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ミス・ポター [Music,Movie&Musical]

和幸初来日公演の日以来の休日♪。
お疲れモードなんだから家で大人しくしてるべきだったのだろうが
どうしても(今日も)外へ出て気分転換したかったので
映画を観に行くことにした。

以下、ネタバレあり。
これから『ミス・ポター』を観に行く予定の方はご注意ください。

さて、どこの映画館で何を観ようかと思案。
クレジットカード決済直後、秋ツアーチケット振込ラッシュ、
おまけに給料日前というトリプルパンチで極貧状態の今
ここは例え100円でも節約しようと考えて川崎のチネチッタへ行くことにした。

いつも行ってるワーナーマイカルみなとみらいのe席リザーブは
手数料で¥100加算されちゃうからレディースデイでも¥1,100になっちゃうのだ。
おまけに現地までは地下鉄かバスなので交通費もかかるし・・・。
(川崎なら通勤定期で行かれるのだ^o^;)。

今チネチッタではどんな映画を上映しているのか、
その中から良さそうなのを選んで観ようと思い、早速チェック。
『トランスフォーマー』はこないだ観たし2度観ようとは思わないし
『ハリポタ』も博多で観たしこれも2度観る価値はない。
『オーシャンズ13』もあんまり興味ないし邦画やアクションも観る気ナシ。

う〜む・・・・やっぱこれだな。
ということで『ミス・ポター』に決定。
かの、ピーター・ラビットの生みの親、ビアトリクス・ポター女史の物語。
オフィシャルサイトで予告編を観た感じも悪くなさそうだ。
イギリスの湖水地方の美しい風景を大画面で観れば
もしかしたらお疲れモードも少しは癒されるかも知れない。

と、言ってもいつものように慢性睡眠不足のアタシ。
なんだか物静かな映画っぽいしもしかしたら途中で寝ちゃうかもなぁ〜(^o^;
と思いながら観始めたんだけど・・・

いやぁ〜!思いの外いい映画だった!!!。
またボロ泣きしてもうた〜(^o^;(^o^;(^o^;。

上流階級に生まれ育った女性が
仕事を持つことなど許されなかった時代に生きたビアトリクスが、
作家として『ピーター・ラビットのお話』を世に出すまでの
サクセスストーリーを描いた物語なのかな?と思いきや
映画序盤でその夢は達成。
アリ???(^^;と思っていたら、実のところこの映画は
ビアトリクスと、その担当編集者だったノーマン・ウォーンのラブ・ストーリーだった。

30代半ば過ぎまで独身を貫いていたビアトリクスが
仕事を通して知り合ったノーマンと徐々に心を通わせていき
周囲の反対を受けながらも婚約まで漕ぎ着ける。
しかし、その恋には悲しい結末がー・・・(T^T)。

でも、アタシがボロ泣きしたのはそういった悲しいシーンではなく
本屋に並んでいたビアトリクスの本を
わざわざお金を出して自分で買ってきたビアトリクスのお父さんが
「私はおまえを誇りに思うよ」みたいなことを語る場面とか、
悲しみのどん底から立ち上がって湖水地方に移り住んだビアトリクスが
最終的には幸せになれたというエンディング。
「あぁ〜ヨカッタねぇ〜(T▽T)」って涙が出てきた。

湖水地方の風景も期待通り美しくて
画面が湖水地方に切り替わるたびに深呼吸したくなる。
(してもしょうがないんだけどさ、実際は映画館の中なんだから・・・笑)。

時折絵本の中で動き出すピーター・ラビットらのキャラクターも
ものすごーーーく綺麗だしカワイイ。

ノーマン役のユアン・マクレガーもキュートだし
ノーマンの姉ちゃん(こちらも独身)役のエミリー・ワトソンもいい。
ビアトリクスのお父さんの“もみあげ”もかなりスゴイ(なんじゃそりゃ笑)。

それよりも誰よりも一番イイ味出してるのが
“30過ぎてもお嬢様:ビアトリクス”が何処へ行く時にもついてくる
ポター家の使用人のウィギンお婆ちゃん。
セリフは殆どないんだけど、その存在がもう可笑しいのだ。

で、やっぱりスゴイな〜と思うのは主演のレニー・セルウィガー。
この人っていわゆる美人でもなければ、可愛いって感じでもない
ハッキリ言って《ファニーフェイス》だと思うんだけど
常に観てる者を惹きつけて放さない何かがある。
理由はなんだかさっぱりわからない。
さすがはアカデミー女優だぁね。

