BON JOVI＠東京ドーム

BON JOVI＠東京ドーム

#BECAUSE WE CAN - THE TOUR

レポ…というより感想。

2003年以来、BON JOVIがツアーで日本に来るたびに観に行ってたんだけど
今回日本に来るということを知った時には、
正直行こうかどうしようかとかなり迷った。

理由はいくつかあって
●リッチー・サンボラはどうやら来ないらしい
●3月に発売になったアルバム『What About Now』が
　あまり自分好みではなかった
●THE ALFEEの秋ツアーの日程とかぶりそうだ
●経済的理由（笑）
など…。

でも、それからしばらくして
THE ALFEEのライブとはかぶらないことは判明したし
まぁお金もなんとかなるだろう（その頃夏のボーナス直後だったし^o^;）。
リッチーは来ないかも知れないけれど、
来日公演100回目という記念すべきライブだし
ニューアルバムは個人的にはイマイチだったが
BON JOVIは、盛り上がる曲は99%外さずにやってくれるし…
と、行きたい気持ちの方が強くなってきたので、結局チケットを手配した。



17時30分開場・19時開演予定。グッズは15時から販売開始。
いつもだったらグッズを買うために早めに行くのだけど
今回は期間限定でツアーグッズのWEB通販があるというので、
送料はかかってしまうけれども、寒空の下で並ぶことを考えたら
こっちを利用した方がいいかな（^o^;、ということで
既に昨日の時点でツアーパンフレットとオリジナルテディベアを購入した。

通販は3日の昼12時からだったのだけど、
職場で13時半くらいに一度チェックして「うーん…くまどうしよう」。
真っ赤なレディースTシャツも欲しいけれども、
この先アルフィーのFinal Seriesのグッズで
それ相応のお金がかかるであろうことを鑑みると、くまとTシャツ両方は無謀だ。
くまは人気が高そうだし、数もそんなにはなさそうだ。
くま好きとしては、ここはやはり押させておきたい。
でも「どうしよう」という気持ちが拭えないので
ここは一旦保留とし、仕事が終わって帰宅した時点で
もしもまだくまが売り切れていなかったら、くまを買おう。
もしくまが売り切れていたら、Tシャツを買おう。そう決めた。

で、帰宅後MacBookを開いてサイトをチェックしたところ…くまはまだあった。
というわけで、パンフレットとテディベアで決定。
なんだ、意外と数を用意してるのか〜と思っていたが
数時間後にもう一度チェックした時には「品切れ」になっていた。
おぉ〜、タッチの差だったのか（^o^;。



てなわけで、水道橋到着17時30分。
ドームの周辺には人がウヨウヨ。
こんな時間だし、グッズ売り場も落ち着いているのでは？と思ったら大間違い。
えっ？！開演までに買い終わるの？ってくらいの長蛇の列（＠o＠）。

やっぱり通販利用しておいてヨカッタ。

期間限定おめかし中の東京ドーム。



入場はいつものように22ゲートから。

まずはトイレを済ませたら、売店でハンバーガーとお茶を買って
速攻で立ち食い（^o^;。

29通路を通って、座席を目指す。
本日の座席：1階3塁側　24列120番台。
1階スタンドの、半分よりもやや前で、やや左寄り。割と観やすい。

着席して、荷物や上着をまとめた後は、何をするでもなくただただボンヤリ。
場内に流れるBGMやアナウンスに耳を傾けながら
徐々に埋まって行く客席や、ビール売りのお姉さんを眺めるのみ。
いつも思うけど、BON JOVIの客層はホンットにいろいろだ。
メインはやっぱり40代かと思うけど、もっと上の年齢層の人もいるし
若者もいるし、外国人もいるし、主婦風、OL風、学生風、スーツ姿…
いろんな人が次々とやってくる。

リッチー来てないけど、お客さんいっぱい来るのかな？と
ちょっと気になっていたんだけど、とんでもなかった。
2階スタンドのてっぺんまでビッチリ！！！。

さすが世界のBON JOVI。
（'08年の2daysの二日目のガラガラは一体なんだったんだ…）。

開演10分前。


わかりにくいので、拡大すると…

「Showtime in 10minites」と表示されている。


着席して始まるまでの1時間、長いな…と思ったけど、あっと言う間だった。
19時ちょっと前になって、「間もなく開演です！」のアナウンス。
これぞ東京ドーム！という、ドォォオオオオオ！↑という歓声と拍手。
あーーー、なんかドキドキしてきた！。

場内に流れるBGMもボリュームが大きくなって、オーディエンスの気分を煽る。
アナウンスの後に2曲ほど流れた後に、場内暗転！。
オープニングのSEと、ステージ後方のスクリーンに
映し出される映像がめちゃくちゃカッコイイ（≧▽≦）。

