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小田和正@横浜アリーナ [K.Oda]

Kazumasa Oda Tour 2018 『ENCORE!!』
横浜アリーナの巻

7/7 22:42 UPDATE。
ネタバレ指数24

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5月4日から熊本を皮切りに始まった、小田さん2年ぶりの全国ツアー。
これまで、神戸とか名古屋とかさいたまとか
根性出せば参加出来る公演がないではなかったが
根性が出なかったので(笑)、今回の横浜アリーナ二日目がMY初日。

17時に地元の友人と地元駅で待ち合わせ、17時30分くらいに新横浜到着。
のんびり歩いて横浜アリーナに到着すると
ちょうど開場が始まったばかりで、入口付近は入場列で大混雑。
なにやら頭上にワイヤーが張られていて
そこからシュワシュワとミスト状のものが吹き出している。
おぉ〜、ミストシャワー!。こんなものが出来たのか。
いや、前からあったのか?。
(去年アルフィーの時に見た記憶がないのは天気が悪かったから?)。

ま、それはさておき早速中へ。
ツアーパンフを買うために、グッズ売場へ。

今回のツアーパンフは凄い!。
「超豪華完全保存版 小田和正70年史」ということで
小田さんの幼少期の貴重な写真やエピソードから
2017年の活動までの70年がギッシリ詰まった240ページ!。
前回の『君住む街へ』のパンフレットの倍以上のボリュームなのに
価格は¥3,500と超・良心的。
帰宅してパラパラッと見たけど、¥5,000くらいでもおかしくない内容だ。

が、70年分の重みはハンパない。
まさかこんな分厚いパンフだとは思わなかったので
来る前に『B-PASS ALL AREA』を買ってしまっていたので
荷物が…重い_| ̄|◯。
まぁ座席に着いてしまえば関係ないけれど。

グッズ売場はそれなりに混んではいたけれど
バーコードでピッと読み取って、合計金額も預かり金額もお釣りも
その端末で計算・管理しているので、お会計が早い。
あぁ、アルフィーも早くこういうシステムを導入して欲しい…。
クレジットカードも使えるし、便利なのにな〜。


本日の座席:センター席21ブロック60番台。
ぬぉぉぉ!グランドピアノが近い!。
ただ心配なのはピアノが載っているステージが上にあがって
更に自分達が座ってしまうと、
ピアノの影で小田さんの顔が見えなくなってしまうんじゃ?
ということ。…まぁ、そうなったらスクリーンを観てればいっか。

場内には、’70年代あたりの洋楽ポップスが結構な音量で流れている。
友人との会話に若干支障を来すほど(^^;。
そして時々、定期的に、お馴染みの明治安田生命のCMが
これまた大音響の小田さんの歌声と共にスクリーンに映し出される。

開演は18時30分だが、ちょっと押して…でも10分は押してなかったか?
しっかり時計を見ていたわけではないので、ハッキリしないけど
若干押し気味でスタート。

暗くなった場内。スクリーンに映像が映し出される。
2016年の『君住む街へ』ツアーのラストに流れたアニメーションから始まる。
ピーターパン(の影)みたいな小田さんが、
窓から飛びだして、街に向かってスッ飛んで行く。
そこに「また会える日まで」…だったかな?そんな文字が映し出され…

そこから時は2018年に。
《2018》という称号を付けた蒸気機関車が
今まさに出発せん!という場面。
走り出した機関車に、さっきのピーターパンな小田さんが飛び込んで…

と、アニメーションはまだ続くのだけど
バンドのメンバーおよび小田さんがステージ下手脇の通路から登場したため
もう視線はそっちに釘付け。
ただ、そこで流れてた曲は“会いに行く”…のインストだった…かな(^o^;。

小田さんの出で立ちは、白いTシャツの上に、白いシャツを羽織り
ズボンは明るいグレー、スニーカーはオフホワイト。
白いシャツの半分よりちょっと下のところには
刺繍かエンボスかわからないが、数字が一見ランダムに並んでいる。
中に着ているTシャツにも同じ質感の数字の装飾があって、
こちらは中心に縦1列で「2018.5.4-…」などと
どうやらツアーの日程が書いてある模様…。
ということは、羽織っているシャツの数字にも
何か意味があるのかも知れない。