上映時間も93分と、最近の映画にしてはかなり短めだけれど
物足りなさもなければ、“端折った”感も全くない。
無駄に上映時間を引き延ばした感じがないので
そこにかえって好感が持てた。
無理矢理2時間映画にしようとして
本来いらないシーンをくっつけてたら途中で寝ちゃってたかもね(^o^;。
映画は長けりゃいいってもんじゃないと改めて気付かせてくれた。

まぁ〜、とにかく毛色はまったく違うけど
こないだ観た『トランスフォーマー』同様、大して期待してなかったのに
観てみたらかな〜り《当たり》な映画だった。

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『ミス・ポター』オフィシャルサイト
http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/


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Cocco

わーーー!!!すっごい偶然!!!私も今日(というかもう昨日?)
ミス・ポターを観てきてさっきブログUPしたんです!
でここに遊びに来たら梅さんも!!!(笑)

梅さんみたいに映画のレビューなんて書けないので
しょーもない感想ですけど、おいも(我が家のうさぎ)の立ち姿の写真を
必死に撮影して(←根性ないのであまり長い時間二本足で立てないの・・)
ピンボケのおいもにピーターと同じ青いジャケットを着せるのに
時間を費やしてみました(爆)

ほんと私も号泣でした。
私の言いたかった感想は全て梅さんが語ってくださってるので
トラックバックしたいがどうすればいいのかしら...
by Cocco (2007-09-20 00:19) 

梅屋千年堂

>Coccoさん
きっと観に行かれるんじゃないかと思ってましたよ。
なんたってウサギがいっぱい出てくるからね(^_^)。

Coccoさんもやっぱり泣いた?(あ〜ヨカッタ仲間がいて笑)。
『ホリデイ』に続いてかなりいい映画だったよね。

トラックバックは下のトラックバックURLをコピーして
Coccoさんの記事の編集画面のトラックバック欄に貼り付ければ
オッケーなハズ。
by 梅屋千年堂 (2007-09-20 23:14) 

きゅう

遅れること約3週間、ようやく見てきました。

別の所に書きましたが、感想などはやはりここに書かねば

9月初めに「オーシャンズ13」と「レミーのおいしいレストラン」は見たのですが、この映画はなかなかチャンスが無くて。

時間にすると短めの映画ですが、内容はかなり充実した映画だと思います。
泣くことはなかったのですがノーマンの最期はちょっとしんみり…(オビワン弱ぇ〜←映画が違う)。本を作るときの凄く意気揚々と話すノーマンがよかったです。
あとは湖水風景が出てくるとなんだかホッとしましたね。
「あれ?弟は?」と思いながら見ていたら一言で片付いていましたが。

映画の至る所にちょっと微笑ましい場面があるのですが(例えばウサギを追ってこけるところ、絵が動き出すところ等々)そのたびに二つ隣の三人組のご婦人方が「ワーハッハッハッハ!」とアメリカのコメディドラマ並みに笑うのが…(>_<)でした。

余談ですがピーターラビットの日本語版は世界最速で翻訳されたとか。昔新聞で冒頭を読んだのですが「お母さん」が「おっかさん」になっていたり隣のおじさんが「杢兵衛爺さん(だったかな?)」になっていたような気がします。

帰りに寄った本屋さんで「ピーターラビット・テーブルコレクション」を買うことはありませんでしたが、昔読んだことのある「ピーターラビットシリーズ」を読んでみたくなりましたね。
by きゅう (2007-10-09 01:30) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
感想コメントありがとうございます!(お待ちしてました笑)。
レニーもユアンもいい役者ですよね。
アタシもノーマンの最期のあっけなさには目が点(・o・)でした。

昔の日本語訳の「杢兵衛爺さん」ってもしかしてマクレガーさんのことですか?(^^;。
それはなかなかスゴイ訳ですね〜。
なんだかチョンマゲ姿の挿絵を想像してしまいますよ(笑)。
でも・・・
『指輪物語』の日本語訳も、
フロドの一時的な偽名アンダーヒルが“山ノ下さん”
名剣スティングが“つらぬき丸”、
ストライダー(アラゴルン)が“馳夫”、ですからね〜(^^;。
「できるだけその国の言葉で翻訳するように」という
トールキンの指示とはいえ、“馳夫”はないだろと思ったアタシです(笑)。
by 梅屋千年堂 (2007-10-09 02:12) 

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