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ボストン美術館浮世絵名品展 北斎 [EXHIBITION]

久しぶりの上野の森美術館。

hokusai_1.jpg

上野にはいろいろな展覧会を観るために、年に何度も行っているのに
上野の森美術館はなんと2007年の大晦日に行った『ダリ展』以来。
この7年弱、この美術館ではそれほどまでに
アタシの興味をそそる展覧会をやっていなかったのか???。
それとも行きたい展覧会はあったけれども
行くチャンスがなかっただけなのか???。

よくわからないけれども、ともかく久しぶりの上野の森美術館。
しかも'07年のダリ展の時は激混みだったため
行ったことは行ったけど、殆ど何も観られずに帰ってきた…という悲しい記憶。
どうもあまりいい印象がない(^^;。

いつもまず美術館に到着すると、まず必要最小限のものだけ持って
後の荷物はコインロッカーに預けてしまうのだけど
上野の森美術館のコインロッカーは、館外にちょこっとあるだけで
とにかく無茶苦茶少ない。行った時には全て使用中で
入れるところが一つもナイ( ̄口 ̄;)。
どこか他の場所にもあるんじゃ?と思い、案内係のお兄さんに訊いてみたけれど
ここにしかない、とのことだった_| ̄|◯。

仕方がないので荷物を持ったまま、中に入って音声ガイドを借りる。
音声ガイドのナビゲーターは市川猿之助さん。
(アタシの中では未だに「亀治郎」なんだけど…^^;)。


今回の展覧会は、アメリカのボストン美術館が所蔵する
葛飾北斎の浮世絵が約140点展示されている。
その中には、ボストン美術館にしかないものや初来日の作品もあるらしい。
(元々日本で制作されたものなのに、初来日とはこれいかに笑)。

そんなこともあってか、館内は思った以上の混雑ぶり。
昼過ぎの、割と遅い時間を狙ったのにもかかわらず、だ。
そりゃコインロッカーも空いてないわけだ。

展示は3つのチャプターに分かれていて
まず第一章は『稀品と優品でたどる浮世絵版画70年』。
ここに110点の作品が集中しており、
もうこのチャプターがメインと言っても過言ではないかも知れない。
20代前半の作品から、最晩年の作品まで、ほぼ時系列に沿って展示されている。

若い頃の作品ももちろん良いのだけど、
やっぱり「凄い!」と思わせるのは1810年以降、北斎が40代を過ぎてからのもの。
このあたりでは、大判錦絵五枚綴の《吉原遊郭の景》、
団扇の扇面に摺られた《菖蒲に鯉》などが出色。

そして1830年代になると、かの《富嶽三十六景》が登場する。
お馴染みの「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「甲州三嶌越」なんかは
やっぱり素晴らしい!と思うけれども、これまでも何度も観ている作品なので
正直、新鮮な感動はあまりない(^^;。

そんなわけで今回の展覧会では
今まで自分があまり観たことがなかった作品に心が動いた。

例えば《諸国瀧廻り》のシリーズ。
様々なタイプの滝が、実にいろいろな表情で描かれていて
じっと観ていると「この滝の流れはきっとこんな音だな…」などと
滝の水が落ちる音が頭の中に浮かんでくる。
実際その滝を観たことがなくても、
「きっと実際はこんな風景なのだろう」というような景色も浮かんでくる。
…そういえばもう何十年も天然の「滝らしい滝」を観ていない気がする。
どこでもいいので、ちょっと「滝」を観に行きたい気分になった。


で、今回アタシが一番「ステキ!」と感じたのは
こちらも1830年代に製作された花鳥版画のシリーズ。
単に自分が勉強不足だっただけだけど
初めて目にする作品ばかりで、しかもどれもこれも美しい。
元々アタシは琳派などの花鳥画が大好きなので
このテの作品がツボらないワケがナイのだ。

中でもお気に入りだったのが
「菊に虻」
「桔梗にとんぼ」
このあたりは空摺りによる虻やトンボの透明な羽の表現に感動。

そして
「芥子」(←これ今回の展覧会の目玉のひとつ)
「翡翠 鳶尾艸 瞿麦」(←「かわせみ しゃが なでしこ」と読む)
「子規 杜鵑花」(←「ほととぎす さつき」と読む)
「文鳥 辛夷花」
このあたりは色鮮やかでホントに綺麗。

