ブラック・スワン

久しぶりに、3Dメガネなしで観た映画。

以下、若干ネタバレあり。
これから『ブラック・スワン』を観に行く予定の方はご注意下さい。

しかも上映時間は1時間50分。
2時間超の映画が普通になりつつある昨今、
この上映時間はなんだかとても短く感じるが
実際観てみると、そんなことは全く感じさせない濃密な映画だった。

物語は、優等生的なバレエダンサーが、待望の主役に抜擢されたものの
その役柄の難易度の高さゆえ、徐々にそのプレッシャーに押しつぶされて
精神的に追い詰められていく…というようなもの。

そんなに珍しい物語でもないし、
登場人物の描き方も古典的かつ典型的すぎて
（母親に溺愛されてきた清純な主人公が白とピンクを基調とした
　メルヘンチックな部屋に住んでいるとか、
　女たらしの演出家とか、自暴自棄の落ち目のプリマとか、
　主人公とは正反対なキャラクターのライバルとか…^^;）
設定に目新しさはないけれど、
主演のナタリー・ポートマンの演技が凄絶過ぎて
終始手に汗握り、眉間にシワ（笑）。

約1年に及ぶ過酷なトレーニングで得た
無駄のないダンサー体型はもちろんのこと、
だんだんコワレていくサマが真に迫って実に怖い。
（それを手助けしている特殊メイクもまた怖い^^;）。
観ているこっちも、映画の中で起こっていることが現実なのか、
それともニナの幻覚・妄想なのかがよくわからなくなってくる。
舞台の前日から当日本番にかけてのシーンなどは
その最たるもので、「えっ？！なに？！マジ？！」などと
怒濤に飲み込まれていくうちに、衝撃の（？）ラスト。

破滅か、昇華か。
自分の思いを果たすことが出来た主人公…
ある意味これはハッピーエンドなのかも？。

おっかないけど、美しい映画だった。

というか、こないだ観た『ガリバー旅行記』と対照的過ぎ…（^^;。


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《オマケ》
「来場者プレゼントで〜す」と配っていたので
思わず手を伸ばしてもらってきてしまったが…

もらったところで実はちょっと困ってしまうシロモノ
＝ポスターだった（^o^;。
もちろん部屋に貼ったりしないが、捨てるのもなんなので
折りたたんでパンフレットに挟んどいたけど。

でもさ〜、改めてナタリー・ポートマンって美しいね〜。
好きな顔だなぁ〜（*^^*）。





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そして・・・

祝！オリコン初登場第3位
THE ALFEE『Let It Go』

素直に喜ぼうではないか！。
ヨカッタヨカッタほんとにヨカッタ。


まだまだ絶賛発売中♪。

Let It Go(A)

• アーティスト: THE ALFEE
• 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
• 発売日: 2011/05/03
• メディア: CD

Let It Go(B)

• アーティスト: THE ALFEE
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• 発売日: 2011/05/03
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こちらからもどうぞ。

コメント 9

ちょっと怖そうだけど、観てみたい映画です（＾＾）ｂ
ナタリー・ポートマンは『スターウォーズ』にも出てた様ですが、
どうしても『レオン』のイメージが強くてこの映画のＣＭを見た時
思わず『まあ、大きくなって』と親戚のおばちゃんの様な感想を
言ってしまいました（＾＾；）
by なおち (2011-05-12 09:19) 

倉敷明けの連勤お疲れさまでした。

春先は忙しいし、ｍｙ初日大阪までレポ見ないで我慢しよう、と心に決めていましたが、なぜか、朝のTV番組でブラック・スワンの冒頭を観たためか、ひょろりとネタバレゾーンに踏み入れ、ネタバレ区域を一気読みしてしまいました。（笑）

内容の濃い1時間50分だったのですね。ますます、気になって来ました。カナリカナリ！！

レオンが作られたのは、元祖二人のSEASONが出来たころかしら・・・。
子役のナタリー・ポートマンと今のナタリー・ポートマン。
ＴＶではまだ無口だったころの「高見沢さん」と今の「王子」。

やはり、時の流れはかなり人間を変えるようです・・・。
でも、変わっていくところも、変わらないところも、あって、ずっとアル中でよかった・・・なんて。

日常のすべてを発散して、そして元気をもらって帰るアルコンとは、真逆のぎゅ～っと体を硬くする覚悟をして観に行きますね。


by ゲゲゲゲゲの鬼太郎 (2011-05-12 17:11) 

＞なおちさん
『レオン』のナタリー・ポートマンは鮮烈でした。
が、やはりアタシは劇場で『レオン』を観ていないせいか
（後々テレビでは観ましたが^o^;）
やはりパドメ・アミダラのイメージが先行します。
あのパドメが、今度は自らダークサイドに墜ちて行くとは…
って、違う映画でしたスンマセン（笑）。

