樂美術館 [EXHIBITION]
それと京都国立近代美術館ちょこっと
@1週間前の京都。
せっかく仕事を終日休みにして京都に来たので
滞在時間は短いけれど、少しは観光しようと思い
前々から行ってみたかった樂美術館に行くことにした。
樂美術館は、その名の通り樂焼窯元・樂家歴代の作品を
鑑賞することが出来る小さな美術館。
京都駅から地下鉄烏丸線に乗って今出川駅下車。
そこから徒歩で10分ちょっと。
到着。
うわ〜、なんかいい雰囲気。
河井寛次郎記念館もそうだけど、こういう感じ好き(*^^*)。
できるだけあまり人がいなさそうな所に行こうということもあって
樂美術館に行こうと決めたのだけど、大正解。
さすがに観光シーズンの日曜日だけあって、
貸切状態とまではいかずとも、来館者はアタシの他に常に2〜3組程度。
現在開催中の展覧会は
『瑞獣がくる −樂歴代のふしぎなどうぶつたち−』。
樂歴代が、動物たちをモチーフにした作品を紹介する展覧会。
って聞くと、ポスターにあるような動物の形をした焼き物ばかりが
展示されているのかと想像するが、それだけではない。
動物の絵付けをした器や、動物をデザイン化して器に取り込んだもの、
あるいはその「銘」に動物にちなんだ名前が付けられているものなど
切り口は様々。
第一展示室では二代常慶から十六代吉左衛門までの
絵付けや銘が「動物」に関係する茶碗が並んでいる。
一目でそれと分かる動物が描かれているものもあれば、
五代宗入「黒楽茶碗 亀毛」や六代左入「黒樂筒茶碗 ヒヒ」のように
その佇まいから連想される動物の銘が付けられた茶碗もある。
作品を眺めながらフと思う。
ん…?十六代 吉左衛門?。
今、十六代が当代なの?。
いつの間にか代替わりしてたんだ!。
壁に貼ってあった樂歴代のパネルを見てみたら
2019年に十五代は剃髪して直入(じきにゅう)となり、
長男の篤人さんが十六代 吉左衛門を襲名していた。
第二展示室は主にお皿や香合など。
こちらは実際に動物の形をしていたり、
動物の絵付けがしてあるもので、実にわかりやすい。
特に香合や水滴といった小さな道具がとてもかわいい。
もし自分に財力があったなら、香合コレクターになりたい!
…と、かわいい香合を観るたびに思う(^^;ゞ。
第三展示室では、ポスターになっている獅子の香炉や
十五代直入の茶入や茶碗が印象的。
直入さん、相変わらず前衛的でカッコイイ。
樂美術館、なんだかとても居心地が良くて
小さな美術館なのに丸々1時間も居座ってしまった。
(トイレすらも洒落ていた)。
せっかく来たから何か買っていこうと、ショップを物色。
マステや一筆箋にも惹かれたが、まぁ…買っても使わないか…(^o^;
と思って、今回観たものも観なかったものも含めて
「あ、カッコイイな」と思った茶碗のポストカードを数枚。
んんん〜〜〜っ、十五代直入はやっぱりカッコイイ。
大満足で、樂美術館を後にする。
この後は、ロームシアター京都の近くにある
京都国立近代美術館の中にあるカフェで腹拵えを企む。
かなりのんびりと食事&デザートを楽しんだけど
ロームシアターの開場まで1時間弱があったので、
コレクション展をちょっと覗いていくことにした。
いつくかのテーマに分かれて作品が展示されていたのだけど
アタシの目を惹いたのは《陶芸の色彩》という展示。
(樂美術館に行って、頭の中が陶芸モードだったのかも?笑)。
綺麗なブルーの焼き物に吸い寄せられる。