ボストン美術館が所蔵している日本生まれの作品を観ていていつも思うのだけど
ホンッッットにその状態の良さには舌を巻く。
でもそれもそのはずで、フェノロサが日本美術を紹介し始めた時代から
ボストン美術館において日本の浮世絵は、
まるで宝物を扱うように丁寧に丁寧に扱われてきたのだそうだ。
有り難い話である(ちょっと悔しい気もするんだけどね^^;)。


第二章では『華麗な摺物と稀覯本』と題して
浮世絵版画よりも高級な用紙を使って精緻な技巧を凝らした
「摺物(すりもの)」と呼ばれる作品や、珍しい版本が展示されている。

摺物はどれも、これ本当に木版画なの?と疑いたくなるような細かさ。
個人的には「牡丹に蝶」が惚れ惚れするほどステキだった。
(やっぱり花鳥画だったりする^o^;)。
それと「金沢八景」や「鎌倉の里」「江ノ島遠望」なども目を引いた。
自分に馴染みのある風景が出てくると、そりゃどうしたって印象に残るよね(^^;ゞ。


最後の第三章は『肉筆画と版下絵・父娘の作品』。
朱色だけで描かれた「朱鍾馗図」は、単色にもかかわらず
一度観たら忘れられないようなインパクト。
朱色で描かれた鍾馗様には疱瘡除けの意味があるのだそうだ。

「柳に烏図」も、かなり印象に残る作品だった。
この作品のポストカードがあったら絶対買おう!と思っていたのに
やはり今回もアタシの好みはマニアック過ぎたのか
残念ながらこのポストカードは売られていなかった…_| ̄|◯。

そして最後の最後に展示されているのが、
北斎の三女・葛飾応為による「三曲合奏図」。
北斎の作品でないにもかかわらず、
展覧会の最後を飾るに相応しいとっても美しい美人画。
3人の女性が三味線や琴などを演奏している様を描いたものなのだけど
こちらに背中を向けて琴を弾いている女性が着ている、
蝶々の柄の着物がすっごく綺麗なのだ。
実際は1844〜48年頃に描かれたものなのだけど
最近描いたものなんじゃないかと見紛うほど、これも状態が良い。
う〜ん、いいもの観た。眼福眼福(笑)。


北斎は90歳で亡くなるのだけど、その臨終に際して
『天我をして五年の命を保たしめば 真正の画工となるを得(う)べし』
(天があと5年の間、命保つことを私に許されたなら、
 必ずやまさに本物といえる画工になり得たであろう)
と言い残した、というのは割と有名な話。
最期の時まで決して自分に満足することなく、
画に対する探求を忘れなかったという姿勢は尊敬の一言に尽きる。



本日の自分土産は、ポストカードと高級ポチ袋。
(なんで高級かって、ポチ袋1枚で100円もするから!。
 …確かに綺麗な印刷といい紙ではあるけれども)。
hokusai_2.jpg
ちなみにこの展覧会のキャッチコピーは「偉才、極彩、北斎」。
思わず「うまい!。山田くーん座布団2枚!」(笑)。






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《オマケ》
今朝、なんともヒドイ夢を見てしまった…。

何かのテレビ番組…
どこかの動物園らしきところで
幸ちゃんがレポーターをやっている場面だったのだけど
その中で、ある珍しいサルがこともあろうに幸ちゃんの頭に蹴りを入れる。
その蹴りの衝撃で、なんと幸ちゃんのヅラがペラッと外れてしまうのだ。
アタシは幸ちゃんがヅラだったことに衝撃を受け
「ええええええーーーーーっっっ!!!( ̄口 ̄;)」。
ところが、当の幸ちゃんはそんな非常事態だというのに
ニコニコしながら何事もなかったかのようにヅラを頭頂部に戻し、
レポートを続けているんだけど、戻したヅラが激しくズレているため(^^;
「幸ちゃん大変!大変!(°°;))。。オロオロッ。。・・((;°°)」と
アタシはテレビの前で一人狼狽しまくっている…

というところでその夢は終わった…。
なんてヒドイ夢を見てしまったんだ…と、起きてから反省した(笑)。

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ちあき

私も未だに「亀ちゃん」です(笑)
ほほ~っつ、読んでいましたが、ぽち袋に仰天!
高級ぽちですね。
万札以上のものを入れなければ!!!!

