SSブログ

スウィンギン・ロンドン 50’s―60’s [EXHIBITION]

会期が終了してしまう前に…

観ておかねば〜ということで、
北浦和の埼玉県立近代美術館へ行ってきた。

『スウィンギン・ロンドン 50’s―60’s
 ミニスカート・ロック・ベスパ ―狂騒のポップカルチャー』

という名前の展覧会。
SL50-60.jpg

1950〜60年代のロンドンで生まれた新しい都市文化について
ファッションやインダストリアルデザイン、音楽などを通して
検証してみよう、というのがその主旨らしい。

1982年に設立されたという埼玉県立近代美術館。
momas.jpg
カッコイイ建物だなと思っていたら、建築家・黒川紀章の設計だそうだ。

展示されているのは、1950〜60年代に生産・製造され流行した
車であったり洋服であったり原付バイクであったり家電であったり。
展示品を見る限り、主に60年代後半のものが多いようだ。
自分が生まれるか生まれないかくらいの時期のものなので
懐かしい〜!という感じはないのだけど
どれもこれもデザインが小洒落ていてステキ。
古いポータブルラジオなんて、今これと同じデザインで
MP3プレイヤーなんて出したらちょっと人気が出そうな感じだ。

当時の製品を今こうやって見てみると
ノスタルジックでアナログなデザインが可愛く思えたり
オシャレに見えたりするのだけど
当時の人々はこうした製品に近未来的なものを感じて
ワクワクしたりしていたんだろうなぁ。


当時の音楽にまつわる展示品も豊富で、
ESP学園所蔵の1954年製のフェンダー・テレキャスターや
ストラトキャスター、1959年製のギブゾン・レスポール・スタンダード、
1960年製のリッケンバッカー、
ヤマハ所蔵のマーシャルアンプのリイシューもの
なども展示されている。

1959年製のレスポール・スタンダードなんかは
王子が所有してるものの方が格段に状態が良いように思えた。
やっぱりこういうものっていうのは
ヴィンテージだからと大事大事に保管しておくよりも
しょっちゅう使いながら手入れをしていた方が
見た目も音も輝きを増していくのかも。

更に、この展覧会での目玉展示は
なんと言ってもジミー・ペイジ所蔵のステージ衣装や楽器である。
…と、書いておきながら
行ってみるまでアタシはそのことを知らなかったのだが(^o^;。

これらはもちろん本人が使用していたもの。
ギターに関しては残念ながら(?)
最近作られたシグネチャーモデルだったりクローンモデルだったりで、
当時からずーっと使っているものじゃないものも多いけど
ダンエレクトロ3011や、VOXファントム12弦ギターなどは
どうやら当時本人が使っていたホンモノらしい。

本人が当時着ていた衣装も、まさにホンモノ。
既に40年以上経過しているので、確かにヨレヨレしてしまっているが(^^;
この衣装の中に、かのジミー・ペイジ氏が収まっていた(笑)のかと思うと
なんだか不思議な感じだった。
ペイジ氏もこんな昔の衣装をよく取っておいたよな〜(^^;。
お気に入りの衣装だったのかな。

1969年頃のものだという、デニム風の生地で作られた
ピンクのスーツがあったのだけど
このスーツのジャケットの左襟の部分に
長さ3cmほどの丁寧な修繕の跡が残っている。
これはきっとギターのストラップのパーツか何かが
襟に引っ掛かって切れちゃったに違いない!などと勝手に妄想(笑)。


こぢんまりとした展覧会だけど
出展作品数としては多からず少なからずちょうどいい感じ。
終わってしまう前に観ておいてヨカッタ。




--------------------------------------------------------------------
『スウィンギン・ロンドン 50’s―60’s
 ミニスカート・ロック・ベスパ ―狂騒のポップカルチャー』

埼玉県立近代美術館にて、9月12日(日)まで開催。
詳しくはコチラ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0