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篠山紀信展 写真力 [EXHIBITION]

3日前に観てきた、今年一発目の展覧会。

横浜美術館で開催中の
『篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN』。

この日はまず川崎大師に初詣第2弾へ赴き、
(第2弾じゃもはや「初」詣ではないのだけれども…^^;)
その帰りに横浜美術館へ立ち寄った。
kishin_1.jpg

昼時だったので、展覧会を観始める前に
まずは美術館併設カフェ《Café 小倉山》で腹拵え。
混んでるか?と思ったけど、全然だった(^o^;。

展覧会限定メニューの「カメラデニッシュプレート」を
クラムチャウダー付きのお得なセットで注文。

出来上がるまでしばし時間がかかるので、
冷えた体を温めるために、まずゆず茶をいただく。
yuzutea.jpg
あああ〜〜〜シアワセ(* ̄▽ ̄*)。


そしてこれが「カメラデニッシュプレート」。
cameradenish.jpg
デニッシュの上に、ポテトサラダと温泉卵をのっけて
カメラのレンズに見立てたという、やや強引な気がしないでもないメニュー(笑)。

展覧会限定メニューだってだけで、あまりよく考えずに頼んでしまったが
こ、これは実に食べにくそうだ(^o^;。
一応フォークとナイフが付いてきたけど、温泉卵にナイフを入れた途端に
だら〜と卵の黄身が溢れ出てきて、ぐじゃぐじゃになりそう…。

と、不安におののきつつナイフを入れたが
温泉卵の黄身の固まり具合が絶妙!。
限りなく個体に近い液体状態でだら〜とはならず、綺麗に美味しくいただくことが出来た。




で、本題の展覧会。

『GOD』鬼籍に入られた人々
『STAR』すべての人々に知られる有名人
『SPECTACLE』私たちを異次元に連れ出す夢の世界
『BODY』裸の肉体 -美とエロスと闘い
『ACCIDENTS』2011年3月11日 -東日本大震災で被災された人々の肖像

というように130の作品が5つのセクションに分かれて展示されている。

巨大に引き延ばされた写真もあるが
どれも画質が粗くなってしまうこともなく、ド迫力。
中でも『GOD』での夏目雅子さんや大原麗子さんの写真は
美しい人はどんなに大きく引き延ばされてもやっぱり美しいんだなぁと
変なところで感動してしまったりなんかして(^o^;。

『STAR』では、(山口)百恵ちゃんの懐かしのセクシーショット、
それにY.M.Oやキャロルのポートレイトがカッコ良かった。

特に印象に残ったのは『SPECTACLE』での
歌舞伎役者のクローズアップ写真を縦2枚×横12枚をズラッと並べた写真。
1枚1枚を取っても浮世絵の大首絵のようだし
それをズラッと並べて展示することで、それが一つのまとまったアートになっていた。

あとは『BODY』で展示されていた
ウラジミール・マラーホフというウクライナのバレエ・ダンサーのヌード写真。
なんだかもうギリシャ彫刻のような完璧な肉体美。
撮る人も撮られる人も真剣勝負、そんな感じが伝わってきた。

あとはそうそう、同じ『BODY』に展示されていた
「大相撲」という’95年の作品。
力士から親方、行事、呼出にいたるまで
大相撲協会全員集合!という感じで、ズラーッと整然と整列している。
巨大な集合写真と言ってしまえばそれまでだけど、
なんだかこの写真から醸し出される空気感がなんとも言えない(^m^)。

観ていてとても楽しい写真展だったけれども、残念な点がただひとつ。
天井から当てられたライトが、作品に反射してしまって
どうにもこうにも斜め横からでないと観られない作品がいくつかあったこと。
正面からではどうしてもパネルの光沢面にライトが反射してしまって
ちゃんと見えなかったのだ(T^T)。
展覧会は4日から始まったばかりで2月末まで続くので
少しでも改善されるといいな、と思う。



で、篠山紀信展も良かったのだけど、
思いのほか面白かったのが同時開催の横浜美術館コレクション展。
今回は横浜美術館全館あげての写真展示になっていて
 I. 昭和の肖像 -写真で辿る「昭和」の人と歴史
 II. “マシン・エイジ”の視覚革命 -両大戦間の写真と映像
という二つの特集展示が行われている。

