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新薬師寺 [JOURNEY]

今年のネタは今年のうちに《其の二》。

大阪へ着くやいなや、近鉄線に乗って奈良へ。
なんだかここ数年、この行動が定番のようになっている。

今回赴いたのは、新薬師寺。
時間節約のため、駅からリッチにタクシーで向かったのだけど
あんまり細い道を入っていくんで、ちょっと驚いた。

ここが新薬師寺。これは東門。ここからは入れない。
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ここが入り口、南門。
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まったく人がいないわけではないけれど、大人の観光客が数人程度。
いかにも《古刹》とい表現がぴったりの小さくて静かなお寺さんだ。

が、元々は天平19(747)年に、光明皇后が聖武天皇の病気平癒を祈願して
創建された、七堂伽藍を有する大寺院だったとのこと。
それが落雷や大風で、ほとんどの建物が焼失・倒壊してしまったのだそうだ。

元々は修行を行うためのお堂だった建物が、現在本堂として使われている。
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ここでの目玉は、なんと言っても十二神将立像である。
特に有名なのがこの方。500円切手にもなっている伐折羅(バサラ)大将。
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ここにある十二神将立像の中でも、表情・ポーズともカッコ良さが際立っていて
切手になるのも納得〜なのである。

ちなみに、これら十二神将立像の名称だが
新薬師寺が伝える名称と、国が国宝として指定している名称とが異なっていて
お寺で伐折羅大将と呼ばれている立像は、
国宝としては迷企羅(メキラ)大将ということになっている。
伐折羅の方がカッコイイじゃーん(なんちゃって笑)。

境内の脇にある庫裏では、
十二神将が作られた当初の彩色を再現するプロジェクトのビデオが流れていて
これまたなかなか興味深い内容で、思わず最後まで見入ってしまった。


写真から静けさが伝わるかどうか分からないけど…
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小さいお寺さんながら、何故だかホントに居心地がよくて
本堂の中もぐるぐるぐるぐる回っちゃったし、
なんだか思いの外長居してしまった。

そんなこんなで時間がなくなってしまい
本当は東大寺ミュージアムにも行くつもりだったのだけど今回は断念。
春日大社をブラブラしながら駅に戻った。

雨上がりの下の禰宜道(ささやきの小径、とも言われている)。
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意外に人がいなくて静かだなーと思っていたら、
さすがに本殿の方は人がいっぱいだった。
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いや、でもこんなのは序の口だろうな。
元旦から三が日にかけては、きっと物凄いことになるのだろう。


突然ハイコントラスト白黒写真だけど(^^;ゞ、本殿横の回廊。
…ズラッと。
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「だれかせんべこうてくれへんかの〜」
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と訴えているように見えた。



それはそうと、天気がよくて本当にヨカッタ。
寒さも少しやわらいでいたし、木漏れ日が気持ち良かった。
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次こそ東大寺ミュージアムへ行くぞー!オー!。
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きゅう

以前新薬師寺に行ったときにみた地図はとても簡略化してあって「興福寺の門をでてからすぐ」に思えたのですが歩いた歩いた…でした。

迷企羅(メキラ)と最初にきいたときに「make it love」と頭に浮かんだ罰当たりな私です。

東大寺ミュージアムは時間的に行かれなかったのですね。
(あと興福寺国宝館の「期限切れてます」体験も)
間違いなければ「不空羂索観音立像」と「宝冠」の展示が1月14日までなのです。今は宝冠をおろしてガラスケース展示なので目前で見ることが出来ました。展示が終わって法華堂に戻ったときは3.6メートル上の頭上に戻ってしまうので。

by きゅう (2013-01-02 22:54) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
「新薬師寺→」みたいな道標があちらこちらにたくさん掲げられていたので
きっと道に迷って辿り着けない人も多いんだろうな、と思いました。
方向音痴なアタシは「タクシーで行ってヨカッタ…」と痛感したのでした。

時間があったら興福寺へも行って
阿修羅ファンクラブの更新もしてこようと思っていたのですが
(会員証をみたら、期限が2012年12月28日でした)
こちらも時間がなく断念。
仮眠の時間を割けば行かれないではなかったのですが
なにしろ睡眠不足が続いていたのと
せっかくの「眠りにこだわった」ホテルだったので
寝ておかないともったいないなと(笑)。

また今年の年末のお楽しみにとっておきます。

by 梅屋千年堂 (2013-01-03 00:09) 

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