ステージ上に、どうやらメンバー登場。
うぉぉぉおおおおおおおおおお！！！
という、オーディエンスの歓声が凄い！。
凄すぎてなんだかいきなりウルッと来た(ノ_＜。)。



てなわけで、以下、本日のセットリスト（笑）。

01. That's What the Water Made Me
02. You Give Love a Bad Name
03. Raise Your Hands
04. Lost Highway
05. Whole Lot of Leavi'n
06. It's My Life
07. Because We Can
08. What About Now
09. We Got It Goin' On
10. Keep Your Faith
11. (You Want to) Make a Memory
12. Captain Crash & the Beauty Queen From Mars
13. Born to Be My Baby
14. We Weren't Born to Follow
15. Who Says You Can't Go Home
16. I'll Sleep When I'm Dead
　　(Rockin' All Over the World〜Start Me Up〜Great Balls of Fire
　　 You Shock Me All Night Long）
17. Bad Medicine （Shout）

（アンコール）
18. In These Arms
19. Have a Nice Day
20. Wanted Dead or Alive
21. Livin' on a Prayer



アルフィーみたいに詳しくは書けないので（MC英語だし^^;）
とにかく印象に残ったことを羅列していこう。


今回、前日に大阪で1日、そして今日の東京で1日と
公演数が少ないためかオーディエンスの「待ってたよ」感がハンパない。
アタシの周りは、割と一人で来ている人が多かったんだけど
始まる前までおとなし〜く座っていた（そりゃ一人で喋ってたらアブナイ人だが）
地味めな主婦風や、真面目なOL風、休日スタイルおっさん風、
十数分前に到着して腕時計を気にしていたネクタイ姿のビジネスマン…
そんな人たちが、ライブが始まった途端に豹変！！！（笑）。
歌って踊って腕振り上げてノリノリ〜。
そうそう！これがBON JOVIのライブだよねー！そんな感じ。

もちろんアタシもノリノリ〜。
今回最新アルバムもそんなわけであまり聴き込んでおらず
M1、M7、M8あたりは「え〜っ、わがんね（^o^;」と戸惑いながらも
周りの人の動きを観ながら、一緒になってノリノリ〜。
BON JOVIの曲は、いずれも親しみやすいメロディで憶えやすく
口ずさみやすいので、あまり曲を知らない人でも絶対に楽しめると思う。
（トリッキーな変拍子とか、まずないから笑）。


少し前に、NHKのBSプレミアムでオンエアされた
「洋楽倶楽部 ボン・ジョヴィ スペシャル」で今回のツアーの様子が流れた時に、
なんだかここ2年くらいで、ジョンのおっさん化がかなり進んだなぁ（^^;
などと、かなり失礼な印象を持ったのだけど、
今日のジョンは、あの番組で観た時よりも数倍カッコ良かった（*^^*）。
昨日大阪でライブをして、翌日東京に移動してきて
そのまままたステージに立っているとは思えないバイタリティ。
BON JOVIは今年で結成30年だそうなのだけど、
観ているこっちが嬉しくなるほど元気だ。
またさぁ〜、3人（ジョン、デイヴィッド、ティコ）とも笑顔がイイよね〜。

ちなみにジョンの本編での衣装は、星条旗をモチーフにした革ジャン（？）に
インナーは赤いTシャツ。ボトムは黒いパンツ。


今回、リッチーがいないせいか、
キーボードのデイヴィッド・ブライアンの活躍の場が多かった気がする。
“I'll Sleep When I'm Dead”の間に挟んだメドレーコーナー（？）でも
“Great Balls Of Fire”で熱唱していたし、
アンコールで演奏した“In These Arms”も1コーラス目の一部を歌唱。
BON JOVIも、メンバーみんなが歌えるバンドなんだねー。

そういえば“Keep Your Faith”後奏でのハモンドオルガンも
カッコ良かったなぁ〜（*^^*）。
今夜のライブで、ちょっと、いやかなりデイヴィッドにヤラレたかも(^^;ゞ。

“Keep Your Faith”といえば、やはり後奏のギターソロがレスポール大会。
途中で持ち替えていたけど、ギタリスト二人ともレスポールを使っていた。
（レスポールといえば、“I'll Sleep When I'm Dead”で
　ジョンがゴールド・トップのレスポール・スタンダードを使っているのが
　なんだか妙に新鮮だった。ゴールドが似合ってたな〜）。

