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円谷英二 特撮の軌跡展 [EXHIBITION]

昨日、行ってきた。

4月に新宿高島屋から始まって、京都・大阪を巡回し
最後に横浜にやってきた『円谷英二 特撮の軌跡展』。

《「特撮の神様」と呼ばれる円谷英二の生涯を紹介するとともに
特撮の魅力を余すことなく体感できる》という展覧会。
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日中は暑いし、子供たちで混んでいそうな気がしたので
夕方からのんびり出掛けていったところ……ガラガラだった(・o・)。
でも昼間は黒部進さんと桜井浩子さんのトークショーをやってたみたいだから
もしかしたら日中はやっぱり結構混んでいたのかも。


まず円谷氏の生い立ちと、なぜ映画業界に入り
特撮映画を作ることになったのか…というところから始まり、
円谷氏が手掛けたゴジラ他の特撮映画のポスターの展示、
更に、ウルトラQ、初代ウルトラマン、ウルトラセブン関連の
怪獣の着ぐるみやセットや小道具・台本、当時発売されたグッズや書籍の展示の他、
当時の特撮がどのように撮影されたのかを説明するコーナーなどで構成されている。

入口で《ウルトラ音声ガイド》を¥600で貸出していて
ウルトラQ〜ウルトラセブンの出演者やスタッフによる
解説やトークが聴けるみたいだったんだけど…まぁー、これはいいかなと(^o^;。
(でも後で「やっぱ借りとけばヨカッタ」と思わないではなかった)。


時間帯のせいもあると思うけど、展示の大部分が
ウルトラQ、初代マン、セブンに関するものなので、来場者は大人がほとんど(^^;。
しかも高島屋という老舗デパートの性質上なのか、
意外とそれなりの年齢の女性客も多い。

ウルトラQの展示のド頭に、第1回放送の『ゴメスを倒せ』のコーナーがあって
そこで『ゴメスを倒せ』のハイライト映像を流してたり
ゴメスの着ぐるみが展示されているのだけど、
自分よりも10歳は年上だろうと思われる奥様方3人組が入ってきて
ゴメスの着ぐるみを観るなり
「あら!ゴメスよ!ゴメス!!」とハイテンション(笑)。

えっ?!なにゆえこのような一見上品な奥様方が
ゴメスでこんなにハイテンションに?!と
思わず振り返って二度観してしまった(^^;ゞ。
きっと子供の頃に夢中になって観ていたのかも?。
ほぼ毎回視聴率30%台の大人気番組だったというから
男子も女子も関係なく人気があったのかも。

わざと上下逆さまで撮影する、ウルトラマンや航空機の飛行シーンや
スクリーン・プロセスと呼ばれる合成映像の技術など、
当時の特撮技術はとってもアナログなのだけど
ちょっとしたトリックや工夫ひとつで
それっぽい映像を撮っていたという話にも感心してしまった。
CGなんて影も形もない時代に、よくこれだけのものが作れたと思う。
これぞアイデアの勝利だよなぁと。


個人的に興味があるのは怪獣の造形とジオラマ。
前に観に行った『ウルトラマン・アート!展』でも感じたけど
ウルトラシリーズの怪獣のデザイン、アタシにとってあれはもはやアートなのだ!。
だってもう、デザインが斬新すぎる。
音楽でも、美術作品でも、何にもないゼロの状態から
自分のイマジネーションを材料にして
《カタチある何か》を作り出せる人というのはホントに凄いと思う。

そして、その怪獣の着ぐるみの丁寧に作ってあること!。
海底原人ラゴンの口の中の歯なんて、
1本1本きちんと作ってあってビックリしてしまった。

ジオラマでは、今回の展覧会の目玉展示の一つである
『ウルトラマン』第19話「悪魔はふたたび」の撮影現場を再現したものが凄い!。
国立競技場でウルトラマンとアボラスが闘っているのだけど、
破壊された国立競技場のミニチュア(と言ってもかなりデカイ)が
素晴らしく良く出来てて、思わず「アタシもそこに入りたーい」なんて
思っちゃったりなんかしちゃったりして(笑)。

あとウルトラセブンの着ぐるみも展示されていて
「セブンだ〜♥」と近寄っていったものの、
目の部分の黄色い輝きがあまりにも眩しすぎて、
まったくもって直視できなかった(x。x)。


写真撮影が許可されているところが意外に少なく、
最後の最後に「ウルトラマンゼロと一緒に飛行シーンを撮ろう」みたいな
コーナーがあっただけ。
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このゼロの模型の左側に、ゼロと同じようなポーズで立ち写真を撮影し…

反時計回りに90度画像を回転すれば…
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ほ〜ら、アナタもゼロと一緒に空を飛んでますよ!という仕掛け。



グッズ売り場もそれなりに充実。
展覧会の図録があったら買おうかなと思ったのだけどそれらしいものはなく、
でも何か会場限定品を買って帰りたいなと思い…
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横浜文明堂のどら焼き(笑)。

ジュワッ!
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いえ、これだけなんだけどね(^^;。


あとは展覧会とはまったく関係のないポストカード3種。
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「あら、かわいい」と思って1枚手に取って値段を見たら
なんと300円!!!( ̄口 ̄;)。
なっ、なんで?。
ホログラムでも3Dでもないフツーのポストカードなのに
なんて高いポストカードなんだろう!。
どひゃー。こんな高いの買うのやめよ〜…と思いながら
別の絵柄のモノをもう1枚手に取って見てみると、こちらは120円。
どうやら値札の貼り間違いらしい。
何枚か300円で間違って貼られてるものがあったので
近くにいた係の人に「これ、値札おかしいみたいですよ」と伝えて
正規の値段で3枚、買ってきた。



昔のウルトラマンの怪獣造形はアートだ!と、さっき書いたけど
そんな理由で、最近出たこの本がとっても気になっているのだけど…

成田亨作品集

成田亨作品集

  • 作者: 成田 亨
  • 出版社/メーカー: 羽鳥書店
  • 発売日: 2014/07/30
  • メディア: 単行本


高すぎて手がでなーーーーい!(T^T)。
てかこの展覧会↓を観てみたーーーい!。
『成田亨 美術/特撮/怪獣 ウルトラマン創造の原点』
(富山も福岡も青森も遠すぎる…)。





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横浜高島屋、次の展覧会は
『横浜タカシマヤ開店55周年記念
 ヨコハマ グラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展』
だそうで…。
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行くかどうかは未知数だけども。

うちの兄は、学生時代にお中元配達のアルバイトをしている時に
ミッキー吉野のお宅に配達に行ったことがあるらしい…。
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