幸ちゃんの夢、大爆笑(笑)
実は昨日、例のキンキラ金のboxのDVDを見て
幸ちゃんの髪の毛が飛んでいきそうなぐらい
風を前面から受けている映像を見て
「飛びそう・・・」と思っていただけに、ツボりました(笑)(笑)(笑)
あれは何の曲だったか・・・幸ちゃんパートでノリノリだったから
「恋の炎」だったかしら。。。
当時の幸ちゃん、頭おっきかったから後ろにもってかれそうになってた・・・

いや~、高校生時代は寮生でTV見られなかったから
夜ヒットなんて新鮮だったわ~。
2枚目も早く見たい!!

by ちあき (2014-09-18 07:39) 

あ~こ


梅屋さん、「芸術の秋」していますね~。
北斎の作品は、目にする機会が多いので、梅屋さんが紹介されている作品の中に知っているものもあり…実物は、すごい迫力なのだろうなぁと想像しながら読ませていただきました。
いつも大変勉強になります。

それからの、夢のお話…ウケました^^;
ラジオにご投稿されてはいかがでしょうか(笑)?
私は、いきさつはわからないのですが、誰もいない楽屋で桜井さんに、そっと抱きしめられるという…なんとも贅沢な夢を見たことがあります。(桜井さんファンの方、申し訳ありません<(_ _)>)
それ以来、今までなんとも思わなかった桜井さんのふとした仕草にドキっとしたりして不思議な気持ちになります。
おかしいですよね(;^_^A

話は、変わるのですが…
梅屋さん、ご存知だったら教えてください。
先日、中古CD屋さんで『OEN』のピンクのジャケットでDVD付きのものを見かけました。ネットなどでも見たことなかったものだったので、気になってしまいました。
表側が、ピンク地にTHE ALFEE 1と描いてあり、裏側には、王冠の刺繍の中に3人の写真があります。
ちなみに…ゲットしてしまいました。

by あ~こ (2014-09-18 08:43) 

あ~こ


連続で失礼いたします。
「ONE」のスペルが間違っていました。
by あ~こ (2014-09-18 13:05) 

梅屋千年堂

>ちあきさん
亀治郎さんですよね〜。
なんかね、猿っていうより亀って感じなんですよ、顔が(笑)。

幸ちゃんの頭が飛んで行きそう(^^;なのは、“恋の炎”だったと思います。
アタシも「うわ〜うわ〜(^o^;」と思いながら観ていました。

何度も観ているのにもかかわらず大爆笑なんですから
ほぼ初見のちあきさんにとっては、
もう可笑しくてしょうがないのではないでしょうか。
個人的には、“Bad Girl”の演奏がすっごくカッコイイに
王子の髪型がビミョーなところが「・・・」な夜ヒットDVDです。




>あ〜こさん
10月に入ると、怒濤のライブ月間になるため
いまのうちにちょっと無理してでも行きたい展覧会に行きまくってる次第です(^^;ゞ。

で、そのピンクのジャケットの『ONE』はDVD付き初回限定盤と思われます。
もうAmazonにもないのかな?と思いましたがまだ1点のみ残っていましたよ(^^;。
当時、通常盤と初回限定盤が2種(DVD付きとデカジャケ)の3タイプが
リリースされたのですが、最も需要の少ないと思われる通常盤のジャケットが
一番カッコイイ(注:意見には個人差があります)という
やはり3枚買いたくなってしまう仕様になっていたことを憶えています。
(と、いいつつ通常盤は買わなかったアタシですが^o^;)。

>>ラジオにご投稿されてはいかがでしょうか(笑)?
幸ちゃんに失礼すぎて出来ませーーーーーん!!!ヘ( ;^^)ノ。

by 梅屋千年堂 (2014-09-18 14:25) 

プーアル

梅屋さんのレポ読むと展覧会も行きたくなっちゃいます。

ところで夢の話、吹き出しそうになりましたw
なんでか分からないけどその絵がとっても想像出来てしまって…。

ちなみに私はメンバー3人とステージに一緒にいて、ギターか何かを演奏しなきゃいけないのにぜんぜん弾けなくて、「えー、どうしよう」と焦る夢を時々見ます。
なんかストレス溜まってるんでしょうか?(^^;
by プーアル (2014-09-18 14:48) 

梅屋千年堂

>プーアルさん
普段ほとんど夢を見ない(あるいは見ても憶えてない)のですが
たまに見たと思ったらこれかい…(^^;という目覚めでした。
なんでこんな夢を見てしまったのだろう?と思い返してみると
寝る直前にモバイルサイトの「動物ランド」を読んで
「幸ちゃんを困らせるワルい動物」という情報が頭の片隅にインプットされた
せいかも知れない…と思いました(^^;。
ちなみにヅラが取れてしまった幸ちゃんはザビエル状態でした…。

