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今日も横浜で小田和正 [K.Oda]

Kazumasa Oda Tour 2008 “今日も どこかで”
横浜アリーナ・二日目の巻。

ネタバレ指数80

楽しい時間はあっと言う間に過ぎていく。
早くも小田さん2days最終日。

地元駅で17:30にCさんと待ち合わせて
横浜アリーナのある新横浜へ。
相変わらず入り口は人集りになっていたが
今日も詰まることなくスムーズに中に入ることが出来た。

トイレを済ませて座席へ向かう。
本日の座席:センター4ブロック10番台。
今日も2列目の花道沿いヽ(^。^)丿。
と、ワクワクしながら開演を待っていたら
ほどなくアタシらの前列の人がやってきて
3列目の人が友達なので、席を替わって欲しいという。
別に断る理由もないので座席交換・・・ということで
なんと最前列の花道沿いになってしまった(@o@)。

メインステージの小田さんのマイクスタンドは
中央よりも若干向かって右寄りに設置されている。
・・・近い・・・近すぎる〜!!!。

19:05になると、スクリーンに明治安田生命のCMが流れ始める。
これが1ベル代わり。
それが終わって程なくすると、場内がそっと暗転。
スクリーンに、遡っていく西暦が映し出され
小田薬局の前での記念撮影から始まる、いつものアニメーション。

“ダイジョウブ”あたりで、バンドのメンバーが登場。
“こころ”のあたりで、ステージ下手後方より小田さんが颯爽と登場。
真横の花道を通ってセンターステージへ。
通り過ぎていく小田さんを、視線で追いかけながら
今日も思わず椅子から立ち上がる。

1曲目は“こころ”
小田さんのステージ衣装は、今日も全体に白。
なにやらプリントの入った白いTシャツに、白っぽいシャツを羽織り
パンツは淡いベージュ、スニーカーも白。
ギターはいつものテレキャスタイプ。

2曲目は“正義は勝つ”
そして、今日もハンドマイクであちこち走り回りながらの“愛を止めないで”
どうしてそんなに走り回るんだ!ってくらい、
センター席に伸びた花道をかけずり回る小田さん。
ステージの後方にある席に降りて行ったかと思えば、
かなり急な階段状になったステージセットを登って
スタンド席のお客さんとコミュニケーションを図ろうとする。

そこから降りるときも、高さ1mはあろうかと思える段差を
ピョン、ピョン、と飛び降りる。
なんかもう、火事場の馬鹿力じゃないけど
きっとステージに立って、オーディエンスの顔を見ると
パワーが漲ってきちゃって、ついつい張り切ってしまうのかも(笑)。

“伝えたいことがあるんだ”が終わると
本日最初のMC。

「どーもーーーっ!。
 ついに横浜二日目、すなわち、横浜最終公演となってしまいました。
 序盤からちょっと張り切り過ぎてしまいましたが
 今日も精一杯頑張りまーす!。
 それでは、メンバーを紹介します!。
 向かって左から!。ギター、稲葉政裕。ドラムス、木村万作。
 園山光博。ベース、有賀啓雄。木下智明。キーボード、栗尾直樹。
 ・・・それでは次の歌に行きたいと思います」

ここもいつも通り、“Re”
この曲は、もちろんメロディも好きなんだけど、詞がいい。
共感出来る部分が多いのだ。
小田さんもこんな気持ちになることがあるのかと
ちょっと小田さんのことが身近に感じられるのだ。

メインステージで“僕らの街で”を歌い
次は正面から向かって右手の花道へ移動し“いつかどこかで”
体を後ろに捻って小田さんの生姿をずっと見ていたいところだか
遠いのと、人の頭でよく見えないのと、
それと今日は小田さんの歌ってる時の表情をじっくり観察しようと思ったのとで
メインステージの後方に設置されたスクリーンで
小田さんの歌う姿を堪能した。

「はい、どーもどーも。
 このへんの方は後ろ向きになっちゃってスイマセンね・・・」

「今歌った歌は91年に作った『いつかどこかで』という
 映画と同じタイトルの“いつかどこかで”という歌で、
 その前に歌ったのがジャニーズのKAT-TUNというグループに作った歌で
 “僕らの街で”という歌で・・・おじさん達はよく知らないと思いますけど・・・
 SMAPくらいだったら知ってると思いますけどね(笑)。
 自分でも結構気に入ってる歌なんですが、
 ちょっと前にこのKAT-TUNのコンサートが東京であったので
 直前まで行く気でいたんですけど、
 やっぱりちょっと恥ずかしいのでやめました。
 ・・・じゃ、次の曲に行きたいと思います」

