ART in LIFE, LIFE and BEAUTY展【2】 [EXHIBITION]
(前記事のつづき)
3階と4階の吹き抜けになったスペースでは
《第二章 一節 祝祭・宴:祝いの丁度》と題して
ハレの日を演出する器や、ハレの日を描いた屏風などが展示されている。
こ、これは素敵だ!。
小川破笠『貝尽蒔絵硯箱・料紙箱』
ホタテやアワビなどの様々な貝を、陶磁・鉛・錫・螺鈿などで表現。
音声ガイドでは本物の貝も使っていると言っていたような気が…。
(サザエのフタの部分とか、すっごくホンモノっぽいけど)。
こちらは現代アーティストの作品。
彦十蒔絵・若宮隆志『犀の賽銭箱 青銅塗』
どうみても青銅(金属製)に見えるんだけど、実は木製。
青銅塗なのである。
そして、パカッと開いて↓こうなるらしい。
16世紀にデューラーが制作したサイの版画をモチーフにしているのだそうだ。
そして反対側の展示ケースに視線を移すと…
おや…?
また小さな武将たちが屏風絵を眺めている。
屏風絵は17世紀に描かれた『賀茂競馬(くらべうま)図屏風』。
小さな武将たちは、先程も登場した野口哲哉氏の作品。
競馬を見物している人々を描いた屏風を小さな武将たちが見物していて、
更にガラスケースのこちら側から我々がそれを見物しているという…。
それぞれ『Avater 1 −現身−』『FRONTEER』『Un samurai vient』
『THE MET』『RED MAN 2016』という独立した作品。
小さな武将たちの会話が聞こえてきそう。
このお方は買い物帰りだろうか。
こちらは野口氏の絵画作品。
『風船追物語図(かざふねおいものがたりず)』。
立体もいいけど平面作品もカッコイイのだ。
(どうしてもガラスに映り込みが…-_-;)
再度、後ろを振り返ると『切子 三ツ組盃・盃台』。
3年前の展覧会『おもしろびじゅつワンダーランド』でも観たな。
一番奥の展示ケースには
土佐派『日吉山王祇園祭礼図屏風のうち祇園祭礼図』
そしてその両脇にまた野口作品と思しきものが…
なんだろう?と右側の展示に近寄って見ると…
『ビット・マン 鹿角』
うわっ、なんかチョット怖いぞ(^o^;。
左側の方は…
わわわ、これまたチョット怖い(^o^;(^o^;(^o^;。
『Package of Past man -armour Black“NIMAIDO”
and Big“SASHIMONO” 17c style-』
昆虫採集ならぬ武将採集?!。
こんな作品もあるけれど(^^;ゞ、
もし近い将来もしどこかで野口氏の個展があったら絶対に行こうと思う。
『日吉山王祇園祭礼図屏風のうち祇園祭礼図』の方もかなりイイ。
4cmほどの大きさで描かれた人物ひとりひとりに個性があって活き活きしてる。
帰宅して画像を編集してて初めて気付いたんだけど
山車のてっぺんに巨大なカマキリが(◎_◎)。
反時計回りで左側の展示ケースへ…
こちらは江戸時代寛永年間の『邸内遊楽図屏風』(部分)。
踊っている人々の小袖のデザインがどれもお洒落。
そして…
キターーーー!!!
山口晃『今様遊楽圖』。
この展覧会を是非観たかった理由その2=山口晃の作品が出展されていること(*^^*)。
さて細かく観てみようか。
いやー…いくら眺めても飽きない。
この作品の左隣には『今様遊楽圖(下図)』がある。
こんな感じなのだけど…
「下図」と言いつつ実は右側の本図の後に描かれたもの。
それについての山口氏の解説を読むと、
なんだか「してやられた感」がフツフツと湧いてくるのだった(笑)。
《TO BE CONTINUED...しつこくまだつづく》
3階と4階の吹き抜けになったスペースでは
《第二章 一節 祝祭・宴:祝いの丁度》と題して
ハレの日を演出する器や、ハレの日を描いた屏風などが展示されている。
こ、これは素敵だ!。
小川破笠『貝尽蒔絵硯箱・料紙箱』
ホタテやアワビなどの様々な貝を、陶磁・鉛・錫・螺鈿などで表現。
音声ガイドでは本物の貝も使っていると言っていたような気が…。
(サザエのフタの部分とか、すっごくホンモノっぽいけど)。
こちらは現代アーティストの作品。
彦十蒔絵・若宮隆志『犀の賽銭箱 青銅塗』
どうみても青銅(金属製)に見えるんだけど、実は木製。
青銅塗なのである。
そして、パカッと開いて↓こうなるらしい。
16世紀にデューラーが制作したサイの版画をモチーフにしているのだそうだ。
そして反対側の展示ケースに視線を移すと…
おや…?