トコトコと、センターステージに歩いてくる小田さん。
アコースティックギターを抱えてスタンバイ。
そして、オープニングのアニメが終わったところで…

“会いに行く”
やはり!これが1曲目。…てかこれしかないよね(^^;ゞ。

メインステージの大きなスクリーンには小田さんの顔が大映しになっている。
最近のこういうスクリーンって、ホンットに高精細で驚かされる。
小田さんの髪の毛1本1本、お肌のシミまで非常にクリアに見えてしまう(^o^;。

2曲目は、エレキギターに持ち替えて“愛の中へ”
最後はメインステージに戻って、稲葉さん(以下:稲P)と向かい合って
イントロのフレーズをツインリードで弾いてる模様…。
(小田さんはこちらに背を向けている状態なのでよく見えず…)。


ここで最初のMCだっただろうか。
サブステージに移動しながら、ポケットからなにやらメモを1枚取り出すも
「このメモの話はあとでしましょう」。

「今日も楽しい思い出になるように、楽しく盛り上がっていきたいと思います!。
 みんなが聴きたい曲がたくさん入っているといいと思いますが」

そう、軽く挨拶した後でバンドのメンバー紹介。
金原さんを始めとするストリングスチームの紹介のあと、
ドラムの木村さん、キーボードの栗尾さん、ベースの有賀さん
そしてギターの稲P。
紹介の後、いつものようにメンバーの顔がドアップで
大きなスクリーンに映し出されるのだけど
ドラムの木村さんのアップ具合がもうハンパなく…近すぎ近すぎ!そんな感じだった(^o^;。

3曲目は、ハンドマイクを持った小田さんが
花道を移動しながら歌う“こころ”


ここでまたMC。
なぜか唐突にリニアモーターカーの話。

「若い連中は、この先リニアモーターカーで
 ツアーに出るなんてこともあるでしょうね。
 いつ開業するんだ?っていうのをさっきスタッフに調べてもらったら
 (ここでさっきのメモが登場)、2027年だそうですよ。
 今が’18年だから、9年後ですね。
 …ワタシがこれでツアーに出るということはないということですね(笑)」

いやぁ〜それはわからんぞ〜。
小田さんなら絶対にないとは言い切れない(^^;。

「でもリニアが開通すると、どこでもその日のうちに帰ってこれちゃいますね。
 イベンターはラクだと思いますけど。
 でも、なんですか、旅情という点ではどうなんでしょうか。
 壁に囲まれて、外なんか見えないんでしょ?」

そんな話をしたところで曲。
“たしかなこと”
サブステージへ行ってしまい、体をよじらないと
生小田さんの姿は見えない状態なので、ここはスクリーンで鑑賞。


で、またまたMC。

足の小指の話をしてたのはここだっただろうか。
前のツアーで、足の小指をよくぶつける、という話をしたのだけど
最近は足の小指はぶつけなくなったけど、口の中をよく噛むようになった…
そんな話。

そして、
「『ワインの匂い』というアルバムに入っている
 “愛の唄”という曲をやってみたいと思います。
 知ってる人がいたら一緒に歌ってください」

“愛の唄”…もちろん知ってるけど
小田さんの歌声を自分の声なんぞで汚したくないので(笑)
ここは歌わずにじっくりと聴き入る。
確かこの曲も、ハンドマイクで移動しながら歌った、と思う。


で、またまたまたMC。
「僕は何周年ということに興味はないんですが
 この歌を作って何年になるということには非常に興味があります。
 この歌は41年前に作りました。…ビックリしてしまいますね」

なんの曲だろうと思ったら“秋の気配”
まだ夏が始まったばかりだけど、“秋の気配”。
これまで小田さんのツアーでは、
一応季節感を意識した選曲が多かった気がするけれど
今回はもうツアーの初っ端から“秋の気配”らしい。

