Mr.ビーン カンヌで大迷惑？！

久しぶりに映画を観に行った。
今日観たのは以前から公開を楽しみに待っていた
『Mr.ビーン　カンヌで大迷惑？！』である。
以下、ネタバレあり。
これから『Mr.ビーン　カンヌで大迷惑？！』を観に行く予定の方はご注意ください。

以前も書いたことがあるような気がするけど、
アタシは『Mr.ビーン』が大好きなのだ。
NHKの深夜枠で放送されていたのも、かれこれ10年以上前の話だし
劇場版『ビーン』が公開されてからも既に10年。
あれ以来、ビーンの新作が作られたという話を聞かなかった。
（アニメになってCSで放送されたりしてたのを、ちょっと観たことはあったけど
　やっぱり実写＝ローワン・アトキンソンのビーンじゃないとちっとも面白くなかった）

「ビーンはどうなってるんだろう？。
　ローワン・アトキンソンはお元気なんだろうか・・・」

と、DVDを観るたびに気になっていた。
（本国イギリスでは昨年『Mr. Bean's Wedding』という新作がオンエアされたらしい）。
ところが、去年末に新作映画が公開されることを知り（遅い？^^;）
これは絶対に観に行かなければー！と心に決めていた。

今回の劇場版ビーンも英国を飛びだして、南仏カンヌへ乗り込む。
教会の慈善クジ引き抽選会で1週間のカンヌ旅行を引き当てたビーンが
カンヌへ辿り着くまでの珍道中を描いた、言ってみればロード・ムービーである。

期待し過ぎると、大抵あとでガッカリするんだから
あまり期待してはイケナイと自分に言い聞かせて劇場内に入ったけど
ダメだ・・・先に買っておいたパンフレットに出ている写真を観ているだけでも
既に笑いが込み上げてしまう(￣m￣)。
（余談だが、パンフレットはB5サイズと小ぶりながら
　この手の映画にしては読み応えがあって、600円にしてはなかなか良い）。

で、実際どうだったかというと・・・
期待通り！ヽ(^。^)丿。
前半で「アレ？、もしかしてあんまり面白くないかも・・・（-"-?」
と思う部分もあったけど、中盤から終盤に向けてヒートアップ。
テレビ版ほどの下品なネタ（^o^;は少ないけど
期待通り笑かしてくれたし、映画ならではのハート・ウォーミングな場面もあり
（珍しく？）善人なビーンにちょっとホロっとさせられたりもした。
（ラストシーンは「なんでこうなるの？！（^^;」状態）。

道中、ビーンはクジ引きの副賞で貰ったビデオカメラで
旅の行程をずーーーっと撮影しているんだけど
この映像が終盤であのような展開に繋がる伏線になっていようとは予想もしなかった。
このへんも巧く出来てるな〜と思った。

共演者も個性派揃いで楽しい。
ステパン役のマックス・ボルドリーはいかにも聡明な感じだし
サビーヌ役のエマ・ドゥ・コーヌはとってもチャーミング。
怪優ウィレム・デフォーも実にイイ味出している。

端役でアタシが結構気に入ったのが
ビーンがリヨンで入ったレストラン「ル・トラン・ブルー」のウェイター役のおじさん。
（後半にもチラっとだけ出てくる）。
ホントにこれがここのレストランのお薦めなのかよ？！と突っ込みたくなる（^"^;。

コメディ映画だけれども、
ビーンがロンドンからカンヌに辿り着くまでの景色が美しく
観てる方もちょっとした旅気分を味わえる。
観ていて一番「いいな」と思ったのが
ステパンともはぐれ、
街で失敬してきた自転車も戦車に（！）破壊されたビーンが
菜の花（？）の広がる一本道でヒッチハイクをしようとしている場面。
人も車も滅多に通らないような道だけど、
アタシもあの道をトボトボと歩いてみたくなった。
　　　　　　　　（↑この“トボトボ”が大事・・・笑）

様々なトラブルに巻き込まれる
（というか自分で巻いたタネが殆どなのだが）ビーンが
なんとしてでもカンヌに辿り着こうとするその執念がスゴイ（笑）。
ラクチンな旅もいいけど、なんだか「これぞ旅の真髄！」って感じがした。
（いや、自分であのような旅を試みようとは決して思わないのだが・・・）。

予告編にあったはずのシーンがなかったり
テディや青い三輪自動車が出てこなかったりと
「あらっ？」と思うところもあったけど、9割9分満足した。

というか、ローワン・アトキンソンが10年前と変わってないのに驚かされた。
ビーンを演じる際には髪は染めているらしいが
体型とか体の柔軟さ（グニャグニャさ）は全然変わってない（＠o＠）。
昔のDVDを観て「若いなぁ〜」とは思うけど
今のビーンを観て「老けたなぁ〜」とは思わない。
ローワン・アトキンソンは1955年1月生まれの53歳。
間違いなくオソルベキ50代である。

映画もいいけど、またテレビでドギツいのも見せて欲しいなぁ（笑）。




『Mr.ビーン　カンヌで大迷惑？！』の公式サイトは
http://www.mrbean.jp/


最初の劇場版はコチラ

ビーン 劇場版

• 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
• 発売日: 2007/12/07
• メディア: DVD

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《オマケ》
今日予告編を観て、次に観たいと思った映画。

『魔法にかけられて』
タイトルがかなり気に入らないし（原題は『Enchanted』←このままでいーじゃん）
おとぎの国のお姫様が現代のN.Y.に迷い込むってストーリーもかなりベタな感じだけど
予告編を観ていたら、なんかアタシの好きなタイプの《笑い》が
ふんだんに盛り込まれてるっぽい。
ナルシストな王子を演じるジェームズ・マーズデンも観てみたい気がする。


『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』
ストーリーには期待してないが（笑）、こういう映像を観てるだけでワクワクする。
ま、でもこれは観に行かない可能性もあるな・・・（^o^;。


『テラビシアにかける橋』
今日予告編を観たわけじゃないんだけど
これもいかにもアタシが好きそうな感じ（笑）。来週観に行っちゃうかも。
原作も読んでみようかな〜と考え中。

コメント 2

実は月曜に梅さんとビーンの話をしたあと、レイトショーで見て帰ったの（笑）
超笑いたかったんだけど、客が男性二人組みと私しかおらず
自分の笑い声が目立つので、笑うのをこらえてしまったの～～～！
くーーー悔しい！大笑いしたかったのに(>_<)
おもろいとこいっぱいあったけど、特に「グラシアス」がツボだった（笑）
私もビーンのテディが出てこないのは残念に思った～。

マゴリアムおじさんと、テラビシアは私も原作買いましたよ★
by Cocco (2008-01-23 22:38) 

＞Coccoさん
そうだったのか（笑）。
可笑しかったよね〜。アタシも一人で観に行ったし
天候のせいかレディースデイの割にはガラガラで（^^;
やっぱりガハハ！とは笑えなかった。
（マスクしてたので顔は緩みっぱなしでしたが）。

なんでテディを旅行に連れて行かないんだ〜？！と思ったよね。
いや、あのカバンの中に実は入っていたのかも知れないけど・・・。

「グラシアス」はアタシもウケた〜！。
あと、やたらと「ウィ」を連発するのも。
（もしフランス行ったらアタシもきっとそうなる・・・爆）。
by 梅屋千年堂 (2008-01-23 22:47)