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似ていることば [READING]

父親が面白そうな本を読んでいたので貸してもらった。




タイトルの通り、似ている言葉を写真付きで並べて解説している本。
え?表紙の「フクロウ」と「ミミズク」は
ことばが似てるんじゃなくて、見た目が似てるんじゃないかって?。
まぁ細かいことは気にせずに(笑)。
つまり、これとこれって似てるけど、どこが違うの?
あるいは、このことばとこのことばって同じ読みだけど、どう使い分けるの?
そんな風に、普段わりと曖昧に使い分けているような
ことばの違いを教えてくれる本。

例えば…
「陰」と「影」
「サンデー」と「パフェ」
「特徴」と「特長」
「交ぜる」と「混ぜる」
「林」と「森」
「笹」と「竹」
「制作」と「製作」
「イモリ」と「ヤモリ」(出たっ^o^;)。

この本の素敵なところは、
題材が身近で、解説文がわかりやすいことはもちろん、
その「ことば」に添えられている写真が綺麗なところ。
メインは写真なんじゃないか?と思うくらい
「似ていることば写真集」という感じなのだ。

それと、これらの「似ていることば」の解説の合間に挟まれた
「似ているコラム」も面白い。
例えば関東と関西とで「シャベル」と「スコップ」の認識が違うとか、
しちゃいけない時に寝るのが「いねむり」で、
寝てもいい時に寝るのが「うたたね」とか。

中には「そんなの知ってらい!」ってのもあるけれど
今まで曖昧になんとなくフィーリングで使い分けていた「似ていることば」を
使い分けるコツみたいなものも理解出来て楽しく読めた。



もう1冊、ことばをネタにしたこちらも最近読んだ本。

ないもの、あります (ちくま文庫)

ないもの、あります (ちくま文庫)

  • 作者: クラフト・エヴィング商會
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 文庫


静岡の美術館で見掛けて「面白そう」と思い、後日Amazonで買った。

こちらは「堪忍袋の緒」「左うちわ」「転ばぬ先の杖」「助け船」など
よく耳にはするけれど、誰も一度も見たことがないものを取り扱っている
クラフト・エヴィング商會のカタログ本。
この世に中に存在する様々な「ないもの」の特徴および
取り扱い方法や使用上の注意などが網羅されている。

「だから?」と言ってしまえばそれだけなんだけど
思わず「うまいっ!」と座布団をあげてしまいたくなったり
「深いなぁ〜」と唸ってしまったりする。

どんなに便利そうに見えるものでも、そこには何らかの代償が伴うものである…
ということに、改めて気付かされる。




我が父、その後これも買ってきていた。…また貸してもらお(^^;ゞ。

目でみることば

目でみることば

  • 作者: おかべ たかし
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2013/02/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



目でみることば 2

目でみることば 2

  • 作者: おかべ たかし
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2013/11/23
  • メディア: 単行本


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