そしてそんな41年前の曲から、一番新しい曲のひとつにワープ!。
“小さな風景”
昨日も参加した友人が、全曲じゃないのだけど
スクリーンに映し出される歌詞の、
1文字だけに色が付いてることがあってそれが謎、と言っていた。

そう言われて、ずっとチェックしていたわけではないが
確かにそんな場面がある。たとえばこの曲だと
「ふりそそぐ もれ陽が
 もとに 落ちていく」
みたいな具合。
友人は「繋げると何かの言葉になるのかなぁ?」
「あるいは小田さんが間違いやすいところに色が付いてる?」
などと推測していたけれども、まったくもって謎。


小田さん、メインステージに戻って“愛を止めないで”
アレンジはオリジナルとは幾分変わりはすれど
個人的にはオフコースを初めて知るきっかけとなった思い出深い曲。
こういう曲が今も聴けるのはやっぱり嬉しい。

“そんなことより 幸せになろう”が終わると
目の前のグランドピアノが静かに上昇し、小田さんがピアノの前に腰掛ける。
ヨカッタ!小田さんの顔がちゃんと見える(*^^*)。

じっと耳を澄まして聴いていると、
メインステージの上に設置されたスピーカーではなく
目の前のピアノの生音を聴き分けることが出来る。
かすかだが、小田さんの奏でるピアノの生音…感動である(T^T) 。
さすがに声はマイクを通した声しか聴こえてこないけれど。

曲が終わると、天井から小田さんに向かってスポットライトが1本…。
次の曲が始まると、また別方向から照明が当たり始める。

“言葉にできない”
曲の終盤、「♪あなたに会えて Woo〜woo〜woo〜wooーーーー」
ずっと前から、それこそこの歌が出来た頃からそうなのだけど、
この時の、地声とも裏声ともつかない小田さんの声が大好きだ。

そして、すっごく久しぶりに聴いた気がする“goodtimes & badtimes”
調べてみたら2011年の『どーも どーも その日が来るまで』ツアー以来だ。
この頃の小田さんのソロアルバムをiPodなどで聴くということも
殆どないので、曲そのものを聴くのもそれ以来かも(^^;。

前半の最後は“Yes-No”
センター席の客席に降りていった小田さん。
曲が終わるまで、ステージに上がってくることはなく
えっ?どこ?どこ行った?と探していたら
友人が「もうあっちから出てっちゃったよ」…い、いつのまに。


ということで、お馴染みの《ご当地紀行》

スタート地点は快晴の臨港パーク。
どうかどうか、これまでのダイジェストじゃありませんように〜(>人<)。
すると小田さん、
「お馴染みの場所や、初めての場所、いろんなところに行ってみたいと思います」と!。
やったー!ちゃんと横浜ご当地紀行だ。

臨港パークですれ違った保育園児たちに「こんにちは〜」と挨拶すると
子供たちと先生が「こんにちは〜」と返してくれて
「挨拶してもらいました。いいスタートです」。

まずはMARK ISみなとみらいにあるオーヴィ横浜。
このほど、動物たちと触れあえる施設としてリニューアルした。
まずはミーアキャットを観て
「なんだこれは?。あ〜ミーアキャットってやつか。
 これは触れねぇんだな…(ぼそ)」

そしてカップに入った菜っ葉を持って「これで200円です」。
何かと思ったらカピバラのエサ。
「おまえにもやろう、おまえにはニンジンだ」とカピバラに餌付けする小田さん。

オオハシ(鳥)にも餌付け。
手のひらにエサを置いた小田さん。
「(嘴が手に)刺さりそうですけど」とビビっていると
スタッフのお姉さんから「上手に取るので大丈夫です」。
そして、なにやらカラフルなインコを手に乗せたところ
インコちゃん、とことこ歩いてあっという間に小田さんの肩に。
「噛むなよ、耳を噛むなよ」と、またまたビビる小田さん。