と、歌に行くのかと思いきや

「あ、思い出した!。2〜3日前ですか。
 明らかにオバサンという感じの人がですね・・・
 気配というのはスゴイですよね、かなり離れたところにいたのに
 来るな・・・ってのが感じられるんですね(笑)。
 その人が『私の母が大ファンです!』って。
 それ聞いて、おいおいアンタはいくつなんだぃ?と思ったんですけどねー」

ウケる客席。

「松山千春とか、あとさだなんかもそうかな、
 彼らの面白い話ってのはある程度作ってたりしますけど
 僕の話は事実ですから。信じてもらっていいと思います(笑)
 ・・・あ、次の曲に行くんだった・・・(^^;」

ということで、♪タリラリラ〜ン・・・という生ギターの音で
“たしかなこと”が始まり、小田さんが歌い始める・・・。

♪雨上がりの〜空を見ていた〜
 通り過ぎてゆく〜人の中で〜・・・あ・・・ゴメン(^^;ゞ

と、突然歌うのを止めて謝る小田さん。
一体何がどうしたのか分からなかったが、どうやら次の歌詞がスッ飛んだ?!(笑)。

「スイマセ〜ン(^^;。もちろん最初っからやりますんで。
 ・・・♪哀し み〜は・・・か(笑)」

てか、センター席後方のスクリーンに歌詞が出てるんだが・・・(^^;。
あれは一見客席用と思わせて、
実は小田さん用の巨大プロンプターかと思っていたのだが
実際は小田さんあんまりあれは見てないのか。

この、ゆるい感じの“やりなおし”も、
オフコース時代の小田さんからは全く想像がつかない。
最近の小田さんは、このゆるさが本当に良い。

曲が終わると、MCネタメモを見ながら
センターステージに向かって歩き出す。

「えー・・・(メモを見つめる)・・・(沈黙)・・・
 なんだ、読めねえや」

老眼で読めないのか、字が乱れていて読めないのかは不明。

「こういう大きいところでやっていると、スタッフの数がすごくて
 最初はそのスタッフの人数を見てるだけで緊張してました。
 最近は、彼らが『あぁやってて良かったな』と思えるように
 自分も頑張ろうと思うようになりました」

いいこと言うね〜。
小田さんも《上司にしたい有名人》にランキングされてもいいんじゃないか?。
(ちょっとキビシ過ぎるところもあるかも知れんけど^^;)。

しっかし、ライブ中にホントにたくさんのスタッフが
花道脇の通路を走り回っているので驚いてしまう。
カメラマンしかり、ローディーしかり、
長ーーーいケーブルをひたすら捌く若者しかり・・・。

「いろんな歌を作ってきましたけど
 僕の作った中には、夏の歌が結構あるんですよ。
 その中でも真っ只中の、“夏の日”という歌を
 やってみたいと思います」

ここは昨日と曲を変えてくるか?と期待したが、同じく“夏の日”。
確かこの曲だったと思うのだけど
間奏の部分で、園山さんが目の前でサックスを吹いていたんだけど
あんまり格好良くてちょっとクラッときた(笑)。

「ここでは昔めの歌をやろうと思いますが
 僕の昔っていうと、もう30年くらい前になりますが・・・
 オフコースの歌をやるんですが
 (客席から拍手)
 ここで喜ばれるっていうのは、ちょっと複雑な感じもしますけど(笑)。
 一番初めに出したアルバムから、“僕の贈りもの”という歌を
 みんなで歌ってたんですが、今日から衣替えしようと思います。
 今までは♪冬と〜夏の間に〜・・・だったんですが
 今日から♪夏と〜冬の間に〜・・・で行きたいと思います。

最初は違う歌を歌わされるのかと、ドギマギしたけど
そういうことかと分かってちょっと安心(^o^;。
しかし、“春”の歌詞と違って“秋”の歌詞は
♪それで好きな人と〜別れた人のために〜・・・だったりするので
なんかちょっとシンミリ。

「不思議なことに、なんだか寂しくなってしまいました(笑)。
 それでは、この『僕の贈りもの』というアルバムの中から
 “地球は狭くなりました”という曲を
 やってみたいと思います」

「2枚目のアルバムが『この道をゆけば』という地味なアルバムで
 その次に出したのが『ワインの匂い』というんですが
 これは結構自信を持って作りました。
 その中から“倖せなんて”という
 また地味な歌を・・・」

