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コクリコ坂から [Music,Movie&Musical]

なんと!20年ぶりにジブリ作品を映画館で!(^^;。
(実は『おもひでぽろぽろ』以来だったりして笑)。

以下、映画の内容に関するネタバレ若干あり。
これから『コクリコ坂から』を観にいく予定の方は要注意!。

どーすっかな〜と思いつつ、横浜が舞台というそれだけの理由で
とりあえず観てみることにした『コクリコ坂から』。

これまで、仕事帰りのレイトショーでは
何度となく爆睡してしまった経験がありながら
今回も性懲りもなく仕事後のレイトショー。

しかも世間で言うところの《三連休》は連日忙しくてクッタクタ。
火曜日がMY週末のアタシとしては、疲労のピークもピーク。
多分…9割5分、寝ちゃうだろうなぁ…と思っていたのだけど
意外なことに最初から最後まで目はパッチリ(・o・)。

じゃぁそんなに面白かったのかと言うと…いや別に(^o^;。

実にまったりと進行していくストーリー。
起承転結がないではないが、起伏は乏しい。
なんだけれども、次の展開が気になるのである。

しかしながら、その展開も「なぁんだ(ありがち)」だったりして。
まぁ、原作が'80年頃の少女漫画だというから仕方ないか。

ジブリのアニメは、どうしても登場人物の顔がみんな同じに見えてしまう。
そこがど〜も今一つ好きになれない理由だったりもする。

『コクリコ坂から』も、ご多分に漏れず
人間は《いつもの顔》なんだけど(^^;、
背景の美しさなんかはさすがジブリだな〜と思う。
特にこの作品では空の色がいちいちきれいだな、と思った。


1963年の横浜が舞台ということなのだけど
えええ〜っ?!当時の横浜(山手の方)って
まだこんなに田舎だったんだ〜!!!(@o@)なんて、ちとビックリ。
当時自分はまだ生まれてもいないから当たり前なんだろうけど、
(と言ってもたったの4年前なんだけど^o^;)
そんな昔の横浜の風景を観ても懐かしさは、殆どない。

物凄く昔の桜木町駅とかが出てくるけど、
その駅舎はアタシの記憶の中にはないので、よく分からない。
市電が走ってるけどそれもいまいちピンと来ない。

ただし、主人公の二人が夜の山下公園を歩くシーンがあるんだけど
こればかりは「あっ!山下公園だ!」とすぐわかった。
当時まだ出来て間もないマリンタワーも出てくるし、氷川丸も登場する。
公園内に今ほど木々が生い茂っていないので
公園の海側を歩く二人の背景に、
ホテル・ニューグランドが映っているのもハッキリ分かる。
この場面に関しては「おぉ〜(*^^*)、横浜だ!」だった。

(そうそう、あと主人公のお母さんの靴がミハマっぽかったんだよね〜)。

さっき自分はまだ生まれていないと書いたけど
それでも劇中で使われている日用品などには懐かしい品々が多かった。
足踏みミシンとか、肉屋の秤とか、ガリ版刷りの道具だとか、
買い物カゴとか、学生鞄とか、木の電柱とか。

さりげなさ過ぎて笑ったのが、アンクルトリスの爪楊枝入れ。
あれを見つけて「あぁっっ!!!(嬉)」と思った人は多いはず(笑)。


主人公の海ちゃんは、1963年に高校2年生(17歳)。
てことは1946年生まれってことか。
小田(和正)さん世代ってことだな。
小田さんあたりがこの映画を観たら
「おぉ〜!、懐かしいなぁ!」って感じになるのだろうか。

なんだか、当時の横浜に
本当にタイムスリップしてみたい気持ちになった。
(そのむか〜し桜木町にあったヤマハホールとか
 今の自分のこの目で見てみたい…)。


ちなみに、オープニングで流れる音楽がいいなぁ…と思っていたら
それは武部聡志氏の仕事であった。

コクリコ坂から サウンドトラック

コクリコ坂から サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/07/13
  • メディア: CD





さ〜て、明日は嵐の中『ハリー・ポッター』を観に行くぞ!(爆)。
(そして結局『SUPER 8』と『マイティ・ソー』は
 観ないで終わりそうな予感…^o^;)。


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今日観た予告篇では、コレ面白そう!。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』


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《追記》7/20 13:56
さきほど父親に、昨日『コクリコ坂から』を観てきた話をしたところ
「オレ、脚本読んだぞ」と自慢げにこれを持ってきた。

脚本 コクリコ坂から

脚本 コクリコ坂から

  • 作者: 宮崎 駿
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/06/11
  • メディア: 単行本


映画を観ずに、脚本から読む父…。
我が親ながら面白いことをする人だ(^^;。
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コメント 6