ヒヨコにエサをやるコーナーでは
愛知の津島から修学旅行で来た男子学生と話していたが
時間がなくなった男子学生「これどうぞ」と余ったエサを小田さんに。
二人分のエサを持った小田さんの周りはヒヨコだらけ。

ヘビも触ってみた小田さん。
洗面所で手を洗いながら、本当は
「ヘビを首に巻くくらいの気持ちはあったんですが
 やはりちょっと後悔が残ります」。


続いてカップヌードルミュージアムを訪れた小田さん。
ここではもちろんオリジナルのカップヌードル作りにチャレンジ。

カップに何を描いたらいいかしばし悩んだ後
「ENCORE!!」と今回のツアーのロゴを描いた小田さん。
そこでだったか「昔、コンサートに行きました」というおばさんに捕まって
「あ、昔ね」とぼそっ。

具材を選ぶところでは「コーンをダブルで」。
完成品を手に、満足げな小田さん。


次は三渓園。
「変わりませんね。変わっていないことを確認しにくるようなものです。
 変わってしまうとガッカリします」と小田さん。

「氷」「お団子」と暖簾を出しているお店を見つけて入っていく。
「ワタシの目的はお団子でも氷でもありません」
暑いけど敢えて…と
「(店員さんに)すいません、お汁粉下さい」
だがしかし
「すいませ〜ん、今夏でお汁粉はお休み中なんです〜」
「_| ̄|◯…バタっ…と、お店のテーブルに突っ伏す王子」
そこでお店のお姉さん
「お客さんからもよく言われます。小田さんが食べたお汁粉下さい」って。

お汁粉がなかったのでクリームあんみつを食べる小田さん。
シャーベットみたいなアイスが美味しいとご満悦。
ところが、いい加減食べたところで「蜜」を掻けていないことに気づいて
「あ、これかけるの忘れたた」。

その他、三渓園ではどこぞの学校から実習に来ていた女子学生さんに
「大好きです〜。こないだも歌を聴いて泣いたばかりです〜」と
握手を求められ、快く応じる小田さん。
その女子学生、小田さんから離れた後、
仲間のところに戻って、感激のあまり仲間に抱きつく。
「こんなに若い子にも人気があるんだね〜」と友人と感心。

そして三渓園の後だったか、道端のネコと戯れる小田さん。
「おぉ〜〜〜イイネ」などと言いながら首のあたりを撫でたりするが
明らかに嫌がるネコ…「イヤなんだな…(ぼそ)」と小田さん。

更に元町。
「路地に入ったところで霧笛楼を見つけました。
 ここは大昔、親父ときた記憶があります。
 どんな経緯(いきさる)だったかは忘れましたが
 入ってみたいと思います!」
 というこどで、霧笛楼で食事する王子。


今度は伊勢山皇大神宮。
石段を上りながら「すげぇな」と小田さん。
おそらく、だけど、日差しが「すげぇ」と思われる。
「横浜アリーナでの二日間と、このツアーが無事に終わるよう
 祈願したいと思います」


再び臨港パークに戻ってきた小田さん。
毎日このあたりを走っているという男性と出会う。
「7月4日、横浜アリーナ行きます!」
「いつもこの辺を走ってるんですか?30分くらい?」と小田さんが尋ねると
「1時間くらいです」と、その男性。
じゃぁ今この会場のどこかで
スクリーンに大写しにされる自分の姿を観てるんだ(^^;。


以上、ご当地紀行はこんな感じ。
そういえば「ババア」発言はなかった(^^;。
最後に今回お世話になったというKMミュージックのお偉いさんを紹介し、
「さて横浜二日目のご当地紀行、いかがだったでしょうか。
 それでは、後半も、楽しく、盛り上がって行きましょう!」
スクリーンの中の小田さんがそう言ったあと、
既にステージにスタンバイしていた小田さんたちの演奏が再び始まる。


