サマーピクニックフォーエバー総集編

9月20日に生中継された『サマーピクニックフォーエバー in つま恋』。
このコンサートの総集編が4時間にわたりNHK BS-2でオンエアされた。

当日はもうずーーーっとテレビにかじりついて
幸ちゃんや小田さんが出てくるのを今か今かと待っていたのに
幸ちゃん出たーーー！！！
♪シャ〜ララ〜・・・と思ったら『天地人』！。

そして、『天地人』が終わってみたら
幸ちゃんはもちろんのこと、小田さんの登場シーンも終わっていたと…。
どんなに今日の総集編を待ち侘びたことか（というのはちょっと大袈裟）。



当日途中までオンエアされた、
こうせつさんと幸ちゃん（即ちクローンズ）による“酔いどれかぐや姫”の後は
加藤和彦さんを迎えて、“イムジン河”。

加藤さんが歌の前に、北山修氏の言葉だと前置きして
「お父さんとお母さん、息子と娘、いとことはとこ、
　上司と部下、国同士、いろんなところに川が流れていて
　その川は海へ流れていく」
と語ったMCが印象的だった。

で、加藤さんによる「あ・の・す・ば」というカウントから
“あの素晴らしい愛をもう一度”を、それまでの出演者全員で合唱。
この時の加藤さんの笑顔はとっても輝いているように見えるけど
あの笑顔の裏側で、心の中には闇が広がりつつあったのかと思うと
なんだかやりきれない思いだ。
なんで死に急ぐ必要があったのかと思う。
泣けてきてしかたなかった。


そして大合唱のあとは、あの日の最後のゲスト、小田さん登場。
かぐや姫の“ひとりきり”と、小田さんの“今日も　どこかで”を
こうせつさん、正やん（伊勢正三氏）、小田さんの3人でハモる。

アコギの伴奏のみで歌う“今日も どこかで”は非常に新鮮。
小田さんも、今度自分のライブでこの歌を歌うときは
アコギだけでやってみてほしいな、と思った

こうせつさんと小田さんの声は、どう考えても交わらないだろうと思ったけど
これが不思議とイイ味で。
つま恋に響き渡る小田さんの声もスゴイが、
それを掻き消さんばかりのこうせつさんの声もスゴイ。
こうせつさんの歌う“今日も どこかで”は、
紛れもなく南こうせつの“今日も どこかで”になっていた。
（実はこうせつさんも相当声が高いということを今日改めて知った）。


この日のこのライブに出演したミュージシャンの多くが50代、60代。
（かまやつさんに至っては70代）。
みなさんこの先も長きにわたり心身共に元気でいて欲しいものである。

サマーピクニック フォーエバー

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: 日本クラウン
• 発売日: 2009/12/02
• メディア: CD

コメント 13

こんばんは。ネタバレ解禁のTAKEですv(^-^)v昨日の夜から今日の昼にかけてはどうなることかと思ってましたが、さすがプロですね。心中おだやかでなかったとは思いますが、自分たちの昔々のことをよく覚えてますね～と感心しましたよ(^_^;)あのお姿を拝見した限りではタブンまあ、大丈夫ではないかと思われます(^_^;)
日を改めて、これまでレポされてるのを読みながら復習したいと思います(^-^)あとは年末までどう変化するか楽しみですね。それでは帰りの電車内からおじゃましました。
by TAKE (2009-10-18 22:50) 

＞TAKEさん
おかえりなさいまし（というかまだ帰宅途中ですか笑）。
今日の3人もいつも通りだったようで。ま、プロですし、大人ですからね。
しかし3人ともホントに昔のことをよく憶えてますよね。
確かに同じ話を何度もすることもありますが（^^;
未だに初めて聞くような話がMCでポロッと出てくるのはスゴいと思います。
まさにネタの宝庫の35年？！。

また時間のある時にでも、ライブの感想などお聞かせください。

by 梅屋千年堂 (2009-10-18 22:59) 

