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ゴーゴー ミッフィー展 [EXHIBITION]

横浜そごうで開催中の、可愛すぎるミッフィー展(*^^*)。

子供から大人まで、幅広く愛されているキャラクター、
ミッフィーの展覧会だから、平日とはいえ結構混んでいるのでは
ないだろうかと思いながら行ってみたけど
まだ午前中だったせいか、あるいは雨のせいか、
中に入ってみたら嬉しいくらいガラガラだった。
(ガラガラなんだけど、約1名泣き叫ぶ子供が…^^;)。

今年、生誕55年を迎えるミッフィー。
童顔にみえるけど、実はアルフィーのメンバーの1こ下だ(笑)。
その55回目のお誕生日を記念しての今回の展示では
日本初公開のものも含めて、約200点の原画や下絵を一挙公開。

一番最初のコーナーでは
ミッフィーの生みの親であるディック・ブルーナ氏が
ミッフィーを手掛ける前の、ポスターなどの作品が展示されている。

アタシ、知らなかったんだけど
ディック・ブルーナ/DICK Brunaブラックベア/BLACK BEARLサイズ(クマ/ぬいぐるみ)

このブラックベアってディック・ブルーナのキャラクターだったんだね。

第3コーナーから、いよいよミッフィーの原画展示。

初期('60年代)の原画は一枚の画用紙の上に、
黒で描かれた輪郭線の中にカラフルな彩色が施されている。
使用している画用紙は、結構表面がボコボコしていてるんだけど
もう見事としか言いようがないくらいムラなく均一に
背景やミッフィーのお洋服が彩色されている。

ブルーナ氏の作品はすべてこんな風にして描かれているんだろうなぁ…
なんて思っていたら、
'70年代には輪郭線のみを黒いポスターカラーで描き
その原画を透明フィルムに焼き付けて
別の用紙に背景を彩色するという手法に変化。

更に'80年代の『うさこちゃんとじてんしゃ』では
トレーシングペーパーにスケッチを描いた後
そのスケッチに沿ってポスターカラーで原画を描き
最終的な印刷原稿は色紙を切り貼りして製作…

という風に、製作過程も少しずつ変化しているのに驚いた。
本屋さんに並んだ絵本を見ただけでは、この変化はわからないよねぇ。


一見無表情に見えるミッフィーだけど
ブルーナ氏は、微妙な目の位置の違いなどで
「ちょっとしあわせ」な感じを表現することに執心する。
嬉しい感じを、安易にこういう線↓で表現しないのはスゴイと思った。
             ⌒ ⌒

最後のコーナーは、国内外のクリエーター達から寄せられた
ミッフィーへのバースデーカードの展示。
さくらももこや、安野光雅、梅佳代、嘉門達夫、堀北真希、
エリック・カール、佐藤可士和、しりあがり寿、藤城清治などなど
それぞれの個性とミッフィーがコラボした
楽しいバースデーカードが飾られていた。

そして・・・

展示会場を出ると、そこはお馴染みキョーフの物販コーナー(爆)。

置く場所がないから、あるいは値段が高いから…
という理由で普段は滅多に買うことのない図録だけど
今回はもう!、迷わず購入。

55_miffy_2.jpg
お…重い…。
筋トレにも利用できそうな、このボリューム(^^;。

画用紙に描かれた原画を見ながら
「この画用紙のテクスチャは、
 こうして実物を観ないとわからないよなぁ…
 こういうところに《実物を観る》ことの大切さがあるんだよねぇ」
と思っていたのだけど
この図録は、その画用紙の質感までもかなり忠実に再現。
もちろん原画に使用されたのと同じ用紙を使っているわけではないのだけど
その質感が伝わってくるような撮影・印刷技術なのである。

トレーシングペーパーで描かれたスケッチも
やはり厚手のトレーシングペーパーの様な紙に印刷されていて
ちょっとした「出来のいいレプリカ」という感じ。

この図録のデザインを手掛けたのは、
ゲゲゲ展のグッズも手掛けた祖父江慎氏。
いやー、いい仕事しますなぁ!!!(笑)。

カラフルなページをパラパラと眺めているだけで
なんだかシアワセな気分になれるし、
¥2,400だけど、このボリュームとクオリティなら
むしろ良心的といえるかも。



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『ゴーゴー ミッフィー展』は、そごう美術館(そごう横浜店6階)にて
10月11日ま(月・祝)まで開催中。
公式サイトは↓コチラ
http://www.asahi.com/event/miffy/

ミッフィーの公式サイトもかな〜りカワイイ。
http://www.miffy.com/

もう1枚招待券あるし、も一回行っちゃおうかな(^o^;。


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《オマケ》
我が家で最古のミッフィーグッズ。
多分35年くらい前に買ってもらったと思われる便箋。
miffy_goods_1.jpg

最後の一枚がもったいなくて使えずに取ってある(笑)。
miffy_goods_2.jpg
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コメント 8

なおち

やっぱり良いですねえ~。ミッフィーは(^^)
徳島にもそごうはあるので、回ってきてくれないかなあ(^0^)
泣き叫ぶ子供は、きっと親御さんがミッフィーを見せたくて
連れてこられちゃって、本人は嫌だったんでしょうねえ(^^;)