メンバーと一緒にステージに立つなんて、素敵な夢だけど
全然弾けなくて冷や汗的なのは心臓に悪いですよね(^o^;。

by 梅屋千年堂 (2014-09-18 18:58) 

あ~こ


梅屋さん、CDの件、さっそく教えていただきありがとうございました。
デカジャケは見たことあったのですが…
教えていただきすっきりしました。
坂崎さんの夢の話、そうですよね~(^_^;)
怒られちゃいますよね。
by あ~こ (2014-09-18 20:40) 

さかとこ。

こんばんは。

いいですねー、展覧会。
松本遠征時に松本市美術館のお庭でぼぉぉぉ(〇_〇)と
できたのが思い出されます。(←作品はどうした)

夢のお話、仕事の休憩中に見てしまい吹き出しました(^^;)
やけにリアルな描写がたまりません(爆)

話は変わりますが先日幸運にも堂本兄弟のラストライブに
参加することができました。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、収録だということを
忘れてしまうほど楽しいライブでした。
毎週楽しみにしていた番組なので本当に残念ですが、また
スペシャル番組とかでやってほしいなぁ。
by さかとこ。 (2014-09-18 21:34) 

ちあき

梅屋さーん(笑)
BadGirl・・・
もしかしてタカミー内巻きヘアー。。。
私、目をそらした(笑)
飲んでたせいにしときます;^_^A

とろで、いつもは武道館で締めくくりなのですが
梅屋さんの大阪レポートを見直して
初の大阪城ホール考えています。
カレンダー的にラッキーな年なので・・・
背中押して下さらないかしら(^◇^;)
なんて・・・もう少し考えます(笑)
以前コメントで他の方から実行力うらやましいと
言われたもので、忘れてた実行力が・・・(笑)



by ちあき (2014-09-18 22:37) 

やにゃん

お久し振りです。
私も先日「北斎」行ってきました!梅屋さんと同じもの購入してしまいました。仕事やら何やらで疲れた気持ちを美術館で静めて来ました(((^^;)
もうすぐ市川あたりが届くのでしょうね。始まるんですね…怒濤の10月が(笑)

夢の話は…コメントを控えさせていただきます(。^。^。)ププ
by やにゃん (2014-09-19 10:41) 

梅屋千年堂

>あ〜こさん
お求めになった『ONE』の特典DVDに収録されている
アコースティックバージョンの“FLOWER REVOLUTION”はイイですよ。
2006年の秋ツアーでこのバージョンで演奏していましたが
これがワタクシ結構お気に入りでして、音声だけをiPodに落として
当時かなりヘヴィロテしておりました。

それはそうと…
THE ALFEEの新しいオリジナル・アルバム、聴きたいですね〜。




>さかとこ。さん
「新堂本兄弟」のラストライブに参加されてたのですね!。
マニア会員でないアタシは
結局一度も収録に参加することなく終わりました(^o^;。
どんなものにも必ず「終わり」は来るものですが
あの番組が終わると、日曜の夜が物足りないものになりそうです。
王子がレギュラーになって以来、ほぼ毎週欠かさず録画してました。
二度見ることはまずないんですけどね(^^;ゞ。
そんな中で、繰り返し繰り返し何度も見たのは
平子理沙さんがゲストで出た時のかな。
あの時の王子はクラクラするほどカッコ良かった〜。

ホントに、年に1度くらい同窓会的に特番やって欲しいですね。




>ちあきさん
それでは…30周年の時のように
大晦日にカウントダウンライブがないことを祈りつつ(笑)
大阪城ファイナルに向けて…

でゃっ!(ノ ・0・)ノ===

ハイ、一丁上がり(笑)。

と、冗談はおいといて、あの“Bad Girl”の頃の王子の髪型は
90年代から現在に至るのロングヘアへの過渡期だったと思うのですが
もぉ〜ちょっとなんとかならなかったのだろうか…と
当時から思っていたアタシです…(小声^^;)。




>やにゃんさん
美術館・博物館は、ライブとはまた違った意味で、
現実逃避&リフレッシュできる場所なのですよね。
今回の北斎展は混雑していたので、ちょっとストレスもありましたけど(^^;
ホントに人の少ない空いてる展覧会は、アタシにとっての贅沢空間です。

