ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『ハリー・ポッターと死の秘宝　Part 2』を観に行く予定の方は要注意。

昨日、また地元の映画館で観てきた。
その日のうちに感想を書こうと思っていたのだけど
帰宅後に（例によって）原作を読み返していたら
真夜中になってしまったのだった…（^^;。

『Part 2』公開前に、復習上映会として『Part 1』の上映をやっており
「行きたいな〜」と思っていたのだけど、何かと忙しく
（他にいろいろ観たい映画もあったからね）観に行かれず。
レンタルショップに馴染みもないので、DVDを借りることもなく、
そしてもちろん買うこともなく…。
ならばせめて原作をパラパラと斜め読みしてから…と
思わないではなかったが、これも時間がなく…。

結局復習ゼロの状態で観に行ったわけなんだけど
もう『Part 1』がどこで終わっていたかもよく憶えてなくて
冒頭のドビー埋葬のシーンで「あぁ、そうだった」と思い出す始末。
ほんの数分でいいから、《Part 1のあらすじ》的な場面を
最初に入れてくれたらヨカッタのになぁ(^^;ゞ。

改めて原作を読み返してみて、
『Part 1』同様、原作に忠実・かつ丁寧に作られていてるなと思った。

とは言っても、原作ではサラッと触れられていただけの場面
（例えばロンとハーマイオニーが秘密の部屋で分霊箱を破壊する場面）が
映像化されていたり、逆に原作でかなりページ数を割いて説明されていた
ダンブルドアの若気の至りが省かれていたり、
フレッドが命を落とす場面も省略されていたり、
あるいはネビルがルーナのことを好きだと言ってみたり、
「ほほぉぅ〜…そうきたか」なんて思うところも多々。


何故ヴォルデモートがスネイプを殺しても
ニワトコの杖がヴォルデモートの完全な所有物にならなかったのか、
という説明も、映画ではいまひとつ分かりにくかった気がするのだけど
このあたり、原作を読んでいない人にも理解出来たんだろうか？。

ヴォルデモートとの死闘の後、
ハリーがそのニワトコの杖をどのように処分（？）するかも
原作と大分違っていて、その潔さはある意味カッコイイけど
なんだか呆気ない感じもした。


と、原作を比べちゃうと「えぇっ？！」って部分は数あれど
手に汗握るシーンの連続で、
ハッと我に返るとホントに肩とか拳に力が入っていて
映画としては本当に素晴らしく面白い作品だった。

まさか『ハリー・ポッター』シリーズが
こんなにもそうだいな物語（映画）になろうとは…。
戦闘シーンなどは、
『THE LORD OF THE RINGS』を彷彿とさせるほどのド迫力。
いや、3Dである分、『THE LORD〜』よりも凄かったかも。

こういうシリーズモノ（特に特撮モノ）っていうのは
撮影技術の進歩も肌で感じられるのが楽しい。
『ハリー・ポッター』も、シリーズ最終作にしてついに3D。
なんというか…ホグワーツを照らす朝の光にまで
立体感が感じられて「これはスゴイ！」と思った。

一作目からずーっと出演し続けた役者たちも
10年間よく頑張ったなーと思う。
これだけ染みついてしまったイメージを払拭するのは
なかなか大変だと思うけど、今後も頑張って欲しい。

ちょっと前にNHKのBSでトニー賞授賞式を観ていたら
ハリー役のダニエル・ラドクリフが、
『How to Succeed in Business Without Really Trying』
（努力しないで出世する方法）というミュージカルに出演して、
歌って踊っているのを観たけれど、これがなかなか巧くてビックリ。
なんだか彼の並々ならぬ努力みたいなものが感じられて
思わず「頑張れ！」と応援したくなった。



映画のラストは、原作と同じ19年後のシーン。
あぁ、ついに終わってしまうんだという寂しさが押し寄せて
なんだかちょっと泣けてきた。

原作を読んだときもしかり、
朝ドラの『ゲゲゲの女房』を観ていた時もしかり、
アルフィーや小田さんのツアー・ファイナルもしかり、
長きにわたり、自分を楽しませてくれたものが終わってしまう時の
あの充実感と寂しさは、なんとも言えない。


なかなか良かったから2Dでもう一度観ようかな…。

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• 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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余談だが、今回のパンフレットの内容のなさにひっくり返る。
イントロダクションもなければ、ストーリーもなく、
出演者や監督のインタビューもなく、
アタシが一番楽しみにしているプロダクション・ノートもない。
あるのは写真（これまでの前7作品のも含む）と、
出演者およびスタッフの略歴のみ…。
あ、それと巻末のグッズの宣伝（笑）。

大作映画なのに、こんなショボいパンフレットは久々だ（^^;。



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さぁ！次は『トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン』。
29日公開だけど、28日（木）に先行上映があるんだよね〜…。
行っちゃおっかな…（^o^;。

コメント 2

私も見てきました。もちろん、３Ｄで。

１９年後のジニー、ちょっとモリーおっかさんを意識してあるのか
ふっくら気味につくってたように見えました（笑）

公開が終わってしまわないうちに、２Ｄも見に行こうと思います。

by 汐琉 (2011-07-21 19:19) 

＞汐琉さん
19年経ってもあまり変わってないハーマイオニーに対して
ジニーはちゃんと（笑）おばちゃん化してましたよね。

ドラコもちゃんと大人になって、
子供をホグワーツに入学させていましたね。
やっぱりハリーの子供とは侃々諤々やっちゃうのかなぁ…
なんて思ってしまいました。

大人になったハリーの職業は、やはり闇払いなんでしょうかね。

by 梅屋千年堂 (2011-07-21 22:23)