殆どMCなしの曲紹介のみで“愛の唄” へ。
ホント、何度聴いても良い曲だ。
なんだかこの頃の小田さんの詞って、結構文学的な匂いがする。

この曲が終わると、稲葉氏はメインステージに戻っていくんだけど
その時に、生ギターをジャランジャランと鳴らしながら
目の前の花道を通り過ぎていった。
アンプを通してない、ホントの生音が聞こえて
なんだかちょっと嬉しかった。

どういう展開でそうなったのか忘れてしまったけど
今日も“秋の気配”をさわりだけ。
そして・・・

「今はどっちかってーと・・・
 ♪誰よりも〜な〜つかし〜いひ〜とは〜・・・・」

と、“夏の終り”も!。
これもさわりだけかと思いきや、なんとワンコーラス歌ってくれた。

「決して もういちど この手で 触れてはいけないもの・・・
 ・・・なんなんでしょう(笑)」

「“秋の気配”と“夏の終り”と、どっちが先だったか忘れましたが・・・
 その少し後にオフコースの初めてのヒットが出ました。
 その歌をやってみたいと思います」

ということで“さよなら”
昨日も小田さんはこの曲がオフコースの初めてのヒット曲だと言っていたけど
アタシ的にはオフコースの最初のヒット曲は“愛を止めないで”だと思っている。
まぁ、大ヒットというよりはスマッシュヒットだったかも知れないけど。

「このヒットというのは、僕らにいろんな影響を与えましたね。
 今は“さよなら”っていうと、笑いのネタになってますけど」

「“さよなら”はタイアップも何もなかったですからね。
 タイアップなんてなかった頃は、
 自分の中から(歌が)出てくる感じがしましたね。
 今は堕落しまして(笑)、頼まれたら作る、というね。
 もちろんそれも一生懸命作るんですよ」

ホントに最近の小田さんの新曲はタイアップばかりだし
カップリング曲も昔の曲のセルフカバーばかりなので
ちょっとタイアップとか関係なく、自分の作りたいものを
好きなように作ってみたら、
結構面白いものが出来るんじゃないかと思うのだがどうなんだろう。
(高見沢王子のようにいきなりヘビメタになってしまうことはないとは思うが^^;)。

「こうやってツアーが始まると、
 よし、ツアーの間に2〜3曲作るぞ!なんて思うんですね。
 電車に乗ってて、外の景色を見ながら何か出来そうだと思うと
 今度は外を見るのに一生懸命になっちゃって
 そうこうしてるうちに到着しちゃってね。
 コンサートが終わってホテルに帰った後なんかは
 もう疲れちゃって全然出来ないし。
 最近はもう、ツアー中は曲は作れないんだと
 自分で思うようになりました(笑)」
 
「映画観たりして気持ちが高まったりした時にも
 なんか出来そうだと思って書いてみるんですが
 いざ、その高まりが過ぎていった後に
 その時作ったものを見てみると『なんだこりゃ』って
 ガッカリすることが多いですね(笑)」

こんな話をしている間に
「最近は堕落してる」とか「怠け者の僕でも」とか言ってたのだけど
小田さんが堕落してたり怠け者だったりしたら
世の中の殆どの人は人間失格になってしまうではないか(^^;。
冗談も休み休み言って欲しい(笑)。

・・・話すことがなくなってきたらしく、

「なんか、僕に質問ありますか?」

場内を飛び交ういくつかの質問から
「小田さんって何歳でしたっけー?」に答える。

「僕が何歳でしたっけって?(笑)。ワタシは60歳ですよ。
 (客席から拍手)
 この拍手はどういう意味なんでしょうか。
 ・・・賞賛の拍手だということにしておきますが(笑)」

もちろん、賞賛の拍手に決まっている。

「何年も前に聴いた歌を、憶えていてくれて
 そして後になって思い出して、CMに使ってくれて
 この歌のことを知らなかった人にも、
 知ってもらえるようになったっていうのは本当に嬉しいことで、
 こうやって支えられてきたんだなと
 感謝の気持ちでいっぱいです」

こちらこそ、小田さんが長く歌い続けてくれるんで
感謝の気持ちでいっぱいである。
曲は“言葉にできない”
ちなみに明治安田生命が小田さんの曲をCMに起用し始めて
もう10年になるそうだ。