怒濤の10月…考えただけでもオソロシイ。
10月はおそらくライブレポ以外の記事が上がることはないでしょう(爆)。

by 梅屋千年堂 (2014-09-19 22:02) 

きゅう

やはりポストカードは少数派でしたか(笑)。

この展覧会名古屋は今年初めに来ていたのですが行きそびれてしまったんです(まだ国内に留まっていたとは)。
その頃に予定していた「大浮世絵展」「印象派を超えて」などの催しと日程がわからなくなっている間に終わっていました。

ところで梅屋さんはギャラリースコープは使っていますか?以前は「そんな物に頼らず自分の眼でみるのだ!」と思っていたのですが横の解説を読むと「右下に○○が描かれている」などとあっても前に人がいるとわかりにくかったりするので…「達人はどうなのだろう?」と思った次第です。「まぁ無くてもいいか」と思いながら毎回行くたびに「やっぱりいるか」と後悔しています。

先日行った「法隆寺展(岡崎)」の時も絵巻を見ると「あった方がいいか」と思いました。

by きゅう (2014-09-20 01:52) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
この展覧会は、名古屋・神戸・北九州を巡回してようやく東京に来たのですよね。
まぁ〜随分と長きにわたりたくさんお作品を貸し出していただいて
ありがとうボストン美術館、という感じですね。

>>ところで梅屋さんはギャラリースコープは使っていますか?

お答え→美術館巡り3点セットというのがアタシの中にありまして

1.A4サイズのクリアファイルが余裕で入るトートバッグ
  (チラシや作品リストを折らずに持ち帰るため)
2.マチのない、やはりA4サイズが入るエコバッグ
  (必要なものだけ持って入館し、身軽に鑑賞するため。
   今は興福寺仏頭展で買った南円堂エコバッグを使っています)
3.単眼鏡

この3点必携で「館巡り」をしております。
単眼鏡はVixenのマルチモノキュラーの6倍のものを使っています。
(この記事とこの記事に画像あります
 http://humezawa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11
 http://humezawa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-05
混んでいて作品に近づけない時や、大きな作品の上の方をよく観たい時や
小さな作品を拡大して観たい時などは、やっぱりあると便利ですよ。
アルフィーの2012年FLOWERSツアーグッズだった
マルチクリーナーポーチ(巾着)に入れて持ち歩いてます。

さほど荷物になるものではないし、オススメですよ。
(音声ガイドと一緒に首から掛けているとちょっと探検隊みたいですけど…^^;)。

by 梅屋千年堂 (2014-09-20 21:36) 

おーちゃん

北斎、どうしようかしらん、混んでるだろうし年初に大浮世絵展に行ったし、北斎だけっていうのもどうなんだ?思案している矢先、梅屋さんのレポを読んで、結構いいかも・・・と思い直しました。
混んでるのは仕方ないですよねえ。ちょっくら観て参りましょう!

ここ何年か、どっかかしらで目にするボストン美術館展、収蔵している日本美術の素晴らしさには、ありがたいやら情けないやら(そんな遠い所へ行ってしまって、なかなか会えないじゃないの~というナゲき)。でも個人コレクションもそうですが、いい人にもらわれて、大事にされててよかったね・・・と遠い目をしてみる・・・(笑)

琳派、私も好きです。抱一の「夏秋草図屏風」なんて今の季節に合いますよね。あっ、これは上野にいるんでしたね。
by おーちゃん (2014-09-21 16:44) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
本当に、最近海外から里帰りしてくる日本画は
どれもこれも保存状態が素晴らしくてタメイキが出てしまいますよね。
今回の北斎展でも、「しんはんくみあけとふろふゑ 天の岩戸神かぐらの図」という
紙を切り抜いて組み立てると、天の岩戸から天照大神が出てくる場面が
出来上がるという、まるで「小学◯年生」の付録のような作品(笑)が
出品されていたのですが、これが切り抜かれないままの状態で
残っているのは大変珍しいということでした。
あれを見たら思わず切り取って組み立てたくなるのが人情だと思うのですが
よくぞそのまま取っておかれたものだと感心しました。

名作が海外にあるのはちょっとだけ悔しいけど(^^;ゞ
とても大切に扱われていて、
ボストン美術館といいプライスさんといいファインバーグさんといい、
こうして惜しげもなく(?)公開してくれるのは有り難いことですね。