加藤さん、本当に惜しいです。感謝　という歌を歌っている和幸を観て
涙が出てしまいました。　
　国際フォーラムに行くので、アルフィー久々という感じがします。また
有楽町で、お薦めのお店（食事処）などあったら教えて下さいませ。

　



by はぴまる (2009-10-18 23:14) 

＞はぴまるさん
本当に「なんで？」としか言いようがありません。
あの姿をもう観ることが出来ないなんて、なんだか未だに信じがたく・・・。

有楽町はまったくと言っていいほど守備範囲から外れているので
（それこそ国際フォーラムに行くときくらいしか下車しない気が・・・）
食事処などはわかりかねます〜。お役に立てず申し訳ありませんm(_ _)m。

by 梅屋千年堂 (2009-10-19 01:06) 

うっかり１５分遅れでTVをつけて、デッキの録画ボタンを押して…。
加藤さんのところからは、正座してみてました。
もう、泣けて泣けて。

ニュースで訃報を見てからしばらくは、ぐるぐる、ぐるぐる、同じニュースを見てました。


by 汐琉 (2009-10-19 05:44) 

昨日はこの番組を見てた方、多かったでしょうね。
私も加藤さん登場の際は、家事の手を止めてテレビの前で正座しました。
「あのすば」を歌い終わった後の笑顔がとても素敵でした。
でも既にあのときには…と思うと本当に胸が締め付けられます。
「あのすば」は高校の合唱コンクールで歌った曲で
その当時を思い出しつつ、加藤さんを思い涙が止まりませんでした。

あと号泣したのは「妹よ」です。
この曲だけは、いつ聞いても号泣です。
いわゆる”嫁入りソング”？には弱いらしいです(^^ゞ
by まりあ (2009-10-19 07:46) 

今年の幸ちゃんにはご不幸が多すぎますね(TT)
遥か子供の頃ですが、地元の遊園地のステージで
フォーク・クルセダースが歌っていたらしく、ハンカチに
サインを頂いた覚えがあります・・・と言っても、当時
騒いでいたのは母のみでしたが(^^;)

by なおち (2009-10-19 09:33) 

我が家のTVでは、残念ながら見られませんでしたが、
本当に加藤和彦さんは、残念です。

こども達に言ってもわかってもらえなかったけれど、
それなりの人生を歩んできた人たちの記憶に残っている
ミュージシャンの一人ではないでしょうか。

まだまだ、貪欲に音楽活動をしていただきたかったですよね。

小田さんの映像が見られなかったことよりも、そちらを悔やみます。
by ちゃあ～ (2009-10-19 12:08) 

当日あの会場で見ていたので、あれから１ヶ月経っていないのを忘れそうな程の衝撃でした。
確かシークレットゲストの一人だったんですよね。
生放送を見ていた方はあの途中で放送が切り替わったんで、かなりお怒りだった事でしょう。
現場で見ていた私達も気が気でありませんでしたから（汗）
結局、加藤さんと小田さんとお二方のは総集編までお預けでしたからね。

色んな事がありましたけど、つま恋行って良かったです。
by みゆ (2009-10-19 20:10) 

＞汐琉さん
アタシも仕事の昼休み中にimodeのニュースで訃報を知り
思わず声を上げてしまいました。

この人がもういないなんて…
そう思うとアタシも泣けてきてしかたありませんでした。
サマピでの加藤さんの笑顔と、“あのすば”のメロディの明るさが
また逆に心にこたえました。



＞まりあさん
「あのすば」の後の笑顔は素敵でしたよね。
あんなにたくさんの素晴らしい仲間達がいたというのに
加藤さんは孤独だったのでしょうか。

子供の頃から知っていた“あのすば”が、実はフォークルの歌だったと
かなり大人になってから知りました。
フォークルを知らなくても“あのすば”を知っている人は多いですよね。
今後も後世に歌い継がれていくことは間違いないでしょう。