今回不在のリッチーの代わりを務めているのは、
カナダ出身のPhil X（フィルエックス）というギタリスト。
ギターの音色も、トーキング・モジュレーターの♪ウワウワ〜って声も
やはりリッチーとは違うけど（当たり前）、この人かなり熱い！。
“I'll Sleep When I'm Dead”のメドレーコーナーでは
“You Shook Me All Night Long”という歌でボーカルも披露したんだけど
巧いし声が高い！oｏＯ(ﾟﾍﾟ／)／。いや〜カッコ良かった。

そういや、このメドレーの時だったか忘れたけど
ジョンが何かの曲をオーディエンスに歌わせようとしたんだけど
歌詞をわかっているオーディエンスが少なくて
ちょっと「シーーーー・・・・・ン」みたいな空気が流れたのが
申し訳ないけどちょっと面白かった（^o^;。


それはそうと、
アタシのようなテキトーな俄（にわか）ファンですら
リッチーがいないとやっぱりちょっと寂しいなぁと思うのに
《物凄いBON JOVIファン》の人は、
リッチーの不在をどのように受け止めてるんだろうか。
《物凄いアルフィーファン》のアタシとしては
もしもだよ、3人のうち誰か一人が何らかの理由で離脱して
他の誰かが代役でライブに出てきたとしたら
それはもうもはやTHE ALFEEじゃないでしょ、という気がするのだけど
そこまでの感じではないのかな。
確かに今日のライブを観る限り、ちゃんとBON JOVIだったけども。
バンドって不思議だ。

どういうわけか、“(You Want to) Make a Memory”を聴いている時に
リッチーがいないことが、なんだかとても切なく感じられて
ちょっとグッときてしまった。
あとはやっぱりアンコール最後から2曲目の“Wanted Dead or Alive”。
ここもやはり今までリッチーが歌っていた部分をデイビッドが歌っていたけど、
この歌ではジョンの隣にリッチーがいないと、
やっぱりちょっと物足りなくて寂しい感じがした。


もとい、セット（即ちスクリーンに映し出される映像）と
ライティングも物凄く凝っていてカッコ良かった。
1曲目の“That's What the Water Made Me”は
水がしたたり落ちるような幻想的な映像。
1曲目に相応しく、BON JOVIの世界に吸い込まれて行くような感じだ。
最新アルバムからの曲は、ジャケットのイラストと同じイメージ。
それを実際のライブ映像と合成するという演出。
映像にはメッセージ性もあって、ついついそっちに見入ってしまう瞬間も。

“Lost Highway”や“Whole Lot of Leavi'n”は
車のボンネットの上にカメラを置いて走らせて撮ったような映像。
“Bad Medicine”は、スケルトン、つまり骨までスケスケの
セクシーな女性達がクネクネとダンスしている映像。
照明も、ドームの広さを活かした演出になっていて素晴らしかった。

でも、なんと言っても最高の演出は“Wanted Dead or Alive”かな。
曲の前のMCで、ジョンが
「みんな、セルラーフォン（携帯電話）持ってるだろ？。
　それを出して電源を入れてライトをオンにしてごらん」

すると、オーディエンスが銘々の携帯電話を取りだして
それに付属しているライトを点灯させて、ペンライト代わりにして振り始める。
ドーム中が星のような小さな光でいっぱいになって、
思わずウルッと来るほど綺麗だった。

グッズでペンライトも売っているんだけど、全員が買うわけではないし
携帯電話だったら殆どの人が持ってるもんね。
巧いこと考えたもんだ！。…というか、時代だね〜。
ライブ中、みんなフツーにスマホや携帯で写真撮りまくってるし
（特に禁止されてないし、開始前のアナウンスでも、
　「公演中、携帯電話・メディアプレイヤー端末・デジカメ以外での
　　撮影はご遠慮下さい。フラッシュ撮影もおやめ下さい」と案内している。
　　…じゃぁ何で撮影するのがダメなんだ？！^^;って気もするんだけど）
中にはデジカメやiPadで動画撮ってるツワモノもいるくらい。

アタシもデジカメを持っていってたんで
1枚くらい公演中の写真を〜とは思っていたのだけど、やっぱダメだね（^^;。
本番が始まってしまうと、撮影なんかに気を取られたくない。
生の、肉眼で観るステージを、一時たりとも見逃したくない。
そんな気持ちが働いちゃって。
iPhoneも電源切ってカバンにしまっちゃってたんでライトの点灯にも参加せず。
（だって起動に時間がかかるんだもの）。
でも、観てるだけでも大満足の素敵な演出だった。


オーラスは“Livin' on a Prayer”。
もう有り得ないくらいの盛り上がりだった。
老いも若きも（笑）「♪ウォーオー！リ〜ヴィオナプレィアー！(^O^)／」って。

