バンクーバー五輪終了

本当は昨日のうちに書きたかったけど、あまりの眠さに断念してしまった（^o^;。

4年前にもトリノ五輪の終了後にブログの記事を書いたけど、
実を言うと、アタシは夏に行われるオリンピックよりも
冬季オリンピックの方が断然好きだったりする。

フィギュアスケートを始め、スキーやスノーボードのフリースタイルなどは
競技と言うよりもまるでショウを観ているようで楽しいし、
生身の人間が時速100km以上の有り得ないスピードでスッ飛んでいく
ダウンヒルやリュージュ、スケルトン、
これまた生身の人間が2枚の板だけで100m以上滑空する
スキーのジャンプ競技なども、ワクワク・ハラハラ・ドキドキ。
とにかく、土の上じゃ不可能なことが雪や氷の上では可能になる。
それだけに選手にとっては夏に行われるオリンピックよりも
大怪我や大事故のリスクも高いと思うのだけど
そんな命懸けとも思える闘いが、またより一層の感動を誘う。

今回のバンクーバー五輪でも、いろんな場面に感動した。

競技時間が深夜〜早朝、あるいは仕事中の真っ昼間だったりして
観たかった種目をすべて網羅できたわけではなかったけど
買ったばかりのHDD付きVIERAをフル活用して
観られない時間帯の競技を録画しまくった。
（録画したっきり結局観られなかったものも多々あるが…^^;ゞ）。

上村愛子が出場したモーグルに、
食卓のテーブルをバンバン叩きながら興奮した。

男子フィギュアでは、一度は現役を退いたクセに、再度ひょっこり現れて
ショートプログラムの1位をかっさらったプルシェンコに憎々しさを覚え、
しかし結局優勝ならず！な展開と、1位のライサチェクの手足の長さに驚嘆した。
（あとは靴紐が切れちゃった織田信成に
　「つくづく運のないヤツ…（-_-;」とちょっと同情したり）。

メダルには届かなかったけど、37歳・葛西紀明のジャンプも凄かった。
しかも「アマンの野郎をギャフンと言わせてやらないと！」と言い放ち
まだまだやる気マンマンなところがカッコイイ。

外国人選手では、練習中に崖から転げ落ちて脇腹を強打し
肋骨を骨折しながらも競技に参加して銅メダルをもぎ取った
クロスカントリースプリントのペトラ・マジッチが凄かった。

女子フィギュアの浅田真央とキム・ヨナも、双方共に素晴らしかった。
あの場で完璧な演技をこなしたキム・ヨナも大したもんだが
悔し涙の翌日に、早々とテレビに出演して
「ここで9点もらえると思ってしまったんです。演技に集中していなかったと思います」
などと冷静に自己分析している浅田真央もオソルベシ。
演技だけでなく、二人の19歳の精神面に恐れ入った。

そしてそんな二人の試合の後、浅田真央の採点に対して、
プルシェンコが
「2回もトリプルアクセルを跳んだのだからもっと加点してもいいはず」と
話しているのを聞いて
「なんだ〜プルシェンコ、いいヤツじゃないか」と思ったり（笑）。

だけど、今回のバンクーバー五輪でアタシが一番感動しちまったのは
実を言うと、女子フィギュアの鈴木明子のフリーの演技だった。
あの“ウエストサイド・ストーリー”は良かったねぇ〜(T^T)。
終盤の、あの弾けまくったステップは鳥肌モン。
演技を終えた後、ブバーーーーッ！！！と溢れ出てきた涙には
思わずこっちも貰いなきしちまった(ノ_＜。)。


閉会式には、かの（アタシの大好きな！）マイケル・J・フォックスが登場。
開会式の時には
「マイケル、カナダ出身なのに出てこないのかな〜」
と思っていたので大感激。
久々にメディアに登場したマイケルは、
病気の影響もあって随分おっさんになっていたけど（^^;
その語り口は若かりし頃そのままで嬉しかった。
どうか病気に負けないで、これからも
みんなに元気を与えてくれるマイケルでいて欲しい。


な〜んかバンクーバー五輪が終わっちまってちょっと寂しい。
睡眠不足から（多少）開放されるのは助かるけどね（笑）。

コメント 5

私は開幕前からスノボクロスの藤森選手に期待していたのですがあんhあな事に…早く完全復活して欲しいです。

あとはカーリングの解説の方。
相手チームのベストプレーは素直に褒める一方で日本のショットには「よしっ！」「そこだっ！」と興奮した解説。
北京五輪の野球アジア予選の古田氏を彷彿させるような…。