八木一艸『釣窯金魚置物』
加藤卓夫『青釉銀華花形花器』
三代徳田八十吉(正彦)『耀彩輪華文鉢』
…三代徳田八十吉って、なんか聴き憶えがあるなぁ。
あっ!そうだ。2月にMOA美術館に行ったときにも
三代徳田八十吉の作品で凄く綺麗な大皿があったんだ!。
あの時観たのも素敵だったけど、この『耀彩輪華文鉢』も
ブルーがとっても美しかった。
あとは、河井寛次郎のこれ。
『鉄薬陶彫 少女と猫』
キョトンとした猫の表情が可愛すぎる。
展示室を出て4階ロビーに出てくると、平安神宮の大鳥居がダダーン!。
4階から見ても、この高さ。どんだけデカいんだ。
この鳥居を見ると「京都のライブにやってきたぜ〜!」と
気分が盛り上がる。
最後はやっぱり1階のミュージアムショップ(笑)。
竹久夢二のポストカードを3種類購入。
ちょっと前に出た「ライフ・花 竹久夢二の花図案」切手と
合わせて使ったら素敵じゃん!と。
静かな美術館は、ライブとはまた違った意味で
疲れ気味の心と体に癒やしを与えてくれた。
行って良かった。
-------------------------------------
《オマケ》
『鎌倉殿の13人』を観ながら
ローソンの「綺白(きはく)バニラケーキ」で
王子の誕生日を地味にお祝い(笑)。
@1週間前の京都。
せっかく仕事を終日休みにして京都に来たので
滞在時間は短いけれど、少しは観光しようと思い
前々から行ってみたかった樂美術館に行くことにした。
樂美術館は、その名の通り樂焼窯元・樂家歴代の作品を
鑑賞することが出来る小さな美術館。
京都駅から地下鉄烏丸線に乗って今出川駅下車。
そこから徒歩で10分ちょっと。
到着。
うわ〜、なんかいい雰囲気。
河井寛次郎記念館もそうだけど、こういう感じ好き(*^^*)。
できるだけあまり人がいなさそうな所に行こうということもあって
樂美術館に行こうと決めたのだけど、大正解。
さすがに観光シーズンの日曜日だけあって、
貸切状態とまではいかずとも、来館者はアタシの他に常に2〜3組程度。
現在開催中の展覧会は
『瑞獣がくる −樂歴代のふしぎなどうぶつたち−』。
樂歴代が、動物たちをモチーフにした作品を紹介する展覧会。
って聞くと、ポスターにあるような動物の形をした焼き物ばかりが
展示されているのかと想像するが、それだけではない。
動物の絵付けをした器や、動物をデザイン化して器に取り込んだもの、
あるいはその「銘」に動物にちなんだ名前が付けられているものなど
切り口は様々。
第一展示室では二代常慶から十六代吉左衛門までの
絵付けや銘が「動物」に関係する茶碗が並んでいる。
一目でそれと分かる動物が描かれているものもあれば、
五代宗入「黒楽茶碗 亀毛」や六代左入「黒樂筒茶碗 ヒヒ」のように
その佇まいから連想される動物の銘が付けられた茶碗もある。
作品を眺めながらフと思う。
ん…?十六代 吉左衛門?。
今、十六代が当代なの?。
いつの間にか代替わりしてたんだ!。
壁に貼ってあった樂歴代のパネルを見てみたら
2019年に十五代は剃髪して直入(じきにゅう)となり、
長男の篤人さんが十六代 吉左衛門を襲名していた。
第二展示室は主にお皿や香合など。
こちらは実際に動物の形をしていたり、
動物の絵付けがしてあるもので、実にわかりやすい。
特に香合や水滴といった小さな道具がとてもかわいい。
もし自分に財力があったなら、香合コレクターになりたい!
