オリバー・ツイスト(下) [READING]
『オリバー・ツイスト』、やっと上下巻とも読み終えた。
しかし、だ。
本当に“ちっとも感動しなかった”(^^;。
『クリスマス・カロル』があんなにも感動的だったので
きっと『オリバー〜』も感動的なラストが用意されているのだろうと思いきや
「はぁ?!」という感じの終わり方でしかなかった。
上巻で散々可哀想な目に遭わされたオリバー。
下巻でどのような展開になるのかと期待していたのだが・・・。
窃盗団一味に強要され押し込み強盗に荷担したが
その邸の使用人に拳銃で撃たれて捕まってしまったところから下巻は始まる。
しかしオリバー、どこか人を惹きつける魅力があるのか、
この邸でも「この子がそんな悪い子の筈はない」と信じられて
手厚い看護を受け、そこでまた幸せな暮らしが始まる。
で・・・実はこの後は殆どオリバーは出てこないのだ。
オリバーを巡る人々(親切なお金持ちチームと窃盗団チーム)が
オリバー本人の知らないところで、
次々と彼の出生の秘密を解き明かしていくという展開だ。
その出生の秘密ってのが、もう無理がありすぎて!(^o^;。
あり得ない偶然(こじつけとも言う?)の連続。
これはもうまさに昼ドラの世界なのだ。
最終的に、悪はすべて滅び、善が栄える。
アタシが大好きな勧善懲悪の筈なのだが
読み終わった後に「ハァ〜、悪が滅びてスッキリした!」という感覚が全くないのだ。
どこがどう感動巨編なのやら・・・(-"-?。
映画はどうだったのかなぁ。
やはりY売新聞の映画評の通り、“ちっとも感動しない”のかなぁ?。
なんか久々に、途中のワクワクもなければ
読後の感動もない作品を読んじゃったなぁ(笑)。
でも結局最後まで読み終えたってことは・・・
なんだかんだ言って物語に引き込まれてたってことか・・・(^o^;。
オススメじゃないのに一応商品紹介(笑)。
▼角川文庫版もあるでよ。
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