＞なおちさん
幸ちゃんと交流のあったミュージシャン、
例えば高田渡さんや、清志郎さんや、デイビー…
彼らが亡くなったときも勿論寂しく思いましたが、
今回の加藤さんの死は、自分でも驚くほどのショックとダメージがありました。
自殺って、残されたものの心に深く傷を残すんだなと思いました。

で、ハンカチにサイン？！、それはスゴイですね。
今でもおうちのどこかに保管してあるのでしょうか。



＞ちゃあ〜さん
若い世代にはピンと来ないだろうね。
うちの職場の20代の同僚も、「誰それ？」って感じでした。

「音楽でやることがなくなった」・・・ホントかよ？と思います。
あの加藤さんが？！まったく信じられないよ。
だってもうちょっと生きてみれば、やりたいことなんて
またすぐに見つかったかも知れないじゃない。ねぇ。
だからどうしても「やることがなくなった」は信じられないし
信じたくない気がします。



＞みゆさん
サマピに行ってらしたんですね。
あの生中継はホントに小田ファン・坂崎ファンの生殺し状態でした。
テレビの前でひっくり返りました。

昨日の総集編を観ながら、改めて
あのコンサートは凄いコンサートだったんだ、と思いました。

by 梅屋千年堂 (2009-10-19 23:31) 

幸ちゃんのおかげで加藤和彦さんというミュージシャンを知ったという
若い方々もいらっしゃると思いますが・・・

とにかく動かしている手が止まるほど・・動揺しました。

♪家を造るなら～家をつくるならぁ～あぁ～のCMソングが一番に浮かぶ私！

♪悲しくて悲しくて～とて～もやりきれない・・・この日のためにあったの？

次々に思い出させる加藤さんの音楽！
奇想天外な帰ってきたヨッパライ・・・
常に発想も時代を先取りされてきた加藤和彦さん。

ご冥福を祈ります。

by 絵夢 (2009-10-20 01:52) 

加藤和彦さんの訃報には、本当にショックを受けました。

神戸のライブでも、「祈り」「Shining Run」「On The Border」など、歌詞が重く感じられました。
今日の朝日新聞の朝刊に、きたやまおさむさんが、加藤和彦さんに昔言われたお言葉として
「お前は目の前のものを適当に食べるけど、僕は世界で一番おいしいケーキがあるなら、全財産をはたいてどこだって飛んでいく。」とすべてに一流を求められた方だったと書かれていました。

そんな、加藤和彦さんに音楽仲間として求められた、坂崎さん。

いまは、きっとお辛いでしょうけど、私は、あなたの一流のプレイを追いかけ続け、応援し続けます。音楽が本来、音を楽しむためのものであり、心癒を癒すことが出来るものだと信じ続けるために・・・。

そんな気持ちでいっぱいです。

by ゲゲゲゲゲの鬼太郎 (2009-10-20 01:54) 

＞絵夢さん
アタシの中で、加藤和彦さんと言えば
長らくサディスティック・ミカバンドの加藤和彦さんでした。
だから、幸ちゃんがフォークルの加藤和彦さんの話をしていても
最初はなかなか頭の中でミカバンドの加藤さんと
フォークルの加藤さんを結びつけることが出来ませんでした。
「ホントに同一人物なの？」と。
それだけ幅広い音楽性を持った人だったんですよね。
もっともっと生きて欲しかったですね。



＞ゲゲゲゲゲの鬼太郎さん
「僕は世界で一番おいしいケーキがあるなら〜飛んでいく」
は、いかにも加藤さんらしい言葉ですね。
（「らしい」などとは言うものの、そこまで加藤さんを解っているわけではありません）。
すべてに一流を求めるそのプライドの高さ故に
自分を追い詰めてしまったのでしょうか。

アタシには自殺という発想はとうてい理解できませんが
加藤さんの魂は天国で、
生きている加藤さんと親しかった人達はこの地上で、
それぞれ安らかさを取り戻せるよう
そんなことを願うばかりです。

by 梅屋千年堂 (2009-10-21 00:46)