ホントに「まぁまぁ！いい娘さんになって〜」という感じですね（笑）。
それがもう間もなくママになろうというんですからねぇ〜（シミジミ）。




＞ゲゲゲゲゲの鬼太郎さん
ネタバレ区域に立ち入ってしまいましたか…(￣ー￣)。
まぁでもこの映画に関しては、重要な部分に関するネタバレはしてない…
（と、思う…^^;）ので、是非とも劇場に足を運んで
ご自身の目で、濃密な1時間50分を堪能してきてくださいね。

『レオン』は'94年なので、元祖“冒険者たち”の頃ですね。

先日、何の気なしにその昔発売になった
『ARENA37℃』の復刻版を眺めていたら
随分昔の記事で
「僕らはライブ中心にやってきた。これからも変わらない」
みたいなことが書いてあって
なんだよ、ホントに変わってねぇなぁ〜（笑）と、
ちょっと嬉しくなった次第です。

確かに時の流れは人を変えるかも知れませんが
案外根っこのところは変わらないものなのかも知れませんね。

by 梅屋千年堂 (2011-05-12 20:33) 

こんばんは^^;
なんと!! ワタシも実は昨日、ブラックスワン観に行ってました。
ひょっこり覗いたらこの映画のネタで、びっくり～!!
私は終わった後、ドッ・・と疲れました(笑)
全ては見る側の判断に委ねられてる気がしました。
終わってからもなんだかドキドキ。
緊張と開放、色んなシーンが断片的に残像として残りましたね。
ナタリーポートマン、スゴイ!!

帰りの車の中でLet　It　Goを大音量で聴きました。
怖かったのをふっとばしたかったのかも・・・^^;

お疲れ様でした(^o^)丿

by あらせこにしき (2011-05-12 21:47) 

＞あらせこにしきさん
また何かと忙しくなるからと（笑）、
封切り日のレディースデーで混雑が予想されるにもかかわらず行ってきました。
あらせこにしきさんも観ていらしたのですね（^_^）。

>>緊張と開放、色んなシーンが断片的に残像として残りましたね

確かに、今でもいろんなシーンが鮮烈に、しかし断片的に思い出されます。
様々なストレスがあらゆるところに存在する昨今
有り得なさそうでありながら、実は誰にでも起こりうる、
そんなお話だったような気がします。
生真面目で一途な人ほど危険に陥りやすいのかも知れません。

…アタシ気楽に生きよっと（笑）。
（↑おめーはもう十分お気楽に生きてんだろ！と突っ込まれそうですが^^;）。

by 梅屋千年堂 (2011-05-12 22:02) 

そうですよね、お気楽に行きましょ～！

狂喜乱舞は広島で!!(笑)

今週は多忙そうでしたので・・・
できるだけ睡眠とって下さいね(^^)/


by あらせこにしき (2011-05-12 22:30) 

＞あらせこにしきさん
ニナとリリー…
やはりいろんなことを経験した方が
《表現者》としては有利なのかも知れないなと思いました。
（だからって薬物はだめですよ、薬物はっ^^;）。
人間、時には自分を解き放つことが必要なのです。

…というわけで、日曜日は広島で心を解き放つのデス(￣ー￣)。

>>できるだけ睡眠とって下さいね(^^)/

ありがとうございます。…努力します(^^;ゞ。

by 梅屋千年堂 (2011-05-13 01:12) 

今日、ブラック・スワン観てきました。
時間は短くても、【濃い】映画だったなぁ。
設定もベタですけど、
その分ニナの思いがこちらによく伝わって来たし
お話の世界にもスッと入りやすかったです。

このお話がハッピーエンドかどうかは
観る人によって評価が異なるのでしょうね。
最後、観客席にいた嬉し泣きの母親を見つけた
ニナの表情がとても印象的でした…。


映画とは関係ないですが(^_^;)
来週、小田さん@横浜文化体育館行きます！
横浜文化体育館、前に行ったのいつかしら？
と思い返してみたら…
１９９０年１２月のALFEE以来でした(^_^;)
by まあち (2011-05-31 16:28) 

＞まあちさん
ベタで濃いけど、観ても後悔はしない映画ですよね。
ちなみにあのお母さんの涙は嬉し泣きだったのでしょうか。
実はアタシにはそう思えなかったのです…。
このあたりも観る人の判断によるところかもですね。

アタシも行きますよ〜文体。
初日だけですけど（9日はアルフィー＠越谷なので）。
アタシも文体は90年以来です。
が、アルフィーじゃないんです。杉山清貴なんです。
その年のアルフィー＠文体はどうしたんだって？？？。

実は熱出してブッ倒れてどうにもこうにも体が動かず、
泣く泣くキャンセルしました_|￣|◯。
チケットを取っていたライブを欠席したのは
後にも先にもあの1回限り…。忘れられない悔しい思い出です。

by 梅屋千年堂 (2011-05-31 20:48)