と、同時に「あー、もう終わってしまうんだなー」という寂寥感。
賞味2時間半くらいかな。驚くほどあっと言う間だった。
最後はジョンが、オーディエンスに手を振って
ステージの中央の奥の方に消えていくんだけど
その後ろ姿を観ていたら、
なんだかとっても切なくなってしまったよ（・_・、）。

何年かぶりでやってきて、次にやってくるのはまだいつだかわからない。
もちろん「また戻ってくるぜ！」とジョンは言っていたけれど。
海外のツアーまで追っ掛ける人もいるだろうけど
大半の人は、現行のツアーは昨日と今日（あるいは昨日か今日）で
1回ないし2回観てオシマイだろう。
それを考えたら、毎年毎年しかも1年に何回も
ライブを観られるアルフィーファンの自分は幸せだなぁと。
今以上に1本1本を大切に観て聴いて楽しまないとバチが当たるな。


あ〜、楽しすぎたよBON JOVI。
迷ったけど行って大正解。
今度また日本に来てくれたら、やっぱりまた行こう！。

コメント 7

BON JOVI！良いですねぇ（＾＾）ｂ
リッチーがいないのは確かに寂しいですが、
セットリストが私の様な更に俄ファンにも
わかりやすくて良いですね（＾＾）
写メも録画でさえもＯＫの様ですし・・・最近、
開演前のステージも撮影禁止と言うお芝居
に行ったので、ちょっとうらやましいです（＾＾；）
でも、ＯＫって言われても私もやっぱり生で
見たいって思うんだろうなあ（＾＾）
by なおち (2013-12-05 07:44) 

＞なおちさん
外タレのライブは、撮影可が多いということは
前回のBON JOVI来日時に学習したことではありますが
普段撮影NGの環境に慣れきっているので
本番中に写真を撮りまくっている人を見ると、どうしても戸惑いますね。
暗がりの中、液晶モニタの明るさが
気にならないと言えばウソになりますし（^^;。
撮影はプロにお任せして、自分はやはりライブに集中したい派ですね。

もとい、決して期待を裏切らないセットリストはさすがです。
でも久々に、ちょっと前の歌い上げるバラードなんかも
聴いてみたかったな、という気もします。

by 梅屋千年堂 (2013-12-05 19:20) 

わぁ、梅屋さん行かれてたのですね！
僕もアリーナにいましたよー。
ALFEEのツアー行けてないのに、BON JOVIを見に行っている不届き者です。
撮影OKにはビックリでした！
実はちゃっかり撮影してしまいましたが、なんか悪い事してるみたいで落ち着かなかったです（≧∇≦）
by マイパパ (2013-12-06 00:52) 

＞マイパパさん
まぁ！土偶…じゃなくて奇遇ですねー。
しかもアリーナだったんですか！羨ましいです〜。
とても楽しい時間でしたね…（「…」に切なさを表現してみました笑）。
メンバーはもう帰っちゃったし（というか次のツアー先への移動かな？）
なんだか今思い出しても「あれは夢だったのでは？」という感覚です。

通販で買ったパンフとくまが待ち遠しいです。

by 梅屋千年堂 (2013-12-06 01:24) 

お疲れ様でした！

リッチー不在... 数年前からアルコール依存症でしたし、予兆があったぶんだけしょうがないのかなーって感じがしますね。

しかし通算１００公演目ですかぁ... Mr.Bigみたいなことになってますね。今年のツアー収益も全世界で２位か３位だったようで、衰え知らずですね...
by ガブリエル (2013-12-06 03:12) 

梅屋さん‼︎
Because We Canだよー！We We(^ ^)
クマさんチョー可愛いです。
クマさん持って記念撮影してる人いっぱいいました。
by マイパパ (2013-12-06 15:40) 

＞ガブリエルさん
ベンチャーズにはかなわないけど（笑）来日公演100回って凄いですよね。
しかもBSプレミアムの番組で、「今年だけでライブ本数100本を越える」
って言ってたんですけどホンマかいな？！と吃驚仰天。
世界を股に掛けて3日に1回ペースって凄すぎませんか(゜д゜)。
どういう体力なんだ？！と思いますね。

次に日本に来るときには、リッチーが戻ってきてるといいな、と思ってます。
（Phil Xさんもカッコ良かったけど）。




＞マイパパさん
ウィーウィー！（^o^;。
うわぁ〜！なんて堂々と間違えてるんでしょうアタシったら(￣口￣；)。
というわけで速攻訂正しました。ご指摘ありがとうございました。
…最新アルバムをちゃんと聴いていないことが
ここでも露呈してしまいましたヘ( ;^^)ノ。

もとい、
くま、そんなにカワイイですかー。
座高26cmって結構デカいな…とちょっとだけひるんだんですが…。
届くのがますます楽しみになりました♪。

by 梅屋千年堂 (2013-12-06 20:34)