「それでは、このツアーと同じタイトルの
 “今日もどこかで”、やりたいと思います」

ここで演奏されるバージョンは、
小田さんのピアノの弾き語りから始まるのだけど、これがまた良い。
特に左手で弾いてる低音部分がグッと来る。

ここで前半終了。
お次はお馴染み《御当地紀行》
オープニングは横浜駅西口、
ダイヤモンド地下街の入り口付近に立つ小田さん。

「横浜御当地紀行二日目、
 久々に横浜駅西口に、ぃやってまいりました!」

と、言いつつ東口の地下街・ポルタへ(^^;。

「ポルタには小田薬局があったのではなかったでしょうか。
 (と、言いながら地下に降りて案内板を見るが・・・)
 メガネがありません。全く見えません!」

かなり離れた距離で案内板を見ているのにもかかわらず
全く見えないとは・・・(@o@)。
小田さん、元々相当遠視だった上に老眼になっちまったんだね〜。

仕方がないのでインフォメーションのお姉さんに尋ねる。

「このへんに小田っていう化粧品屋があると思うんですけどー」
「こちらを左に行ったところにファーマシー・オダがございます」

「あ、あ〜りました!」

遠巻きにファーマシー・オダを偵察する小田さん。

「なんだかあそこ(オダ)だけ全く人がおりません。閑散としております!(^^;」

店に顔を出すのかと思いきや

「 ・・・ちょっと恥ずかしいな」

と言って結局店には立ち寄らず。
今年に入って何度か、週刊◯代に
実家絡みのくだらない記事を書かれてしまった小田さんだけど
そんなのはものともせずに、
ファーマシーオダを《御当地》のネタにしてしまうところが
男らしくて、なおかつちょっと痛快(笑)。

お次は野毛山動物園。

「野毛山動物園にやってまいりました!。
 無料です♥。
 ワタシの人生初デートは確かここだったと記憶しております!。
 歩きまくりました!」

レッサーパンダに向かって口笛を吹く小田さん。
そしてトラ舎へ。
檻の前に掲げてある注意書きを読む。

「『トラのメイメイさんがシッポを上げたら
  オシッコを飛ばすので逃げてください』・・・。
 (そしてまた口笛を吹いてみるが、檻の中には何もいない)
 ・・・メイメイさん、いねーもん!」

と、まるで小学生のように拗ねる(^^;。
残念。メイメイさんにオシッコをかけられそうになって
逃げまどう小田さんを見てみたかった気もする(笑)。

「野毛山動物園、頑張って欲しいと思います!。僕も頑張りまーす!」

ちなみに野毛山動物園はネーミングライツ絶賛?販売中である。
でも、横浜市民としてここの名前が野毛山動物園じゃなくなってしまうのは
ちょっと寂しいなぁ・・・。

お次はホテルニューグランド!。

「ニューグランドのザ・カフェにやってまいりました。
 本日のランチは、ドライカレーであります。
 (パクッと一口)・・・なんというか、“まいう”であります!。
 実は、クロックムッシュも注文してあります。
 スタッフの・・・」

と言ってスタッフの前にあるクロックムッシュにフォークを伸ばす。
なんだかアタシの知ってるクロックムッシュとは
ちょっとイメージの違うクロックムッシュだ。

小田さん、フォークで一口大に切ったクロックムッシュをまたまたパクッ。
サクッとしたいい音をマイクが拾う。あぁ、うまそう・・・。

「こちらも、“まいう”であります!」

とても嬉しそうなパン好きの小田さん。
それにしても小田さんって・・・ものすごく美味しそうに食べる人だ。

少しずつ南下していく小田さん。次は本牧エリア。

「本牧山頂公園にやってまいりました」

公園内で一際高台にある“見晴らし山”に上がり

「いやぁ〜、たまりませんなぁ。空が広いです。
 横浜はいいなぁ

思わずウンウンと大きくうなずくCさんとアタシ(笑)。
いいよね、横浜は。大好きだよ。

そして今日もそんな横浜を飛びだして、更に南下。

「さて、ちょっと遠出をしてみたいと思います。
 (車で移動)
 ・・・やってまいりました!。江ノ島であります。
 桑田くんの縄張りであります!。
 ♪ラーラーラーラララ・ラーラーラーという感じであります。
 何か敵地へ来たような、そんな気がします。
 (道行く人々が)みんなサザンのファンに見えます!。
 そんなことはないんですが(笑)」

勝手に《アウェー感》に浸る小田さん(^^;。

「江ノ島と言ったらエスカーですが、
 御当地紀行はやはり、階段です!