後半の1曲目は“坂道を上って”
曲の終盤、「♪あのさか〜みちを〜」と歌う小田さんのバックで
金原さんと吉田さんがバイオリンの弓を立てて
♪キュッキュッキュッキュッ…と勢いよく弾く様子が
なんだか力強く、それでいて楽しげで、とても印象的だった。

そして次の曲…なにこの物凄くかっこいいイントロ!。
なにやら小田さんにしては、ハードでロックな感じ。
こんな曲あったっけ???。
そんな風に思いながら、歌詞を聴いて(観て)いると
「時は待ってくれない」という言葉が出てくる。
そのうち、スクリーンにはストリングチームの譜面が映り
そこに曲のタイトルが印刷されている。
あれ?…“time can wait”???。
そういえば、そんな歌があったようななかったような。
でも、いつの歌だ?。こんなにカッコイイ曲だったか?。
「ひとりにはならないさ」っていう歌詞の「さ」が
小田さんにしてはすごく珍しい気がする。

気になって仕方なく、ライブが終わった後の地下鉄の車内で検索…。
アルバム『Far East Cafe』に入っていた。
うっ…まったく記憶にない(^o^;。
ずっと以前から「time can wait」という言葉が
小田さんの中にあることはずっと記憶の中にあったけど
どういうわけか、それがこういう曲だったことが、
すっかり記憶の中から消えていた(-_-;。

今聴いてみると、曲も詞も結構刺さる。
帰宅してから早速iTunes Storeで1曲買い(^^;ゞ。

曲のエンディング…、ギターの稲Pの前に若いスタッフが
次のギターを持って立っている。
曲が終わった瞬間、超スピードで肩からギターを外し
スタッフから次のギターを受け取り、ダッ!とダッシュする稲P。
そんなに急いでどこ行くのっ?!。

次の瞬間、ストリングスによるイントロ…
センターステージの上にはミラーボールが出現…
左側のサブステージで、稲Pが♪チャカチャーン!

…というわけで“ラブ・ストーリーは突然に”
なるほど、この♪チャカチャーンまでにサブステージに移動していなければならず
それであんなに大急ぎで走っていったのか。

小田さんは客席に降りて行き、
いつものように時々オーディエンスにマイクを向けつつ移動していく。

そのままの状態で次の曲、“キラキラ”
今度はアリーナ席の通路に突入していく小田さん。
通路半分くらいまで上がって、降りて
また別の通路を上がって、降りて…その繰り返し。
もうそのサービス精神に涙が出そうになる。

更に怒濤の選曲で“YES-YES-YES”
メインステージの左側に、イベンタースタッフ合唱団登場。
その前の花道を通過する際に、顔馴染みのお偉いさんと思われる方と
ガッチリ握手をする小田さん。

このように、ドヮーッと盛り上がったあと、
今度はピアノの前に腰掛ける小田さん。
クールダウンするように、静かにピアノを奏で始める。
“さよならは 言わない”
続けて“生まれ来る子供たちのために”
天井に当てられた照明が美しい。
そしてここでもやっぱり聴こえる、生のピアノの音。

2曲をグランドピアノの前で歌った後、メインステージに戻っていく小田さん。
その間に流れ始めた次の曲のイントロ…
やばいやばいやばいやばい…ダァーーーーー…(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
スイッチ入った。ダム決壊。
なぜならば、“風と君を待つだけ”だったから。
何故なんだろう?。どうしてもこの曲を聴くと涙が出てきてしまう。
そして、一緒に歌いたいのに歌えなくなるという、毎度同じパターン。

この曲の後半から、再び花道へ飛びだしていった小田さん。
次の“今日も どこかで”
そのまま花道を移動しながら歌う。

センターステージに、スタンドマイクが1本。
そこに向かって歩いて行く小田さん。
少し猫背気味の直立不動で“この道を”を歌う。
小田さんの作るメロディは、時々賛美歌のようだと思うことがある。
この曲は特にそんな印象が強い。
どこが、どんな風だから、と説明は出来ないけれど。

メインステージのスクリーンには歌詞が映し出されているけれど
他の、それまで歌詞が映し出されていたスクリーンには
今は何も映っていない。
す、すごい!。小田さん、歌詞をちゃんと憶えてるんだ?!。

