神奈川県立近代美術館 葉山館 [EXHIBITION]
今日から短い夏休み。
遠出は出来ないので、前々から行ってみたかった
近場の美術館へ行くことにする。
それは神奈川県立近代美術館 葉山館。
京急で新逗子まで行き、そこから葉山(一色)行きの京急バス。
三ヶ丘という停留所で降りてすぐ、である。
バスの乗車時間は通常20分くらいなのだけれど
やはり海へ向かう車が多く、渋滞というほどではないが
30分以上かかってしまった。
今やっている展覧会は
『柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」』
『みえるもののむこう』
の2展。
(実は帰る時に撮った写真なので天気が曇っている)。
(これも帰りに撮った写真)。
ここに来たかった理由は、美術館の立地とレストラン(^^;ゞ。
なので、まずは併設レストラン《オランジュブルー》にまっしぐら!。
(そんな理由で上2枚の写真は帰りに撮ったのだ^o^;)。
休日ということもありかなり混んでいて
30分以上待ったけれども急ぐ旅ではないので構わない。
全ての席が窓際。窓の向こうに海が見える。
Aランチ
「本日のお魚のポワレ とうもろこしのヴルーテ 季節の野菜添え」
をオーダーする。
前菜の生ハム。
奥のカップは中が見えないけど、じゃがいもの冷製スープ。
ヴィシソワース大好き(*^^*)。
メインのポワレ。本日のお魚はクロメバル。
見た目の彩りも良いけど、味もうま〜い( ̄▽ ̄)。
アタシはものによって魚の皮がちょっと苦手なのだけど、
そんなことまったく気にならずに皮もパクパクと美味しくいただいた。
(欲を言えばもう少し大きな切り身だったら嬉しかった…^o^;)。
デザートはチーズケーキ。
シンプルだけど美味しい。
できることならもう少しここでのんびりしたいところだが
後に待ってる人がたくさんいて、長居できない雰囲気なので
食べ終わったらそそくさとお会計。
ちなみにこれがレストランの外観。
右側の突き出したガラス張りのところがレストラン。
…今度は冬の午後とか、空いていそうな時に来てみたい。
展覧会の方は、冒頭でも書いたように2展が同時開催中。
まずは『柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」』。
柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)は1922年生まれの染色家。
御年96の現役バリバリのアーティスト。
染色家と言ってもその仕事は多岐にわたっていて
絵本やグラフィックデザイン、版画も手掛ける。
今回の展覧会のタイトルにもなっている「鳥獣戯画」は今年の新作。
縦1.14 × 横12mの大きな作品。
もちろん高山寺の「鳥獣戯画」にインスパイアされているのだけど
着想の元となっているのは村山亜土という児童劇作家の舞踊劇「鳥獣戯画」。
96歳の方が描いたとはにわかには信じがたいダイナミックな作品。
展示室には柚木沙弥郎が手掛けたテキスタイルが天井から下がっていて
型染という技法を使って制作されているわけなんだけど
これらがまた非常にレトロモダン。
特にブルー地に白や紺の四角が曲線状に連なった
1982年作の『型染布(広巾布)』は、なんだか涼しげで
「あぁ、これ欲しいなぁ。部屋に飾りたい…」なんて思ってしまった。
絵本の原画もいくつか展示されているのだけど
その中で一番心に残ったのが宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。
中でも
「アラユルコトニ ジブンヲカンジョウニ入レズニ」
「ヨクミキキシテワカリ」
このあたりの表現が、個人的にお気に入り。
ショップにあった絵本を思わず買ってしまいそうになったけど
いや、何も今ここで買わなくても
自宅に戻ってよ〜く考えてAmazonで買ったっていいじゃないか…
というわけで悩み中(笑)。
もうひとつの展覧会は『みえるもののむこう』。
こちらは