ひゃー、さすが小田さん。
ちなみに、エスカー(屋外エスカレーター)を使えば
4分で頂上に到着するが、石段を登っていくと20分かかるそうである。
オソルベシ!小田和正。

そして無事に登り切るも、展望台に登るには有料と知り憤る(笑)。

「せこ〜!。こっから先は金取るんだ」

「・・・500円も払ったんだから」

と文句を言いながら展望台の頂上へ。
小田さんくらいの人でも、ダーター(無料)を喜び
500円《も》と言ってしまうところが、一般庶民としてはちょっとウレシイ。

「いやー、江ノ島、なかなか侮れません!。」

お気に召した模様。どうやら500円の価値はあったらしい(笑)。

「高所恐怖症の人にはちょっとキツイかもしれませんが
 ワタシの場合は高所狂喜症なので、
 高いところへ行くと、喜んでしまいます!」

ブーッ!!!(≧m≦)。高所狂喜症だって!。この言葉、実にツボった。
そして、そんな展望台の螺旋階段を下りながら

「江ノ島にはジジイはいません。若者ばかりです。
 江ノ島はジジイの来るところではないかも知れません」

と、今日は自分をジジイ呼ばわり。
今日はババア発言は出ないのだろうか。

そして昨日は真夏の三溪園で熱いお汁粉を食べていた小田さんだったが
今日は素直に(笑)、かき氷を食す。
そばにいたネコの額をくしゃくしゃと撫でながら
「いいね〜!いいね〜」
と、小田さんらしからぬ、まさに“猫撫で声”でネコにちょっかいを出す。
が、当のネコは無反応(^^;。
そこで小田さん・・・

「あんまり良くないようであります・・・」

でも、動物を可愛がる小田さんってちょっと新鮮。

「江ノ電で鎌倉高校前までやってまいりました。
 ここから逗子にかけてで、今までいろんな撮影をやってきました」

“夏の日”のビデオクリップで、大間ジローさんが海岸沿いの道を走るシーンや
“キラキラ”のビデオクリップでチャリンコで坂を下るシーンが流れる。
そして映像が《御当地》に戻ると
自転車に乗ったおばちゃんが
「小田さーーーん!、大ファンでーす!」
と、アピール。

「突然ババアが・・・(笑)」

デターーーー!!!(爆)。
やっぱり1回はこのババア発言がないと締まらないぜ御当地紀行!。

最後は夜の八景島。
シーパラでは8/17まで毎晩《花火シンフォニア》という
花火ショーを展開している。

なにやら顔面だけ懐中電灯のような照明で照らされた
オバケチックな小田さんの顔が画面に映し出される(^^;。

「さて、八景島シーパラダイスへやってまいりました。
 いつの間にか、八景島は人でいっぱいです」

シメは花火が打ち上がる中、その爆音に負けじと叫ぶ小田さん。

「さて!、《御当地紀行》如何だったでしょうか。
 コンサートもいよいよ後半です!。
 それでは、最後まで、頑張って行きたいと、お〜もいます!!!」

ステージ上には少し前から、既にバンドのメンバーと小田さんがスタンバイ。
御当地が終わる直前、まだ暗いままのステージで
ギターの稲葉氏と小田さんが接近して向かい合い
それぞれが抱えたアコギのボディを軽く叩きながら
「ワン・ツー・・・」とカウントを取る姿がとても格好良かった。
御当地のVTRが終わって、
“NEXTのテーマ〜僕らがいた”のイントロに入るタイミングも絶妙だった。
でまた、このイントロのスリーフィンガーの心地良いこと・・・。

ここからステージは大団円に突入。
“Yes-No”“ラブストーリーは突然に”
そして“キラキラ”
ヒット曲を連発。オーディエンスはもちろん総立ち。
“ラブストーリーは突然に”では、オーディエンスにマイクを向けまくり
“キラキラ”では、今日もまたスタンド席に突っ込んでいった。
が・・・途中で制止されたのか
あんまり奥へは行かれずに、今日は下の方をグルッと回っただけだったけど。
最前列にいながら、バチが当たりそうな贅沢を言ってしまうけど
手が届くほど近くで小田さんが見られるなんて最高だろうな〜!。

“そのままの君が好き”が終わると
小田さんもメインステージに戻ってきて“時に愛は”
昨日はここでオーディエンスがバラバラと座ってしまったけど
今日は立ったまま。いいぞいいぞ( ̄ー ̄)。
昨日フッと気がついて、今日改めて確認したのだけど
この曲の後奏の時に、小田さんもナニゲにチョーキングしたりして
稲葉氏の弾くカッコイイギターソロに、ちょっとしたオカズを加えているのだ。
音量はかなり抑えてあるから、よっぽど注意してないと
小田さんの弾いてるフレーズは聴き取れないくらいだ。

小田さんがエレキギターでチョーキングしてる姿は
なんだかちょっと新鮮だった。
そして高見沢王子の時と同様に、
小田さんや稲葉氏が足元のペダルを踏む動作にもツボったアタシ。
どうやらアタシは“ペダルフェチ”らしい?!?!(爆)。