…と思ったら、センターステージの前の方に
歌詞を表示するための小さなモニターが置いてあった(^o^;。


ここで後半初めての(そして最後の)MC。

「地元でコンサートをやるのはあまり得意ではなかった」と小田さん。
その理由は、同級生がたくさん観にきているからで
「どんな顔で喋ったらいいのかっていうのがあったからで…
 まぁ歌ってればいいんですが。
 それがいつか大丈夫になってました」
どうしてなのかは今後考えたい、とのこと。

そして「約束するのはなかなか危険ですが」と前置きした上で
また新しい歌を作って、みんなの前に戻ってきたい、と小田さん。

「お互い無茶をしないで、元気でまたいつか会いましょう」

そんなMCの後に続いて始まった曲…
すなわちこれが本編ラストなのだけど、“君住む街へ”

センターステージから、こちら方向に降りてきた小田さん。
アタシ達の斜め前の席に座っていた、小田さんと同世代と思われる
スーツ姿の男性と笑顔で握手を交わす。
この親しげな感じから、そしてさっきのMCの流れからすると
もしやこの方、小田さんの同級生?。
もし同級生だとすると、小田さん同様70にしてはお若く見える方だった。

ハンドマイクを握りしめて、花道と客席を移動しながら歌う小田さん。
最後はまたセンターステージに戻ってきて
最後の「♪うぉぅおぉーぅぉうおーーーーー…」
う〜泣ける(ノ_<。)。



これにて本編終了。

小田さんのライブでのオーディエンスのアンコールは
これまで手拍子のみのことが殆どだったのだが
今回はツアータイトルが「ENCORE!!」だからかどうかは知らないが
「アンコール! アンコール!…」という声が聞こえてくる。


しばらくして、小田さん登場。
みんな一斉にワーっと立ち上がる。
ピアノの前に座る小田さん。
オーディエンスの多くは立ったまま。

小田さんがピアノでイントロを奏で始めると「おぉっ!」と歓声が上がる。
“my home town”
これは…横浜スペシャル?。

前半はピアノで、後半は立ち上がってハンドマイクで。
さっき握手していた男性と、途中でアイコンタクトを取っていたのが
なんだかとっても印象的だった。

2曲目は雰囲気一変!。
“またたく星に願いを”だ。
どこからともなく大きなバルーンが客席に投入される。
自分の近くにバルーンが飛んでくると
みんなステージそっちのけ(笑)で、きゃーっ!とか言いながら
バルーンを触ろうと手を伸ばす。
小田さんも、近くに飛んできたバルーンを蹴り飛ばしたり、
結び目を掴んでずるずるずる…と引きずったかと思うと
えい!と投げ飛ばしたり。
オーディエンスも小田さんも、みんな笑顔で童心に帰ってる(^m^)。

大いに楽しく盛り上がった後は…“ダイジョウブ”
もう、このギャップにやられる(ノ_<。)。
小田さんのその笑顔はいつだってみんなを幸せにしている。




もう一度、アンコールがあるはず。
だけど、もう他になんの曲が残ってる?。
アンコールで歌いがちなあの曲もあの曲も、そしてあの曲もやっちゃった印象。

ステージに現れた小田さん、ピアノの前に座る。
歌い始めたのは“さよなら”
えっ!ここでこの曲?!。
これはなかなかの意外性。

限りなく、オリジナルに近いアレンジ。
Aメロが終わり、A’メロに入る瞬間の♪ジャー!ジャー!という
物凄いロックな、歪み系のギターサウンドに驚いて
メインステージの稲Pの方を見ると、ギターがレスポール。
おぉ〜!やっぱこの曲はレスポールだよね〜!(*^^*)。
いやもう、この曲のギターの音には心底シビレた。

間奏のギターソロにシビレつつ、
こんなに激しい大音響にもかかわらず
目の前の小田さんのピアノの生音が聴こえてくることに驚く。
それだけ小田さんも力一杯弾いているということなのか。
なんだかとってもドキドキする“さよなら”だった。