特に「昭和の肖像〜」の方は、昭和初期から80年代後半までの
「昭和」の匂いがぷんぷんと漂ってくる写真が山のように展示されていてすごく面白い。
戦前の銀座のモダンさには驚かされたし、
小田(和正)さんや、THE ALFEEの3人が生まれた頃の日本は
まだこんな感じだったのか〜とか、いろんなことに思いを馳せながら観るのが楽しい。

あまりに真剣に見過ぎたためくたびれちゃって
「“マシン・エイジ”〜」の方は、もうサラッと眺めて帰ってきてしまった(^^;ゞ。


そして本日の自分土産は、展示とはまったく関係のない
ちっちゃなスタンプのセットと、
「大人の白地図 カルトグラフィー」の付箋。
souvenir.jpg
なんとなく衝動買い。





今年も行きたい展覧会が既に目白押し。
さしあたっては
『DAVID BOWIE is』@寺田倉庫G1ビル(天王洲)(1/8〜)
『岩佐又兵衛と源氏絵』@出光美術館(1/8〜)
『春日大社 千年の至宝』@東京国立博物館(1/17〜)
『ティツィアーノとヴェネツィア展』@東京都美術館(1/21〜)
『草間彌生 わが永遠の魂』@国立新美術館(2/22〜)
『ミュシャ展』@国立新美術館(3/8〜)
『これぞ暁斎』@Bunkamura ザ・ミュージアム(2/23〜)
『大エルミタージュ美術館展』@森アーツセンターギャラリー(3/18〜)
『ボイスマン美術館展 ブリューゲル バベルの塔』(4/18〜)
『エリック・カール展』@世田谷美術館(4/22〜)
『アルチンンボルド展』@国立西洋美術館(6/22〜)
『横浜トリエンナーレ2017』(8/4〜)

…もちろんこれだけで済むワケないんだけど(^^;。

あっ!そういやまだ『マリー・アントワネット展』にも行ってない!(・o・)。
(チケット買ってあるのに)。





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《オマケ》

昨日届いた!

THE ALFEE 終わらない夢 Vol.1 通常版

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  • 作者: THE ALFEE
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2017/01/10
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買おうかどうしようか迷っていたけど
1巻買ってしまえば結局全巻買ってしまうという法則。
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コメント 4

おかん

カメラデニッシュプレート、美味しそう!数年前横浜美術館に行ったのが2回目で内容も忘れてしまいましたが、1回目が確か89年だったと思うのであります・・横浜博というものにデートとして夫(当時は結婚前)と。二人で美術館に行ったのはそれっきり。無理してた夫?という感じです。
内容で「相撲」のところが気になりました、写真はかなりの大きさだとは思いますが1枚でしょうか・・最近相撲好きで町田場所のチケット買って初めて観に行きます。
〝終わらない夢〟書店に申し込んだところ昨日(7日)「入りました」の連絡がありました。どんな感じなのか、楽しみです。
by おかん (2017-01-09 06:04) 

梅屋千年堂

>おかんさん
横浜博!、懐かしいですね。まさに’89年です。
『YES’89』という博覧会名でしたから。
当時大学生だったアタシも、同級生と一緒に行きましたが…
中身はほとんど憶えておりません(^o^;。
当時はほ〜んとにあの辺りにはなんにもなかったですね。

「相撲」は1枚の写真ですが、撮影方法はちょっと特殊だった気がします。
「篠山紀信 相撲」で画像検索すると出てきますよ(^m^)。
お相撲、観に行かれるんですね。いいなー。
アタシも久しぶりに両国に本場所を観に行きたいです。
ちなみにおかんさんのご贔屓力士は誰ですか?。
前にも書いたことがありますが、
アタシは豪栄道、勢、遠藤です(^^;ゞ。

by 梅屋千年堂 (2017-01-09 22:23) 

おかん

初場所盛り上がっていますね。贔屓は稀勢の里(隣の茨城県)、安美錦(現役最年長)、です。遠藤も勢も好きですよ~。ライブ帰り等、上野駅に両国土産が置いてありまして焼き鳥を買います(笑)
by おかん (2017-01-19 21:28) 

梅屋千年堂

>おかんさん
稀勢の里、頑張っていますね!。
今場所こそ悲願の初優勝を果たして欲しいですね。
白鵬以外の2横綱が休場している今場所はチャンスです!。

そうそう国技館焼き鳥ってJRの「駅弁屋」で買えるんですよね!。
あーーー…なんだか無性に食べたくなってきました(笑)。

by 梅屋千年堂 (2017-01-20 18:42) 

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