えの

いまだにジブリ作品を観たことがなかったりします・・・。
今さら手を出すにはジブリと北の国からは作品が多いな、ということで。

この映画の予告を見て、往年の大映テレビのドラマを思い出したのは
私だけではないような気がします。

そういえば、帰宅したら秋ツアーのお知らせが届いていました。
今回はカレンダーに貼るシールじゃないんだなぁと眺めていたら
カレンダー用シールは別途届くとか。
武道館2本と大阪城ホールだけ‘Final Series’となっています。
冬イベみたいな感じでしょうか。
by えの (2011-07-20 01:49) 

梅屋千年堂

>えのさん
『北の国から』!!!観たことのない方がここにも!。
…仲間です(笑)。
「観たことないし、興味もない」と言うと、結構珍しがられます(^^;。

ジブリは…『ナウシカ』『トトロ』『魔女宅』…
個人的にはこのあたりが一番イイですね。
あとは、ちゃんと観たことはないのですが
『天空の城ラピュタ』は四半世紀前の作品とは思えないほど
作画が美しいですよ。

ジブリは金曜夜に日テレでよくやってますが…
Kトラ時間なので結局観ないんですよね(^^;ゞ。

去年暮れだか今年の初めだかに
王子が「今度から武道館はイベントみたいにする」的なことを
言ってましたよね。
スペシャルな内容(セットリスト)になるのかも知れませんね。
期待大です!。
しかし初日が八王子って…遠っ!
…と思ったんですけど、実は越谷より早く帰宅できそうでした(^^;ゞ。

とりあえず明日はFANTAのニコ動を忘れないようにしなくては!ですね。

by 梅屋千年堂 (2011-07-20 02:14) 

ゆき

私、ジブリを映画館では観たことがなく(^^ゞ
そう、もっぱら「金曜夜の日テレ」です…
『ナウシカ』『魔女宅』は、私も好きな作品です。
『コクリコ坂』は主題歌がとても気に入っています。
来月横浜に行くので、観てみようかなぁと思ったりしてます。

先日この「金曜夜の日テレ」で『海がきこえる』が氷室冴子さん原作、というのを知って、録画。
中高生の頃、この氷室さんが好きで、ほぼ全作品読んでいたので、なんだかとても懐かしくなって…
が、この「海がきこえる」は読んでない(汗)
まず原作を読んでから、観ようかなぁ。

と、観たい、読みたい、と思うものが増える一方で、全然消化できないのですが…(^^ゞ

by ゆき (2011-07-21 02:58) 

梅屋千年堂

>ゆきさん
『コクリコ坂から』に出てくる横浜の風景は
今の横浜とは随分違いますが
当時のあのあたりを良く知る母に尋ねたところ
「そんな感じ(結構田舎)だったよ」とのことでした。
そんな昔の横浜に思いを馳せつつ、
今の横浜でこの映画を観てみるというのも面白いかも知れませんね。

余談ですが、昨日映画館の売店で
たまたま『コクリコ坂から』の原作マンガを見掛けて
パラパラっと見てみたのですが、コテコテの少女漫画で
ちょっとビックリしてしまいました(^o^;。

by 梅屋千年堂 (2011-07-21 15:49) 

ちゃあ~

梅屋さん

昨日、私も”横浜が舞台”というだけで、観てきました。
50年前の山手って、あんな感じなの~?って、思いましたよ。
あの活気ある商店街は、元町?じゃないよねぇ、なんて。

カルチェラタンの立て看板とかは、自分の大学時代の部室棟や、記念館!を思い出すし、学校の雰囲気では、娘どんや、息子ちゃんの学校が古かったら、あんな感じかな、と思いを馳せながら見てました。

ストーリーは、パッとしないんだけど、ノスタルジックと風景の美しさが魅力的でした。

市電のようなものは、行先が「三○口」となっていたから、京急かな、と思ったけど、違うかな?他の観客もそんな風に見てたみたいだけど。


by ちゃあ~ (2011-08-12 09:44) 

梅屋千年堂

>ちゃあ〜さん
>>50年前の山手って、あんな感じなの~?
って感じですよね。
まぁでも結婚前にあのあたりで働いていた母の話では
新山下のあたりは結構あんな感じだったとのことでした。

市電の場面は…6月の小田さん@文体で
「…この階段から、市電が走っていくのが見えまして
  それを見て急いで降りていくヤツが何人もここから転げ落ちる…」
というMCのことを思い出しながら観てました(^^;。
港南学園の生徒達は大丈夫だったんだろうか…(笑)。

アタシ達が5歳くらいの時まで、横浜にも市電が走っていたそうなんだけど
自分の記憶の中にはもう地下鉄しかないんだよねぇ…。

by 梅屋千年堂 (2011-08-12 22:00) 

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