「生の美しさを世界に探り、眼に見えるかたちにして、
作品へと映し出すアートの力。
眼と精神、そして身体を同時代の空間に置き、
そこから見えるものとその向こうに感じ取ったものを表現に起こしていく
清新な感性の現在を、絵画、写真、インスタレーション、
映像、ダンスなどの多様なジャンルで展開する
5人の現代作家の仕事を通してとらえます」
…という展覧会。
参加アーティストは一之瀬ちひろ、酒井幸菜、白石由子、
津上みゆき、三嶽伊紗の5人。
いずれも個性的で、まぁ現代アートなので
あまり難しいことは考えずにぼんやりと眺めているだけでも楽しい。
一之瀬ちひろの『PARIS 2015/11/13−TOKYO2016』や
酒井幸菜の《眼差しと筆跡(展示室のコレオグラフィ)》
三嶽伊紗の《クロイ島・シロイ夜》などは
時間を忘れて見入ってしまった。
ホントはもう一度レストランに入って
お茶でもしてから帰りたかったのだけど、相変わらずの長蛇の列なので諦めた。
あ、富士山!。
富士山と松…日本だな〜。
屋外作品をいくつか眺めながら美術館をあとにする。
中央:イサム・ノグチ『こけし』
左奥:『石人』
若林奮『地面の耐久性について』
保田春彦『地平の墓舎』
富樫一『ハーモニー II』
奥の道を下りていくと、海岸に出られるようだ。
美術館の敷地を、海パン・水着姿の人がウロウロしているので
なんだかちょっとビックリする(^o^;。
いや〜、満足満足。今度は絶対にもっと空いてる季節に来よう…。
そんな風に思いながら帰りのバスに乗ったらば!!!
これが超・激混み!。
マイッタマイッタ( ̄△ ̄;)。
遠出は出来ないので、前々から行ってみたかった
近場の美術館へ行くことにする。
それは神奈川県立近代美術館 葉山館。
京急で新逗子まで行き、そこから葉山(一色)行きの京急バス。
三ヶ丘という停留所で降りてすぐ、である。
バスの乗車時間は通常20分くらいなのだけれど
やはり海へ向かう車が多く、渋滞というほどではないが
30分以上かかってしまった。
今やっている展覧会は
『柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」』
『みえるもののむこう』
の2展。
(実は帰る時に撮った写真なので天気が曇っている)。
(これも帰りに撮った写真)。
ここに来たかった理由は、美術館の立地とレストラン(^^;ゞ。
なので、まずは併設レストラン《オランジュブルー》にまっしぐら!。
(そんな理由で上2枚の写真は帰りに撮ったのだ^o^;)。
休日ということもありかなり混んでいて
30分以上待ったけれども急ぐ旅ではないので構わない。
全ての席が窓際。窓の向こうに海が見える。
Aランチ
「本日のお魚のポワレ とうもろこしのヴルーテ 季節の野菜添え」
をオーダーする。
前菜の生ハム。
奥のカップは中が見えないけど、じゃがいもの冷製スープ。
ヴィシソワース大好き(*^^*)。
メインのポワレ。本日のお魚はクロメバル。
見た目の彩りも良いけど、味もうま〜い( ̄▽ ̄)。
アタシはものによって魚の皮がちょっと苦手なのだけど、
そんなことまったく気にならずに皮もパクパクと美味しくいただいた。
(欲を言えばもう少し大きな切り身だったら嬉しかった…^o^;)。
デザートはチーズケーキ。
シンプルだけど美味しい。
できることならもう少しここでのんびりしたいところだが
後に待ってる人がたくさんいて、長居できない雰囲気なので
食べ終わったらそそくさとお会計。
ちなみにこれがレストランの外観。
右側の突き出したガラス張りのところがレストラン。
…今度は冬の午後とか、空いていそうな時に来てみたい。
展覧会の方は、冒頭でも書いたように2展が同時開催中。
まずは『柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」』。
柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)は1922年生まれの染色家。