閉会式の新聞欄を見たときに「マイケル・J・フォックスのメッセージ」と書いてあったので「えっ？」と驚いたのですが当然仕事で放送を見ることはなく、後から見ました。
病気になって一線から退いても「やはりスターだな」と思いました。


by きゅう (2010-03-03 01:12) 

終わっちゃいましたねぇ。
昼間家に居る時はずっとBS2かNHKでした。
カーリングは、きゅうさんがおっしゃるように
解説がわかり易く、相手チームに敬意を払い
日本チームのショットでは熱くなり…
見ててこちらも気持ち良く、熱くなりましたね。

私もプルシェンコは真央ちゃんの事で、ちょっと見直しました(笑)
女子フィギュアは結果は思った通りだったんですけど
死闘とはこの事だろうと思うほど
たった19歳の2人が国を背負って戦う姿は
本当に素晴らしかったと思います。
4年後は、真央に金メダル取って欲しいですねー。

そう言えば…スケートの小平選手が
うちの娘たちの所属する部活の顧問の先生の後輩で
大学時代は結構親しくしてたんだそうです。
あらビックリ！な話しでした。
by まりあ (2010-03-03 17:49) 

＞きゅうさん
ホントに冬の競技には危険が伴いますね。
怪我をした選手達もさぞかし悔しかったんじゃないかと思います。
早く治して次を目指して欲しいものですね。
（それにしても、藤森や上村、アメリカのボンのみならず
　最近のアスリートはきれいな人が多くてビックリです）。

解説の方々も、元々は自分が競技者だった人が殆どだから
ついつい力が入ってしまうのでしょうね。
「よし！」「行けっ！」「あーーーっ！！！」
…そりゃ解説じゃないだろ（^^;と思いながらもかなり楽しんでました（笑）。

マイケルが登場したときの歓声は凄まじかったですよ。
もっとシリアスなメッセージを語るのかと思いきや
くだけた感じでむしろ安心しました。



＞まりあさん
カーリング、アタシも本当はちゃんと観たかったのですが
どうも家にいる時間と試合時間がかみ合わず
いつも夜のニュースでハイライトを観て、結果を確認するだけでした。

真央ちゃんには、とりあえず今月末の世界選手権で
リベンジを果たしてもらいましょう。
てゆーかキム・ヨナがプロに転向するとかしないとか？？？。
「勝ち逃げかよ？！」と突っ込んだのはアタシだけではないハズ・・・。

五輪出場選手の知り合いがそんな身近なところにいらしたとは
世間は狭いですね（＠o＠）。
でも閉会式でリラックスした表情の選手達を観ながら
「あ〜、こうしてるとこの人達も
　そこらにいるフツーのお兄ちゃん・お姉ちゃんと何ら変わりないんだなぁ」
と思いました。街ですれ違ってもわからないかも（笑）。

by 梅屋千年堂 (2010-03-03 23:52) 

ちょっとタイミングずれたかもしれませんが・・・

梅ちゃんのこの記事・・・流石です！
初めから終わりまでうなずきっぱなしでした～
その通り！そうなんですよね～って画面に向かって大きな声の独り言（＾０＾）
しかしスポーツっていいよねぇ～
この時ばかりは日本とか国旗とか意識して応援しちゃうけど・・・もっともっと
日頃から応援しなきゃ！って思います。
国としてももっと経済面での支援をすべきです。
某企業は報奨金をポケットマネーも含めて出されるそうですが・・企業もなかなか大変ですよね！

プルシェンコ選手・・私も彼に対する気持ちがぜんぜん変わりました～～
今ではマジにいい人（＾＾；
高橋選手と浅田選手と合同練習しようかって話しまでされたとか（＾＾）
４回転も教えてあげるって！！いい人だぁ～

もっともっとこの話題については語りたいけど梅ちゃんもレスするのも読むのも
大変だからやめますね！
バンクーバー五輪！バンザ～イ

by 絵夢 (2010-03-05 00:06) 

＞絵夢さん
フィギュアに限らず、オリンピックなどの大きな大会を観ていると、
ルールや審査方法の改定に翻弄される選手が気の毒に思えることがあります。
きっとプルシェンコは、真央ちゃんに自分の姿を重ね合わせたんでしょうね。
自分も4回転を跳んだのに、思ったより評価されず
悔しい思いをしたのではないかと。

五輪についての感想は、アタシもまだまだいろいろありますが
競技に対する知識がないので、調子に乗っていろいろ書いてると
ボロが出てくるのでやめときま〜す（笑）。

by 梅屋千年堂 (2010-03-05 01:09)