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平岡八幡宮【2】 [JOURNEY]

宮司さんに案内されて、いよいよ神殿の中へ。
花の天井は、この中にある。

▼これが神殿。

神殿の内陣は思っていたよりもずっと狭かった。
しかしこの幅8m×長さ3mほどの小さな内陣の天井が
その花の天井なのである。


▲これは神殿の外に掲げられていた花の天井の解説。
このような感じで一辺70cmの天井板44枚に
1種類ずつ精巧に描かれている。

これらの天井画が描かれたのは文政10(1827)年。
画工・綾戸鐘次郎藤原之信が岩絵の具を使って描いたものだそうだ。
花の種類は、山紅葉、菊、桔梗、牡丹、柘榴、
芥子、椿、蓮、山桜、葡萄、梅、水仙などなどで
当時の日本にはまだなかった植物の絵まで含まれている。

ところどころ絵の具が剥がれ落ちてしまってはいるが
色鮮やかな極彩色はしっかり残っている。
とても180年前のものとは思えない。

神殿内はもちろん撮影禁止だが、
あんまり綺麗な天井だから、
写真に撮って自分の手元に置いておきたいと感じる人が多いのだろう、
お札受所でお守りなどと共に
『花の天井・限定写真セット(9枚組)』というものが販売されている。
ポストカードなどではなく、
天井の花の絵の中で特に状態の良いもの何枚かを
だた単に写真に収めて焼き増ししただけのものなのだが、
これはなかなか嬉しいお土産だ。
1セット9枚入りで500円というお手頃価格も嬉しい。

そんなわけで、
ここではその『限定写真セット』の一部を紹介しておこう(^^;。

少しでも天井画の美しさが伝わっただろうか。

《TO BE CONTINUED...続く》


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コメント 6

ありんこ

早速の京都観光レポですね♪
天井画、きれいだなぁ。様々な花の絵が描かれているのですね。
私も見に行ってみたくなりました。(無理だけど~)
拝観できるけれど、写真撮影はだめって多いですよね。
だから私も絵葉書とかを買っていた時期がありました。
たまには引っ張り出して眺めて行ったつもりになろうかなぁ。
続きも気になります~。
by ありんこ (2006-05-03 22:30) 

梅屋千年堂

>ありんこさん
コメントありがとう。
天井画、本当に綺麗だったよ。
お花好きのありんこさんならば、
きっとアタシなんかよりももっと興味深く観られるのでは?。
そしてここを訪れる前から、天井画の絵葉書とか
せめて写真入りのパンフレットとかないのかな〜
と思っていたのでこの『限定写真セット』はとても嬉しかった。

京都紀行2006、ボチボチとUPしますので、
また時間がある時に観に来てね〜。
by 梅屋千年堂 (2006-05-03 23:40) 

絵夢

伝わった!伝わりましたぁ~(^^)
主人が行こうと言ったはずですよ!凄いですね(@@)
こういった【天井画】が今にちゃんと伝えられているという
ことに意味を感じます。
それにしても艶やかな色づかいです。
絵の具の保存状態もかなりいいんですね!
価値ある参拝をされましたね。
また次のUPをお待ちしています。
いつもいつも楽しませて下さってありがとうございます。

是非是非両親も連れて行きたいと思います(^0^)/
by 絵夢 (2006-05-05 01:56) 

梅屋千年堂

>絵夢さん
本当にこういう文化財の保存と維持は大変だろうなと思います。
こういうものはストロボ撮影一つで傷んでいくものだし
空気に触れてること自体が既に劣化を招いているでしょうから
期間限定公開&撮影禁止もいたしかたありません。
それゆえ、なおさら心にしっかり焼き付けておこうという気にもなります。
(あ・・・そういう意味ではライブも同じだね^_^)。

時間をかけて出掛けていった甲斐がありました。
by 梅屋千年堂 (2006-05-05 23:54) 

しゃち

うわ~。花の天井きれいですね♪
これがず~っと残るといいなぁと思います。
修復も大変でしょうね。。。
by しゃち (2006-05-06 02:09) 

梅屋千年堂

>しゃっちゃん
本当に180年前のものとは
にわかに信じがたい鮮やかさでした。
いつまでも綺麗に残っていて欲しいです。
by 梅屋千年堂 (2006-05-06 22:12) 

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