また小さな武将たちが屏風絵を眺めている。
屏風絵は17世紀に描かれた『賀茂競馬(くらべうま)図屏風』。
小さな武将たちは、先程も登場した野口哲哉氏の作品。
競馬を見物している人々を描いた屏風を小さな武将たちが見物していて、
更にガラスケースのこちら側から我々がそれを見物しているという…。
それぞれ『Avater 1 −現身−』『FRONTEER』『Un samurai vient』
『THE MET』『RED MAN 2016』という独立した作品。
小さな武将たちの会話が聞こえてきそう。
このお方は買い物帰りだろうか。
こちらは野口氏の絵画作品。
『風船追物語図(かざふねおいものがたりず)』。
立体もいいけど平面作品もカッコイイのだ。
(どうしてもガラスに映り込みが…-_-;)
再度、後ろを振り返ると『切子 三ツ組盃・盃台』。
3年前の展覧会『おもしろびじゅつワンダーランド』でも観たな。
一番奥の展示ケースには
土佐派『日吉山王祇園祭礼図屏風のうち祇園祭礼図』
そしてその両脇にまた野口作品と思しきものが…
なんだろう?と右側の展示に近寄って見ると…
『ビット・マン 鹿角』
うわっ、なんかチョット怖いぞ(^o^;。
左側の方は…
わわわ、これまたチョット怖い(^o^;(^o^;(^o^;。
『Package of Past man -armour Black“NIMAIDO”
and Big“SASHIMONO” 17c style-』
昆虫採集ならぬ武将採集?!。
こんな作品もあるけれど(^^;ゞ、
もし近い将来もしどこかで野口氏の個展があったら絶対に行こうと思う。
『日吉山王祇園祭礼図屏風のうち祇園祭礼図』の方もかなりイイ。
4cmほどの大きさで描かれた人物ひとりひとりに個性があって活き活きしてる。
帰宅して画像を編集してて初めて気付いたんだけど
山車のてっぺんに巨大なカマキリが(◎_◎)。
反時計回りで左側の展示ケースへ…
こちらは江戸時代寛永年間の『邸内遊楽図屏風』(部分)。
踊っている人々の小袖のデザインがどれもお洒落。
そして…
キターーーー!!!
山口晃『今様遊楽圖』。
この展覧会を是非観たかった理由その2=山口晃の作品が出展されていること(*^^*)。
さて細かく観てみようか。
いやー…いくら眺めても飽きない。
この作品の左隣には『今様遊楽圖(下図)』がある。
こんな感じなのだけど…
「下図」と言いつつ実は右側の本図の後に描かれたもの。
それについての山口氏の解説を読むと、
なんだか「してやられた感」がフツフツと湧いてくるのだった(笑)。
《TO BE CONTINUED...しつこくまだつづく》
2020-08-23 22:35
コメント(3)
前回の記事のもそうですが、何だかとっても面白そうなものばかりですね。
『賀茂競馬図屏風』の前に立つ武将に紙袋持たせるなんて、洒落がきいてます♪
山口晃『今様遊楽圖』も面白い!
見に行きたいけど、サントリー美術館…遠いし、他県から都内に出かけるのはなぁ…。
残念ですけど、職場の感染第一号にはなりたくないので、梅屋さんのレポで楽しむことにします(泣)
配信ライブ、いよいよ今夜ですね。楽しみましょうね♪
by YAYOI (2020-08-24 12:46)
>YAYOIさん
現代作家とのコラボもまったく違和感なく鑑賞できる
非常に面白い展覧会でした。
>>職場の感染第一号にはなりたくない
わかりますーーー。
しかし…毎日地下鉄で通勤し、職場では不特定多数の方々との接触。
いろいろ気を付けてはいるものの、
なんだかいつ感染してもおかしくないような気がしています(-_-;。
by 梅屋千年堂 (2020-08-27 00:58)
いいなぁ〜、サントリー美術館!いつ行けるか分からない関西住まいの身としてはうらやましい限りです。美術館所蔵の名品もお出ましのようですし。。。
野口哲哉さんと山口晃さんの作品は私も写真を拝見してすごく気になりました。どちらの方も作品に遊び心があるといいますか。。。好きです(笑)私ももし近所で展覧会があったらいそいそ出かけると思います。
あ、山車の上の巨大なカマキリは蟷螂山という祇園祭では有名な山です。
御所車の上にカマキリが乗ってるのですが、からくりで動くのですよ。
祇園祭の山鉾って「えっ?なぜこんな物が?」というものが乗っていることがあるので、由来を調べると結構おもしろいです。
by かりりん (2020-08-27 01:42)