…(いや、来ないか^^;)。


途中、シーンとした場面で突然笑い出す
KYな客(おそらく芸術鑑賞の学生と思われる)がいたり、
オーディエンスのノリがイマイチで、
いつも拍手が起こるところなのにそれがなかったりして
ちょっと心配だったのだけど、最後のカーテンコールには
いつものように何度も何度も応えてくれて安心した。

アタシ自身ここ1ヶ月、どーも心も体もお疲れ気味だったのだけど
今日の舞台を観て、なんだか元気が沸いてきた!。
どうやらアタシにとっての元気の源は、やっぱりナマモノ=LIVEしかないらしい。

あーーー、早くアルフィーのライブにも行きてぇーーーっっっっ!!!。
(って、詰まるところソコかぃ…笑)。

『CATS』も、次は夏あたりに行こうかな(^^;ゞ。
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コメント 8

なおち

『CATS』にはS回転席なんてあるんですね~(@@)
お話だけでも面白そうだし、私も座ったらはしゃいでしまうかも(^^;)

>同じものを長年にわたって見続けていくことの面白さはココにある。
私はいわゆるロングランものは帝国の『レ・ミゼラブル』が好きで
なるべく機会を作って見る様にしています。主人は元々ミュージカル
自体があまり好きでない様で『同じ話なんでしょう?』なんて半分
呆れつつ送り出してくれますが、やっぱりちょっとしたキャストの違い
とかで微妙に変わりますよね(^^)『レ・ミゼラブル』もたまに?客寄せ
と思われるアイドルのキャスティングがあったりしますが、最近はそれ
も楽しめる様になってきました(^^)b

明日は『レ・ミゼラブル』でももちろんALFEEでもないですが、新神戸
オリエンタル劇場の舞台を見に行きます(^^)神戸に行くのは久しぶり
なので、それだけではしゃいでしまいそうです(^^;)
by なおち (2010-03-05 11:03) 

梅屋千年堂

>なおちさん
あるんですよ、そんな席が。
それゆえ『CATS』はキャッツシアターという専用の劇場での公演になるわけです。

『レ・ミゼラブル』は過去に一度だけ観たことがあります。
“On My Own”、それと最近ではスーザン・ボイルさんでお馴染みの
“I Dreamed a Dream”はいい曲ですね。

アルフィーのライブもキャッツもレ・ミゼも
何度行っても同じようで同じじゃないんですよね〜。
でも同じじゃないけど、変わらない何かもそこにある、と。

明日は神戸にお出掛けなんですね。
オリエンタル劇場では今何をやってるんだろう?なんて
思わず検索してしまいました(^^;ゞ。
楽しんできてくださいね。

by 梅屋千年堂 (2010-03-05 21:56) 

えの

うちの高校は高3が文化祭で演劇をやるのが恒例で、
1つ上の代でキャッツを演ったクラスがありました。
2つ上でカルメンをやった先輩が、この間帝劇レ・ミゼで
ファンティーヌやってたようです。

我がクラスは、なぜか渋くじゃじゃ馬ならし・・・。
by えの (2010-03-06 20:10) 

梅屋千年堂

>えのさん
文化祭でキャッツとはスゴイですね。
衣装も忠実に再現したのでしょうか…。
あの衣装は相当スタイルに自信がないと・・・(^^;。

そしてそこからプロになった先輩がいらっしゃるというのもスゴイですね。
しかもファンティーヌとは!。
思わず検索してしまいましたが…Iさんという方でしょうか?。
だとすると学校も判明してしまいましたが
文化祭で演劇をやるというのも学校のカラーなんでしょうか。

by 梅屋千年堂 (2010-03-07 00:41) 

えの

残念ながら文化祭の委員で走り回っていて先輩のキャッツは観ていないのですが、
前夜祭でちら見したときに違和感を覚えなかった気がするので、
たぶんそれなりに衣装も再現したと思うのです。もじもじくんかもしれませんが。
まぁ、高校生なのでスタイルもそれなりに。

ファンティーヌの先輩、はい、Iさんです。
いつから文化祭で高3がクラスごとに演劇をやることになったのかわかりませんが、
うちの代は野田版から騒ぎ、モンテ・クリスト伯、王様と私、レ・ミゼ、
そして誰もいなくなった、じゃじゃ馬ならしという品揃えでした。

高3の夏は受験勉強そっちのけで文化祭準備に心血を注ぎ、
親もそれに協力を惜しまない、そんな学校です。
by えの (2010-03-07 08:48) 

梅屋千年堂

>えのさん
素敵な学校ですね。
アタシの母校は何もかも(学力もスポーツも)中途半端な高校だったので
なんだかちょっと羨ましいです。しかもなんだか本格的で。

でも高3の文化祭は最後ということもあって気合いが入りますよね。
本格的な受験勉強はその後で、って感じで。
(その後も本格的な受験勉強をしなかった人間がここに約1名…^^;)。

by 梅屋千年堂 (2010-03-07 22:17) 

えの

イベントの多い学校でした。
中1の時に2時間遠泳をさせられ、中3で個人メドレー必須、
それで終わりかと思ったら、高2の時も個人メドレーやらされました・・・。
林間学校で磐梯山やら妙高山やらを上り、スキー学校で
バッチテストまでさせられました。ま、楽しかったんですけど。

受験勉強は、年明けから怒涛の詰め込みで乗り切りました。
ガンガンにアルフィーかけながら山川の一問一答を唱える姿は異様だったに違いありません。
by えの (2010-03-08 01:26) 

梅屋千年堂

>えのさん
うわー、そんな学校アタシには絶対無理!!!。絶対に中退ですよ(爆)。
協調性に欠ける上に団体行動が苦手で、修学旅行ですら面倒臭かったのに
こんなにイベント盛り沢山だと、不登校になってしまいそうです(^o^;。

いや〜、でもたくさんの思い出が出来たでしょうね。
絶対に大人になってからの《肥やし》になりそうな気がします。

中途半端に受験生ぶって高三の秋〜冬に大好きなライブを一切断ち
'85年の秋ツアーを断念した(=あの名オープニングを観られなかった)ことは、
今でも後悔しています。あぁ、バカだったアタシ。・・・_| ̄|◯。

by 梅屋千年堂 (2010-03-09 01:00) 

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