ロックな“さよなら”の後は、静かな“やさしい夜”
またまたこのギャップに泣かされそうになる。

センターステージの上には、再びミラーボールが現れて
2秒間隔くらいでゆっくり方向を変えながら回転する。
ミラーボールから反射した光のつぶつぶが左右に揺れて
なんだか夢の中にいるような心持ち。

そういえば、この歌もちょっと賛美歌っぽい。


そしてオーラスは、メインステージにメンバー横一列に並んで
アカペラで歌う“また会える日まで”
歌い始める前に、なにやらステージ上で打ち合わせ(^m^)。
そんな姿を見て、客席からは思わず笑いがこぼれる。

迫力の、でも心のこもった歌が終わると
メンバー全員センターステージにやってきて、
客席全方向に向かって挨拶。



メンバーがいなくなったステージ。
スクリーンには「ご当地紀行」のおさらい画像が映し出され
最後はアニメーションで締め括る。

「毎日が アンコール!!」

まぁステキ!。
そんな素敵な言葉が画面に映し出されて、終了。


あ〜、いいコンサートだった。
何度も何度もウルッときちゃったよ。

帰り支度をして、通路に出るが
混雑していてなかなか外に出られない。
そんな中で、場内に流れるBGMが耳に留まる。

あ、これって10年前に京セラドームに小田さんを観に行った時にも
終演後に何度も何度も流れてた曲だ。
Silverの“Musician (It's Not an Easy Life)”。

歌詞を読むと、ちょっとせつない。
でも、すごくいい曲だ。
帰宅して“time can wait”と一緒にiTune Storeで買ってしまった。


ステージ上の小田さんは、古希を迎えても
キラキラと輝いて、とっても眩しかった。
きっと、まだまだイケる!。



次は8月の武道館!…は無理そうなので
9月12日(水)、大阪城ホール!!。 

コメント(3) 

コメント 3

あきよし

梅屋さんようやく小田さん初日ですね。
恐るべし70才凄い~大変楽しいです。

私は福島とさいたまアリーナ行って来ました。
福島ではピアノ近く7列、たまアリではアリーナ3列の表示
行ったら前に座席なく柵。
花道に階段、横にはバンドのメインステージが~!
たまアリでアリーナだけでもラッキー、ドキドキなのに。
開演前のアナウンス嬢が目の前にカメラ機材もいっぱい
スタッフ合唱団もバッチリ、ゆるキャラもいました。
小田さんのHPのスタッフダイヤリーには後ろ姿が(笑)
翌日はALFEE大宮ソニック、いい日程~
偶然に一昨年も同じでした。
ちょっと帰りの新幹線間に合うか心配になりましたが(笑)
小田さん次は宮城です。
その間は横浜に、同じです。



by あきよし (2018-07-05 14:56) 

あきよし

オープニングの蒸気機関車は大宮の
鉄道博物館に行った時に「これしかない」
と思ったそうです。

福島で "さよなら" は本物小田さんとピアノ
スクリーンと被り一緒に見え最後のオフコースの
日本武道館みたい鳥肌が立ちました。

by あきよし (2018-07-08 17:06) 

梅屋千年堂

>あきよしさん
小田さんのコンサートも、楽しくて感動的で、笑って泣いて…
終わってみるとかなり心がスカッとしていることに気が付きます。
…これは王子ソロシングルが発売になるまで小田さんヘヴィロテかな(^^;ゞ。

>>小田さんのHPのスタッフダイヤリーには後ろ姿が(笑)
アタシも何年も前のこれに写ってたことがあります(^^;。
しかも後ろ姿でなく、顔が(爆)。
すごくちっちゃい写真なのに、
満面の笑みなのがわかるくらい笑ってました(笑)。

“さよなら”、カッコイイですよね〜。
また次に行った時も聴けるといいなぁと思っています。

by 梅屋千年堂 (2018-07-09 22:15) 

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