SSブログ

ヨコハマトリエンナーレ2017【1】 [EXHIBITION]

3年ぶりのヨコトリ!。

初回(2001年)と3回目(2008年)以外、毎回観ているヨコハマトリエンナーレ。
6回目となる『ヨコハマトリエンナーレ2017』のタイトルは《島と星座とガラパゴス》。
テーマは「接続」と「孤立」。

…ということだけれども
まぁあまり小難しいことは考えずに、まずは第1会場の横浜美術館へ。
01_yokobi.jpg
美術館のファサードから、既に展示が始まっている。

入口の柱をビッシリと埋め尽くす救命胴衣と、壁に掛けられた救命ボート。
02_safepassage.jpg
アイ・ウェイウェイ『安全な通行』という作品。


05_kinkouboku.jpg
こちらのカメさんは
シュシ・スライマン『金香木の島、シリウスの星、赤道軸の上で』という作品の一部。

04_kinkouboku.jpg


では、早速中へ…
03_entrance.jpg


と、入って行くといきなりドドーン!と巨大な作品。
06_zentoaku.jpg
ジョコ・アヴィアント『善と悪の境界はひどく縮れている』。


2階へ向かう階段を上がりながら
マップオフィス『飼い慣らされた島(日本)』のシリーズを観ていく…。
07_kainarasareta.jpg
『飼い慣らされた島(日本)- ファンタジーの島』。

08_jikan.jpg
『飼い慣らされた島(日本)- 時間の島』。


今回のヨコトリは、40人あまりのアーティストの
小さな個展の集合体のような構成になっている。
しかもほぼ全ての作品が撮影OK。SNS等でどんどん発信しましょう!くらいの勢い。
音声ガイドも専用アプリで無料配信。
アプリは予め入れて行ったのだけど…イヤフォン忘れた_| ̄|◯。
100円で売っていたけど、まぁ…いっか、と買わなかった。
…それにしても時代は変わったなぁと思う。


というわけで、ここから先は自分が「面白い」と感じだ作品をピックアップ。

09_slidehouse.jpg
カールステン・ヘラー『スライド・ハウス・プロジェクト』。


10_yt42.jpg
プラバワティ・メッパイル『yt / forty two』。


11_kaseki.jpg
ケイティ・パターソン『化石のネックレス』。

寄ってみる…。
12_kaseki.jpg
進化の過程に沿って繋がれた170個の化石から出来ているそうだ。


展示室から展示室への移動で通路に出ると、窓の外には三角形の空間が。
13_triangle.jpg
横浜美術館は、窓から見えるちょっとした風景もナニゲにアート。


ここはロブ・プルイットという作家の展示スペース。
14_fleamarket.jpg

テーブルの上にはいろんなものが並べられている。
15_fleamarket.jpg

こんなでっかいパンダまで。
16_fleamarket.jpg

これは何かと言うと『ロブ・プルイットのフリーマーケット』という作品。
17_fleamarket.jpg
さっきのテーブルの上に乗せられた品々は、実際のオークションで購入可能なのだ。

周囲をぐるっと囲むのは『スタジオ・カレンダー』という作品。
18_studiocalender.jpg
大きなカレンダーに、個人的な出来事や社会事象が描かれている。

アタシの誕生日…
19_studiocalender.jpg
そうそう、ニール・ヤングと彫刻家のロダンも同じ誕生日。



美術館の壁にも、さりげなく作品が展示されている。
20_yt25.jpg
こちらもプラバワティ・メッパイルの作品で、『yt / twenty five』

フと視線を左下に落とすと…あれ?これも作品の一部…?
21_usoart.jpg
と思ったら、単に空調の吹き出し口かなんかだった(^o^;。
こういう環境に置かれていると、アートでないものまでアートっぽく見えてしまう(笑)。


グランドギャラリーの巨大な作品を別アングルから。
22_zentoaku.jpg
(ジョコ・アヴィアント『善と悪の境界はひどく縮れている』)。


こちらは2階の壁の、かなり高いところに掛けられている。
23_spermini.jpg
マウリツィオ・カテラン『スペルミニ』。


24_camera.jpg
畠山直哉『「カメラ」より』。
世界各地のいろんなホテルの部屋の一角を撮影したもの。

25_rikzentakata.jpg
同じく畠山直哉『陸前高田』のシリーズ。

29_terril.jpg
こちらも畠山直哉『テリル』のシリーズ。
「あ、アタシこの人の写真好きかも」とちょっとビリビリきた。



27_ak47.jpg
ザ・プロペラ・グループ『AK-47 vs M16』。
ベトナム戦争の際に、ソビエトとアメリカが使用した銃弾を
特殊なジェルブロックの中で衝突させた瞬間の映像が、
後ろのスクリーンに映し出されている。

手前に置いてあるのが、その時のジェルブロック。
28_ak47.jpg
弾道の痕跡と残骸がジェルブロックに閉じ込められている。


ちょいとここらでベンチに座ってひと休み。
30_safepassage.jpg
窓から見えるアイ・ウェイウェイの『安全な通行』。
外にいるときには気付かなかったが、窓から外を観てみたら、
この柱の横で日本の国旗がはためいているのが印象的だった。




《TO BE CONTINUED…つづく》
nice!(2)  コメント(2) 

nice! 2

コメント 2

おかん

これ、TV(ZIP?)で見て、行ってみたいと思ってました。
〝善と悪の堺界はひどく縮れている〟って凄い迫力でしょうね。
空調の吹き出し口?もアートに見えます!!
記事のつづき楽しみにしています~。

by おかん (2017-09-15 03:06) 

梅屋千年堂

>おかんさん
ヨコトリは年々スケールが大きくなっていくので
作品を観ていくのがもう大変です(x。x)。
アーティスト渾身の作の数々を観ていると圧倒されるばかりで
観終わる頃にはかなりグッタリでしたが、
なんだかちょっとテーマパークで思いっ切り遊んだあとのような
心地良い疲労感が残りました(^_^)。

by 梅屋千年堂 (2017-09-15 21:09) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。