大いに盛り上がった後、小田さんはステージ右手のグランドピアノへ。
“風のようにうたが流れていた”
ヤバイ・・・気持ち良すぎて眠くなってきた(^^;。

続けて“東京の空”
♪いちばん大切なのは その笑顔〜・・・
の高音に、今日もシビレたアタシなのだった。

ピアノから立ち上がり、ハンドマイクを掴むと、
再び花道の方へ歩き出す小田さん。
あぁ〜、もう終わっちゃうんだ・・・とちょっと寂しい気分になる。

「こうやって、始まれば終わってゆきます。
 さっきも(年齢を)発表しましたが、
 『それじゃまたね』と簡単には言えない年齢になってきています。
 でもツアーが始まった頃は、そんな風に思ってましたけど
 ツアーを続けていくうちに、またいつかこうやってみんなに会いたい、
 そんな気持ちになってきました。
 (盛大な拍手)
 ・・・これからも頑張って、脂っこいものはなるべく控えて、
 ラーメンもあんまり食べないようにして
 気を付けていれば、きっとまたいつか会えると思います。
 それじゃ、そんな思いを込めて、
 “ダイジョウブ”、歌いましょう。
 さん、し、・・・♪そ〜・・・違った!!!(^o^;(^o^;(^o^;。
 ♪あ〜の〜、だ!!!」

あああ〜・・・せっかくイイ感じで歌に入るとこだったのに(笑)。
いきなり間違えちゃったよ(^o^;。
この際シレッと
♪そ〜の〜笑顔を〜
って歌っちゃってももしかしたらバレなかったかも知れないのに。
(いや、バレるか^^;)。

気を取り直して、“ダイジョウブ”。
みんなが歌ってるのとか、
小田さんが遠くの花道で歌ってる後ろ姿とかを見ると
どうしたってウルッときてしまう。

♪忘れないで きみの〜 その笑顔は〜

で、人差し指を立ててスタンド席を指差す後ろ姿にもグッと来る。

ちなみに、どの曲だったかもはや記憶が定かでないが
♪ジャァ〜〜〜〜〜〜ン・・・と曲のシメの時に
小田さんが花道付近のオーディエンスに向かって
マイクを使わずに

「どーーーもーーーー!!!」

と叫んでくれた肉声が聞こえて
思わず「おおおっっっ!!!生“どーも”だ〜!!!」とはしゃいでしまった(^o^;。

曲が終わると、バンドのメンバーと一緒に横一列に並んで
小田さんの
「礼っ!」
という号令と共に、一同お辞儀。
(これまた生声が聴けて感激)。
後ろを向いて、もう一度「礼っ!」。
大歓声の中、ステージを去った小田さんたちなのであった。




本編終了。
あああ〜、残された時間はあと僅か。
ちょっと寂しい気分が押し寄せる。

ほどなく、再び小田さんとバンドの面々が登場。
昨日は“真夏の恋”を演奏したけど、今日はどうだろ?。
何か別の曲をやってくれるかな?と、密かに期待していたが
今日は“またたく星に願いを”
イントロが始まると、ドラムの木村氏が
頭上でタオルをブンブンと振り回して客席を煽る。
いつものように、サビでは両手を上に上げてノリノリヽ(^。^)丿。
いや〜、楽しい楽しい。
園山さんがオーディエンスとは違うリズムで手拍子したり
なにやら粋なステップを踏んでいるのがまたカッコイイ。
小田さんもぴょんぴょん跳ねながら、手を振っていた。

次の曲・・・“君住む街へ”
・・・だったと思うんだけど、もう興奮し過ぎて実は記憶がアヤシイ。
ここのアンコールで2曲しかやってないかぁ?って気がするんだけど
残りの曲はどうも次のアンコールだったような気がするし・・・。
(記憶がハッキリしてる方、フォローよろしくです^^;ゞ)。

花道を歩く小田さんの動きは、計算されてないように見えて
実は計算されているようだ。
大体同じタイミングで同じところに立っている。
毎度毎度書いてる気がするけど
アタシはこの曲の、最後の部分
♪ゥオゥオゥオ〜 ゥオゥオゥオーーーーーーーーーーー・・・・
が、とてつもなく大好きで
昨日はここを歌う直前まで、小田さんは正面を向いており
(つまりアタシらの席からは後ろ姿)
この部分で何故かメインステージの方に向き直って歌ってくれたんで
小田さんの顔を拝みながら大好きなフレーズを聴けたんだけど
今日はそんなにウマイこといかないでしょーと思ったら
やっぱり、この部分で突如メインステージに向き直り