琳派、いいですよね。
宗達・光琳・抱一・其一の中ではアタシは抱一が一番好きです。
「夏秋草図屏風」…光琳の「風神雷神図屏風」の裏面に描いちゃったっていう
その大胆さもカッコイイです。

by 梅屋千年堂 (2014-09-21 21:29) 

おーちゃん

「しんはんくみ~」とやらは、面白そうですね。きっと昔もコレクターがいたんですよ。組み立て用と保存用の二つ買った人が(笑)

私も抱一が一番好きです~。大名家の道楽坊ちゃんが伸び伸びと才能を発揮している、粋な感じが(^^)
来年は琳派400年とかで、京都でいろいろやるみたいですよ。
by おーちゃん (2014-09-21 23:52) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
「しんはんくみあけとふろふゑ(新版組上燈籠絵)」、
おーちゃんさんの仰るとおり
きっと「作る用」と「保存用」と両方買っていたマニアがいたんですね〜。
これは将来、価値が上がるぞ〜なんて思いながら???(笑)。
変わらないですね、昔も今も(^^;。

>>来年は琳派400年とかで、京都でいろいろやるみたいですよ。
そうなんですか!。それはいろいろ要チェックですね。
(今年じゃなくてヨカッタ…と、胸を撫で下ろしているアタシです笑)。

by 梅屋千年堂 (2014-09-22 01:30) 

りく

こんにちは。

いつも展覧会を紹介して頂いて有難うございます。
グッズのポストカードも、とても素敵ですね。

後、梅屋さんはマンガは好きですか。
今はマンガは読みませんが、高校生の頃読んでいた別冊マーガレットその展覧会「私のマーガレット展」が開催されているので懐かしくて行こうと思っています。
その頃、大ファンだった漫画家(亡くなられましたが)は多田かおる先生です。
by りく (2014-09-23 15:28) 

梅屋千年堂

>りくさん
マンガは…好き、でした。
中学に入るまで「将来は漫画家になるのが夢」なんて言ってましたから
結構読んでいたような気がしますが
それでも読むより描く方が好きだったりして
当時夢中になって読んだのは「いらかの波」「伊賀野カバ丸」
「愛のアランフェス」…このくらいでしょうか。
…ハイ、もうお分かりですね?アタシも別マ派でした(^^;ゞ。

今はほっとんどマンガは読まなくなってしまいました〜。
「わたしのマーガレット展」も、
ホントに上記の3作+ベルばらくらいしか知らないので
行こうかどうしようか迷い中です(多分行かないで終わりそうな気が…^^;)。

by 梅屋千年堂 (2014-09-23 22:15) 

きゅう

あぁ…梅屋さんの記事はすべて読んでいるつもりだったのですが「目がフシアナ」でしたね(それとも物覚えが悪い?)。
4倍、6倍、8倍のどれがベストなのかを迷っている最中です。
(倍率をとるか明るさをとるかで悩んでます)

気がつけば秋ツアーが始まりますが、今回初めてサークルK発券を利用しました(手数料の安さにひかれて)。しかしいつものドキドキしながら封筒を開けて席番を見て「キャッホー!」と小躍りしたり、「ムムム!」となったりの恒例の行動をコンビニのレジの前で行うわけにいかず(笑)。なお、小躍り席ではありませんでした。
11桁の番号を入力するだけでパスワード等の入力は無いので「これはダイジョウブなのか?」とも考えてしまったので次回(春ツアー)からは郵送派になるかもしれませんね。
by きゅう (2014-09-24 01:11) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
アタシも倍率で悩みました。4倍か6倍かで。
で、某家電量販店へ行って実物を手に取り、覗いてみて6倍にしました。
(買ったのはAmazonで、です^^;ゞ)。
最近の展覧会は薄暗いですからレンズの明るさも大事ですよね。
あとはコンパクトさも重要な要素でしょうか。

コンビニ発券はアタシもたまーに利用しますが
たまにしか利用しないせいか、ホントにまごつきますよね。
後ろに待っている人の列が出来ていないか、
いつもドキドキしながらやってます(^^;。
(と言いながら、自分の前の人がまごまごして時間がかかっていると
 なんだか手伝いたくなってしまうのです笑)。

来週からいよいよ秋ツアー開幕です。
怒濤の10月を張り切って乗り切りたいと思います。

by 梅屋千年堂 (2014-09-24 19:40) 

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