…と、かわいい香合を観るたびに思う(^^;ゞ。
第三展示室では、ポスターになっている獅子の香炉や
十五代直入の茶入や茶碗が印象的。
直入さん、相変わらず前衛的でカッコイイ。
樂美術館、なんだかとても居心地が良くて
小さな美術館なのに丸々1時間も居座ってしまった。
(トイレすらも洒落ていた)。
せっかく来たから何か買っていこうと、ショップを物色。
マステや一筆箋にも惹かれたが、まぁ…買っても使わないか…(^o^;
と思って、今回観たものも観なかったものも含めて
「あ、カッコイイな」と思った茶碗のポストカードを数枚。
んんん〜〜〜っ、十五代直入はやっぱりカッコイイ。
大満足で、樂美術館を後にする。
この後は、ロームシアター京都の近くにある
京都国立近代美術館の中にあるカフェで腹拵えを企む。
かなりのんびりと食事&デザートを楽しんだけど
ロームシアターの開場まで1時間弱があったので、
コレクション展をちょっと覗いていくことにした。
いつくかのテーマに分かれて作品が展示されていたのだけど
アタシの目を惹いたのは《陶芸の色彩》という展示。
(樂美術館に行って、頭の中が陶芸モードだったのかも?笑)。
綺麗なブルーの焼き物に吸い寄せられる。
八木一艸『釣窯金魚置物』
加藤卓夫『青釉銀華花形花器』
三代徳田八十吉(正彦)『耀彩輪華文鉢』
…三代徳田八十吉って、なんか聴き憶えがあるなぁ。
あっ!そうだ。2月にMOA美術館に行ったときにも
三代徳田八十吉の作品で凄く綺麗な大皿があったんだ!。
あの時観たのも素敵だったけど、この『耀彩輪華文鉢』も
ブルーがとっても美しかった。
あとは、河井寛次郎のこれ。
『鉄薬陶彫 少女と猫』
キョトンとした猫の表情が可愛すぎる。
展示室を出て4階ロビーに出てくると、平安神宮の大鳥居がダダーン!。
4階から見ても、この高さ。どんだけデカいんだ。
この鳥居を見ると「京都のライブにやってきたぜ〜!」と
気分が盛り上がる。
最後はやっぱり1階のミュージアムショップ(笑)。
竹久夢二のポストカードを3種類購入。
ちょっと前に出た「ライフ・花 竹久夢二の花図案」切手と
合わせて使ったら素敵じゃん!と。
静かな美術館は、ライブとはまた違った意味で
疲れ気味の心と体に癒やしを与えてくれた。
行って良かった。
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《オマケ》
『鎌倉殿の13人』を観ながら
ローソンの「綺白(きはく)バニラケーキ」で
王子の誕生日を地味にお祝い(笑)。
2022-04-17 22:48
コメント(4)
らく焼ですか、素敵ですね。
3年前の京都旅行では烏丸御池に泊まったのに、こちらは知りませんでした。今度機会があったら行ってみたいと思います。
高見沢さんも幸ちゃんも68才ですね!
HappyBirthday!!
by おかん (2022-04-18 21:39)
>おかんさん
インスタをぼんやり眺めていると、時々「おすすめ」として
樂美術館が出てくるのですが、それを観ていたら
なんだか無性に行ってみたくなって今回実行に移しました。
とても静かな場所にあって、隣に樂家窯元も。
すぐ近くで直入さんや当代吉左衛門さんが作陶しているのかも…と
想像するだけでワクワクします(ちょっとヘンですか?)。
by 梅屋千年堂 (2022-04-18 23:01)
ヘンじゃないですよ~。分かる様な気がします。
物音てない、とか。静かにしなきゃ、とかも思います。
by おかん (2022-04-22 14:54)
>おかんさん
共感してくださってありがとうございます。
樂美術館=樂家窯元はとても閑静な場所にあるのですが
美術館の公式サイトによれば、聚楽第が造営された頃に
現在の場所に移ったのではないかとのこと。
今の建物は1855年に再建されたものだそうですが
なんだかそこだけ時間の流れが
外の世界とは異なっている感じがしました。
by 梅屋千年堂 (2022-04-25 22:44)