♪ゥオゥオゥオ〜 ゥオゥオゥオーーーーーーーーーーー・・・・

と、両手でマイクを握りしめ
体を仰け反らせながら歌ってくれた。
ここはこういう風に振り向く段取りになっているのか?(^^;、
と下世話なことを思いつつも
ジーーーンジーーーンジーーーン・・・(←梅屋千年堂・心の音)。
喜久屋の店員さんじゃないけど、シビレちゃったなぁ〜(笑)。

最後にもう一度、バンドのメンバーを紹介し
「どーもありがとー!!!」と手を振る小田さん。

最後に、センターステージにいる小田さんの元に
バンドのメンバーが順番にやってきて
一人一人小田さんと固い握手を交わしていく。
とても素敵な場面だった。




しかし、今日も当然このまま終わるワケはないのだ。
盛大なアンコールの手拍子の中、再び小田さん登場。
今度はいきなり、グランドピアノの前に。
アタシはもうこのまま立っていたい気分だったけど
後ろの人たちは座っちゃうかな?(だったら自分も座っとかないとな)と
おそるおそる周りを見回したけど、みんな立ったまま(^_^)。ヨシヨシ。

曲は“生まれくる子供たちのために”
「生まれくる子供たちのために・・・」と途中で小田さんのセリフ入り。

更に“YES-YES-YES”
今日もステージの下で、スタッフのみなさんが
歌詞カード片手にサビの部分を歌っている。
曲が終わると、いそいそとそれぞれの持ち場に戻っていったようだ。

小田さんはハンドマイクを握りしめ、花道へ。
向こう側から小田さんに当たるスポットライトが
逆光になって小田さんのシルエットを映し出す。とても眩しい。

「このままいつまでも歌っていたいですけど
 さすがの《元気おじさん》も疲れてきましたので(笑)
 今日の大記念に、“今日もどっかで”、歌いましょう」

“どっかで”って・・・(笑)。

もはや小田さんはあまり歌わず
オーディエンスに歌わせている感じだった。
そしてまたまたアタシはジーーーンジーーーンジーーーン・・・。

まだまだ終わらない。
ステージにはキーボードの栗尾氏だけが残り
小田さんはまたグランドピアノへ。
そう、大事な曲がまだ1曲残ってる。

ピアノの前に座り、頭を項垂れて一呼吸おく。
小田さん確かにちょっと疲れ気味?。
この時に限らず、時折見せる疲れた顔がちょっと心配。
頑張って欲しいけど、あんまり無理はしないで欲しいものだ。

「それでは、我が街・横浜の歌を歌います・・・」

ということで、オーラスは“my home town”
バックのスクリーンには、本牧山頂公園の見晴らし山に立つ小田さんの姿。

歌い終わって、立ち上がり、もう一度客席全体に向かって
何度もお辞儀をする小田さん。
上向き加減で目を閉じて立ち尽くす小田さんの
胸に去来するのはいったいどんな思いなんだろう・・・
なんてことを考えた。

アタシが思うのは、
とにかくこの先も、
出来るだけ長く歌い続けてって欲しいってことだけだ。

気分的にはもう一度アンコール!って感じだったけど
小田さんがステージを去ると、すぐさまエンドロールが流れ始めた。

最後の最後に

きっと またいつか

の文字。

次は・・・来月、武道館の予定。
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コメント 6

川崎おやぢ

どうも、代々木以来です。
僕も2日間通いました。

梅屋千年堂さんのレポートは、よくぞここまで覚えていらっしゃるというくらい
細かくて、楽しく読ませていただきました。
ご当地紀行あたりは、ほんとに詳細ですね(^^)

ところで、「秋の気配」と「夏の終り」は、「さよなら」の前ですね。
2曲ともテレキャスターでやっていたので、よく覚えています。

2日目は幸運にもオンステージシートが当たりまして、
栗尾さんの手元を左後ろから、グランドピアノの小田さんを左前から
見られる位置でした。
「ラブ突」で、小田さんにマイクを向けてもらって、アリーナの空気を汚したのは
僕です。ごめんなさい。



by 川崎おやぢ (2008-08-14 23:36) 

梅屋千年堂

>川崎おやぢさん
お久しぶりです。川崎おやぢさんも2日間参加されたのですね。
今回は友人のお陰で素晴らしい席だったこともあり
かなりの興奮状態だったので、
ちゃんとレポート出来るか不安でしたがなんとか仕上がりました。