御年96の現役バリバリのアーティスト。
染色家と言ってもその仕事は多岐にわたっていて
絵本やグラフィックデザイン、版画も手掛ける。
今回の展覧会のタイトルにもなっている「鳥獣戯画」は今年の新作。
縦1.14 × 横12mの大きな作品。
もちろん高山寺の「鳥獣戯画」にインスパイアされているのだけど
着想の元となっているのは村山亜土という児童劇作家の舞踊劇「鳥獣戯画」。
96歳の方が描いたとはにわかには信じがたいダイナミックな作品。
展示室には柚木沙弥郎が手掛けたテキスタイルが天井から下がっていて
型染という技法を使って制作されているわけなんだけど
これらがまた非常にレトロモダン。
特にブルー地に白や紺の四角が曲線状に連なった
1982年作の『型染布(広巾布)』は、なんだか涼しげで
「あぁ、これ欲しいなぁ。部屋に飾りたい…」なんて思ってしまった。
絵本の原画もいくつか展示されているのだけど
その中で一番心に残ったのが宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。
中でも
「アラユルコトニ ジブンヲカンジョウニ入レズニ」
「ヨクミキキシテワカリ」
このあたりの表現が、個人的にお気に入り。
ショップにあった絵本を思わず買ってしまいそうになったけど
いや、何も今ここで買わなくても
自宅に戻ってよ〜く考えてAmazonで買ったっていいじゃないか…
というわけで悩み中(笑)。
もうひとつの展覧会は『みえるもののむこう』。
こちらは
「生の美しさを世界に探り、眼に見えるかたちにして、
作品へと映し出すアートの力。
眼と精神、そして身体を同時代の空間に置き、
そこから見えるものとその向こうに感じ取ったものを表現に起こしていく
清新な感性の現在を、絵画、写真、インスタレーション、
映像、ダンスなどの多様なジャンルで展開する
5人の現代作家の仕事を通してとらえます」
…という展覧会。
参加アーティストは一之瀬ちひろ、酒井幸菜、白石由子、
津上みゆき、三嶽伊紗の5人。
いずれも個性的で、まぁ現代アートなので
あまり難しいことは考えずにぼんやりと眺めているだけでも楽しい。
一之瀬ちひろの『PARIS 2015/11/13−TOKYO2016』や
酒井幸菜の《眼差しと筆跡(展示室のコレオグラフィ)》
三嶽伊紗の《クロイ島・シロイ夜》などは
時間を忘れて見入ってしまった。
ホントはもう一度レストランに入って
お茶でもしてから帰りたかったのだけど、相変わらずの長蛇の列なので諦めた。
あ、富士山!。
富士山と松…日本だな〜。
屋外作品をいくつか眺めながら美術館をあとにする。
中央:イサム・ノグチ『こけし』
左奥:『石人』
若林奮『地面の耐久性について』
保田春彦『地平の墓舎』
富樫一『ハーモニー II』
奥の道を下りていくと、海岸に出られるようだ。
美術館の敷地を、海パン・水着姿の人がウロウロしているので
なんだかちょっとビックリする(^o^;。
いや〜、満足満足。今度は絶対にもっと空いてる季節に来よう…。
そんな風に思いながら帰りのバスに乗ったらば!!!
これが超・激混み!。
マイッタマイッタ( ̄△ ̄;)。
2019-08-12 23:42
コメント(2)
レストラン、フランス料理ですか?良いですね。クロメバルめっちゃ美味しそうです。
「富士山」ってほんの少し見えただけでも嬉しくなりますよね。
幕張行く時、電車から海が見えて「海だっ!」って思いました。
桜井さん高見沢さんも思ったんじゃないかな・・?
by おかん (2019-08-13 04:24)
>おかんさん
ここのレストランはカジュアルフレンチってとこでしょうか。
次は真冬の、富士山が綺麗に見える時に行ってみたいです。
>>「海だっ!」
海がある横浜に住んでいても、海が見えると「海だっ!」って思います。
今回の葉山も、バスの車窓から水平線が見えた瞬間に
「あっ!海っ!」と子供のように身を乗り出してしまいました(^^;ゞ。
by 梅屋千年堂 (2019-08-14 22:31)