重そうだけど、図録良いですね。55年の重みですね(^^;)

>多分35年くらい前に買ってもらったと思われる便箋。
コレ、私も持ってましたよ(^^)b私は使い切ってしまいましたが、
この表紙のデザインを覚えています(^^)
by なおち (2010-10-01 12:30) 

RAY

図録スゲェ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!
って思ったらなんて良心的なお値段!これはほすぃ・・・。

ミッフィー展は地元でやると必ず見に行くんですが
実は肝心の絵本を持っていなかったりします(;´∀`)
全国巡回して欲しいけど、こっちにそごうがなかったり。。。


by RAY (2010-10-01 18:03) 

梅屋千年堂

>なおちさん
ミッフィー展、徳島での開催はないけれど、
来年1〜4月の間に香川を巡回するようですよ(^_^)。

泣き叫んでいた子供は、
「さらわらないでね」と書いてあったミッフィーのお人形に触ってしまい
お母さんにこっぴどく叱られて泣いていたのでした(^o^;。
まぁこのようにルールを守れなかった子供を
きちんと叱るお母さんは実に頼もしいですけどね。

なおちさんもこの便箋、お持ちでしたか!。
土偶、いえ奇遇ですね〜。
どうしても欲しくて、親にねだった記憶が残ってます。
小学校低学年にしては、罫線の幅が細すぎなんですけどね(^^;ゞ。




>RAYさん
いいでしょー、図録。
新潟ではないですが、12月から1月にかけて
松本氏美術館を巡回するようですよ。
いかがですか、一発愛車をブッ飛ばしてみては( ̄ー ̄)。

by 梅屋千年堂 (2010-10-01 21:52) 

汐琉

いいなー、ミッフィー展。

「うさこちゃん」と「ミッフィー」とだと、
なぜか「ミッフィー」のほうが慣れている私。
原語だと「ナインチェ」というのは、娘っ子が生まれた頃に
何かで知ったような気がします。

便箋。
私も持ってましたよー。
使い切った記憶はないので、もしかしたら実家のどこかに
まだしまいこまれているかもしれません。

by 汐琉 (2010-10-02 13:30) 

る

こんにちは、ミッフィーの線っていいですよね^^。
 
絵本ではほかにノンタンというキャラクターの線画が私
は印象に残ってます。「ノンタンのたんじょうび」とか
読むと楽しかったです。

 カロリーヌシリーズも小さい頃大好きだったのですが。。
そこに出てくる動物が非常にキュート^-^。なのですが
もしやご存じですか。
by る (2010-10-02 21:08) 

梅屋千年堂

>汐琉さん
来年の5月、あるいは7〜8月に大阪や広島を巡回するようですよ。
まだまだ先ですが、その時にお嬢さんと訪れてみては如何でしょうか。

そうそう、オランダ語だとナインチェなんですよね。
ミッフィーってのはイギリスで翻訳された時の名前だとか。
アタシもどっちかというと「うさこちゃん」より「ミッフィー」かな。
なぜだかわかりませんが(^^;。

そして汐琉さんも、この便箋を?!。
えぇ〜?!どんだけベストセラーだったんでしょうか!
(って、3人だけで勝手にベストセラーにしてますが^^;)。




>るさん
(もしかして次記事にもコメントをいただいている「るー」さんでしょうか?)

ノンタンシリーズは知ってますよ〜(読んではいませんが^^;)。
カロリーヌシリーズは知りませんでした。
が…またググりました(笑)。
こちらはなかなか異国の香りが漂う挿絵ですね。

アタシは、ネコの『ムスティ』も大好きでした。
ムスティはブルーナの作品だと思い込んでいたのですが
実はそうではなかったということをつい最近知りまして
軽く衝撃を受けております(^^;ゞ。

by 梅屋千年堂 (2010-10-02 23:27) 

るー

 こんにちは、るは、るーでした^^。
わたしはムスティは知りませんでしたが可愛いですね。
カロリーヌはストーリーもユーモラスで楽しいです。
小さい頃大好きであまリに満足してたので、シリーズを
揃えていませんでした^^。持つていたのは「カロリーヌ海に行く」
と月へいく。どこかに行くのが多いです。月へいくではロケットで
月へ行って、木を植えたり、動物が偽宇宙人になって仲間を驚かせたり
面白いです。。^^。
 海へ行く本ではフランスへのバカンス気分を味わえます、そして何といっ
ても、犬や猫のイラストのカワイラシサには私は驚愕。。でした^-^。
 つい力入れてコメントしてしまいました^^。
by るー (2010-10-03 21:33) 

梅屋千年堂

>るーさん
カロリーヌはシリーズが多くて、
揃えるとなったら大変そうですね(^^;。

子供の頃に愛読していた本って
突然ふと読んでみなくなることがありますよね。
時々物置をひっくり返して
いろいろ探したい衝動にかられます(笑)。

by 梅屋千年堂 (2010-10-03 23:13) 

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