そして!あー!そうでした!。確かにテレキャスでしたよ、あの2曲!。
というわけで、修正しておきました(^^;ゞ。
ご指摘ありがとうございました。
他にも何かありましたらよろしくお願いします(と他力本願)。

昨日はオンステージシートにいらしたんですか!。
しかも小田さんにマイクを向けられてしまったなんて羨ましいですよ〜。
全然空気汚してなんかいませんのでご安心を(笑)。
そんなアタシは小田さんのサイトのStaff Diaryの写真に自分の姿を見つけ
一人フッとほくそ笑んでいます(笑)。
by 梅屋千年堂 (2008-08-15 00:31) 

k-子

小田さん2daysお疲れさまでした!
2日間にわたる 超大作レポ有難うございます
その日 その日の感動がここに居ても伝わってきて
アリーナ1列目を体験したような 
そんな幸せな気分になってきました(^o^)/
それにしても あれですね~2日間とも席が素晴らしい!(#^.^#)
ほんとーに またちょっとだけ・・ムカついてます(笑)じょっ冗談ですよー

目の前でYES-NO 
当時だったら 卒倒してると思います ホントに(T_T)
夢にも出てもない世界でしたから・・・・
未来にこんな場面があったなんて 当時は想像もできなかったし
こんなお話を聞くと
「生きてゆくことは思ってたよりも ずっとステキなことかもしれない」
これからも頑張って生きていこうではないか~って
歳相応の小さな勇気が沸いてきました(^o^)/

ツアーもいよいよ後半ですね~
私は 名古屋と大阪の予定です
最後までがんばっていきましょう!!

(歌詞引用:小田和正)


by k-子 (2008-08-18 22:36) 

梅屋千年堂

>k-子さん
あ、やっぱりまたムカついちゃいましたかっ(;^_^A。
スイマセ〜ン(小田さん風に)。
友達の友達の計らいには大感謝です。

小田さんのツアーも着々と終わりが近づいてますね。
アタシはもう武道館しかありませんが
小田さんの勇姿を、しかとこの胸に焼き付けたいと思います。
by 梅屋千年堂 (2008-08-20 20:20) 

きゅう

またまたこんなに遡った所に書いていますが
行ってきました、小田さんの名古屋日本ガイシホール一日目(6月と合わせると3日目?)←小田さんも「名古屋で4日間やる3日目ですから中途半端なところです」といっていましたが。

ビギナーの私でも楽しめる内容でした(だってここで予習したから)。
「言葉にできない」のあとで「すみません、間違えましたのでお詫びに脈絡無く『MY HOME TOWN』をやります」と。
あとは最後の「今日もどこかで」のあとに「中途半端な3日目ではない証拠を」と「生まれくる子供たちのために」がありました。

ご当地紀行は栄→ロフト前→徳川美術館(閉館日)→覚王山日泰寺→星ヶ丘テラス(小田さんは「ひかりがおかテラス」といってスタッフに訂正されていました)→庄内緑地公園(ボート、自転車は営業していなかった)→有松→南知多ビーチランド(営業時間に間に合わなかった)→最後は知多の海 でした。
多くの施設は月曜休みが多いので注意です。

こんなに楽しいならもっと前から行っておけばよっかた…と思っていたら追加公演は東名阪でドームとか…名古屋は12月6日だったかな?それはALFEEの名古屋の前の週…。それはムリムリムリムリムッソリーニ。
by きゅう (2008-09-03 00:48) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
初小田さんライブ、楽しめたようで何よりです。
そうそう、ツアー後半になって横浜以外の土地でも“MY HOME TOWN”を
演奏することが多くなったみたいで、横浜市民としては
「なんだよ、チッ」と思わなくもないのですが(^^;
きっとオーディエンスのみなさんにとっては
ちょっとしたサプライズだったかも知れませんね(脈絡なくとも笑)。

御当地紀行は・・・うわ〜、知らないところばかりです(@o@)。
小田さん、あまり下調べせずに突撃してしまうらしく
目的地に行ったのはいいが営業しておらず、泣く泣く退散
(そして後日リベンジ)というのは御当地によくあるパターンです。

追加のドームツアーもビックリです。
これまで「本当はもっと小さいところでやりたいんですが…」とか
「後ろの方のみなさん、スイマセ〜ン」とか言ってたくせに
更にデカいところでやるんかぃ?!?!と突っ込みたくなりました(^^;。
いろんな面で、小田さんには
ドームはちょっとデカ過ぎという気がします(小声)。

アタシもドームツアーは行くかどうか思案中です。
既に結構アルフィーとかぶってますしね(^^;ゞ。
by 梅屋千年堂 (2008-09-03 23:25) 

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